< ツバメ誕生 >

今年も2組の番が巣を設けて、それぞれ5個と6個の卵を抱いていましたが、

両方とも全部誕生し、子育てが始まりました。

正面玄関の巣ではもうヒナたちの顔がのぞいています。

もう一つのグラウンド側の巣では生まれたばかり。

両親が中を覗き込んでチュルチュル言っています。

これは誕生をしっかり自覚して歓喜している様子。

いよいよ餌運びが始まります。

子どもたちは玄関とグラウンドの2か所のツバメをよく見てくれるようになりました。

顔が見られるとやはり「かわいいーーーー」と口々に叫んでいます。

ツバメのヒナはとにかく口が真っ白で顔いっぱい開いているので、最初から幸せ顔なんです。

同じ巣に戻って来る可能性が高く、代々巣は受け継がれます。

寿命は2年から3年。毎年海を渡り命をつなぐ彼らの短い一生なのです。

どうぞ大事に大事に見守ってください。

どこかでフンが嫌だとか、チーチーうるさいとかで困っている方がいたら、

是非短い命の一生を伝えてください。

上位に立つ人間が少しだけ野生動物に心を配っても決して罰は当たりません。

8月までのあと2か月です。故郷をここ日本に持つツバメたちを応援しましょう。

 

< 国際生物多様性の日 >

生物多様性という言葉が浸透してきて何年になるでしょうか?

人も生き物も多様な関わり合いをして、互いに支えあって生きています。

今日は国際生物多様性の日。

今更ですが「共生」していることをどんな時に感じていますか?

今日の外集合は暑さが心配されたのでホールでのお集りとしました。

この時期に子どもたちのなんとなく手に取って持ち歩きたい野外グッズの説明です。

虫網・虫かご・虫メガネの3点セットのあれこれを話す中で、おもちゃのヘビ・カエル・イモムシが登場しました。

そこで生物多様性の話です。

それぞれみんな暮らし方が違い、それぞれがお互いの主食になっていること、一ついなくなると残りの二つ共生きられないことを伝えてみました。

進行をしたN先生は、「素敵なお話がよく聞けましたね」と締めくくってくれました。

そう、素敵なことなんです!多様性って!!!

虫あみ・虫かご・虫メガネに、地球環境に欠かせない生物多様性の大切さを乗せてみました。

朝の外遊びでは大きなカブトムシの幼虫を見つけた子、コクワガタのオスを手に乗せてきた子、

月曜日から生きものに触れて、多様な命を知りました。

実生活ではお互いのかかわりをあまり感じていないかもしれませんが、

私たちは本当に地球循環システムの中で生かされていることを知っていてください。

< カエルはどこから来るのでしょう? >

ある民家のスイレン鉢の近くに、なぜか突然シュレーゲルアオガエルという日本の固有種のカエルが鳴き始めました。

それはそれはかわいい緑のカエルですが、

小さなカエルはここで生まれたわけでもないのに、なぜこのスイレン鉢で相手を呼んでいるのでしょうか?

どこからどうやって現れたのでしょうか?

日本の固有種にしてドイツ人の動物学者に発見され学名を付けられなした。

友達のドイツ人に献名したのでシュレーゲルと言います。

コロコロコロコロと甲高い声で夕方から鳴きだし、6月いっぱいで繁殖します。

いぶき野の遊水地でも鳴いていますので、鳴き声を聞いてみたい方は夕方フェンスの周りをお散歩してください。

かわいい声が聴けますよ!

