< 見ーつけた >

見つけたのは、ウラギンシジミの幼虫!可愛いーーーーーー。

シジミチョウの幼虫です。

刺激を受けるとお尻の筒状突起から白いブラシ状の伸縮突起を出します。

アリと何らかの関係性を持ち、これが合図になっているようです。

毛虫やイモムシを見つけても、すぐに殺虫剤をかけないでくださいね。

危険な種類は限られており、どれも大事な仲間です。特に昆虫はね!

 

そして、そろそろひらひらとモンシロチョウと思わせる蛾が飛び始めました。

これは蝶ではなく、蛾です。日中に行動する蛾もいます。

キアシドクガと言いますが、毒はありません。毒も無いのにドクガと名付けてしまう、種名決定の残念なところです。

取り敢えず毒が無いので、安心してください。

この蛾の大量発生が数年続いていますが、数年で収まるのを待ちますので、薬剤は使わないでくださいね。

。ウラギンシジミ

この蝶の名前は、翅の裏側が銀色に輝いているからです。

表側は全く違ういろ。蝶の仲間はこのように翅の裏と表が違うのです。

 

< 愛鳥週間、始まっています >

九州鹿児島県では、「ブロンズトキ」という日本では観察例がほとんどない珍鳥飛来の報告で盛り上がっています。

春と秋は渡りの時期なので、ちょっと疲れたり、低気圧に流されたり、道?を間違えたり迷ったりする野鳥が、

時々日本国中を賑わせます。

なぜなら、海外へ出て行かないとみられない鳥も多いので、野鳥好きにはまだ見ぬ鳥に出会えることは心ときめくのです。

しかし私のお気に入りは、毎年帰って来るツバメといつも近くにいるシジュウカラ。

春の野鳥週間です。皆様も街かどで、公園で、お散歩途中にでも鳥の声に耳を傾け、

姿を探してみてください。野鳥は身近な野生動物です。自然環境の指標にもなります。

大切な仲間です。

< トンボ羽化1号、2号、3号、4号 >

雨上がりの本日早朝、4頭のクロスジギンヤンマが孵りました。

例年より1週間は早いです。

私の大好きなトンボたち。今年もたくさん飛び立ってくれることを願っていますが、

水質や池周辺の環境保全は、やさしくはありません。

小さな生きものの暮らす環境は、ちょっとしたことで壊れて行きますし、

ほんの小さな取り組みで、復活もします。

何よりもバランスが大切で、程よく全てが整っているこの地球環境と同様なんです。

クロスジギンヤンマはこれから観察会で何度も見られると思います。

早朝がいいですが、5月6月とこのあでやかな姿を見に来てください。

池の上をパトロールに来ますので。

ちなみにこの個体はメスですね。

こちらがオス。オスは青が素晴らしい斑を見せるのです。

この連休中も何頭か羽化するでしょう。

トンボのいる小さな池はこの地域にとっても大切です。

【 EARTH DAY 】

今日は「国際母なる地球デー」です。

世界中で、何か一つ地球にやさしい行いをしよう!という呼びかけが起きています。

さて、地球にやさしい行い、してますか?

海外では若者(10代、20代、30代)が活動の主な中心です。

日本でも学生を中心に活動しているグループがたくさん出ていますが、

今一つ自分の事として地球環境を考えていないのが日本の実態でしょう。

コロナ感染拡大と同じでしょうか?

この奇跡の星に生きるには、この星の法則に則って生活しなければならないところ、

人間だけがその法則を破って生きてきました。

他の命を絶滅に追い込み、法則の一部を破壊し、更なる経済成長を遂げようと突き進んでいます。

この緑の星を見つめて、一人一人が考えてみましょう。

今グラウンドで走り回る子どもたちの生命を支えるのは、30年後の同じこの星、地球です。

緑と虫の星、地球の事を考える1日にしてみてください。

モミジは春も大変美しい樹種です。この木の下では新鮮な酸素が満ち、深呼吸したら病気になる気はしません。

木の皮を削って巣材にするキアシナガバチ。

虫は植物に支えられ、植物の受粉を支えています。

< SDGs宣言 >

少子化の中、どうしたら園児を獲得できるか毎年苦慮しています。

でもながつた幼稚園は53年の歩みを変えず、

しかし新しい風も掴んで進みたいと思っています。

そこで幼稚園という組織をより一層区別化するために、

「SDGs宣言」として広報します。

今までの活動を国連が定める全世界的な目標に当てはめて、明確化しました。

この宣言の意味を教職員がいかに理解し、日々の保育に落とし込んでいくかが問われます。

この子たちが成長した2050年には温室効果ガス(二酸化炭素)の排出が0になっているかどうかは、

現在社会の第一線で活動する私たち大人に掛かっているのです。

火星や月にも行きたいけれど、地球にこのまま住み続けるために、一人一人が出来る、小さな選択をする取り組みです。

どうぞ皆様も各家庭で、そして属する社会の一角で、出来る選択を心掛けてください。

月探査機「かぐや」から撮った地球

明日の生きもの観察会は、ニホンアカガエルのオタマジャクシを黙々と数えます。

発声禁止です。コロナ禍でもありますし!!!

