< 虫探し、虫調べ >

虫好きがたくさんいます。子どもの特権とも言える、なんでも見たい、触りたい。

虫もその中の一つ。ワイワイ探し、ワイワイ調べる。

うんうん、いいぞ!自分で見つけて、図鑑で調べて、こうして野外観察の楽しさを知ってください。

自分で調べたことは一生の宝物です。

図鑑はその一つのことだけでなく、その周辺のことも同時に教えてくれます。

そこがネットと違うところ。

何を見つけて何を調べているのかは、子どもの世界、子どもの領域です。

先生は呼ばれたら初めて出ていけばいい。

さて、何が話題になっているのか?

虫探し、虫調べ!ちなみにそれは、コカマキリ。両前足の裏側に黒い模様があるのが特徴です。

こうして頭にインプット完了。

 

< 世の中、何が起きるかわからない! >

世界史を学んでいた頃、イギリスから独立を望む人たちがいるなんて考えもしませんでした。

結果としてそれは実らなかったようですが、世の中何が起きるかわかりませんね。

あの大英帝国が分裂の危機にあったわけです。

ネット上ではまさかの沖縄まで話に出され、そんな心配大きなお世話のような、いい加減情報も流れています。

さてさて、運動会のリハーサルを終え、子どもたちは意気揚々。

本当の日はお父さん、お母さんが見に来てくれることを楽しみにしているようです。

当日まであと少し。

でも何が起きるかわかりませんから^^;

いつも通り落ち着いて、怪我などしないように過ごしましょう。

シンジュサンが1頭、繭を作りました。

透き通るような糸を吐き、中に篭もりました。いよいよ蛹です。

真っ白な繭がうす茶色になってきました。

蛹になっているのでしょうか?

これから何が起こるかわかりません。私には未知の生態を楽しみたいと思います。

お山にはなんともビックリなキノコあり。

キツネノチャブクロの別名がある、ノウタケ。

食べられますが、まずいです。(体験者は語る!)

何が起きるかわからない世の中なので、このキノコもいつかは美味しくなる日が来るかもしれません!

発生直後;

1週間後;

この後は、森の分解者(ダンゴムシやナメクジやクチキムシなどなど)に綺麗にされて、土に還ります。

何も起きない週末でありますように・・・・・。

おしまい!

< シンジュサンです。 >

連休をいかがお過ごしでしたか?

まあまあのお天気で、お出かけした方も多かった事でしょう。

今日はお休みも多かったですよ。

風邪が流行っていますが、お出かけの疲れが出ていませんか???

子どもたちの生活リズムにあったお休みのスケジュールを立ててくださいね。

本業は幼稚園での活動であり、学校への登校ですから!

さて、シンジュサンをご存知ですか?

大きなこのイモムシは、そうご想像の通り、蛾 の幼虫です。

ヤママユ科の大型蛾の終齡幼虫です。

しかし!「動く宝石」と称されるくらい人気者で、愛好家も居るほどです。

幼稚園のお山のカラスザンショウの木の高い枝先で初発見です。

今日はO先生に手伝ってもらい、採取してきました。

O先生は蚊に刺されながら、私に付き合ってくれました。

お山でふたり揃って一体何をしているんでしょう\^0^/(ホホホ)

しかし見事に採取成功し、これから蛹や繭作りを無事に世話しなければなりません。

幼虫を見て子どもたちは、あまりの大きさと何とも綺麗な不思議さでキョトンとしていました。

触るとゴツゴツしています。見ての通りでした。

大きさは成人女性の親指ほどです。

でも葉を懸命に食べている様子は、

とてもかわいいლ(╹◡╹ლ)です。

幼稚園にお越しの際は是非ご覧下さいね。

そうそう見られる幼虫ではありませんので!(採取が高木葉先につき困難。)

ちなみに宝石だからって名前が真珠なわけではありません。

シンジュ(ニガキ科)という木本の葉を食べるからです。蝶や蛾は食べる葉が大体決まっているのです。

逆に言えば、どの幼虫がどの葉を食べるかを知っていれば、木や草を見つければ幼虫が見つかるわけです。

自然とは実に上手く成り立っているのです。

 

< 子どもって、素晴らしい! >

年長女子「先生、熱の蚊いる? ねえ先生、熱の蚊いるの???」

山へ一緒に行って、私の後を追いかけながら必死で問いかけて来る。

本人は遊びスモックも何も身につけず、いつもの制服。

「先生、熱の蚊いる?」

私:「熱の蚊はいない。でも人を刺す蚊はいっぱいいるよ。

ほらほら、じっとしていると刺されちゃうよーーーー。」

女子:「キャーーーー(≧∇≦*)」

と言いながら山を降りる気配なし。

子どもは素直で本当にいい。少し心配で、ちょっと聞いてみて、でも現場ではそれより楽しいことがいっぱいあって!!!

いいね、子どもたち!

