< 図鑑を開こう >

今年度の年中さんの月間絵本には年間を通じて楽しめるポケット図鑑が付いています。

今月から早速その図鑑を使う事にしました。

なんてったって、この図鑑が生きるとっておきの場所がながつた幼稚園にはあるのですから!

使わない手はありません!

「はる」をテーマに見つけてみよう!

図鑑に出てくるほぼ全ての写真が今のポカポカ広場では見られます。

そりゃ子どもたちも写真と見比べる事が出来て、楽しいはずです。

ちょっとお宝を見つけたら入れられるポケットも付いています。

年中さんはこの図鑑を持って、毎月お山や池を探検しましょう。

図鑑って、とても面白いです。世界を広げてくれる事間違いなし。

どうぞお家に有る図鑑も開いてみて下さい。

そして今日はこのお池の整備を始めてから初めて、カルガモのつがいが飛来しました。

私としては快挙です!

どうぞゆっくり休んで行って下さい。

そして今日は夏も近づく「八十八夜」です。

いつから数えて88夜?

はい、そうですね・・・・・・・・。

では明日は引き渡し訓練にご協力下さい。

< 今日の発見 >

春の連休をいかがお過ごしですか?

いつもは見られない朝のワイドショー番組なんぞを見ていたら、

小学生の人気モデルを目指す子どもたちの話をしていました。

小学3年生ぐらいから、今女の子向け雑誌で表紙を飾っているお人形さん見たいな顔をした(どの子もみんな同じ顔の!)モデルさんになりたいらしいが、

そんな事やっていていいのかな・・・・・・・?

かわいい女の子になりたい気持ちは分かりますが、

職業としている方々と同じ顔を作って、着飾って舞台に立って、

その後自分に何が残るんだろう?

ましてや小学校時代にしか出来ない経験や感覚・感性を、こんな商業ベースに乗っかってお化粧たっぷりの見たくれに、

お母さんたちはうれしいのだろうか?

本人がやりたい、又は将来本当のモデルになりたいからといって、数十万円掛けて10歳前後の子が力を注ぐにふさわしい目標なのだろうか?

大いに疑問を持ちながら、カメラを持って外に出ました。

そして本日見つけたいろいろです。

自然の中では一つとして同じ場面には出会わない楽しさに溢れています。

化粧なんかしなくても、みんなとてもきれいで美しい!

(私は化粧が必要ですが・・・・・・)

ツチイナゴ(バッタ科)

成虫で越冬し、出てきたようです。

オシャレにも、シクラメンの鉢で見つけました。

正面はこんな顔。虫だよね^^;

こちらはちょっと危険なカメムシ。

ヨコヅナサシガメ(サシガメ科) 刺すからサシガメです。

繁殖期は腹部の広がっている部分が真っ赤になるのです。

そしてお池のクロスジギンヤンマ。今年もこの連休中に5匹が羽化しました。

そして固まるオタマジャクシ。ずいぶん大きくなりました。

お山では、エビネ(ラン科エビネ属)の花が素晴らしい。今年は4株も花を付けましたね。

なんて可憐な花なんでしょう。

原産地は日本。花言葉は「誠実」

カタクリと並んで里山の代表野草ですが、最近はめっきり数を減らし、神奈川県下でも絶滅危惧種になっています。

小学生の女の子たちも、着飾ってお化粧して、一時は楽しいかもしれませんが、内から出てくる美しさを磨かないと本当のモデル業には付けないと思いますがね。

Filed under: お山の様子(生き物と植物),社会情勢 — itsuko 15:32

< 菌類 >

久し振りに(最近はもっぱら男子先生にお願いしている)竹の子掘りをしたら、

近くにこんな菌類を見つけました。

これは今までに見かけなかった、

アミガサタケ

こちらの群生はもう発生から数日たった状態ですが、

広葉樹林帯に春、出現する子のう菌類です。

実は食用。日本人には好まれませんが、ヨーロッパでは一級の食用品だそうです。

写真はもう傘の部分が黒ずんでいて、周りにコバエも飛んでいたので

どちらにしても食べられませんが、どんな味や感触がするのでしょうか?

点々とあちこちに出ていました。

今日のお目当てはこれ!

放っておくとどんどん伸びて、林を暗くする元ですから

春は頭を出した直後に掘り出します。毎年子どもたちと格闘するのですが、

今日は午後からの作業となりました。

池ではこんな場面を見つけました。

ハナアブの産卵です。

水辺の葉の裏や茎に産みつけていました。

卵から孵ると水中で幼虫時代を過ごしますが、そのほとんどがメダカやヤゴのエサになるでしょう。

しかしアブの目も大きいですね。

また映画の話になりますが、むかし「The Fly]というハエの映画、

というより科学者が物質の伝送装置を開発し、自分の体で実験する際に、その機械の中に一匹のハエが入り込んでしまい、一緒に伝送される際ハエの遺伝子が人間と混ざり合って酷い状態になってしまう映画です。後に「Fly2]も 出来たほど話題になった映画です。一応ホラー映画の分類です。

面白いです。私は好きです。昔の映画ですが・・・・・。

その映画の事を思い出したアブの産卵でした。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 17:38

< 春雷 >

天気予報で言っていましたが、本当に雷が鳴りました。

ほんの30分程の雷雨でしたが、春雷ですね。

今年もゲリラ豪雨がある前触れでしょうか?