今日はお池にカルガモのペアがやって来ました。

外遊びが始まり、賑やかなちびっこが乱入したため、飛び立ってしまいました。

時々来てね、カルガモさん。

< 春の植物は >

つくし

つくしは胞子を飛ばして増えるんですよーーー。

こちらはモミジの花。見たことありますか?モミジだってちゃんと花を咲かせるんです。

春になぜ赤いのかは、まだ葉緑素を生成していないからです。

糖分であるアントシアニンしかないのです。まず糖分から芽吹くので、葉が赤い。

徐々にクロロフィルが光合成によって生成されて、緑色になっていきます。

ちなみに花がこれ!

こちらは不明なイチゴ?毎年池の土手にたくさん咲き、赤い小さなイチゴとなりますが、

未だに種名を特定していません。この種の草木が多いんですよ。

そしてこちらは株を毎年増やしている、ヒトリシズカ。

道端の小さなお花、カキドオシ。紫の斑点は、密のありかを虫に教える誘導灯の役目を持っているようです。

植物の戦略は何とも緻密で、大胆です。

小さなお花も懸命に命を繋いでいます。

< アカガエルもやって来た >

先週土曜日の前線が、アカガエルを目覚めさせました。

ニホンアカガエルが3つの卵を残していきました。

翌日も1つ見つかり、合計4個です。

生態系を構成する重要なカエルがまた1種出現しますね。

目出たいです。

まずはひな祭りに出現したヒキガエルの卵は、細胞分裂を繰り返した現在の姿。

ピントがずれていましたね^^;なんせ水中撮影だったので!

そしてこちらはアカガエルです。

< ひなまつり おめでとう >

今日は明かりをつけての女の子のお祭りです。

ひな祭り、おめでとう❣

昨今の時代、女の子のお祭りと称すると、どこからか異議を唱えられるのでしょうか?

ジェンダー問題は日本古来のお祭りにも引っかかるのか心配ですが、

女性が称えられることは世界中で共有されるでしょう。

安心してお祝いしましょう。

そして今日はもう一つ目出たい出来事がありました。

各地でヒキガエルの産卵が聞こえていましたので、「いつかな・・・・?」と心配していたところ、

昨晩、♀1匹を確認し、♂6匹に囲まれて、産卵態勢に入っていました。

今朝アズマヒキガエルの細長く、くねくねの卵塊を確認しました。

早速子どもたちに報告しました。

野生の生きものが生まれる環境を覚えていて欲しいですし、その環境の大切さを体感して欲しいです。

さあ、今年は私と一緒にオタマジャクシを数えてくれるお友達はいるでしょうか!

1匹のカエルが生む卵はいくつになるのか、毎年の統計を取ってみたいと思います。

持続可能な池環境を維持していくためにも、個体の出現数と卵塊数、そして平均した卵数から想定する生き残る数の見通しなど。

このお山の自然環境を支える大きなⅠ種であるカエルです。

大事な存在ですのでいつまでも生態が継続されるように保全したいと思います。

次にはアカガエルが産卵するはずです。

生きものの鼓動が聞こえる時期となりました。

< うぐいす 練習はじめ >

気が付けば2月も終わり、来週は3月です。

月日は巡り、次の催事がどんどん押し寄せてきます。

気が抜けない毎日ですが、裏山へ足を運べば聴こえてくる春の気配。

今日はウグイスが初鳴きの練習を始めていました。

鳴くのはオス。縄張りと、そこでのメスへのアピールでみなさんご存知のいい声を披露します。

でもこの声はいきなり出せるのではありません。

やはりそれなりの準備や練習が必要です。

その鳴き声練習を、今日はひっそりしていました。

ホーホケ

ホホホーケ

キョキョキョ

ホホホケキョ

声はまだ張らずに、くちばしの先で静かに歌います。

姿は見えない藪の中で、彼は準備を始めました。

もうすぐ少し開けた見通しの良い枝先に出て、思いきり喉を振るわせ自慢の声を響かせることでしょう。

その時はもう、それぞれが新しい門出を迎えているはずです。

春はもうすぐそこです。

< 春の足音 >

今日は風が強く、花粉も舞っているでしょうか?

日本海側ではおそらく暴風雨(暴風雪)なんでしょう。北国はまだまだ試練が続きます。

お山では春が芽吹き出しました。陽だまりは温かく、空気も緩やかです。

先日の雨は、植物にも動物にも眠りを覚ます合図になったと思います。

もうすぐ春がやって来ます。

お山のフキノトウと早くも花を咲かせた、ハルジオン!

このハルジオンは環境省の要注意外来生物に指定されていますので、

あまり歓迎されませんが、ちゃんと季節を感じて植物としての働きを開始したのです。

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