< 暑中お見舞い、赤イトトンボ >

毎日暑いですね。玄関ツバメ3羽が無事に巣立ってほっとしているところ、

グラウンド側の卵の内4羽が孵化したようで頭が4つ確認できます。

こちらもどんどん大きくなって巣立ちを済ませないと、海を渡れないぞーーーーー^^;

そん中、池の掃除をしてみました。

草がどんどん繁茂するこの時期は、水深も気をつけなければいけません。

植物の生命力は底知れぬので、ちょっと油断していると池は干上がってしまいます。この暑さだし。

皆様は涼しくお過ごしでしょうか?毎日の暑さ、お見舞い申し上げます。どうぞご自愛下さい。

そして掃除中ツーツーツーツーと飛んで、産卵の準備に入っていたのがベニイトトンボ!

この垂直だちがオスの産卵の準備。メスの首元をがっちり掴んで離さぬようにしています。

このままオスは飛ぶんだからすごい腹筋。トンボのオスは腹部の末端(尾部)がメスを掴む接続器になっていて、この部分でメスを捕まえ交尾します。

実はずっと移入種のリュウキュウベニイトトンボと思っていましたが、よくよく調べてみると、絶滅危惧Ⅰ類であるベニイトトンボと識別します。オスの複眼が朱赤色で、メスの尾部背面に黒色斑がありません。

これはベニイトトンボでよろしいのではないでしょうか!!!

専門家に見てもらいましょう。

土手にはキツネノカミソリ(ヒガンバナ科)が咲き、道にはアブラゼミの肩羽が落ちていました。

昨日はツクツクボウシの声も聞きました。

立秋を前に、秋はひっそり近づいています。

 

< 見つけたよ、親子 >

玄関のツバメがもうすぐ巣立ちです。

そして山ではコジュケイという野鳥の親子が散歩をしています。

今年のヒナは1羽だけ。悲しいかな、他の多くが野猫や蛇にやられてしまったのでしょう。

卵は通常10個くらい生むので、残念です。でも毎年幼稚園の山で繁殖しています。

親子の暮らしが私たちの住む街のすぐ近くにありました。

左が雛、中央♀、右♂ 親子のコジュケイ

夜、5羽で眠るツバメの親子。両側に両親が顔を巣に埋めて眠ります。

ツバメの飛ぶ姿をじっくり見たことがありますか?

なんと優雅に華麗に、そしてシャープに飛ぶのでしょう!

数羽が白い雲の間を流れるように飛ぶ姿は、何度見ても、何十分見ていても飽きません。

こうやって毎年太平洋を越えてくるのか・・・・・・と思うと、人の力ではどうにも計り知れない野生動物たちの神秘と驚異を感じずにはいられません。

いつかツバメになってみたいと思う夏です。

 

< 海の日ウミウシ >

本日は海の日!ということで海(磯)へ行ってまいりました。

昨年も幼稚園の先生方を連れて訪れた、横須賀荒崎の新宿(シンジュク)の磯です。

4家族が参加し、たくさんの生きものを見つけました。

ウミウシ!ご存知でしょうか?海の宝石と言われるほど、種ごとに多様な色と模様、そして形には驚かされます。

わずか5ミリほどの大きさの物もいて、これも生きている(動物)と思うと不思議です。

岩につく海藻やカイメンという同じ動物を食べます。

磯には磯の生きものがいて、この場所も貴重なビオトープ環境。

年々見られるウミウシが減っていると言います。

ここも環境が変化しているのでしょうか?温暖化の影響で見られる種類が違って来ている、と10数年この磯を観察しているリーダーさんが言います。

そんな中、魚類も含めいろいろ発見、採取、観察、そしていた所へ戻すリリース(これ鉄則)と、楽しい海の日となりました。

来年も行くかもしれません。どうぞ皆様も2時間ほどの観察会へお越し下さい。

自分だけでは見つけられない素敵な生きものに出会えますよ!

< ツバメが戻らない >

グラウンド側に急ピッチで立派な巣を作り、

昨日の朝までに2つの卵を産んでいるのに親が戻らない。

もう昨日1日戻っていないので卵は絶望的だ。

一体何があったのか・・・・・。

野生動物の暮らしは何年見ていてもわからない事ばかりで、命の継続の難しさを痛感する。

< よろしければどうぞお出かけください >

急なお誘いですがもしご都合がつくようでしたら遊びにいらしてください。

私が所属する団体で磯遊びの活動を企画しています。

昨年は緑支部の幼稚園の先生方にも参加してもらいました。

ここで販売した拡大ケースを使って、磯の生きものを見るのには絶好の観察会です。

少し遠いですがもしご都合がつくようでしたら海の日に磯遊びしませんか!

私も参加します。ウミウシ、かわいいですよ!