春雷は最近ではめずらしいです。まだ4月も中旬なのに!

お陰さまで学年の懇談会も終了しました。

毎年同じような話ですが、年度の初めに一応ご説明させて下さい。

説明責任・・・・、でしょうか。

ながつた幼稚園の取り組みをご理解いただく第1歩ですので毎年時間を取っています。

ご出席いただいた皆様、ありがとうございました。

雨が降ってまた外はひんやりしました。

でももうアブラコウモリが飛んでいるんですよ!

これから毎日夕暮れと共にグラウンドの水銀灯に集まる虫を食べに飛び回ります。

彼らの住処を今度つきとめてみようかな。

春雷にコウモリ、懇談会に個人面談。

春の事象が次々とやって来て、そしてみんな大きくなって行く。

「春雷」っていう映画がありましたね。

 

< 野草 >

ふらふらと林の淵を歩いていて見つけました。

素敵な野草。気を付けて見ていないと踏んでしまう、小さいけれどとても可憐で存在をアピールする個性的な花々。

桜の春も華やかですが、地面にひっそり咲くこんなお花はいかがでしょうか。

ムラサキケマン(ケシ科)

2年草だから2年に1度しか花を見る事は出来ません。

原産地は日本や中国。

紫色のトーンが何ともきれいです。

花ことばが、「あなたの助けになる」 です。

ヒトリシズカ(センリョウ科)

こちらは幼稚園の池の土手にも顔を出すようになりました。

多年草ですからきちんと管理していれば毎年花を見る事が出来ます。

定期的な下草刈りが野草たちの命を繋ぎます。

原産国はやはり日本や樺太。

花ことばは、「隠れた美徳」 です。

何とも素敵な植物たちです。

< 散る散る桜 >

朝からいろいろな報告を聞いて頭を抱えたが、

今日のこの日を生かしたい!と思い、重い気持ちを脇に置いて、

お山にのんびりコーナー(ブルーシート)を作って見た。

明日は雨というし、桜も今日で見納めなので、子どもたちに風に舞い散る桜の花びらを、寝転んで眺めて欲しかった。

ついでにお山の約束や黒塊のオタマジャクシ、

満開のタチツボスミレ、咲きだしたタンポポにムスカリの花。

花の色の違いや形の違いにも気付かせたい。

何より柔らかい朝の日差しの中で吹く風を感じ、鳴く鳥を見つけ、野草の生息に心を和めて欲しかった。

ハクモクレンの薄茶けた花弁から甘い香りがする事に気付いた子がいて、「どれどれ・・・・」とみんなで嗅いでみた。

ホントだ!かすかにバニラエッセンスを溶かしたような柔らかい匂いがする。

とたんにまだきれいな花弁を拾い出した。

うんうん、いいぞ。五感で感じて自分で気づく。

これが野外で活動する最大かつ重要なポイント。

誘導や声掛け、シートの設置や導線の看板など急なお願いにも張り切ってくれた先生方、ありがとう!

子どもたちと共に、春の自然を感じ、気づいてくれたかな?

お山は先生方も心を解きほぐす癒しの場所です。

来週も年中さんにお山の話をして、5月は全学年でフィールドゲームだ!

池は花びらでいっぱい!これをカルガモが食べにくる事もあります。

発見、ミミズ。

何でもOKのSさん。いいね!

番外編。砂場側のクラス前にあるハナモモ。こちらが満開になります。

桜に負けずにきれいです。花弁が八重だからなお素敵。

今日はここまで。

では良い週末を。

 

< やっと春だね >

小学校の入学式に行ってきました。

卒園児がかしこまって、とてもお行儀よく式を終えました。

みんなカッコ良かったです。

立派な1年生になりました。

うれしかったです。

たくさん遊び、たくさん学べ!

桜も咲き始め、周りはようやく春ですね。

今日はモンシロチョウも飛んでいました。

お花見用の飲み物(少しアルコール含む)も業者さんからもらいました。

なかなかお花見をしている時間はありませんが、気分だけは花を愛でる穏やかな心持でいましょう。

明日は幼稚園のお友達がきっと喜んでやって来ますし、

笑顔でみんなを迎えましょう。

今日はこんな歌。昭和16年の唱歌です。

知っていますか?この素敵な歌!

