< 美味い!あごダシ! >

幼稚園には日々の生活のお手伝いをしてくれる最重要要員の用務員さんがいます。

若い先生方へ生活の知恵のアドバイスやお料理の方法も提供してくれる頼もしい助っ人。

今日はそんなアイテムから、お山の竹の子を美味しく食べる方法を教わりました。

決して料理が上手でない私(一応学生時代にはお料理学校へ3年も行きましたが^^;基礎は十分習得した?)ですので、いつも勉強させてもらっています。

秘訣は「あごダシ」

お料理好きの方ならご存知でしょうが、

これがすぐれ物で、上手に味付けをしてくれます。

短時間で味が染み込んだ美味しい煮物の出来上がり!!!

お山の竹の子とフキと油揚げの煮付けが実にチャチャチャと一品になりました。

竹の子はお米を少し入れて下茹でし、

フキは一度ゆがいてから筋を取り、油揚げはなんといなり寿司用の味付け品を使います。

なるほど、これでダシの味だけで調味完了。

あとはお好みで適宜 さ・し・す を使ってください。

春の恵みと海のダシ。

日本の里山が醸し出す絶品のスローフードです。

ちなみに「あご」とはトビウオのこと!

一度使ってみるべし!!!

 

 

< 穀雨は嵐 >

大雨情報が発令されました。

穀雨の今日は恵みの雨を通り越し、災害の雨になりそうです。

本日越冬したクロアゲハが孵りました。

冬を耐えて命が飛び出しました。

まだ好みの蜜のあるお花が少なく、ましてやこの雨の中、クロアゲハは大丈夫でしょうか。

災害になりそうな大雨も心配ですが、こんな日に飛び発ってしまったクロアゲハがもっと心配です。

残りのモンキアゲハはなんだか乾燥しちゃって、羽化が難しそうです。

八重桜も花を散らし、穀雨を憂いています。

本当ならシトシト雨が穀雨なのに・・・・。

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 18:04

< 観察会始まる >

私の、ながつた幼稚園の良さを広く皆様に知ってもらう戦略の一つが、

「生きもの観察会」

本日その記念すべき第1回目を行いました。

卒園児さんや未就園児さんも含めて60名!の参加がありました。

お山の道はこの人で少々混雑し、私の話も一部の方だけに留まりましたが、

何よりも、これから一番酸素を発生し、木々の葉の緑が綺麗なことを「気持ちがいい」と子どもも大人も感じてくれたことが嬉しいです。

小さな自然環境ですが、この中に身を置くと気持ちがいいことを体験で記憶に残してもらうことが、どこかで自然を愛し、環境を保護する気持ちにつながると考えます。

帰り際にあるお母さんが、「心が豊かになりました」と言ってくれました。

こんな気持ちになると喧嘩は怒らないし、否定的に見てしまういろいろなことを、肯定的に考えるようになります。

子供の素直な気持ちに親も気づき、それを受け止められます。

本日お越しの皆さん全てがこの感情を抱けば、いつまでも心穏やかに暮らせませんか!

だから自然環境は大事なんです。

何もしていません、何も持ち込んでいません。

使ったんのはそこにある自然と人が持つ感性!それだけです。

最後に春の味覚、「竹の子とフキ」をお持ち帰りいただき、

そして何百匹ものオタマジャクシを触ってもらい、1回目は無事に終了しました。

2回目は5月9日です。

また来てねヽ(*´∀`)ノ

ちなみに戦略の2つ目は、HaHaネットカフェです。

(こちらはちょっと営業目的あり^^;)

< キーエロ いいね! >

現代の社会問題にピッタリマッチしたすぐれ物に加え、ネーミングが上手いね!

生ゴミをバクテリアで分解して文字通り失くす^^;処理器、これが「キーエロ」。

「キエーロ」にしなかったのは理由があったのかな・・・・。

どちらにしても自宅に設置して、私も社会問題解決の一翼を担おうかな。

ふかふかの土を作るのはミミズの排泄処理と同じ。

素晴らしい自然生物を使わない手はありません。

キーエロのつくり方はホームページに載せているそうです。調べてみましょう。

DIYが得意な方はどうぞ自前のキーエロを作って、生ゴミ0を目指しましょう。

地球環境を一人一人がなんとかしないと、本当に50年後くらいに住めなくなっちゃうかも知れない現状^^;

そうならない内に明日から幼稚園のお山を一緒に楽しみましょう。

今日のお山は、

鳥類ではオナガ・ヒヨドリ・シジュウカラ・メジロ・キジバトなどが観察でき、おまけにコジュケイの羽が散乱していました。

植物ではまだタチツボスミレが見られますし、あのイネ科の正体(14日掲載記事)も確認できます。

もちろん池にはウジャウジャとオタマジャクシ!

どんな虫に出会えるかも楽しみです。

では今週もこの辺でおしまい。

< たまには写真だけ! >

これは何でしょう???

バックに見えるのは・・・・・。

イネ科の植物の花。なんと数年に一度しか咲かない!

答えは生きもの観察会で・・・・・!

< 平成27年度 始まる >

4月1日となりました。園長職スタートです。

毎年の新しい年度ですが、いつもと同じような違うような・・・・・・。

お天気が曇り空で何とも不思議な気持ちです。

心を一新にしなければと焦る思いと、今まで通り落ち着いてとなだめる思いと、複雑だな・・・・・。

とりあえず今年度も全員で王子神社で禊を受け、バスのお祓いを受けました。

幼児教育が多様化する中、開園以来続けてきた就学前の幼稚園教育を迷わず続けて行きたいです。

しかし変革の時でもあります。ニーズにあったニッチを見つけ、そこへ布線を敷きながら、幼児教育の重要性をアピールしていきたいと思います。

今年度も今まで以上にどうぞご支援ください。

プロジェクトの職員も入って、みんなで力を合わせて頑張るぞ!!!

