< まだセミーーー! >

今日は早起きをして近くの川をお散歩。

もちろんバードウォッチングも兼ねる。これは日常。

ちょっと歩くともう汗が出るほど、日向は暑い。

そして聞こえてくるのはアブラゼミの声。

11月だというのにまだソメイヨシノで一人さびしく鳴いている。

さすがに仲間の声は聞こえず、枯れ葉がはらはら散るばかり。

季節の攪乱に生き物たちは生態まで狂わされる。

アブラゼミの下では、ロシアや中国から到着したばかりのカモたちがのんびりと羽繕い。

まだ羽の模様が完全に変わっていないオス(エクリプスと言います)も数羽いた。

時々「ピリリ」とか細い声を出す。求愛の練習かな?

私はこのコガモたちの声が大好きだ。

また恩田川ではこれから春まで、この澄んだ、どこかノスタルジックな声を楽しむ事が出来るだろう。

今日は30羽以上いました。

そして多くのマラソン人。

ジョギングは人気ですね!

バードウォッチングは全然ダメです。

晩秋のセミ見たいに、万年マイナーですかね・・・・・・。

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 11:30

< 見つけた、見つけた! >

雨上がりのお山は落ち葉が濡れ、地面が湿り、空気がしっとり頬に当たります。

雨の後は落ち葉や地面が滑るので、外遊びは1回お休みにしています。

そんなお山ですが、毎朝の見回りにこんな生き物と遭遇しました。

うひゃ~~~~~、いたいた。久しぶりに会いました。

ヤマナメクジでーーーす。

大きくなると15㎝ほどに成ります。

今日のこの方は9㎝くらいでしょうか。山専門のナメクジです。

軟体動物に分類され、殻はありませんが巻き貝の仲間です。

お山に住む立派な仲間。落ち葉を食べて、豊かな土を作ってくれます。

そしてこんな方も!

さて、何でしょう?どちらが頭?

お腹はこんな具合です。お山には初めて現れました。

まあ奇抜な衣装をまとっていますね。

これは蛾です。ビロードハマキ というハマキガの1種です。

本来は本州の中部地方以西の地域に見られる蛾ですが、こんな所でも温暖化の影響で生物の生息域が北上している事が分かります。

はい、頭は左側。触角が見えますね。この種の蛾は昼間に活動します。

小さなお山ですが多くの生き物が生息し、お山の生態系の作っています。

 

 

< 貴婦人よ、永遠に! >

ブータンシボリアゲハ か・・・・・!

うーーーん、見てみたいです。

80年振りに確認されたと報じられた、幻の蝶。

見事な翅を見せてくれました。

国もブータンですから、益々神秘的に感じます。

国民幸福度世界1位の国、ブータン。

そこに生息する貴婦人のようなアゲハ蝶もきっと今まで密かにでも優雅に、そして蝶としての生態を謳歌してきたのでしょう。

見つかってしまった事が彼らの生息を脅かすことの無いように、日本の専門家チームは力を貸してあげて欲しいです。

永遠にその姿が貴婦人の輝きを放つようにね。

それにしても見てみたいな・・・・・。

探索に同行したNHKが近々放映するようですから、見ないとね!

世界では方や幻の生物が確認されれば、また一方では人間の最悪な行為によって地球上から姿を消す生き物がいます。

ベトナムに生息した「ジャワサイ」。

元々はインドネシアのジャワ島に居た哺乳類ですからこの名が付いたのでしょうが、

陸地が繋がっていた何万年も前から、広くベトナムにも暮らしていたジャワサイ。

WWF(世界自然保護基金)が絶滅を宣言しました。

密猟です。サイの角を取る為です。

なんと愚かな、人間のエゴが為せる技でしょう。

アフリカゾウの牙も同様です。

ケニアでは現在進行中の密猟数です。

ジャワサイは残る生息数がジャワ島西部の50頭ほどだけだそうです。

角や牙を求めているのは新興国の富裕層だとか・・・・・?

