< ツグミが来た!1111 >

冬鳥の代表、ツグミ。

1が4つ並ぶ今日、11月11日に会えました。

本日幼稚園上空を「クワッ」と鳴きながら飛ぶ姿を確認しました。

中国北東部やシべりア大陸から越冬のために渡ってきます。

昔からこの大量移動は繰り返されていますが、近年まではなんと焼き鳥の食材として捕獲されていました。

得に日本海に面した府県では、この時期に渡り鳥をカスミ網で捕獲することを職業としている人たちがいました。

もちろん現在は全ての野鳥が狩猟禁止です。(鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律)

厳冬の故郷を後に日本に来たら、多くの仲間が串に刺されて居酒屋へ・・・・・。

なんて事はもうありません。(そのはずですが・・・・)

しかしまだ地方へ行くとおじいちゃんがメジロやウグイスを籠で飼っていたり、

沖縄地方では渡るタカたちが郷土料理になっていたりと、

野鳥の受難時代はまだまだ続いているようですが、

とりあえず今年もツグミに会えて良かった、良かった。

これからどんどん数が増えてくるでしょう。

街中でも「クワックワッ」と2声で鳴く鳥を見つけてください。

その時は、

「焼き鳥にならないでよかったね!」と言ってあげてくださいね。^^;

いい写真がなくてごめんなさい。

これじゃどんな鳥かわかりませんね、ペコリ。

 

 

< 動物ニュース >

九十九里の海岸で、トドが衰弱して上陸しているニュースが話題となりました。

昨日は小型愛玩犬の大量死骸が発見され、衝撃を受けました。

そして毎年どんぐりの時期に出てくる問題が、ツキノワグマの人里への出没です。

トドは水族館に保護されてきっと元気になってくれると思います。

人が野生動物に出来ることは限らていますから、せめて関係機関やそこに携わる人々の可能な手立てを差し伸べて欲しいです。

小型犬はこの捨てられた付近に、まだ生がある何匹かがうろついていたらしいです。

野生動物ではなく、人のすぐ近くで共に暮らす飼育動物に、人はなぜこのような非情で残酷な事ができるのでしょうか。

商業主義に心を奪われ、金儲けだけに頭を使う人々のなせる業でしょうか。

痛ましく、悲しい事件です。

最後に登場するのはツキノワグマ。

日本の生態系では猛禽類と共に頂点に君臨するツキノワグマ。

世界的にもこの狭い国土のほぼ全域(九州地方ではほぼ絶滅、四国でも絶滅危惧です)に、熊が生息するのは大変珍しい国である日本ですが、

人々の生活習慣の変化や熊の生息環境の悪化で双方どちらにも思わしくない状態となっています。

毎年何頭のツキノワグマが駆除されているのか・・・・・。

こちらも心の痛い、そして深い問題です。

北海道ではヒグマの出没が話題となり、その痩せて今にも倒れそうな姿がテレビで放映されました。

野生動物にとっての最大且つ一生の課題が食べ物の確保です。

本来自然界ではその仕組みがきちんと整い、どの生物もしっかりと生きていけるようになっているはずですが、

一つ歯車がずれたり、壊れたり、無くなることで、その仕組みは急速に崩れてしまいます。

多くの原因が人間の生活活動にある今、動物ニュースからも学ばなければならない事が多いのではないでしょうか!

 

< チャチャチャ >

チャチャチャおもちゃのチャ・チャ・ちゃ!って、違う違ーーーう。

このチャチャチャはウグイスの地鳴き。

鳥たちはいろいろな鳴き方を利用して、お互いの確認をしています。

囀りは主にオスの繁殖時の鳴き声。

地鳴きとは繁殖期意外のなわばり宣言。

他にもいろいろ使い分けますが、チャチャチャは晩秋から冬の、ウグイスの地鳴きです。

今年のお山の1羽は時々思い出したように「ケキョケキョ」なんて/(^o^)\、ウグイスであることも主張しながらあちこちを移動します。

実はこの頃の方が姿を見やすく、藪から開けたところへ出てきます。

都市公園でも「チャチャチャ」と歯切れよく潅木沿いに動くウグイスに会えるかもしれません。

耳を済ませて歩きましょう!

< 新入園児受付に向けて >

また今年も11月1日がやってきます。

毎年毎年気が気ではありません。私立学校なので選択される立場です。

45年という長い期間幼児教育に邁進してきましたが、

時代が大きく変わる中、「これでいいのか」といつも模索してきました。

来年は国の制度も変わる中、父が築いた幼児教育の本質を変えずに、現代にも通じる仕組みや内容で続けていく事が使命です。

果たしてこの使命を良しとして、入園を希望してくれる方がどれほどいらっしゃるか、明日に掛かっています。

自信もあり、迷いもあり・・・・・・・。

しかし現在回収している学校評価でこの様なご意見をいただきました。

決して私たちの目指している幼児教育が間違っていないことを評価してくださいました。

この事を胸に刻み、教職員力を合わせて子どもたちの成長の一助に成りたいと思います。

<ながつた幼稚園の優れていると思う点>

①行事の雰囲気がピリピリしない点。

各行事に無理がなく、子どもたちの成長に合わせたプログラムを準備している点。達成感や盛り上がりだけに偏らず、子どもが楽しんで活動できるように工夫している点。

②子どもの自主性を尊重している点。

なわとび・砂場のどろんこ遊び・お山遊び・折り紙・独楽クラブ・虫クラブと子どもの興味に沿った対応をしている点。選択肢が多く有り、一つ一つにとことん向き合ってくれる先生方。親は本当にありがたいと思う。

