< 見ーつけた >

コロナ感染が長引き、オリンピック・パラリンピックが来月日本で開催される、

偶然とはいえ前代未聞の状態に置かれている日本です。不安定な日々を送らざるお得ない状態の日常ですが、

こんな時は、そんな事とは全く関係なく、自らの生態を脈々と続け、命を繋いでいる小さな生きものたちに癒されましょう。

最近お山周辺で撮影した可愛い方々です。

今日は満月です。雨雲の合間から真ん丸の月を見られるかもしれません。

心穏やかに週末を送りましょう。

さあ、どれだけ分かりましたか?

最後は池に咲くジュンサイの花です。

そうです、あのジュンサイです。お吸い物などで召し上がったことはありますか?

ほんのり甘味のある食べ物は、葉が開く前の若葉です。

ゼリー状の膜におおわれて、ツルツル・クニャクニャなジュンサイ。

高級料亭で懐石料理を召し上がると、きっとこの季節はコースに入っているでしょう。

一度お試しを!

 

< 良かったね、チャチャ! > 

今日は3年振りに予定通りに実施できた動物村でした。

昨年はコロナ禍で冬に見送り、一昨年もその前も雨天につき延期、という具合でした。

久し振りに天候を心配しないで迎えられらた動物たちは、みんな元気でわさわさしていました。

子どもたちにあちこち追い回されるウサギやハムスター、チャボやホロホロチョウを横目に、

ゆったりとゴロンとどんな子にも動じない犬のチャチャ。

雑種ですがとても可愛いお顔に、とことんおっとりした無抵抗なメスのチャチャ。

バンビの隣に陣取り、それはそれは子どもたちに「いい子、いい子」されて、

パンの耳を分けてもらって、今日は賑やかな歓迎を受けたけど、みんなに幸福を与えてくれました。

チャチャと動物たちに感謝です。

触ると温かい動物たち。機械じゃない生きている動物たち。

今日の動物はすべて飼育動物ですが、人間は多くの動物たちと暮らしていることを少しでも感じてもらいたいと思います。

毎年父母の会費から予算立てして下さることも大変有難いです。

この機会を大切にしたいですね。

SDGs宣言をした幼稚園としては、今後野生動物たちの存在も身近に感じられるような機会を作りたいと思います。

野生動物を救護している県下の団体や、絶滅危惧種である日本の固有種を救護し、野生復帰させている機関とも連携を取りたいと思います。

 

 

< 小満です > 

雨ですね。今日は湿度たっぷりで、子どもたちの額も汗でびっしょりでした。

田奈の田んぼにも水が入り、いよいよ梅雨でしょうか!

サギ類が多く飛んでいます。アオサギやコサギが幼稚園上空を何度も飛びました。

カルガモも。きっと子育てに忙しく、あちこちの水辺で食べ物を探しているのでしょう。

麦が熟して収穫する頃のことを「小満」といいます。

確かに金色に帆が輝く麦畑を見るようになりました。

生ビールを早く居酒屋さんで飲みたいです^^;

ある書籍によると、旬の野鳥は「シジュウカラ」とあります。

年間を通して私たちの周りに暮らす野鳥ですが、

現在お山の頂上に取り付けた巣箱で子育てをしています。

ヒナの声が中からチーチーと聞こえ、親鳥がひっきりなしに虫を運んでいます。

お母さんであるメスは、なんと尾羽の6枚が全部ないんです。

なんという事でしょう!!!

どうして無くなってしまったのか不明ですが、本来は長めの尾羽をヒクヒクして飛びますが、

丸っとしちゃってシジュウカラには見えない姿のお母さんなんです。

このメスの子育ての様子は、動画で配信しようと思いますが、

ハンディがあっても、みんな頑張っている小満です。

 

< もう梅雨入りなの・・・・ >

5月と聞けば、風が清々しく、空気が爽やかで緑が濃くなり、昆虫たちが美しく飛び回る頃ですが、

もう梅雨入りですか・・・・・。

困りますね!もちろん梅雨は日本列島にとっては大切な天候(気候)ですが、

今じゃないのです。ちゃんとその時期に梅雨入りしてもらわないと、昆虫の生態や植物(稲)の成育や、果実の実のりにも影響してくるのです。

要は決まった時期に、決まった天候でないと、動植物のシステムが狂ってしまいます。

これも地球温暖化の影響でしょう。温室効果ガスの負の連鎖となっているのでしょう。

困りました。今日も蒸し蒸しとして、爽やかな5月の気候は感じられません。

早い時期の梅雨入りが大雨をもたらさなければいいのですが・・・・。

 

アオダイショウのしょうちゃん3号が脱皮しました。

70センチの抜け殻は、代々のしょうちゃんの中で一番大きいです。

この夏に大人のヘビに変身するでしょうか?

また脱走しないでね!

 

< 見ーつけた >

見つけたのは、ウラギンシジミの幼虫!可愛いーーーーーー。

シジミチョウの幼虫です。

刺激を受けるとお尻の筒状突起から白いブラシ状の伸縮突起を出します。

アリと何らかの関係性を持ち、これが合図になっているようです。

毛虫やイモムシを見つけても、すぐに殺虫剤をかけないでくださいね。

危険な種類は限られており、どれも大事な仲間です。特に昆虫はね!

