< お散歩など、どうですか >

全国規模で学校がお休みになっている日々。

臨時休園としているながつた幼稚園でも子どもたちはお家で退屈かもしれません。

でもそんな時、啓蟄を過ぎ今日は風も弱まり穏やかな日には、山野のお散歩はいかがでしょうか!

(花粉症の方には酷な話でしょうか?)

日差しは温かく、草木も生命の息吹を感じる頃です。

外へ出て普段は見過ごしてしまう道のあれこれを、じっくりと又はゆっくりと眺めながら歩いてみましょう。

動き出した小さな虫や、地上に咲くかわいい花びらを見つけられるかもしれません。

人の生活はコンクリートで囲まれていますが、

実は私たちは自然の中で生きていて、またその自然に生かされていることを、

こんな緊急事態の年度末に、再認識してみてはいかがでしょうか。

野外での、多くの人と関わらない活動は大丈夫の様です。

お家に帰る時は手洗いとうがいと消毒ですね。お水をたくさん飲んで、喉に付いたウィルスを胃へ流し込むことも有効だそうです。

(ある内科医の話)胃液は強烈ですから!

 

 

< ありがとうに乗せて >

ながつた幼稚園では未就園児をお持ちのお母さま方向けに、ゆっくりと寛ぎながら同じ子育てをする女性同士(又はお父さんでも構いません)、おしゃべりが出来る場、

そして子どもたちが遊べる環境を提供しています。(名称;HaHaネットカフェ)

そこではエコ活動の協力もお願いしていますが、

マグカップを持参してくれた方にオリジナル自由画帳をお渡ししたり、

年間60回開いているカフェの皆勤賞の方に「ありがとう」の思いを載せて、

そして環境保護に力を入れている地方の取り組みを紹介する意味でも、

記念品をお渡ししています。

この品物には大きな意味があり、それがとても重要です。

日本の自然を大切にする取り組み、そしてそこに生息する固有種や絶滅危惧種を守りたいという熱い思いから生まれたハンカチです。

このハンカチの工程がすごい。

まずはあの今治タオルの商標を付け、おまけにタオル生地の精製も苛性ソーダでなく植物由来の酵素を使い仕上げています。

手間と時間が掛かります。しかし自然環境にとことん優しく、地元の小さな作業所にも仕事を発注する仕組み。

身体障害を持つ方々も社会に参加して、自分の作った商品が売られていて、買ってくれる人がいる喜びを感じる流通の流れ。

この構造を奄美大島全体で進めている、そんな商品をお渡しするのです。

そこに暮らす生きものはもちろん、この商品が出来上がるまでの人々の思いをどうぞ知ってください。

金額はそこそこします。(950円、税抜き)ネットカフェ会員さんの半年会費を考えると大赤字ですが、

そこは私の生きもの愛と、自然環境保全愛、そしてこのような仕組みを作り、声なき声を社会へくみ上げ、生かす活動への賛辞を含めてお届けします。

洗っても、洗ってもふかふかですよ。

種類は6種類、アカヒゲ/オオトラツグミ/アマミノクロウサギ/アオウミガメ/ルリカケス/リュウキュウアカショウビンです。

今まで皆勤で遊びに来ている方は、どうぞ頑張って通ってくださいね。

奄美大島へはまだ行ったことがありませんが、島への憧れを込めて選択しました。

アオウミガメだけは種名のタグがありません。

これは紐類を結ぶことが困難な障害を持った方でも、商品づくりに参加できる工夫の一つだそうです。

素晴らしいじゃないですか!!!

みんながどこかで係わって、人の役に立っている実感を作り出しているのです。応援したいんです。

SDG‘s=SUSTAINABLE DEVELOPMENT

GOALSの略です。持続可能な開発計画は世界中が取り組む最重要課題です。

遠くの南の島でも取り組みが始まっているんです。

 

< 大変だ、大変だ、凍ってる! >

霜柱ってなあに?お池が固まっちゃったの?

ということで、この冬初めての氷に興奮する子どもたち。

でも良かったです。この冬の現象をもう見ることが出来なくなるかもしれない気候変動。

霜柱を見たことも無い、踏んだことも無い子どもたちが多くなるのでしょうか!

何とも淋しい事です。水は氷る、なぜ凍る?