③伝統にしがみつかず、常に改善に取り組んでいる点。

ふきのこ会スケジュールの見直しや写真のインターネット販売、新しい体操やトイレやホームページの改修など、一度決めて長年運用している事を変えていくことはとてもエネルギーを要することですが、果敢に取り組んでいる。どこか見直すべき点は無いかと常に考えている点。ようちえん日記で園の様子を知ることが出来るのが素晴らしい。

④幼保小活動。

小学校との交流活動は意外に入園前の保護者には知られていない。これはいずれ通う小学校の生徒たちが園に来てくれたり、

卒業後も園を訪問して先生方と会うことができるのは素晴らしいアピールポイントになる。

以上本当に有り難く、御礼申し上げたいです。

多様な幼児教育の理念があり、独自の活動を繰り広げる横浜の私立幼稚園界にあって、

ながつた幼稚園が目指す教育を見事に評価してくださり、応援してくださいました。

人が一人で社会へ出て行くその礎は、人に愛され人に認められ、人を信じ他人を知ること。ここへ向かって私は、みんなに熱を伝えながらながつた幼稚園を存続させたいと思います。

 

 

 

 

< やめてやめて、蜘蛛はいいよ・・・ >

虫好きの男の子達が虫がいなくなって寂しいのか、せっせと蜘蛛を取ってきます。

蜘蛛は虫じゃないし、やめてやめて、そんなにたくさん!

一籠に6匹も入れて、もう蜘蛛はとってこなくていいよ・・・・。

ジョロウグモが言えなくて、「ジョウクモいたよ。毒があるよね。」と言う年少さん。

「毒はないよ」と言うと、

「お尻赤いよ」

赤い色はやはり危険をイメージさせるのか、セアカゴケグモの影響で、赤は毒につながっているのか、

ジョロウグモも散々ですね。

こちらもカマキリ同様これから卵を産むのです。

どうぞ放っておいてやってください、園児の皆様!

蜘蛛も大事な仲間ですよ。ちょっと好きじゃないけど^^;

オニグモ

きれいに張るよねーーーー!芸術技です。網は夕方張り出すのです。

アシダカクモ

自宅に潜入した憎きやつ!でも殺生はしていませんよ。

ナガコガネクモ

この白いギザギザ網が目印。

こちらはコガネクモ。これは結構カッコいいね!今は貴重な存在です。

控えめな白いジグザクが目印。

そして噂のジョロウグモ。ただいまトンボをお料理中。

お尻の裏が赤いのです。

知っていますか?蜘蛛の糸は縦糸はベタつきません。自分の逃げるルートを確保するためです。

横糸が強力な粘着性を持ちます。これには自分も掛かるのです。

手で触ってみてください。はっきりわかります。

どうやって粘る糸とそうでない糸を分けて出せるのか?

恐るべしスパイダーたち!!!

 

< 見つけた、見つけた >

冷たい雨が降る中、年中さんは遠足に続き幼稚園・小学校の交流事業で小学校へ出かけました。

雨が降ると言っても、雨天時は送迎バスの出番です。

クラス毎順番にピストン送迎をするのですが、

小学校へ着くと落葉樹のハナミズキがきれいに色付き、子供たちを待つ間眺めていたら、

なんとオオミズアオの幼虫を見つけました。オーーーー素晴らしい!

幼稚園のシンジュサンに続き、今度はオオミズアオか・・・・・。

早速小学校の先生にその価値を伝え、「教材にしなさい」と言ってきました。

学校の先生は少々戸惑った様子でしたが、そこは先生!

しっかり写真に収めていました。よしよし(^_^)ノ

そうそう見られる幼虫ではありませんので、身近で見られた場合は何らかのアクションを起こさないとね!先生なんだから。

(虫好き教員としては^^;)

年中さんも2年生と楽しく過ごせたようですし、今日も1日感謝です。

その幼虫は我が家のハナミズキにも御出でくださり、現在2頭を飼育中(ホホホ)

それがこれ!

茶色いところが顔です。お尻も茶色か!

トゲを持ちますが毒なんてありませんよ。ちょっとチクチクするだけです。これは鳥よけの防御方法でしょう。

透明感のある綺麗な黄緑色!

