< さざんかの咲く頃 >

♪ さざんか さざんか 咲いた道

たきびだ たきびだ 落ち葉焚き

「あたろうか」 「あたろうよ」

しもやけおててが もう かゆい

作詞:巽 聖歌  作曲:渡辺 茂

ご存知、「たきび」の2番です。

昭和16年12月のNHK子どもテキストに掲載された童謡です。

このお花、さざんか はこんな花。

幼稚園のお池の横にひっそりと(ちょっとボーボーと・・・・^^;)咲いています。

薄ピンクの花弁がきれいですね。

このお花の咲く頃は気候が急変する頃だそうで、

確かに11月には入って寒くなりましたし、各地で木枯らし1号が吹きました。

中国の万里の長城では気候の急変で命を落とす人が出てしまった程です。

皆様の周りではお変わりありませんか?

体調管理にも気をつけなければいけません。

幼稚園では感染症のお友達は出ていません。

少し風邪気味の子がいるようです。

これから日に日に日差しが短くなり、秋の深まりを感じます。

どうぞご家族の健康管理には気を付けてください。

私たちは差し入れのおやつ! で、放課後も元気いっぱいです。

有り難い事です。先生方が元気で明るい職場は、何よりも子どもたちにとってすばらしい環境でしょう。

作品展の作品作りも佳境に入り、子どもたちの独創的な作品が次々と出来上がっています。

こん会はテーマが「ながつた幼稚園」ですので子どもたち目線のすごさが現れています。

「えーーー、何これ???

どこにこんなのあるの???」

と、先生が知らない幼稚園内のいろいろ!

子どもたちは毎日しっかり見ているのです。

あんな物も、こんな物も!

そう言えば、髪型が変わっても、服装のイメージが変わっても、子どもたちはすぐ気がついて言ってきます。

そんな子どもたちの感性が爆発している作品展を見て、いえ感じて下さい。

私のコーナーにもちょっと寄って下さいね。

面白い展示を考えています。

おしまい!

 

 

 

< 問題山積みです。 >

ところで私は先日茨城県の奥久慈という場所へ出かけました。

私の所属する会(日本野鳥の会)の関東グロック協議会が茨城県で開かれたのです。

様々な問題を共有し、これからの人と鳥の共存を考えます。

またそれぞれの都道府県の会の運営が上手くなされているかを検証し、お互いがいい所を学びます。

そこで今回はこんな問題が提議されました。

この会に入っている私だけでは無く、皆様にも是非知っていただきたい事がいくつもありました。

一つは、東京都が立候補している2020年の夏季オリンピックですが、

私のこのページにもリンクを張っている葛西臨海公園、ご存知でしょうか?

横浜からも首都高速湾岸線を使って1時間ほどで行かれる、東京湾に面したとても開放的な、そして整備された公園です。

水族館もありますし、大観覧車が目立ちます。

また90%が埋め立てられた東京湾の、わずかに残る海岸線が3キロも残されている貴重な場所ですが、ここへカヌー競技の会場を設置する事が盛り込まれています。

開けた芝生の憩いの場所がカヌースラロームの為の渓流を作るのに何百トンもの水を貯めるプールで埋まります。

海を背にして高さ15メートルもの観覧席も作られると、開けた海原を見渡すことも出来なくなります。!

そんなことになっています。

オリンピックには賛成しますが、20数年かけて作って来た都会のオアシスを壊していいのでしょうか!

この公園には鳥類園もあり、渡り鳥の多くが中継する貴重な場所になっています。

現在野鳥の会東京支部では代替案を招致委員会へ提出しています。

東京が進める現在の案の不備を、直接IOC(国際オリンピック委員会)へ提訴する用意もあるそうです。

私はこの公園が好きなので、年に何回か出かけていますから、他人事ではありません。

次に、栃木県から出された問題です。

コウノトリをご存知ですか?

日本産のコウノトリは絶滅し、兵庫県のコウノトリの里公園で野生繁殖を試みていて、野生復帰した鳥が、遠く関東地方にも飛来しています。

そこで栃木県はこのコウノトリを歓迎しようと誘致に手を挙げたのですが、生息する場所が無い!

