< 命に触れる >

犬や猫を飼っているお家も多いと思いますが、

命に触れる事はやはり気持ちや心を穏やかにしてくれます。

まずは機械ではない動く生き物を前に、自分はどうしようかと見つめ合う。

匂いがするし、触れば温かく、フワフワ・ゴワゴワ・チクチク・ツルツル、感じる、感じる。

この触れ合いを大切にしたいと思います。

ながつた幼稚園には飼育動物はいません。

しかし命と向き合う場は、日々の遊びの場、ビオトープがありますが、四足動物との係わりはこの移動動物村でしょう。

家禽や家畜がほとんどですが、命には変わりありません。

今日はどんなやさしい気持ちが産まれたでしょう。お天気で良かったね!

遊びスモックを持ちかえりますからお洗濯お願いします。

僕たちもかまってよ~~~~、ラプラドールのマリーとミニブタのシェリー。起きてーーーー!

 

< 体験型環境教育 >

与えられて学習するのではなく、自らが感じて、学び取る。

そして感じた事を、見つけた物を、他のみんなと分かち合う。

絵に描く、言葉にする、つまり表現して人に伝える。

他の人の表現を受け止める、共感する、一緒に楽しむ。

これらの事から「生きる力」を培う。自らが経験する事によって、一つ一つ引き出しを多くしていく。

これが、体験型環境教育です。

日本ではこの様な教科タイルが先進各国に比べ、極端に不足しています。

欧米各国は80%以上に対して、日本は30%です。

私が子どもの頃育った環境には普通にあった田畑や林、そして小川が失われている今、

敢えて取り入れて行かないと、この様な環境で体験したあれこれが、まったく無いまま大人になってしまいます。

ながつた幼稚園の山や池は、その為の貴重な環境です。

生き物はいたり、いなかったりですが・・・・。

彼らの棲息場所を整えるのは本当に難しいです。人の思い通りにならないのが自然。

自然は偉大で、逆らえません。

以下は今日のバクの日(体験型環境教育)の様子。

楽しかったね!

ちなみに、困ったことが発生したら、「こうばん」へどうぞ。(私が待ってるよ^^;)

ここでも自分の言葉で状況説明をしないといけません。

幼児の世界は日常が重要な学びの場。

ガンバレ、みんな。自分で切り開け!

 

 

< そぼふる雨ね。 >

まだ早いかな・・・と思いますが、外は朝から雨でした。

梅雨の走りでしょうか?そぼ降る雨の週明けとなりました。

日本では雨が重要な気象条件。この時期の雨がイネを育て、お米を作ります。

そぼ降る雨は日本の代名詞かもしれません。

雨、一つにも様々な言い回しがあります。日本だけの、自然や風景を表現する文化でしょうね。

霧雨/小雨/五月雨/にわか雨/こぬか雨/急雨/暁雨/軽雨/紅雨/黒雨/細雨/桜雨/山雨/地雨/糸雨/時雨/愁雨/氷雨、ひゃーーー、

まだまだあるぞ!こんなにあっても使えないですね^^;

この『雨』を体感する活動を、年中さんでは取り入れる予定です。

今日のような小雨の日、雨のお山をお散歩します。

う~~~ん、楽しそう。

普段とは違った匂いや音。雨に日に現れる生き物や、緑のきれいさ。

などなど、体感します。

「雨の日は森へ」という書籍(八坂書房)まで出ています。

雨もまた楽し!です。

< 帰って来た、Ninox >

今年もやって来た、Ninox? scutulata。検索にヒットするとまずいので、学名です。

鳴いた、飛んだ、追った、居たーーーーーー、飛んだ、追った、居なくなった、また鳴いた。

鳴き返したが応答は無い。

でも今年も確かにやって来た。

今日も鳴くはずだ。夕方6時からの約1時間が彼(先に来るのがほぼオスと思われる)と出会えるチャンス。

これから見張ります、鳴き声を頼りに。

 

 

 

< 沖縄かーーー、 >

今日は沖縄本土復帰記念日です。

歴史認識を廻ってあれやこれやと問題になっていますが、沖縄はしっかり日本国の自治ですから、基地問題も含め、日本国民全員が問題意識を持たなくてはね。

周辺の島々を含め何度か行きましたが、どこも素晴らしい所です。

でも生活には大きな問題が生じている事は事実です。

その一つが普天間基地の移設問題。

普天間基地はとにかく街の中!