写真はピントが合っていなくてごめんなさい。後ろ姿です。

白い塊が卵です。田んぼの土手などに産卵します。

< 叱咤して、寄り添って >

今日はお山まで伸びている枝の剪定をしたかったので朝からl山に入っていましたが、

外遊びの時間になり子どもたちの声が徐々に近づいてくるのを感じていたら、

ひと際凄まじい泣き声がこだましてきました。

なんだ?どうした?と思ったら、首から虫かごを下げて、両手を挙げたギブアップ状態で大泣きしながらよたよたと登ってくる年少の女の子でした。

私はその子の顔を見るなり、「何泣いてるの!鳥さんもびっくりしちゃう。転んだの?どこか痛いの?」

と聞いてみたら、「ママに会いたい~~~」ということなので、

「ママはお家。○○ちゃんはもう幼稚園生になりました。そんな大きな声で泣かないの。」

と叱咤したら、なんとすぐに泣き止み、私の顔をじっと見て、手をつなごうと求めて来ました。

ここで手をしっかり繋いであげることがまず第一の大切な寄り添い業。

幼稚園の先生なら、キリッと叱ったら、その後先生はあなたが大好きよ、の態度を示すこと。

そして体の一部に触れてあげること。

相手が不安な時は、手を握ったり、そっとなでたり、もちろんぎゅーと抱きしめたり、

スキンシップが心をほぐしてくれます。

こうして私はすぐに次の作戦。

「まあいいもの持ってるね!虫かご持ってきたの!素敵!じゃあこれ、入れておこうか!」

剪定した枝先を差し出しました。

彼女は真面目な顔でその枝を受け取りかごに入れます。

選定作業に引き込み葉っぱの話をします。

「宝物を見つけてまたかごに入れようか?」

次々と刈り取るササを渡すと、彼女は手に一杯握り大事そうに持ち歩きます。

落ち葉の下のワラジムシを見つけ、この宝物はかごに入れられました。

この時点ですっかり表情が穏やかになり、そのまま一緒に作業をしました。

年長も年中もごちゃごちゃとササを手に取り、山の上や下や右往左往します。

お集りの頃、「彼女はササ持ったね・・・。ワラジムシいたね・・・。」とつぶやきながら足取りも軽く下っていきました。

この時も手はしっかり繋いであげます。

あなたに寄り添ってるいることを伝えます。

こんなことの繰り返しが子どもの自立心を育て、人への信頼を身に着けます。

必要な時にはシャキリと正し、一緒に楽しみを共有する。

これがどんな場面でも心掛ける子どもたちへの大事なかかわり方でしょう。

この子はきっとお山が好きになるはずです。

連休明けで子どもたちも疲労気味。休日は体を休めてまた幼稚園で泣き笑いしてください。

明日は一般開放があります。お山 も開放しています、桐の花の香りを楽しみ、クロスジギンヤンマの美しい飛翔を愛で、池の黒小さいオタマジャクシを数えてみてください^^;

< 運命の人 >

ヨーロッパではフランスに、アジアでは韓国と新しい指導者が誕生し、これから国の進む方向が気になるところですが、

それにしてもマクロンさんの奥様は高校時代の先生!

演劇部の顧問の時、一緒に脚本を作る作業で急速に親しくなったそうです。

しかしその時3児の母でもちろん妻。彼は両親に反対され高校を転向させられてもまだお互いが求めあって、

結局結婚までこぎつけた記事を新聞で読みました。

実子はいないものの孫が17人いるそうで、フランスという国柄のなせる業か、はたまた人間という未知なる動物の性なのか^^;

彼女がいなければ今の自分はいないと言い切る、瞳が真っ青なマクロン氏。

運命の人とヨーロッパの大国フランスを率いる手腕に注目しましょう。

今日はクロスジギンヤンマの羽化を見ることができました。

雨の朝だったので羽が乾かず、お昼までじっとしていました。

お陰で子どもたちにトンボの羽化を見せることができました。

なかなか見られないトンボの羽化を見ることができたのも、虫好きの運命が導てくれたのかもしれません。

(どうだかね???)

写真は以前に撮ったものです。この時は羽が上手く伸びませんでした。

< 小さな友達 >

綺麗ね、ベニシジミ(シジミ蝶)翅がどこも傷んでいません。最近羽化したのでしょう!

不思議ね、ナナフシの赤ちゃん。こんな小さくても立派な昆虫!