幼い時にだれもが体験する、嫌出来るはずの自然体験がだんだんと無くなって行くということです。

でもながつた幼稚園には凍る池があり、霜柱が建つ地面がある。

こんな体験をどうしても残したいと思うのです。

この冬一番の寒さ(寒波)が入って良かったです。

寒いとはこういうこと、水って寒いと固まるっていうことを、肌を通して体感する。

私たち大人には当たり前のことが、子どもたちには実に不思議で新鮮な現象です。

冷凍庫の氷と池の氷は違うのです。

貴重な冬の現象も大事な自然体験の一つです。

 

< もうすぐ発表会 >

先週リハーサルを終え、子どもたちはそれぞれの役割を充分に感じているようです。

何度も何度も舞台に立ち、本番を楽しみに(年長さんは少々緊張しながら)待っているようです。

子どもたちの言動がとても大きく、躍動してきました。

当日をどうぞ楽しみにいらしてください。

しかし今年の冬は例年と全く違っています。

まず、インフルエンザは現在出ていません。ここ数年では初めての事です。

欠席している子はいますが、インフルエンザの反応は陰性のようです。

近隣の小学校でも小康状態のようですが、

とにかく寒かったり、今日はまた暑かったりを繰り返しているので体調管理には十分に気を付けましょう。

お山も例年と全く違う空気を醸し出しています。

まずは林内が潤っている事。この乾燥の時期に湿潤なお山の様子は何とも不思議!

なんだか草木は嬉しいやら、戸惑っているやら!!!まだ冬何なのか、もう春なのか・・・・。

寒い時期には寒い準備が必要で、それを越すことで春のスイッチが入りますが、

今にもカエルたちが出て来そうな温かさです。

はやり地球環境は明らかに狂っているようです。

ご存知のように南極は陸地ではなく、氷の塊が海に浮いている氷の島ですが、

その南極の一部が、600m下の海水と接する面からどんどん溶けているというのです。

一揆に溶けると相当な陸地が海面につかるとか???

真冬なのに強い低気圧が通過するのも、海面水温がちっとも下がらず熱いままだからでしょう。

お陰で大気が潤い、インフルエンザウィルスの蔓延を防いでいる効果も出ているのかもしれませんが・・・。

身近ではいい事でも、将来にとってはとても危険は現象が連続していることは確実です。

ひたひたと影響を及ぼしてくる地球変動に私たち人間はどのように適応し、知恵を出し合っていくのか・・・・。

これは幼児期の子どもたちから感じ取らなければいけない大問題です。

そこで来月から地球で起きている様々な問題について、絵本や紙芝居で子どもたちに伝えようと思います。

新型肺炎も心配ですし、多難な予感をさせる新年睦月です。

< コアラよ、生きてくれ >

オーストラリアで起きている大規模森林火災。

多くの報道で目にするコアラたちの痛々しさは、なんとも胸を締め付ける。

例年12月から森林火災は発生しているようだが、今年は昨年からずっと続く高温と乾燥で収まる様子が無いようだ。

既に焼失面積は北海道を超える約1千万haにも及ぶらしい。

なんということだ!!!

この面積にどれだけの野生動物が生息しているか、その北海道を思い起こせば容易に想像がつく。

既に数万匹のコアラが焼け死んだそうだ。

ぬいぐるみのような、実に平和で穏やかな生きものが、皮膚を真っ黒に焼かれて立ちすくんでいる。

何とかならないか・・・・、早く火が消えてくれればと、北半球にいる私は祈るしかない。

コアラよ、生きてくれ。

生命はどこかで繋がっていることを信じ、復活を待ちたいが、主食となるユーカリの木がこれだけ消失したら、

地球上で主食となる食べ物も同時に無くした彼らの未来はどうなるんだろう・・・・。

AAP通信配信の動物保護官が焼けただれたコアラを抱く写真は、これからの地球環境の危うさを暗示させる。

⁂インフルエンザ感染はゆり組とうめ組で出ています。(各一名)

< どうして今日なの・・・ >

ナミアゲハの春型のオスの蝶が羽化してしまいました。

本来は野外で越冬中のはずが、雨も降り外気温10℃に満たない今日、

宿命なのかはたまた室内に蛹が居ることに気が付かずにいた私たちの犯した人災なのか?

蛹スイッチが今日入ってしまったようです。

きれいに羽化が出来ましたが、飛ぶ力が弱く1m程飛ぶと直ぐ落ちてしまう状態でした。

野外には蜜もないし仲間もいない。

虫たちはその生態に合わせて地球環境とリンクしていますから、今の羽化は自殺行為となってしまいます。

結局三角紙(昆虫を採取した時使うパラフィン紙)に入れて冷凍保存しました。

貴重な標本になります。

生きものは生は死と繋がっていて、グラウンドの隅ではシベリアから越冬に来ているシロハラとい野鳥が死んでいたので埋葬押しました。

はるばる海を越えて命を保つために渡って来たはずが、飛来した地で命を落とすとわ・・・・・。

これが厳しい生きものたちの日常であり現実です。

命が続く奇跡と神秘を改めて思うのです。

1枚目は蛹がボケていてすみません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

< 今回も 「努力してますね賞」 でした >

先に懇談会等でお伝えしました、(公財)日本生態系協会が主催する、

全国学校・園庭ビオトープコンクール2019の審査結果が届きました。

今回も、「生態系協会賞」でした。残念、無念!

環境大臣賞を狙っていました。ホホホ!