プロジェクトの諸君!着いて来てくれーーー^^;

(前列黄色っぽいのが私)

そしてお山もすっかり春です。春に見つけたいろいろです。

心が和みますよ。

ヒヨドリは桜が咲くと嬉しくて、1日中蜜を吸ってはヒーヨヒーヨ鳴き続けます。

やはり鳥もお花が咲くと嬉しいのです。

ありがとう、自然の恵み。

ありがとう、日本の四季の移ろい。

 

 

< 春休み > 

春休みをいかがお過ごしでしょうか!

と言っても世間一般では普通に活動が進んでいて、桜を眺めることも無く日々に追われている人もいるかもしれません。

でも新しく出発や終了をする時期なので人や物の移動、そして一息ついている人もいるでしょう。

配置替え等で心機一転する方も!

桜が送り・迎えるこの時期は、どちらの話になっても節目です。

ポカポカ陽気でお山でも、桜が八分咲き、モンシロチョウやキチョウを初認しました。

蝶を見ると心がウキウキしますね。

サッカー日本代表戦も久しぶりに快勝で、私はとても新鮮にゲームを見ました。

心配された監督就任も、新しい風を呼び起こしてくれる期待が感じられました。

どんどん新しいエースを発掘し、試合に出して欲しいです。

29日には横浜のみなとみらい地区で地球環境を考えるイベントがありました。

WWFという世界自然保護基金と横浜市が協定を結び、地球温暖化防止のキャンペーンをしたのです。

10分間だけですが、すべての電気を消すイベントに参加しました。

これから益々温暖化の影響が出てくるでしょう。

私に出来ることをする!この意識だけでもあれば地球が救えるかもしれません。

春休みは慌ただしいですが、人生の切り替え地点に立つ人も多いでしょう。

花と生きものがきっと勇気と自信をくれますよ。

私もその一人かな^^;心静かに新しい役職を迎えようと心しているのですが・・・・・。

今日のモンシロチョウとキチョウとかわいいビロードツリアブに癒されています。

春休みは悲喜交々ですね。

 

< 桜はまだよ! > 

横浜でも桜の開花宣言が出されましたが、幼稚園のソメイヨシノはまだまだ蕾が固いです。

一足先にタチツボスミレが開花しました。

お山の林道脇の土手にはスミレがいっぱい!その内日当たりのいい場所では咲き始めました。

タチツボスミレが咲き出すと、ハナバチたちがやってきて、続いてシジミ蝶も飛んできます。

4月から生き物観察会もいたしますので、是非その機会に花見^^;にお出掛けください。もうスミレは終わっちゃうかな?

今日は今年度最後のお山の作業日。益々生き物集う環境へ導きます。

なかなか難しいですが、少しづつ長い期間をかけて保全致しましょう。

< 春眠暁を覚えず??? >

久しぶり!でも寝てる???

やっぱりまだ寝てる???

体が動かない!!! 爬虫類だから!まずは体温上昇を待つ。

爬虫類だから!!! でもここにいたら天敵(鳥)に捕まるよ。

だって、寝てるんだもん・・・・・。目閉じてるし!

だからお日様が当たる隅っこへ移して差し上げましょう。

おやおやまったく無抵抗^^;こんなに簡単にトカゲを捕まえたのは初めてです。

もう少し土に潜ってても良かったかもね・・・・。

人間だけじゃないんだね、春眠は生き物みなが暁を覚えないのね^^;

でもまた会えて嬉しいよ。

寝てるよ。

< 命の返礼 >

朝から悲しい気持ちになっていました。

ヒキガエルが例年通り産卵に来てくれて嬉しいはずが、その命の源である♀が何者かにつつかれ、お腹を裂かれてしまいました。

ちょっとグロテスクな写真です。ごめんなさい。

まだ卵がお腹に残っていました。何回かに分けて産卵するのでこれはメスであることがわかります。体のまだら模様もメスの印。

なんと悲しいことでしょう。メスはオスの四分の一ほどの生存数で、昨日雨の夜の産卵もメス2匹、オス8匹で写真の卵を産み付けました。(昨晩の午後8時過ぎです。)

夜中産卵行動で命を削り、夜明けとともに身を隠すはずが、間に合わなっかたのです。

おそらくいち早く目覚め、行動を開始するカラスの仕業です。

泣きそうながら土へ返してあげました。

とりあえず1回目の産卵は果たせたので、命の返礼は残してくれた分けです。

子どもたちもこの悲劇を目にし、お墓を作ることになりました。

手を合わせて命に感謝し、小枝で周りを囲ってくれました。

この倉庫の下がいつものねぐらだったのです。すぐ近くに埋めてあげました。

今年のヒキガエルは数が少なく、1年間生き延びる野生生物の厳しさを感じます。

しかし自然界で生き物は何一つ無駄になることなく、誰かの命の糧になっているはずですが、このような不慮な事故、予期せぬ出来事で命を無くすことは、本当に心が痛みます。

ニホンアカガエルもアズマヒキガエルもこのお山の環境で食物連鎖の一部を担う、大事な存在です。

一つが欠けても生態系は維持できず、その仕組みのお陰で人が暮らして行けることを子ども達と共有しました。

今日は大掃除。お部屋を綺麗に片付けて、心もすっきりさせて、年度末を迎えます。悲しさを次の強さに繋げましょう。

大掃除のお手伝いをいただいた皆様、ありがとうございました。