ふざけた話です。

動植物の絶滅数が右肩上がりと並んで、人の数(人口)も右肩上がり。

いいんだか、悪いんだか、伸ばしているのはこれまた新興国。

人という種だけ増える事は、生態系にアンバランスを招き、後は絶滅へ進むだけです。

全ての生物は進化や淘汰を繰り返し、適切な種数の上に生物構造が成りたっているのに!

週末はブータンシボリアゲハを図鑑で探し、ジャワサイに思いを馳せましょう。

あっそうそう、救急救命講習を受ける事になっていました。

どうぞ良い週末を!

< 肩こり注意! >

えーーー今日は朝から書類をたくさん作っていましたので、

肩がカチカチになってしまいました。

それでなくても最近腰痛のせいで思うように体を動かして

いないので、

どこもかしこもカチカチのコリコリ!

よって今日はもうパソコンは止め。

この辺でおしまい。

でもこれだけはご報告。

お山のカラスザンショウについていた

クロアゲハの幼虫が無事に蛹に成ったのですが、

なんと今朝、子どもたちにお話ししていたら、ポロッと落ちてしまい、

驚愕の一瞬がありました。(飼育ケースに帯糸でついていたのです。)

焦る気持ちを何とか抑え、どうしよう????????

結果、コニカルパックなる円錐形の巻物の中に入れて

保護する事にしました。

この姿で越冬です。

大丈夫でしょうか!

これから春のスイッチが入るまで、じっと待つのです。

あーーー、肩が痛い。

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 17:50

< ソーセージ? >

後期になり懇談会も始まりました。

年に2回になる懇談会ですが、お渡しするレジメの補足説明や、その時々で起こる問題(今回は放射能問題は抜きに出来ません)について、園の考え方をお伝えしています。

そんな中、子どもたちとの係わりも少ないながらに持とうと努力している私ですが、

今日は、「やっぱり子どもは面白い!」 出来事がありました。

昨日外遊びが出来なかった男の子がいました。

別に何という事は無く、職員室でヨーヨーをしたり、パズルをしたり、入れ替わり入って来る子どもたちの事を話していたのですが、

その子にはとても楽しかったようで、

たまたま池の周りで写真を撮っていたらその子が駆け寄って来て、

「昨日は楽しかったね。」

と満面の笑みで告げたのです。

「そう、楽しかったねーーーー。」

とこちらも気をよくしてギューとしたら、

またまた後に付いて来て、「これは何?」

「こっちへ来て!」と昨日と同じ2人の世界になりました。

そして池の中に生えているこれを見て、

「ソーセージがあるよ。」

そうか、串に刺さったソーセージなんだね、これは。

本当はコガマという水生植物の穂です。

これが爆発して綿毛を飛ばします。

確かにソーセージに見えるから、子どもは面白い。

この後もこの男の子も含め虫籠と虫網を持ったBOYS ばかりの10人ほどが、

おんぶバッタやツマグロヨコバイ、オオスカシバを追って、

僕のバッタだ!網の柄が顔に当たった。あっ、踏んづけちゃダメ!

カゴの蓋を開けろーーーー。

と大忙しい。

私はそれを横目に、こんな写真を撮るのでした。

クロアゲハの終齢幼虫。もうすぐ蛹になり越冬です。

3匹もカラスザンショウの幹にしがみ付いていました。

最後にはカメムシが登場し、やれ臭いだの、触ってみろだので大騒ぎ。

しかし癒されるのです。子どもたちのやり取りに。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 19:09

< ちょっと一息 >

動物愛護週間も終わるので、ちょっと一息。

(関係ないか!)

9月は連休が続きますね。

大震災から家族の絆、繋がりを大事にする傾向が強く成ったと言われています。

皆様もお休みはご家族みんなで楽しめる方法をお考えでしょう。

運動会もそんな参加型の活動になったでしょうか。

今日は冷たい雨になってしまいましたので、写真でも見て下さい。

ちょっと一息です。

明日からの月末はまた忙しいので!

