< 予防に努めて >

毎年学級閉鎖が出てしまいますが、今年は感染の具合が少なくて済んでいます。

これ以上広がらないように、出来ることを決めました。

土日を挟みますが各登園地域での感染も考えられるのでちゅうりっぷさんは平日2日間もお休みを取って、

クラス内の収束を期待します。

誕生会後の土日が発表会なので、当日発熱する可能性を極力抑えるため延期しました。

インフルエンザは空気が乾燥し、気温が下がるとウィルスが活発になるので、どうしても冬場の感染が多くなります。

実際昨年12月の速いうちから近隣の小中学校では学級閉鎖がありました。

大きな行事をいつの次期にしても完全に避けることは出来ません。

日々の状況をよく判断し、出来ることをやるしかなさそうです。

皆様も予防に努めてください。

明日は幼稚園協会の研究発表大会があります。

市内の幼稚園の先生方が集い各ブッロク毎の研究成果を発表します。

今回私は緑区の研修として1年半ビオトープ作りについて講師を務めてきました。

私もまとめ役で登壇しなければなりません。

風邪を引かないようにしなければ!

< オオタカがキタ━(゚∀゚)━!――― >

小鳥たちが一斉に金切り声を上げ散り散りに潅木の中へ入る。

地鳴きをしていたウグイスも地面スレスレまで低く降りて藪に紛れる。

オオタカだ。曇り空のどんよりした空気に緊張が走る。

シルエットがカラスと違う。羽が厚く尾羽が長い。

止まった!葉を落とした樫の木に止まったはずだが見つけられない。

うーーーん、どこだ。再び小鳥たちが悲鳴を上げる。

「まだ居るぞー。気をつけろ。」と言っているのだろう。

仲間同士群れを作る理由のひとつは誰かが危険をいち早く察知できるから。

普段とはまったく違う鳴き方でお互いに注意をし合う。

居た。枝から枝へ数メートル横へ映った瞬間、鋭い目つきに胸の横斑がはっきり見えた。

細い枝先にゆらゆら止まり、辺りを見渡す。そして杉の木の樹冠に陣取り大きく息をしたように見えた。

都市近郊で暮らす野鳥たちの頂点に立つオオタカ。生態系のトップに位置付き環境保護の指標生物にもなっている。

主に小鳥を主食としている彼に命を狙われないように毎日必死で生きている小鳥たち。

流石にオオタカは強そうで貫禄がある。オオタカも2,3日に1回の狩りの成功率で懸命に生きている。

冬は葉が落ち、林の中の見通しが効くので小鳥たちは特に注意が必要だ。

辺は静まり一時が過ぎた頃、再び小鳥たちの警戒音が一斉に響く。

同時に杉の木のオオタカは流れるように飛び立ち風に乗って市街地へ移動した。

その間羽ばたいた回数はほんの3回だけ。

幅の広い厚い翼は瞬時に風を捉え、省エネ飛翔で超距離を移動するタカ類の特技である。

オオタカを見送り一番に姿を現したのはヤマガラだ。

ヤマガラはとても愛嬌のある鳥で、人のすぐ近くまで寄ってくる。

「ニーニーニーニー」と冬場の鳴き方で他の鳥たちにも危険が去ったことを伝えているのだろうか・・・・。

小鳥たちの日常が戻った。

また食べ物を探してちょこちょこと周辺を動き回る。

食べ物が少ない冬を、今年もしっかり乗り切れるだろうか。

もうすぐ雨が降ってくる。

< 体を動かそう >

冬休みは野外であまり体を動かさない?

寒さのせいもあり、走り回る場所も無く、春夏秋に比べるとやはり体が縮じこまっているようです。

家の中で温かくしていた体が久しぶりに幼稚園に来て冷気の中、頭は動いても足がついて行かず、自分の足が縺れて廊下で転んでいるお友達を3人も見ました。

おっとっと、という状態でした。反射神経も敏捷性もまだ眠っているかもしれません。

この3連休は徐々に外気に体を慣らし、隅々まで通ってるはずの神経と血流を呼び起こしましょう。

明日は新年最初の一般開放もあります。

どうぞご家族で体を動かしに来てください。

早起きが得意な方は、お山で鳥を見ましょう。冬にしか見られない鳥たちに会えるかもしれません。

生きもの観察会は午前8時30分から10時までやっています。

その後はお山には行けません。

集中して人が立ち入った時は、1回その場を生きものたちに返します。

よって通常の一般開放時は随時開放していますが、生きもの観察会の日はこの時間帯でおしまいです。

でも朝だけにしか味わえない自然に出会えますよ。

明日は生きものが少ないので冬場の環境保全作業を手伝ってもらおうかと考えています。

軍手や手袋を持って来てください。生きもの環境は維持管理が重要です。

(いらっしゃる方はね^^;)

では連休も感染症に注意して、体を呼び覚ましておいてください。

 

< 新年は酉(鳥)年 >

お正月をいかがお過ごしですか?