つまり鳥が来ても生きて行ける環境が整備されていないのです。

野生動物は生息出来る場所に生息します。

当たり前の事ですが、単純に鳥だけを持って来ても、環境が整わないと生きられない事を県に伝える事になりました。

まずは農家の協力の元、冬も水を張ったり、農薬を使わず農地の生き物を増やす工夫が必要です。自然環境を整備する予算等を組み、栃木の人々に周知することが優先されます。

野生動物の自然界復帰はそれはそれは時間がかかり、大変なのです。

最後は茨城県の大きな問題。

皆さんはレンコン、お好きですか?

これから旬を迎えるレンコンは、おせち料理にも欠かせない食材ですが、この産地が集中するのが茨城県。

ハス田には鳥たちの飛来を防止する、防鳥ネットが張られています。

この事自体は農家の人が生産物を守る行為ですから措置するわけには行きませんが、収穫が終わった今の時期になってもまだそのネットを外さない事が大きな問題なのです。

帰りの電車からも目にしてしまった光景。

この防鳥ネットに冬を日本で過ごすために飛来したカモたちが引っ掛かり、死んで行くのです。

なんと残酷で、心が痛む光景でしょうか。

近隣の子どもたちは毎年この光景を日常の一端として目にする事になります。

生き物が死んでいるのを何も思わず行き来する毎日。

情操教育上もいいとはいえません。

美味しいレンコンは鳥たちにとっても大好物。

収穫後のハス田には残った小さなレンコン(売り物にならない物)がたくさん浮いているのです。

飛来したカモたちに、「ここへお出で!」と言っているようなハス田へ来ると、

そこにはネットが・・・・・・・。

一度掛かると死を待つしかないのです。

茨城支部はこのネットを収穫後には外してもらうようにお願いしていますが、

広い農地のネットを外すには、人手やお金がかかる分けです。

この工面が農家の生計を圧迫するのです。

ではどうするか?

人と野生動物の共存問題は、人々が口にする身近な食材の産地でも、待ったなしに毎年起こっています。

鳥の命は食材収穫の為にはどうでもいいのか!

しかし食物を収穫する農家の人々の生活は守られなくてはなりません。

きれいな久慈川に鮭の遡上を初めて目にし、袋田の滝を堪能しても、

帰りの電車での悲しい光景に、憂鬱な気分で帰って参りました。

袋田の滝

久慈川を上るサケ。

(中央部分に背びれが映っているのですが・・・・、見えませんね!^^;)

映像ではよく目にする鮭の遡上。

実際を初めて目にし、感動しました。

体はボロボロになりながら、懸命に川を遡る。

運命(さだめ)とはいえ、命を繋ぐ神秘に触れました。

< 秋の色どり >

しとしとと雨が降る肌寒い1日となりました。

今日は秋の色や風景を拾ってみました。

ちょっと変な物も?

イヌタデ(タデ科)

田舎の方では「アカマンマ」なんて呼ばれている野草です。決して雑草ではありません。

この小さな赤紫色の花から種が落ち、冬鳥の大切な食料になります。

ガマズミ(スイカズラ科)

この実も鳥たちの貴重な食べ物。

きっと赤い実は美味しいのでしょう。今度食べてみよう!

こちらは黒い実。これも食べ物。

ヤブミョウガ(ツユクサ科)

根元には食材のミョウガ(花)を付けます。

黒真珠見たいに光沢があります。

そして今朝のススキ。秋でね~~~~~。

茎に着いた雨粒。自然の作りだす造形美 ですかね。

いろいろな植物があるから動物は生きられる。動物を支えているのは植物!という事になります。

そして、動物が残しただろう痕跡か????

これは・・・・、ヒル?いえ、フン!

まっ黒け! 棒で触ると・・・・・、

チョコレート色?フンにしてはきれい。

生き物ではない。結果、フン。鳥か・・・・・?

お山には不思議な物が出現します。

 