ご希望の方は私へご一報ください。

 

< 命を見つめて >

今日は立派なクロアゲハの羽化が見られました。

失敗続きだったので世話をしているH先生もうれしかったでしょう。

写真は幼稚園日記に載るでしょうか?ご覧ください。

大きな黒い蝶が壁にじっとたたずむ様子は、子どもたちにとって初めての光景でした。

多くの子が生きているのかわからず、「これ本物?」と聞かれました。

小さな虫の命の誕生に心を寄せた朝となりました。

チョウチョにもカブトにも命があることを知りました。

明日は生きもの観察会もあります。早起きをしていらしてください。

< どんぐり育つ >

今日は夏至。北欧では民族衣装を着て白夜の夜を一晩中踊り明かすとか!

素敵!大体白夜って神秘的。オーロラなんて出たら倒れちゃう!ほどの自然環境に身を置いてみたいのですが、

じっくりと、ゆっくりと日陰のどんぐりたちは育っています。

少々日当たりが心配でしたが、ほとんどのお友達のどんぐりが発芽しました。

卒園児のお友達のどんぐりはいかがでしょうか?

シラカシ・アラカシはやっと今頃目を出してきました。

夏の間はどんどん葉を広げるはずです。

どうぞ時々目を掛けて水を与えてください。どんぐりにも愛情が一番です。卒園記念のお山の恵みです。

子供の成長と思い出を、共に身近に感じてください。

夏至と冬至は古くはギリシャ時代にも、インカ帝国にも刻まれている太陽と惑星の神秘。

人々は繰り返されるこの時の周りを上手に生活に生かしてきました。

全てはここから始まる日の光と植物の成り立ちをこれからも大事にしましょう。

どんぐり植樹でご質問があったら幼稚園へお電話ください。

現在ゆり組さんでおう吐下痢症状が出ています。

お休みも多くなって来ましたので引き続き手洗いを徹底しましょう。

< 今日の1枚 >

幼稚園の今年のツバメが散々な結末になってしまい、

なんとも悲しい日々ですが、昨日出かけた武山団地内には3つの巣が出来ていて、もうすぐ巣立ちのかわいいヒナたちが顔を並べていました。

少し元気になりました。

(園長会が武山南幼稚園であったのです)

土曜参観日に向けて、お山やお池の掃除も終えて、今日はこの1枚です。

いよいよトンボの季節です。大好きなトンボたちの輝く季節がやってきます。

羽が乾いたらさあ大空へ!

< ツバメ 襲われる >

心配していたツバメの巣がまたまたカラスに襲われてしまいました。

雛が顔を出すようになってから姿を見ていなかったので、新たに防御画用紙も付けたし、何とかなると思った矢先、

いきなり巣に突入し、内1羽の雛が連れていかれてしまいました。

後の3羽はかろうじて逃げて、警備さんに保護されました。

親鳥は茫然自失。電線に止まったきり、チュリともピチューとも鳴かず、ただただ起こった出来事を理解しようとしている様子。

悲しいです。力不足でした。残った3羽をなんとか巣立たせたいですが、急ごしらえの巣に戻してみたものの、

親は巣立ちを促し餌を運びません。この場所がもう危険と思い、離れたかったのでしょう。

しかしとてもとても電線までもまだ飛べません。蚊やハエの仲間を大量に食べてくれる益鳥を人が世話するのは至難の業です。

またその前に野生動物を人の手で育てるには県の許可が必要です。(鳥獣保護法)

心配です。

夕方ごろからやっと我が子を再び認知した親が餌を運び始めました。

何とかなるでしょうか?ここ数日が鍵です。

 

< 私の夏が来た >

私の夏が来た。

ようやく鳴き声を聞けた。

この5年間で一番遅い飛来だ。飛来を確認できて良かった、ホトトギス。

5月30日のこのページで私の夏のお話をした。

本日午前4時20分、彼は突然あの独特の鳴き声を上げながら自宅上空を飛んだ。

飛び起きた私は外へ出て姿を追ったが、林の中から聞こえはするその姿を見ぬまま、声が遠ざかって行く。

しかし私は満足だった。今年も間違いなくこの上空を飛び繁殖地へ向かう1羽を確認できたのだ。

私の夏が来た!いつもの声に夏を感じ、そして安堵した。

彼は飛び去った後1時間後にまた戻ってきてひと鳴きし、いよいよ高緯度を目指して飛び去った。

きっと私に挨拶してくれたのだろう、「僕はしっかり生きてるよ!」と。

高らかに響くその声は初夏の風を残して飛び去った。

ありがとう、ホトトギス。

ちなみに過去5年間の飛来日は以下の通り。今年は遅いのが分かる。

2011年 5月20日

2012年 5月29日

2013年 5月22日

2014年 5月17日

2015年 5月17日 去年はおまけにカッコーも5月14日に通過していった。

2016年 6月4日

 

こうして彼らは地球の周期を読んで何千キロも移動しているのである。

 

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