またまた別の年長女子、

「先生、私最近セミの羽見つけるの。」

私:「あら、そう。どうしてだろう・・・」

女子:「うーーーん、夏が終わっちゃうから?もうすぐ死んじゃうから・・・・」

私:「そうね。よく見ているね。もうすぐ命が終わっちゃうのね。今年も鳴いてくれて、ありがとうって言わなきゃね。」

女子:「まだアブラゼミは鳴いてるね。」

私:「うんうん、よく知ってるね。ちゃんとセミの声、聞けてるのね。素晴らしい!周りをよく見てるのね。」

女子:ヽ(*´∀`)ノ

子どもって本当に素晴らしい。ずっと、ずっと、この感性を持ち続けて欲しいです。

今日は職員会議。

せっかく飼育しているクツワムシやスズムシを真剣に見ていない先生方。

その虫たちの鳴き方さえほとんど認知なし・・・。

会議の中で簡単な自然体験研修。

きちんと見させて、記憶にとどめる。教員としての知見を蓄える。

そしてクツワムシが食べる葉、クズ(マメ科)の花の香りを嗅いでもらいました。

その香りをどのような言葉で表現するか、語彙力が試されます。

ワインのソムリエではありませんが、自分の感じたことを表現する力も身につけます。

「甘い、蒲萄のような香り」

「いい香り、芳香剤に使われているような匂い」

「やさしい香りで、昔草むらで嗅いだ匂いを思い出した。」

「甘すぎて、ちょっと蒸せてしまった。」

いろいろ出ましたが、子どもの方がしっかり感性を捉えているかもしれませんね。

何しろこんな回答もあるくらいです。

どれだけ野外での実体験が乏しいかが、よくわかります。

「お花の匂い」(゜д゜)● ● ● Σ(゚д゚lll)

私の質問の仕方が悪かったのか、そのまんま・・・・・・・、具体的な表現なし!

先生方の感性をもっともっと豊かにし、子供たちと共有しなければ!

< まだ夏? もう秋? >

タオルケット1枚では寒かった数日ですが、今日はまた少し蒸し暑くなりました。

途端にイライラと暑さを待っていたセミたちが、今だ!とばかりに大合唱です。

ミンミン、ジリジリ、オーシンツクツク!

幼稚園のお山はまるでセミランドのようでした。

涼しさや 森に轟く 蝉しぐれ (芭蕉もびっくりΣ(゚д゚lll)

まだ8月だったことを忘れるところでしたね。

でも気分は秋になってきて、清々しい日が待ち遠しい毎日です。

3日間の登園日、子どもたちは久しぶりの活動に疲れたのではないでしょうか?

でもスイッチはしっかり幼稚園に入りました。

来週から運動会のお話も出てきます。益々活動が活発になりますので、

生活習慣を整えてまた元気に登園してください。

では おしまい。

< お小さい方々 ごきげんよう > 

今日からまた幼稚園教育の始まりです。

ホールでの朝の集合では大変素晴らしいご挨拶が出来ました。

みんな、「待ってました!」とばかりにとびきり元気なご挨拶でした。

お小さい方々は夏休みを大変充実して過ごしたようです。良かったです。

その場で「ごきげんよう」と挨拶しようと思いましたが、きっと場内が静まり返ってしまう^^;?と思い、やめました。

どちらにしても大きな怪我や病気や事故がなくて本当に安心しました。

膝を手術したお友達も久しぶりの幼稚園をニコニコ笑顔で過ごせたようです。

毎年各地で幼い命が夏の事故で失われています。

広島の自然災害でも仲の良い兄弟が命を落としました。

被災された方やお亡くなりになった方々にお見舞い、お悔やみを申し上げます。

ながつた幼稚園の小さい方々は、きっと自分でもあれこれいろいろ気をつけて、夏休みを送ったのでしょう。

ご両親のみな様も、子どもたちの所在には十分注意してくださったと思います。

これからはまた幼稚園で大いに張り切って活動できるように、私たち教職員が最大の注意を払ってのびのびと活動していきたいと思います。

いただいた秋の虫も鳴いています。(これは♀だ!)こっちは♂。

新しくなったトイレも大評判です。ドアに手を挟まないように工夫して、水跳ねにも強い加工をしました。

イヤがらず、トイレできちんと排便・排尿ができるようにしています。

さあまた気を引き締めて行きましょう\ ^0^/

ではごきげんよう、さようなら。

 

< 秋、見つけたよ! >

昨日は今年最大の満月でしたよ。夜半から晴れてお月様見えていましたが、

ご覧になりましたか?夏は大気に水蒸気が多いのできれいに見えませんが、そこは満月!やっぱりいいものです。

さて、お山で秋を見つけました。

まずはヒガンバナが咲く前のお知らせ草。

キツネノカミソリというヒガンバナ科の多年草。綺麗だけどちょっと毒有り。花言葉は、「妖麗」うーーーん、意味深だね。

おまけに別名がこの長さ、ハナドキニハミズハドキニハナミズ???