うぐいす  作詞:林 柳波  作曲:井上武士

♪ うめのこえだで うぐいすが

春が来たよと うたいます

ホウホウホケキョ ホウホケキョ

♪ 雪のお山を きのう出た

里へ来たよと うたいます

ホウホウホケキョ ホウホケキョ

幼稚園のお山では先週、鳴いていました。

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 17:46

< 春の嵐 2 >

今日はこれからまた嵐が来るようですが、

幼稚園では新しいクラスの準備が着々と進んでいます。

クラス担任は6日まで楽しみにしてお待ちください。

さてさて、春の嵐の2番目が来る前に、お山の春を撮って来ました。

今日はまだ咲いちゃだめだよーーーー!

せっかくの花弁が春の嵐に飛ばされちゃう。

でもお山全体がやっと薄ピンクに染まって来て、

きっと今年の入園式は桜満開の下で写真が撮れるでしょう。

満開はお山の中のタチツボスミレも素晴らしいです。

ハクレンも本当に白くてきれいね。今日は咲いちゃダメ!

いろいろな新芽の登場です。

これは何の木になるのかな?

大きくなるといいね。

こちらはなんでしょう?

シダ科のイノデ。毛も毛ものイノシシの足みたいだから。

そして春の代表、ゼンマイ。

シダの仲間は全てまるまって出てきますが、ゼンマイはこの綿にくるまれて出てくるのですぐ分かります。

最後はこの子たち!生まれたよ。まだまだじっとしてるけど。

大きくなって、お山に帰ってね。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 10:32

< ホワイトデーですが・・・ >

こんなかわいらしい日に、こんな方のご紹介はいかがでしょうか!

今年もやって来ました「アズマヒキガエル」の皆様です。

私の確認した個体はオス4匹、メス2匹、計 6匹です。

夜な夜な観察していたら、今日は体調不良です。

9日あたりから集まり始め、11日深夜に初産卵です。

鳴き声から姿まで写真に捉えたのは初めてです。

私には、いえいえ子どもたちには何よりのホワイトデーの贈り物です。

上がオス、下がメス。

メスのお腹は卵でパンパン。

大きさもオスの2倍はあります。

これからお池に向かいます。

既に産みつけられた卵塊はこちら。

今年は工事が入ったので少々心配していましたが、先週から「クウォ クウォ」と鳴き声もとどろき、オスがメスを呼んでいました。

雨の中1匹で顔を上げるアズマヒキガエル。

夏に土の上で姿を発見すると、そのグロテスクな姿に「キャーーー」と悲鳴を上げる方も多いと思いますが、

実は他のカエル同様、かわいらしい顔をしています。

鳥も好きですが、カエルたちもいいでしょう!^^

子どもたちには既に報告済みです。

新しいお池の周りも開放して、しっかりと卵を見てもらいました。

ある男の子がこんな事を言ってくれました。

「先生、お池、きれいにしてくれてありがとう。」

気に入ってくれて良かったです。

これから草木が伸び、暖かくなるとこの場所の本領発揮です。

生き物たちの集う場所。

それがビオトープですから、多様な生き物を待っています。

ホワイトデーのキャンディーもいいですが、

こんな仲間も楽しいでしょう。

1年生になる年長さんも、小さくて、真っ黒なオタマジャクシを見に来て欲しいな!

 

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 18:00

< 中華食材 >

三寒四温の春。今日は十分寒いし、明日は暖かいとの予報。

少しずつ春へ向かっています。

学級閉鎖をしていたクラスも今日は元気に登園出来ました。

良かったです。まだ全体では4名のお友達が罹患中ですが、大分納まって来ました。

そして年中さんの体操参観はあいにくのお天気になり、グラウンドでの体験が出来ませんでしたが、

幼稚園の体操の内容や子どもたちの取り組む様子を見ていただけたと思います。

雨の中ご参加いただきまして、ありがとうございました。

子どもたちはスクスクと身体作りをしています。

さて、まだ寒い今日の雨ですが、先週はこんな美味しそうな食材を見つけました。

キクラゲ!です。

中華料理ではおなじみの影の食材ですが、でも美味しいし入っていると嬉しいキノコ。(私は!)

正式には「アラゲキクラゲ」キクラゲ科とあり、立派な食用です。

春から秋に広葉樹の枯れ木に群生する、とありますが

まだまだ真冬にも関わらず、一足早くの発生でしょうか?

収穫して中華丼でも作りましょう。

新しいお池の周りはこんな具合。

びっしりと霜柱が出来ました。

その長さは5㎝ほど。冷たそうですね。

雪の後には侵入者の痕跡。このお方は何を求めてお山を徘徊しているのでしょう。

今度看板立てておかなくちゃ!

「侵入禁止!」ってね。(読めるかな・・・・・・・?)

お山も春を待っています。

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 16:09