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 17:19

< カマキリ カマキリ、と! > 

この時期はカマキリたちが地上近くへ降りてくる時期。

したがって目にする機会が急に増える分けです。

案の定幼稚園ではあちこちで、

「先生、カマキリカマキリーーーー!」

と叫びまわる子どもたち。

体も目いっぱい大きくなっていますから、子どもたちは彼らに怯んでいるようです。

それもそのはず、何のためにわざわざ地上へ降りて来たかというと、

卵を産みつける為です。

ですから目にする個体はみんなメス。

お腹がパンパンで大きくなっています。

今日は朝からあの子も、この子もカマキリがいる事を教えに来てくれます。

「わかった、わかった。カマキリね!」

男子も女子も覗きこむ。

「おい、ここだよ。触って見て!」

「ダメダメ!これから卵、産むんだから。そっとしておくんだよ。」

「あーあー、出ちゃうよ。」

「やめろ、押すな!」

「何がいるの?見せて・・・・・」

虫ランドは大騒ぎ。なんとこのエリアに4匹のカマキリが持ってこられました。

そもそもどうして子どもたちの目につく所にカマキリがいるかと言うと、

この時期に産卵をするカマキリたちは卵から孵ると少しずつ木の上を目指して移動します。

その間2~3回脱皮をし、相手を見つけて交尾をして、さて産卵ですが、

そのまま木の上に卵を産みつけると、鳥たちに食べられてしまうリスクが高くなるのでしょう。

殻をつついて鳥たちは、気用にカマキリの卵を食べます。

特にカラ類は大好物。食堂が木の上だと格好のダイニングテーブルになるのです。

よって地上近くへ降りて来て、木の幹や枝、草の茎に産みつけます。

子どもの目線に近くなるので、あちこちで見つかる訳です。

子どもに見つかる事も実は致命的。

そのまま見過ごすはずがありません。

昨年もこの虫ランドでオオカマキリの卵が孵りましたが、

来年も見られるように、捕まえるのは「卵を産んでから!」と、約束しました。

それがこのカマキリ談議になっているわけです。

そしてお楽しみはもう一つ。

このカマキリのお腹に潜む怪しいギョウチュウが、

「ハリガネムシ」

そりょあそりゃ、これまた大騒ぎの元で、尚且つ秋の名物でもあります。

産卵を終えると命を落とすカマキリに、いつまでも宿っているわけにいきません。

そこで彼らは産卵の前にカマキリのお尻から、もしくはお腹の一部を破って脱出を計ります。

くねくねと体をくねらせ、水辺を探します。

実は水中で繁殖するのです。

と言う訳で、昨日の静けさは夢だったかのような、カマキリ騒動でした。

 

 

 

< 挨拶 >

少々サボっておりました。

なかなかブロガーのようには行きません。

さて寒露も過ぎ、いよいよ秋本番。夜露が草木に付く頃です。

今日からまた幼稚園開始です。

欠席する子も少なく、みんな元気に登園して来ました。

今日の朝礼では「ご挨拶」についてと、「自分の事は自分でする。よく考える。」という2点について、お話しました。

保護者の皆様、挨拶していますか?

先日のパワフル運動会では、職員3人で目をまるくしてしまった出来事がありました。

本部後ろで開始の準備をしながら並んでいた所、在園児を園児席に連れて行くお父さんが私たちの前を歩いて行きました。

すぐ目の前を行く保護者の方に、私たちはもちろん「おはようございます。」と挨拶をしますが、

一人目かわされ、二人目もかわされ、結局並んで立っていた3人全員、無視されてしまいました。

子どもはにこにこと笑って、私たちの顔を見て行きました。

何か考え事をしていたのかもしれません。

もしかしたら、私たちの事が目に入らなかったのかもしれません!(まさか・・・・)

どちらにしても、人と人の係わりは、挨拶からです。

会釈でも、笑顔でも、返すことは必然でしょう。

就職先がなかなか決まらない学生さんも多い中、

企業が面接で重視する要素はまず、どの会社も、「挨拶が出来る事」だそうです。

人はコミュニケーションに言葉という道具を使う動物です。

出会った時にこの挨拶(スタート)がきちんと切れるかどうかで、印象は大きく変わるのです。

人と接する心構えも出来るはずです。

その挨拶が出来るように成って欲しい、と常日頃思っています。

「いつでも、どこでも、誰にでも!」

大人になればなるほど、親としては何としても、身をもって子どもたちに示したい礼節です。

どうぞ皆様、朝起きたら子どもたちに「おはよう!」と声を掛けて下さい。

お母さん同士あったら、きちんと「おはよう」「こんにちは」「さようなら」を子どもたちの前で言って下さい。

お父さんももちろんです。

自然と身につける慣例は一生その人の基盤となって、将来の身を助けます。

さあ、後期 開始。

皆様もこの年度の残り半分を挨拶と共に過ごしましょう。

私は連れ合い(旦那です^^;)の夏休みが取れたので、

この3連休を利用して初めて沖縄に行ってきました。

観光は二の次で、国の特別天然記念物2種(ヤンバルクイナ・ノグチゲラ)と、固有種1種(ホントウアカヒゲ)の鳥を見に行きました。

ガイドの方といろいろな話をし、またまたこれからの幼児・児童教育のあり方を考えました。

ここに生息する生き物たちの声に、姿に、自分が生かされている環境を知り、共に生きる方法を探りました。

そして沖縄県の置かれている状況をこの目で確認して来ました。

本当に街の真ん中に連なる米軍のフェンス。

普天間基地が移設される予定の穏やかな辺野古海岸。

でもその反面、周辺の街はうらびれて、主要な産業や人の営みは見受けられませんでした。

島国である日本の国境を接する県の、厳しさも感じて来ました。

この時のお話はまた今度にいたしましょう。

今日はおしまいです。

 