この基地を人々の日常が囲っていました。

逆に移設しようとする地域は、ほとんど人のいない、閑散とした浜辺。

この海域には日本で生息する大変貴重なジュゴンがいるのですが、それを考えてもあの町中からは移した方が良いと思いました。もちろんジュゴンは守るべし!

県外に移せないのでしょうか?神奈川県にもたくさんの基地がありますよねー@ー

辺野古海岸

移設反対の張り紙、オスプレイにも反対。

そしてどこまでもきれいな海

ドカンと上陸しているのは米軍だけではありません。

お山の池では、地上最大の上陸作戦開始。

「みんな、踏まないでーーーー、でもこうやって陸に上がって来るのよーーーー、エラ呼吸から肺呼吸よ、進化の途中よーーーー、」

と後半は言っていませんが、お池はピョンピョン跳ねる小さな黒い奴と、子どもたちで大賑わい。

どちらも無事に(立派に)育って下さい。

昔作りましたか?シロツメクサの冠。いいね!

Filed under: お山の様子(生き物と植物),社会情勢 — itsuko 17:54

< 羽化成功 >

卒園児の保護者の方から譲り受けて、何とか冬を越せたゴマダラチョウの1頭が、本日無事に羽化して、ポカポカ広場を元気に飛び立った事を報告します。

朝、ガタガタしていて、飼育箱を見ていなかった私に、

「逸子先生、職員室の前の箱にチョウチョウがいるよ!」

と教えてくれたのが、年中組の女の子。

「エーーーー、ホント、ホント!大変、それは孵った事よ!わーーー、良かった良かった。見に行こう!」

と興奮気味の私。

「うん」と大きく頷き、付き合ってくれたYちゃん。

また一つ、命が繋がりました。

蛹の中で、どのような変化が起きているのか見る術はありませんが、実に不思議な生命の神秘が完結いたしました。

この個体がまたどこかで次の生命を残してくれる事でしょう。

嬉しい話題の反面、この種のチョウで、アカボシゴマダラ というチョウがいます。

幼虫も蛹もそっくりですが、特定外来種に指定されている厄介者。

見つけ次第殺処分が指定されているチョウチョウです。

その蝶がこちら。

春型は特に白化が際立ちます。ただいまミズキの花で吸蜜中。

きれいに見えている後ろ羽の黒い点々が、夏型では赤く染まって並ぶので、アカボシゴマダラです。

日本の蝶にはこの赤い斑紋はありません。

ゼンマイ状の黄色い口で盛んに蜜を吸っていました。

こちらもフワフワと飛び、とてもきれいな蝶ですが本来の生息地域は中国。

これは上記のような本来日本に生息するゴマダラチョウとの混雑種の危険がある為、殺処分です。

困ったものです。実は人間が日本に持ち込んで、自然界に放したため急激に増えてしまった種の一つです。

こんな身近にも、ましてや子どもたちが興味を示し、野外での観察に適した時期に、こういう理不尽な事態が生じている事も伝えなければなりません。

人間の勝手な行動から生じている事をです。

誠に残念な、そして深刻な話です。

今日から給食試食会も始まりました。この事はまたお伝えするとして、

幼稚園活動も本格的になります。

夏休みまでノンストップ。お母様方もしっかり付いて来て下さい^=^!

 

 

< 見つけたよ! >

これ、「へびのぼり」

へびも時々天空を目指す訳です!^^;

年長さんも、年中さんも今年は月間絵本に図鑑が付いています。

 

これを持って四季の生き物や植物を観察します。

昨日は朝からみんなで大騒ぎ!