まだまだ幼稚園活動の中へ自然環境を落とし込めていないかもしれません。

修行が足りないようです。

詳しくはトップページからリンクへ飛んでください。

期待してくださった方、ありがとうございました。

次回参加する時まで、また地道に続けます。

 

< 今年も会えたね >

白鳥と並び、街中の冬の使者のジョウビタキ。

今年もお山にやって来ました。

良かったね。「ヒッヒッヒッ」と通る声で鳴きますからちょっと気を付けてみましょう。

海を越えて冬を過ごしに来た野鳥です。暖かくなるまで身近に感じてくださいね。

銀色の頭にオレンジ色のお腹、羽には白い紋があるのがオス。

体全体が淡いモスグリーンでお腹はビロードのような滑らかさ。

尾羽はうっすらオレンジ色です。羽にはオスと同じように白い紋があります。

是非見つけてください。

< 今朝のお山 >

冷たい雨の一夜が明け、薄青い空がとてもきれいな日となった。

久し振りの秋の日である。

山の空気はしっとりと潤い、柔らかい。

喉を通る空気が優しく胸いっぱいに吸い込みたくなる。

小鳥たちもせわしなく鳴いている。秋の侵入者に警戒しているようだ。

大陸から渡って来るジョウビタキのメスが高い声で鳴く。

その姿は私の2番目のお気に入りだ。山の頂上ではモズが高鳴きを始めた。

小鳥たちはどちらの訪問者にも慌てている。

それでも朝の空気は穏やかで濡れた緑はまだまだ美しい。

ほんのり色づき目を引く葉もあるが、最後の緑を惜しみなく輝かせている。

地表には1年振りのもじょもじゃ、うにゃうにゃが出現している。

ハグロケバエの幼虫は毎年忍法を使い落ち葉の下を移動する。

今年もちょっといたずらして挨拶をしておいた。

こんな秋の日が好きだったと思う、八千草さん。

小さな生きものに視線を注いでくれ、それらが棲む自然の大切さを広く伝えてくれた。

幼稚園での出会いは2013年と2015年の2回。

このお山をとても素晴らしい、素敵な場所と誉めてくれた。

こんな自然で遊ぶことが出来る子どもたちは恵まれていると、その環境で過ごすことの大切さを説いてくれた。

そんな優しい人が逝ってしまった。

目で見て分かるもの、実際に何かが出来るようになることに人は心を向け、それが正しいとする世の中にあって、

私たちの生命を支えてくれている大きな懐に心を馳せる人は多くは無い。

どうしたら人々に伝わるか、何が子どもたちに影響を与えるか日々苦悩しながら私も38年同じ道を歩いてきたが、

行き詰まりも感じている。

そんな中、接点があった人の死に、気力が萎えた。

私の尊敬するあこがれの人、緒方貞子氏も逝ってしまった。

青く澄んだ空を見つめても答えを出してくれない。

気持ちを取り直して進むしかない。

落ち込んだ朝に子どもたちの声が響く。

これからどんぐり拾いで賑やかになる。

< 運動会が出来そうです >

平成2年に現在の園舎が竣工し、毎年グラウンドで運動会を行ってきました。

在園児が増え、グラウンドが手狭になって来たのを機に、運動会を2回に分けて行うことも数年続けました。

それでも保護者の方から学校を借りて欲しいとのご要望が強まり、長津田小学校を借りることになりました。

それから17年が経ちます。

たまたま小学校の校舎建て替えに伴い幼稚園のグラウンドへ運動会が戻って来ました。

園庭に準備された運動会の装いは大変懐かしく、幼稚園らしい賑わいが蘇りました。

いつも過ごすグラウンドで、思う存分練習した成果を発揮して欲しいです。

子どもたちは見てもらって、声を掛けてもらって、自分が頑張っていることを実感します。

保護者の方々はどうなるのかが想像がつかず、きっと不安がいっぱいなのでしょう。

開場時間などのご質問もや、1,000人近くの人たちで大混雑にならないかと、お問い合わせをいただきました。

そうですね、大勢の方がいらっしゃるので殺気立つかもしれません。

そこは皆様のご協力とご理解にお願いしたいところです。

お互い譲り合って、本来の主目的である子どもたちの運動会を穏やかに、楽しく観覧して欲しいと思います。

もちろん万全の準備をして開催致します。

使えるお部屋は全て開放して入っていただきます。

昨年の学校評価に、「生きもの抹茶館の意味が分からない」と書いてくださった方がいます。

年長さんの学校茶道のお稽古や、四季の生きものを観察する、またそこで見つけた生きものたちの成果物を展示するだけでなく、

運動会でも大活躍することになりました。幼稚園の施設として大いに役に立ちそうです。良かったです。

明日は慌てず、よく周囲を確認していただきながら、場所の確保や荷物の配置をしてください。

大丈夫です。場所はたくさんありますから、落ち着いていらしてください。

ん、お山でフクロウが鳴いている。

彼らは動き出す、日没後30分。久しぶりにフクロウがお山にやって来た。

明日はいい日になりそうです。

 

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