今回は最近遭遇した哺乳類をご紹介しましょう。

まずは、ミンククジラ。北海道羅臼沖で出会いました。

この白い影が海面に出ると、

スベスベの細長い体が見えました。

大きな体の割には小さな背びれが特徴です。

ずっと船の横を伴走していました。まだ子どもだそうです。

そしてこちらは映像がよくありませんが、

ツキノワグマです。乗鞍高原で出会いました。

実はクマが人の住む環境近くに生息しているのは大変珍しく、その為に人との接触も多いので、毎年何百頭も射殺されています。

実に悲しい事です。

この時の私との距離は250mくらい。

私は上から、下の窪みで懸命に木の実を探しているツキノワグマを見ています。

豊かな森林が毎年木の実をたくさん付けてくれれば、人里へ降りる事も無いでしょう。

人が彼らの生息地へ無暗に入って行かなければ、遭遇する事も無いでしょう。

無条件で殺されるのはクマの方ですから、人はクマの命の代償として、その行動には責任を持たなければ成りません。

神奈川県下でも多くのクマが射殺されていますが、最近では「これ以上駆除すると絶滅の恐れがある」として、また野に放されています。

かつては生息していた日本と同じ島国のイギリスでは、同じような利用から駆除した事で、結局絶滅してしまいました。

日本はその面積の大部分が急峻な山と森林です。

限られた狭い平野に多くの人と野生動物が共存していますから、お互いの存在をよく理解し、住み分けないといけません。

それにしても野生動物は威厳があり、実に美しいです。

いつまでも一緒に暮らしたいですね。

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 17:38

< 熱中症注意報 >

多くの学校が10月に運動会を予定しているので、

練習が今の時期となります。

でもとにかく暑い。

秋とは思えない天候でまだまだ日差しが強いので、外での練習は厳しい物になってしまう。

連日運動会の練習中の小学生や中学生の熱中症症状での救急車搬送が報道されている。

ながつた幼稚園でも否応なしに、神経を使います。

何といってもみんなまだ小さいし、自分で上手く体調を訴えられないので、

こちらがよく注意して身体状態や挙動を見ていなければ成りません。

今週はそのため外遊びの短縮や、練習中止、もしくは短時間での練習変更をしています。

クラス内は空調が聞いているので大丈夫でしょう。

やはり年少さんの運動会は10月に移行しておいて良かったようです。

この頃には少し秋を感じられるでしょう。

皆様も熱中症には気を付けて下さい。

K先生は高熱を出して今日はお休みです。

強い日差しが体力を奪ったのかもしれません。

きっと疲れもあるのでしょう。

今日はゆっくり休んで下さい。

暑さを忘れさせるこんな写真はいかがでしょうか!

エゾフクロウとエゾリス。

なんて素晴らしい、愛らしい、気高い動物たちでしょう!

この写真は北海道中標津空港の待合室に展示してある、7枚組の中の1枚です。

K先生、お大事に。

< ダイエット >

言われてしまいました。

保険会社の担当者に、

「先生、ちょっとプックリしましたね!?」

「えーーーー、やっぱり!」

「実は気になっていたんですよ。」

「体重計に乗っていませんが・・・・・」

「いいじゃないですか。以前はゲッソリしていた時がありましたよ。」

いえいえ、女性に太ったなどと言ってしまったら最後、もうこの事実は脳裏から離れないのです。

ショック! やっぱり太ってしまいました。

だいたいゲッソリ!って言うのも気に入らないなあ・・・・。この方とは長い付き合いですが、なんかちょっと、どうなの!

そう言えば最近デスクワークばかりで、動いていないのです。

子どもたちとも遊んでいません。まあ夏休みでしたから遊ぶ機会も無かったのですが。

これから食欲の秋ですが、ダイエットです。

どうしましょう!

駅の階段はエスカレーターを使わず、幼稚園の階段も1段抜かしで登り、歯磨きをする時はスクワットをしてるのに、

ダメか、そんなのじゃ。

ちょっと気落ちしながら、もう一つのびっくり出来事は、今日のお山。

ずっと雨が続き、落ち葉の栄養がたっぷりだからなのか、巨大キノコ発見

笠の直径は有に20㎝はあります。

シロハツでしょうか。とにかくこんなビックな太ったキノコはお山では初めてです。

この他にも栗が実って落ちていましたし、アザミの花がもうすぐ咲きそうです。

まだまだ残暑が残り、先日来の豪雨で落ちた枝が散乱しているお山ですが、秋は静かにやって来ているようです。

そういえばエンマコオロギの声も心地よく成って来ました。

さあ、気を取り直してダイエットです。

このキノコ食べようかな、カロリー無いでしょう!