早口で3回言ってみてくださーーーい。

要は、花が咲く時期には葉が無くて、葉が生える時期には花が無い事を言ったようです。

そう思ってもう一度読めば、ホラ、納得。

晩夏に林淵で見られる野草です。

次にアカトンボ。これは・・・・、

ヒメアカネかなーーー、オスは体が真っ赤になります。

秋でしょう。7月から発生しますが、これからが最盛期。12月の初め頃まで見られます。

そして最後は夏休みの宿題見つけ!

あああ、ピンとがまったくあってませんでした。

セミの抜け殻、お願いします。

二つゲットしました。

Filed under: お山の様子(生き物と植物),宇宙 — itsuko 13:47

< 脱皮しました >

本日、ショウリョウバッタの最終齢脱皮に遭遇しました。

メスは大きくなりますね。これからオスを探して我が家の野原(芝生がほとんど野原化しています^^;)を飛び回るのでしょうか?

夏は虫の季節。夏休みにいろいろな虫を見つけた子も多いでしょう。

その好奇心や興味を大切にしてください。

これはキゴシジガバチ。土を集めて巣を作ります。

こちらはスズメガの仲間、オオスカシバの幼虫。ちょっと見にくいね。

お尻にアンテナはお約束!

そしてこんなきれいなハムシ?もいます。どうやってこんな色になるのでしょう???

カブトムシゆかり!なんて虫好きのアイドルがいるらしいが、私はオニヤンマいつこ!で対抗しよう・・・・かな!

来週から幼稚園では園児用トイレブースの全面工事が始まります。

なんとなんと、子どもたちのトイレが生まれ変わります。

ディズニーランドにも負けないほどの楽しさを演出します。

9月からの幼稚園見学日では是非お立ち寄りください。

きっとびっくりしますよーーーーーー。

お預かりしている入園金がながつた幼稚園を支えています。

ありがとうございます。

ペコリ。

 

< 発達心理 >

久しぶりに大学教授の講義を受けてきました。

講座は幼児の発達心理学 です。

学生時代は長い授業に飽きてしまい、早く終わることばかり考えていましたが、

この年齢なって聞く授業は新鮮で、心地良かったです。

いろいろな場面の子供たちとの体験が思い出され、早く子どもたちに会いたくなりました。

あの時はこう言えばよかった、こう聞けば良かった。

きっとあの子はこう言いたかったんだ、こんな事を考えていたんだ、

と今までに出会った子供たちのとの場面が思い出されました。

幼児期の発達は心身両方のの発達が絶妙に組み合わさっています。

それを無理に保護者の都合で歪めてしまうと、結果としていくつも弊害が起きてくる。

言葉もオムツもきちんと成長の中に組み込まれている。

だから子どもと向き合い、必要な時に必要なことをしなくては、またはさせなくてはならない。

出来ることはさせるが、先回りはしない。順序があるんだ。

改めて子どもの成長する様をイメージできて、早く子どもたちと係わりたいと思いました。

また9月からどんな場面に出会えるか、楽しみです。

今日は蒸し暑さが少し取れて、本来の太平洋高気圧の夏の暑さに戻りました。

亜熱帯の夏はもう終わり!

温帯地方のスカットした夏に期待しましょう。

セミの抜け殻集めています。まだ3つしか届いていません。トホホ!

セミセミキャッチャーをするにはダンボールひと箱集めないと・・・・・。

でもセミ、あまり鳴かないな・・・・・。セミどこ行っちゃんたんだろう???

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 17:53

< 標高〇〇m? >

前々から幼稚園のお山は標高何メートルだろうか???と気にしていました。

本日なんとか計測しまして、大体の高さ(ピーク)が出ました。

「そうか、この山でこの位いなんだ。」

とすると、富士山(3.776)はやっぱり高いし、エベレスト(8,848)なんて想像がつかないな!

そこへ登るのだから尋常じゃない。

幼稚園のお山も急いで登ると心臓がバクバクしますが、

さて標高はどのくらいでしょうか^0^

(グラウンドからの高さ)

①25m  ②35m  ③45m

たとえこれだけの高さでも、林内は涼しく、頂上は空気が違います。

今日は丸々太ったタマムシも見つかりました。

ふじ組さんは夏を満喫したようです。

おまけ・・・・・。

「先生、髪切った?」(年長男の子)

「うん、暑いから切っちゃった。」(私)

「なんかオバサン見たい。」(男の子)

「うん、だってオバサンだからしょうがないよ。}(私)

「違うよ、違うよ、おばさんじゃないよ。」(一緒にいた年長女の子。もう泣きそうに。)

「ありがとう。ありがとう。やさしいね。」(私)

年長ともなると素直な表現にプラス、人への思いやりも生まれてきます。

子どもに励まされ、ありがたいことです。