成虫は薄水色の素晴らしい蛾。

実は幼稚園の冷蔵庫に成虫1頭を冷凍保存しています。

作品展でお目にかけましょう。

では、風邪を引かないように。

おしまい。

 

< ごめんなさい、取りました。 >

秋が深まってきた本日、懇談会を済ませました。

ご協力頂きありがとうございました。

1年に2度だけですが、クラスで保護者の方と顔を合わせてのお話は必要です。

クラスの様子も担任から聞いていただき、子どもたちが過ごしている幼稚園のことを知っていただきます。

そんな中、年長さんは大いに伸び伸びとやっているようです。

4人でビクビクしながら、先生に促されてやってきました。

「ごめんなさい、取っちゃいました。」

まあ、見事にいっぱいもぎ取ったこと!

これはグラウンドの青門の隣にある通用門に立っている、フィージャという東南アジア原産の中高木の実。

熟すと甘酸っぱく、そこそこ美味しい実です。

なんだろう、実かな?いい匂いだね!と言いながら4人で夢中に取ったようです。

揃って、「楽しかった」と言っていました。

「うんうん、楽しかったよね。お家に持って帰って、お母さんに何という実かお話ししなさい。」

と言って帰しました。

「自分の物でない時は、まず聞くんですよ。」と一応お説教もして、袋を持って帰りました。

幼少期に誰でも一度は経験しただろうドキドキのひと時だったでしょう。

後期もみんな伸びやかに過ごしてください。

(怪我をしないように程ほどにね^^;)

 

< 太っちょ と ギザっちょ >

冬眠する生き物たちには懸命に栄養を取る時期。

繁殖にもエネルギーを使いますが、極力省エネでひと冬を過ごすための、最低限の糧を得なければならない秋!

結構糧を得たと思われる、太っちょ!

朝の日差しで体温を上げて、またお出かけ獲物探し?

もうちょっと太っちょになって冬を迎えます。

ニホントカゲ

そして我が家で見つけた小さな幼虫。すくすく育って、昨日台風の中室内で羽化しました。

ルリタテハです。

この方は寒い冬でもこの成虫のまま過ごします。葉の裏や草陰、どこかの軒裏に潜んで寒い冬をやり過ごします。

まあ見てください、この言いようのない翅の色と模様と形。

どうしてこんな形になるのか、まか不思議な昆虫の世界。

ギザギザの翅だからギザっちょ^^;

翅を開くと6cm程のタテハ蝶です。

今、虫ランドにも幼虫が1頭います。

今度はその可憐な姿を幼稚園で見せてもらいましょう。

4枚の翅にあるラインが青紫色なので、ルリタテハです。

おしまい。

 

< OCTOBER  >

10月になりました。秋ですね・・・・・。

今年もめちゃくちゃ暑い夏でしたが、9月に入ってちゃんと涼しくなりましたね。

台風の数も少ないし、と言いながら18号が何だか不気味!

異常気象の昨今ですが、四季のある日本ではやはりそれぞれの季節を肌で、舌で、音で、そして目で感じたいものです。

御嶽山もきっと目に美しい紅葉だったのでしょう。

なんとも悲惨な自然災害となってしまいました。早く家族の元へ全員帰れるといいのですが・・・・・。

さあ今月も忙しいぞ!まずは運動会に、すぐ願書配布。そして懇談会に遠足に、あっという間に11月!!!

背中も痛いわけだ・・・・・。冷たくなる風で益々体が硬くならないように、ストレッチ、ストレッチ!

虫たちも段々と冬に備えます。蛹で越冬するもの、成虫で越冬するものといろいろです。

成虫で越冬する1種の、ルリビタキの蛹をご紹介しましょう。

なんとも日本らしい色彩の妙を醸し出すその蛹は、まもなく孵り、翅をぼえろぼろにしながら成虫で冬を乗り切ります。

これも種の存続をかけた作戦なんでしょうが、蛹や繭の方が良さそうなものですがね???

トンボでも3種の仲間は成虫で冬越しです。他はヤゴね。

実に不思議な生き物の世界です。

ではまた明日。

ルリタテハ幼虫(第5齡)と蛹。背中の2本の筋は何と銀色に見えます。

 

< 半分だね >

9月も終わりですね。年度計算では調度半分が過ぎました。

子どもたちも私たちも新しい環境に入っての半年は、それはそれは多くのことを経験したことでしょう。

先生もクラスが変わりお友達との信頼関係を新たに作る必要があります。

今度はそれをプラスに変えて発揮する半分が10月からです。

時間はあっという間ですが、日々の生活に感謝して、明日の1歩を始めましょう。

9月を送る秋の歌

♫ 赤とんぼ ♫  大正十年八月

作詞 三木露風 作曲 山田耕作

夕焼け小焼の 赤とんぼ

負われて見たのは いつの日か

山の畑の桑の実を

小籠に摘んだは まぼろしか

十五で姉やは 嫁に行き

お里のたよりも 絶えはてた

夕焼け小焼の 赤とんぼ

とまっているよ 竿の先

なんとも物悲しい歌ですが、今日赤とんぼはお山のお池で産卵していました。

次の命も生まれてきます。

 

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 17:38