食べる・食べられる、食物連鎖のミクロ版。アブラムシとテントウムシ。

アブラムシは害虫を食べてくれる益虫!

みんな懸命に生きています!

< キリギリス、かわいーーーい! >

幼稚園の卵は今年は孵らなかったのですが、

孵化した幼虫(体長3mm)をもらいました。かわいいーーーーーーーーーーーーーーー。

元気に育ってくれるでしょうか!

幼稚園にお寄りの際は見てください。

子供たちは幼稚園での疲れが出てくる頃です。

新しい環境で頑張っているので週末はゆっくり休んでください。

夜泣きしていませんか?お家でわがまま多くなっていませんか?

ストレスですから体と心を解き放ってあげてください。

そしてまた月曜日はしっかりと登園です。

 

< 次の桜咲く >

4月も3週目に入り、皆様の新生活もそろそろ落ち着いて来たでしょうか?

新社会人に新入生、新米ママも新しい生活にリズムが出て来たことと思います。

ふと町を見ると街路樹のソメイヨシノは葉が出て、花びらと花柄が道路を舞っています。

次に咲くのは、サトザクラ。八重の花びらがきれいです。色も濃いピンク色でソメイヨシノとはまた違った面持ちです。

花見というとソメイヨシノが主流ですが、これは品種改良された園芸種です。

原種ではないところがちょっとね・・・・。

日本に自生するサクラは20種ほどあって、里山のヤマザクラやオオシマザクラなどが森林の中でパッと素敵な彩りを見せます。

元々あるいろいろな桜も日本の桜です。

幼稚園のグラウンドでは2月にビワの花、3月に西側にあるハナモモ、4月すぐにソメイヨシノ、続いてオオシマザクラ、そして最後にサトザクラ。

お山ではクヌギやコナラの花が静かに咲き始め、ヤマブキが春の訪れを締めくくります。

ヤマブキが終わると夏の到来。

ソメイヨシノだけでなく次々と花をつける里山の木々たち。

季節によってどんなお花が咲いていくのか、周辺の木々にも目を配ってみましょう。

スマホの画面ばかりではなくね!

(検索すれば別ですが^^;)

 

< 地震に負けず >

熊本地震から1年が経ちます。日本では各地で大きな地震が起きるので、あちこちで追悼記念があります。

テレビ放映中にも揺れが続き、熊本城が崩れている様子はさすがに怖くなりました。

まだまだ地元の方々は不自由な生活をされていることでしょう。

クマモンも各地へ出かけ頑張っています。

春が来てまた新しい力も加わるでしょう。

地震に負けず元気に過ごして欲しいです。

幼稚園では懇談会が始まりました。細かいお知らせがたくさんありますが、子どもたちが安全に思う存分過ごすあれやこれやです。

預かる側、預ける側双方の共通理解と意識が大切です。

明日は生きもの観察会!どんな生きものに会えるでしょうか!

待ちに待ったヒキガエルが産卵した卵や、かわいいキツツキの巣穴をご紹介しましょう。

先日はこんなお客様が立ち寄ってくれました。(日本最大のサギ、アオサギ)

生きものとの出会いは一期一会。会えてよかったよ、また来てね((´∀`*))

< 新しいお友達 >

さあ、新しいお友達が揃いました。

全部の学年が揃って始業式です。

毎年ですが年少さんは偉い、偉い!きちんと並んでホールに入って来ました。

年長さんも年中さんもお兄さん、お姉さん振りを発揮していました。

なんとも頼もしい先輩です。

これから毎日幼稚園で遊びましょう。

新しい友達はお池にもやって来ました。

もう今年は姿が見えないのかと思ったら、先週の金曜日、卒園式でどっと疲れたその夜に、

待ち望んだヒキガエルが6匹も出てきてくれました。

それも情報では雌が4匹も!!!だそうで、世の中には嬉しい話もあるのでした。

(私には最高のプレゼントです。とても嬉しい話なのですが・・・・^^;)

大きくなってカエルになってお山へ戻ってくださいね。