まあ暖かいお正月ですね。日中は上着がいりません。

久しぶりに自転車にの乗って近くの神社へお参りに行きましたが、暑くて汗をかきました。

今年最初の運動になりました。

そして酉年なので鳥のご紹介!今年は野鳥たちに優しく、そしてこれからもずっと友達になれるようにお近づきください。

上から、

アトリ・オオモズ、ミコアイサ、タンチョウ、ジョウビタキ、ツグミ、キジバトです。

国の天然記念物から幼稚園のお山でもいつも見られる鳥まで、全部仲間。

よろしくお願いします。

< キリンよ、お前もか >

クロサイもライオンもそしてアフリカを代表するキリンさん、あなたも絶滅が危惧される仲間に入ってしまったのね。

原因はまた同じです。

人による生息地破壊と乱獲。食料となっているのです。

全ての絶滅危惧種の主因が私たち人間活動。私たちの存在自体が多くの野生動物を死に追いやっているという事実。

悲しく、無情で辛い現実です。

雄大なアフリカの大地をゆっくりと歩くキリンの、優美で勇ましい姿を思い出してください。

私は27年前、どうしても野生動物が見たくてケニアとタンザニアを旅しました。

その時サバンナの草原をあの独特なリズムで歩くキリンも目にしました。

感動以外何もありませんでした。

遠くキリマンジェロの山並みを背景に、動物たちはどの種も輝いていたのです。

もうキリンを食べなくても食料は他にあるでしょう。

ましてやその骨髄をエイズ治療の最新薬に利用するようになり、密猟も横行しています。

やはり人を食料とするティラノザウルスの様な動物がいてくれれば、人間も余計なことを考えず最小限の糧で生きていたかもしれません。

DNAがほんの1%違っただけで、私たちヒトには他の動物にない脳が備わりました。

その為に良くも悪くも現在の地球生態系の不均衡と破壊をもたらしています。

これから私たちはよっぽど自制しなければ益々地球上の貴重な生物を失うことになります。

キリンのために何をしましょう、キリンのために何が出来ますか!

物言わぬ動物たちのために、

私は世界中の動物たちの保護や密猟者の取り締まりを最前線で実施している環境保護団体を応援しています。

地道な資金提供が、アムールトラの保護と生息地の拡大、周辺地域に暮らす人々の意識を変え、

結果として生息数を増やすことにつながっています。

ヤンバルクイナにも、カンムリウミスズメにも、ユキヒョウにも、ツキノワグマやホッキョククマにもです。

キリンがいつまでも美しい野生動物としてサバンナの地を歩けるように祈るばかりです。

胃腸炎の感染症が広がっています。国も予防を促しています。

週末のお出かけには注意してください。

< キツツキ巣穴掘り >

先週の土曜日は今年最後の生きもの観察会でしたが、あまり生きものが見られない中、

土の中に眠っている我の蛹で話を盛り上げようと思ったら、

なんと日本で見られる最小のキツツキ「コゲラ」がすぐ頭上の朽ちた幹に必死で穴を掘っているところを発見!

チャンスを逃がさないのがネイチャーゲームリーダーとしても鉄則。

我の話は放っておいて、すぐさまコゲラの話で大盛り上がり!!!

特に保護者の方々が大感激だったようで、こちらまで嬉しく成りました。

お山にコゲラは毎日のように現れますが、

塒用の穴を掘っている真っ最中を見られるのはそうそうありません。

キツツキの生態の話をしながら15分は掘り続けたでしょうか!!!