 

 

< 名月・大潮・台風異変 >

普通台風一過は心地よい秋晴れを感じられますが、

湿った空気がいつまでも居座って、さすがに体にはだるさだけが残ります。

おまけに日差しはまだまだ強いし、今日は西日で日焼けです。

しかし昨日の台風は心配しました。

関東地方も飲みこまれる大きさで、せっかくの中秋の名月も明け方遠くの空に見えただけとなりました。

ましてや大潮とは生物にとって重要な時期。いえピンポイントでこの日限り、という生態を持った生き物がたくさんいますからこの日に合わせて台風がやって来ると、1年の内の大切な儀式が行えない生き物もいたかもしれません。

人にとっても他の生き物にとってもお月見は、涼やかな秋風の下、虫の声を聞きながら見上げたいものです。

月餅(中国のお菓子)など食べながら・・・・・。

いえいえ、中国のお菓子より、やはりお団子でしょうか。

今は中国とちょっと「ややこしや・・・・・」ですからね。

それにしても中国ではこの時期が国慶節で、8連休だそうで、なんと3億人が観光に出かけるとか!

ヒエーーーー、日本の全人口×3倍の人が動く!

驚きです。

すごい国ですね。

さすがに人口世界1、の国です。

日本では台風の被害が各地に出てしまいましたが、中国ではこの連休を大いに楽しんでもらって、

熱した頭を少し冷やしてもらいましょう。

そして今日は子どもたちがこんな物を見つけました。

これも気象異常のなせる技か?

本来は春に見られる日本ミツバチの分封(新女王誕生による巣分け)状態を見つけました。

「先生,大変!

何かがブンブン、たくさん飛んでる?????」

とひまわり組の子どもたち。

食事をしようとしていたら、この熱い声に呼び出され、現場を見に行くと、

確かにブンブン、たくさん飛んでいる。

その正体は、日本ミツバチ。

双眼鏡で近くを探すと、なんと蜂球状態を発見です。

古い梅の木に群がっています。

ひまわり組の隣の畑の梅の木です。

今の時期も巣分け行動を起こすのでしょうか???

それとも台風がもたらした、異常行動なのでしょうか???

毎日いろいろな事が起こります。

< 渡る鳥たち >

本日早朝、ヒヨドリが群れをなして南へ下って行きました。

アキアカネがこちらも集団で里へ降りてきています。

渡る鳥たち。渡る虫たち。

これから冬に備え、食べ物がある南を目指します。

トンボは田圃で産卵を終え、命を閉じます。

北の鳥たちはより南への大移動。

途中で命を落とす鳥もいて、DNAに組み込まれた定めとしても、

毎年大変な行動を繰り広げているわけです。

時より空を見上げて群れ飛ぶ彼らを見つけたら、そっと声を掛けてやって下さい。

「気を付けて行ってね。また戻って来てね・・・・・・」と!

南下するヒヨドリ。

海を渡るヒヨドリ。

本日の説明会は無事に終了いたしました。

ご参集下さった皆さま、ありがとうございました。

大型の台風17号が迫っています。

10月1日月曜日の登園状況に変更がある場合は、メール送信にてお知らせいたしますので気を付けていて下さい。

 

< 嗚呼 チンチロリン >

少し前にこのページでもご紹介した童謡、虫の声。

その中に出てくる秋の虫の王様「まつむし」をなんと預けて下さる方がいらっしゃいました。

私のこのページを見て下さり、急いで届けてくれました。

なんと奇遇な再会でしょう。

実はこの方は卒園児さんのお父様で、長津田地区の昆虫の生息調査をしているそうです。

小さい時から虫がお好きで、お子さんが幼稚園時代からお家にはたくさんの甲虫類を飼育していたそうです。

(当時担任だったN先生の話!)

