終業式を迎え、ホールに集合して冬休みのお話を聞きました。
きちんと整列でき、お話しが聞けることは素晴らしい事です。
ながつた幼稚園のお友達はけじめがついて、自分の行動をコントロールできるお友達です。
それが出来るのも多くの先生方が関わり、一人一人に配慮しながら共に進んでいけるように促しているからです。
そんな役割を担ってくれているのが補助教員の先生方。
今年度は年中組に一人の先生が就いてくれていますが、
クラスだけに留まらず、全体に目を配ってくださり、子どもたちのそして先生方の補助をしてくれます。
毎年有難く感謝しながら、若い先生のお手本になりながら幼稚園の活動を支えてくれています。
その先生が通勤途中に眺めているのが鶴見川。
今その川にシラサギ(白いサギ類の総称)が集まっている箇所があるそうです。
その様子を見るたび心が和み、私が鳥の話をしているのを思い出してくれるそうです。
これが「やさしい気持ち」です。
私は毎年一般の方々を対象にした探鳥会を開催しています。
そこへ参加してくださった方の多くが感想として残してくれる気持ちが、
心が穏やかになった、という感想です。
鳥がかわいらしかった、ゆっくりできた、楽しかった、嬉しかった、素敵だった、違った年齢の人と話が出来た、身近に多くの鳥がいるんだなー、
と、とにかく心が安らかな状態になり、他者を又は自分以外を肯定して見られる言葉が出てくるのです。
子どもたちにも話しました。
「サンタさんからプレゼントをもらったら、ありがとう!と心を込めて思いましょう」
「世界には食べる物もない、お父さん、お母さんもいない、住むお家もない、みんなと同じ年のお友達がいるんだよ」
さて、幼稚園園児にどこまで伝わるかわかりませんが、
人から受けたやさしさは、また他の人へも伝えられるはず。
人にやさしくするのは、巡り巡って自分のため。
情けは人の為ならず、です。
野生動物が必死に生きる姿に心が和むのも、プレゼントをもらって心が温かくなるのも、
一人じゃないからですね。
そんな気持ちを感じてもらい、また新年を迎えましょう。
幼稚園ではインフルエンザのお友達は出ていません。
年末年始も予防に努め、やさしい気持ちで冬休みを送ってください。
来週は今年の酉年を惜しみながら、身近な野鳥たちオンパレードとします。