トンボが池から羽化したのを見つけたり、シジュウカラが巣箱から顔を出している所を見つけたり、小さな博士さんたちが図鑑を下げて観察です。

虫カゴや虫網、ムシメガネもしっかり持って、さあお山へ出かけよう!

地中にはトウキョウヒメハンミョウの幼虫。この穴から顔を出し、通りかかった餌物を捉えて食べる分け!変でしょう・・・・。

 

うん、見てる、見てる!

 

出て来ました、シジュウカラのヒナ。今日は6羽の巣立ちでした。

みんながいない時に巣立っちゃった・・・・・。

イエ~~~~~イ!

(年長さんは動物園を出発しました。)

 

< 博士の日 >

あるカレンダーによると今日は「博士の日」となっています。

余白には、2010年ネアンデルタール人のヒトゲノム解読、ともあります。

そういえばそんなニュースが報じられました。

ところでペキン原人のヒトゲノムはどうなっているのだろう?

一緒じゃないですよね?

まあ何かにつけて欧米から世の中は動きだすのでしょうがないでしょうか!

「欧米か!^^;」って頭をパチンと突っ込む芸人さんもいましたね。

あっ、まだいるんでしたっけ???

連休明けから何を言っているんだか、頭が少し緩んじゃったかもしれません。

今日は「おかあさん、おかあさん」とママを呼ぶ声もしていました。

また幼稚園が始まりました。

「背中のスイッチをパチンと入れて、さあ幼稚園ですよーーー!」

と朝の外集合で話しました。

これから夏休みまで、生活リズムを整えて毎日しっかり登園しましょう。

毎日幼稚園に来る事が何よりも大切です。

保護者の皆様も頑張りどころです。泣いても、騒いでも、幼稚園です。

お休み中に発見したもの。心配で心配で毎日見に来ていたのです。

(家に持って帰る方法もありました^^;)

それはゴマダラチョウの幼虫が蛹になりました。

今まではアゲハチョウしか飼育して来なかったので、この蛹は初めてです。

きれいな色ですね。

何とか無事に羽化して、お山で羽ばたいて欲しいです。

昆虫の変態は本当に不思議。この過程を全て解読したら、それこそ博士号間違いなし!

(昆虫の遺伝子解読はもう出来ているのでしょうか?????)

なぜこの色、なぜこの形、なぜエノキの葉しか食べないの?どこかの博士、教えて下さい。

 

 

 

 

< 桐 香る 5月 >

朝は少しひんやりした5月のスタート。

若葉が瑞々しく、吹く風も気持ちがいい季節です。私の誕生月!(余計な情報でした^^;)

お山には大きな桐の木があります。

毎年薄紫のラッパ状の花を咲かせ、シトラス系の香りを漂わせます。

地面に落ちるとこれまたきれい。

今月は天候不順にならないように願いましょう。

ではまた明日!

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 19:20

< 青い鳥いろいろ >

そうか、今日は昭和の日でした。

この名が付いてから、かれこれ何年でしょう?

連休を楽しく過ごしていますか!もちろんお仕事の方も大勢いますね。

お天気も良くて良かったですね。

私は相変わらず自宅の片付けと林歩き。

あまり変化の無い休日ですので、先日お山に初めて飛来した夏の鳥を見て下さい。

幸せの青い鳥です。いつものように鮮明写真ではありませんが、とにかく背中が真っ青な、美しい鳥です。

鳴き声も日本の3大名鳥の1種です。

瑠璃色が鮮やかな、「オオルリ」

会えてよかったです。

そして東京湾の干潟で見つけたシギ・チドリ。

干潟で体を休めて旅を続けます。

この2羽はメダイチドリ。

これも青い鳥。アオアシシギです。

こちらは嘴がゾウの鼻のように伸びている、チュウシャクシギ。

ロシアへ帰る途中って分けです。

今日の夜は早く寝て、明日はまた幼稚園スイッチを入れて下さい。

明日は給食です。お間違えの無いように!

ではおしまい。