 

そして、そろそろひらひらとモンシロチョウと思わせる蛾が飛び始めました。

これは蝶ではなく、蛾です。日中に行動する蛾もいます。

キアシドクガと言いますが、毒はありません。毒も無いのにドクガと名付けてしまう、種名決定の残念なところです。

取り敢えず毒が無いので、安心してください。

この蛾の大量発生が数年続いていますが、数年で収まるのを待ちますので、薬剤は使わないでくださいね。

。ウラギンシジミ

この蝶の名前は、翅の裏側が銀色に輝いているからです。

表側は全く違ういろ。蝶の仲間はこのように翅の裏と表が違うのです。

 

< 愛鳥週間、始まっています >

九州鹿児島県では、「ブロンズトキ」という日本では観察例がほとんどない珍鳥飛来の報告で盛り上がっています。

春と秋は渡りの時期なので、ちょっと疲れたり、低気圧に流されたり、道?を間違えたり迷ったりする野鳥が、

時々日本国中を賑わせます。

なぜなら、海外へ出て行かないとみられない鳥も多いので、野鳥好きにはまだ見ぬ鳥に出会えることは心ときめくのです。

しかし私のお気に入りは、毎年帰って来るツバメといつも近くにいるシジュウカラ。

春の野鳥週間です。皆様も街かどで、公園で、お散歩途中にでも鳥の声に耳を傾け、

姿を探してみてください。野鳥は身近な野生動物です。自然環境の指標にもなります。

大切な仲間です。

< トンボ羽化1号、2号、3号、4号 >

雨上がりの本日早朝、4頭のクロスジギンヤンマが孵りました。

例年より1週間は早いです。

私の大好きなトンボたち。今年もたくさん飛び立ってくれることを願っていますが、

水質や池周辺の環境保全は、やさしくはありません。

小さな生きものの暮らす環境は、ちょっとしたことで壊れて行きますし、

ほんの小さな取り組みで、復活もします。

何よりもバランスが大切で、程よく全てが整っているこの地球環境と同様なんです。

クロスジギンヤンマはこれから観察会で何度も見られると思います。

早朝がいいですが、5月6月とこのあでやかな姿を見に来てください。

池の上をパトロールに来ますので。

ちなみにこの個体はメスですね。

こちらがオス。オスは青が素晴らしい斑を見せるのです。

この連休中も何頭か羽化するでしょう。

トンボのいる小さな池はこの地域にとっても大切です。

【 EARTH DAY 】

今日は「国際母なる地球デー」です。

世界中で、何か一つ地球にやさしい行いをしよう!という呼びかけが起きています。

さて、地球にやさしい行い、してますか?

海外では若者(10代、20代、30代)が活動の主な中心です。

日本でも学生を中心に活動しているグループがたくさん出ていますが、

今一つ自分の事として地球環境を考えていないのが日本の実態でしょう。

コロナ感染拡大と同じでしょうか?

この奇跡の星に生きるには、この星の法則に則って生活しなければならないところ、

人間だけがその法則を破って生きてきました。

他の命を絶滅に追い込み、法則の一部を破壊し、更なる経済成長を遂げようと突き進んでいます。

この緑の星を見つめて、一人一人が考えてみましょう。

今グラウンドで走り回る子どもたちの生命を支えるのは、30年後の同じこの星、地球です。

緑と虫の星、地球の事を考える1日にしてみてください。

モミジは春も大変美しい樹種です。この木の下では新鮮な酸素が満ち、深呼吸したら病気になる気はしません。

木の皮を削って巣材にするキアシナガバチ。

虫は植物に支えられ、植物の受粉を支えています。

< SDGs宣言 >

少子化の中、どうしたら園児を獲得できるか毎年苦慮しています。

でもながつた幼稚園は53年の歩みを変えず、

しかし新しい風も掴んで進みたいと思っています。

そこで幼稚園という組織をより一層区別化するために、

「SDGs宣言」として広報します。

今までの活動を国連が定める全世界的な目標に当てはめて、明確化しました。

この宣言の意味を教職員がいかに理解し、日々の保育に落とし込んでいくかが問われます。

この子たちが成長した2050年には温室効果ガス(二酸化炭素)の排出が0になっているかどうかは、

現在社会の第一線で活動する私たち大人に掛かっているのです。

火星や月にも行きたいけれど、地球にこのまま住み続けるために、一人一人が出来る、小さな選択をする取り組みです。

どうぞ皆様も各家庭で、そして属する社会の一角で、出来る選択を心掛けてください。

月探査機「かぐや」から撮った地球

明日の生きもの観察会は、ニホンアカガエルのオタマジャクシを黙々と数えます。

発声禁止です。コロナ禍でもありますし!!!

今日はお池にカルガモのペアがやって来ました。

外遊びが始まり、賑やかなちびっこが乱入したため、飛び立ってしまいました。

時々来てね、カルガモさん。

< 春の植物は >

つくし

つくしは胞子を飛ばして増えるんですよーーー。

こちらはモミジの花。見たことありますか?モミジだってちゃんと花を咲かせるんです。

春になぜ赤いのかは、まだ葉緑素を生成していないからです。

糖分であるアントシアニンしかないのです。まず糖分から芽吹くので、葉が赤い。

徐々にクロロフィルが光合成によって生成されて、緑色になっていきます。

ちなみに花がこれ!

こちらは不明なイチゴ?毎年池の土手にたくさん咲き、赤い小さなイチゴとなりますが、

未だに種名を特定していません。この種の草木が多いんですよ。

そしてこちらは株を毎年増やしている、ヒトリシズカ。

道端の小さなお花、カキドオシ。紫の斑点は、密のありかを虫に教える誘導灯の役目を持っているようです。

植物の戦略は何とも緻密で、大胆です。

小さなお花も懸命に命を繋いでいます。

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