だから自然観察は辞められない。いつも同じように見ている者だけに、生きものたちはその神秘の姿を見せてくれるからです。

出会えるか、出会えないかはその時の運次第ですが、回数を重ねるに連れ、自然は答えてくれるのです。

1年の最後の年にとっておきのご褒美をもらいましたね。

 

 

 

 

 

 

コゲラです。(キツツキ科)

< 48年、感謝です >

明日は創立48年の開園記念日です。

今回は長津田地域で行われる音楽祭(長津田音祭り)に参加することにしました。

丁度開園記念日当日が音楽祭であったこともあり、これも一つの記念になるかな!と思っています。

そして今日は生きもの観察会に卒園児の男の子が素敵な、素敵な手作りの盾を持ってきてくれました。

何でもお山で拾ったどんぐりを冷凍保存して取って置き、それを額縁のまわりに飾ってくれました。

なんとも嬉しい心にしみる贈り物です。

ありがとう、Y君。とても嬉しいです。大事にするよ。会えて良かったです。

まだまだ頑張らなければいけませんね。

これからもながつた幼稚園は子どもたちの好奇心を応援します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

< それはカメムシです・・・ >

「園長先生、これなあに?この葉っぱに隠れてるの・・・・」

「どれどれ・・・・」

「ああ、これはね、カメムシです。」

「カメムシ???キャー、臭いーーーー」

「ううん、大丈夫。そっとしておけば臭くないよ」

「へーーー、臭くないんだ???」

「そのまま落ち葉に包んで、見つけた場所へ返してね」

「うんうん、わかった。」

「じゃあね」

と目をクリクリさせてカメムシを持ってきた年中女子2名。

結局うんうんとうなずきながら急いで葉っぱを戻しに行きました。

カメムシは多くが成虫越冬です。

そこここにそっと隠れて冬をやり過ごします。

すぐには臭くありませんから、そっとしておいてください。

種類によって匂いが違うことをご存知ですか!

生きもの観察会ではそんなカメムシの匂いの違いも体験してもらっています。

< 美味しいね、嬉しいね >

文科省が定めるところの幼稚園教育要領を読み返す必要があり、「環境」の項目に目を通していたら、

自然環境とのかかわりは従来から強調されているが、とあった。

さあ、どれだけの幼稚園でこの項目をとらえて活動に結びつけているだろうか?

実は大変難しいところなのだ。自然を相手にする時、その考え方と知見を知った上で、幼稚園活動に組み込ませるノウハウが一番ネックである。

現在幼稚園協会の緑支部での研修で、ビオトープを主にした講師をやっているが、

参加している他園の先生方も、自身の自然体験が乏しく、彼女たちの園では取り入れられていない。

そのくらい随分前から幼い頃からの自然体験が少なくなっている。

今日の焼き芋大会ではそんな自然の恵みと産物を食するという具体的な活動に結びつけた体験だ。

それはそれは先生方は火の管理も含めとても大変なのだが、

こういった経験が教育要領が目指すところの自然環境とのかかわりだとすると、

こんな活動ができるのも、フリーのそして男性先生の存在の多さがながつた幼稚園の強みであり、彼らに助けられている。

幼稚園を選ぶ時、このような具体的な貴重な体験活動があるのか、無いのかにも着目してほしい。

美味しいね、嬉しいね!まさに焼けたお芋を二つに割った時の子どもたちの笑顔が、そしてこの時の記憶が、

この子たちの健やかな育ちに、そして自然環境との出会いにつながって欲しいと切に望む。

< またまた観測史上初!? >

11月の都心部での積雪は観測史上初めて!というテロップが踊っている。

夏の暑さに初めて、冬の降雪に初めて、とまあ次々と初めてのデータが観測されてしまう。

日本は元々南北に細長い国。緯度の差による気温の違いには目を見張るものがあるが、

今日の様ないきなりの寒さと降雪はやはり生活に、仕事に支障を来たす。

子どもたちには積もったようなあるいは溶けたような雪をかき集め、小さな雪玉を作るなど、やはり楽しい冬のアイテムの一つとなった。

しかしこちらは降り方次第でバスの運行を止める必要が出てくるし、園舎周りの雪かきも必須で、

嬉しいことはあまりない。

ドカッと降ればそれなりに覚悟も出来、思い切り雪を楽しむシフトにも成れるところだが・・・・・^^;

これも地球の気候変動に伴う異常気象の一つかもしれない。

大国の次期大統領は地球温暖化はデマカセだ!なんて言っているが、

自国でも大きな自然災害(ハリケーン・山火事・洪水などなど)も起きているし、少なからず原因の一端は地球環境の変動が考えられる。

これから先まだまだ史上初!という記録が出てくるかもしれない。

人々も日常の変化を異常と捉え、個々が出来る対策を考えよう。

世界中で地球を大切にすれば、地球は元の豊かさを回復するかもしれない。

自然環境はもらいが実は強いはずだ。

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