その方が鳥類保護連盟(リンク先あり)のバードピア(生き物にやさしい自然環境を整えている庭や地域)に登録した

ながつた幼稚園の記事をご覧になって、お話に来て下さいました。(運動会の時)

思いがけないお話に運動会の疲れも吹っ飛び、虫の話に盛り上がりました。

人との出会いとは本当に不思議です。

と同時に、発信する事(思いを伝える事)は大切だな・・・・、とつくづく思いました。

そしてこのマツムシです。

自然の山野ではまず聞かれなくなってしまったチンチロリン。

もし鳴いていたとしても、どれほどの方がこの声を聞き分けられるでしょうか?

嗚呼 チンチロリン。

渥美半島で夜なか中鳴き通すマツムシの声に浸って以来の再開です。

神奈川県でもそうそう聞ける場所は無くなってしまいました。

平安古来から親しまれている秋の虫たち。

その音色を知らないなんて、人生の半分、三分の一、いえ四分の一かな・・・、は損しています。

昨日はエサの茄子を取り換えるため自宅に持ち帰ってみました。

一晩中、それはそれは美しい声を聞かせてくれました。

マツムシの声を聞きながら床に付き、マツムシの声で目覚め。

なんて贅沢なひと夜だったでしょう。

平安時代の歌人たちは、こんな環境の自然の奏でる様々な音、景色、事象を楽しんでいたのでしょう。

自宅周辺で毎晩鳴いているコオロギたちも、一段と力を入れて鳴いていたような気がします。

マツムシの声を聞きたい方は夕方、幼稚園に寄って見て下さい。

(宵と共に始まり、朝日と共に止みます。)

上がメス、下がオス

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 10:22

< 変な9月 >

天候が異常と言われてもうかれこれ数年経ちますが、

今年の9月も本当に変です。

気温が30度を下回らない9月なんて、きっと初めてなのではないでしょうか?

台風が関東地方に来ない代わりに、湿った南風が流れ込んでいて、

どうにも秋を感じる事が出来ません。

雲は時々秋の気配ですが、その流れる方向が北!

つまり風が南から吹いている、という事です。

あーあ、早く秋風に成ってくれないかしら・・・・。

この分では運動会もきっと暑いのでしょうか?

そう思うと年少さんの運動会は10月中旬にしておいて、本当に良かったです。

しかし甲高く数にまさえるアオマツムシ(外来種)もいいですが、

地上付近で懸命に声を上げるエンマコオロギやツヅレサセコオロギの声は、やはり秋その物。

これにマツムシやカンタンの声が加わると、痺れちゃうんですが!

最近はめったに聞けません。

そこで少しでも秋を感じられるように、今日はこの歌!

虫のこえ   作詞・作曲者不詳

♪ あれまつむしが ないている

 チンチロチンチロチンチロリン

 あれすずむしもなきだした

 リンリンリンリンリーンリン

 秋の夜長を鳴き通す

 ああ おもしろい 虫のこえ

♪ キリキリキリキリ こおろぎや

 ガチャガチャガチャガチャ くつわむし

 あとからウマオイ追いついて

 チョンチョン スーイッチョン

 秋の夜長を鳴き通す

 ああ おもしろい 虫のこえ

さてこの中でいくつの声を自然の中で聞いた事がありますか?

ほぼ難しいのが、今の身近な自然です。全然秋を感じられませんね!?

ああ、秋が恋しいなーーー。

< 過ぎゆく夏! >

夕立があってもなかなか涼しくならない夏ですが、

トンボ界では秋のトンボに交代です。

なわばり(お山の池)を毎日パトロールして、他のオスを追い払ったオオシオカラトンボも遂に命を終えました。

今日池に浮いていました。

最後の場所も池の中か・・・・・。

子孫を守るのはまさしく命がけです。

ありし日のオスとメスです。

きっとお池にはたくさんの子どもたちが産まれて来るでしょう。

オオシオカラトンボがいなくなったお池には、変わって秋のトンボ(ヒメアカネと思います)が陣取っていました。

やっぱり季節は移ろうのです。

明日はプレ幼稚園の最終回。

クラス毎に分かれ、幼稚園を体験します。

先生方も全員で準備にあたり、幼稚園入園を楽しみにしている子どもたちにワクワク感を持ってもらいます。

9月、10月と見学会も続いていますので、普段の幼稚園活動をご覧いただき、

来年度からは是非ながつた幼稚園で充実した幼稚園生活を送って欲しいと思います。

明日は元気に着て下さい。