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 17:22

< 野生動物 >

8月も終わりです。今年も後4カ月か・・・・・・。

早いなーーーー。

夏の終わりにこんな動物の死骸を見つけてしまいました。

どうして命を落としてしまったのでしょう。

この塊は、アブラコウモリです。

普通に北海道を除く日本全土に生息する小型のコウモリ。ヒナコウモリ科の1種です。

お山には雨の日以外毎日(夏季)のように夕方から現れる哺乳類。

唯一飛べる、哺乳類です。

こんなお顔をしていました。死後2~3日は経過していますが、目立った外傷は有りません。

野生で生きる動物はその全てが命を保つ術。

つまり自分だけの力で生きていかなくてはなりません。

もちろん一通りの生きるすべを親から教わりますが、実際にそれを身につけられるように成るには、その生物が生息できる環境と豊富な食料がある事が重要です。

教わらなくてもDNAに組み込まれている生態もしっかりと機能するかも大切ですが、

この子は何らかの原因で命を落としてしまいました。

お山に還してあげました。

お別れする命もあれば、巡り会う命もあるお山の動物たち。

この子もお山で救護しました。

これはシジュウカラという野鳥の赤裸ヒナです。

生まれたばかりでどんな理由があったのか、巣から落ちてしまったのでしょう。

救護しようか、これがこの子の運命と割り切って諦めるか、さんざん迷ったあげく、

「今そこにチーチーと声を上げる命を救いたい!」の一念で、

拾ってしまいました。

野生動物は種の如何を問わず、捕獲しても、拾っても、移動させても、

いけません。法律で禁止されています。

という事で、すぐに神奈川県に届け出て、この野鳥を育てる手続きを取りました。

もうひとつ、私が野生動物を救護できる資格を県へ登録してあるからです。

何の講習等を受けていない方がこの行為をする事は出来ませんから、気を付けて下さい。

でもこの登録は気持ちさえあれば、どなたでも出来ます。

そして始まった野生動物との蜜月の日々。

結果からお伝えすると、6月30日に救護し、8月8日にめでたく放野する事が出来ました。

1羽だけの旅立ちです。

野生へ、命を繋げて還す事が出来ました。

それがこの写真!

感慨無量にて、旅立ってからは切なくて、切なくて。

どこで何をしてるのやら、無事に自力でエサを見つけているのか、

ゲリラ豪雨にも負けていないか。

後はこの子の運命が導くだけです。

気高く、美しく、どこまでも愛らしい、野生動物。

これからも見つめて行きたいと思っています。

 

 

< 小さな友達 >

何とか涼しく成って夏休みもあと1週間で終わりです。

アッという間のお休みですが、先生方も少しリラックスできたのではないでしょうか!?

でもこれから家庭訪問がありますから、引き続き体調管理には気を付けて下さい。

体調管理も仕事の内ですからね!

そんな、涼しく成ってそれこそ風邪を引きそうな週末に、こんな友達を見て癒されて下さい。

(癒されるかどうかは、ある一部の人々でしょうが・・・・・・)

夏休みですから写真を多くしないとね。では、どうぞ。

「こんにちは、皆さん!僕です。これから秋にたくさん会おう、よろしく。」

「あー忙しい、たくさん食べて繭に変身するの。」

「私だって大忙し。幼虫を育てるお家を作っているんだから。

全部一人でやるの、大変なのよ!」

「こうやって両方から切り込みを入れて、

二つに折って、山折りね!

くるくるくるっと巻き上げると出来上がり。上手でしょう!」

「完成です。中に卵を一つ産みつけて終了。」

「やあみんな、僕は散歩中。これからたくさん食べて、秋までに大きく成るよ。」

「私は羽が上手くしまえないの。背中の赤がおしゃれでしょう!」

「はははは、俺様は水の中の怪獣だーーーー。」

「私たち、存在が薄いけどきれいでしょう。」

「私も。日陰が好きでフワフワどぶからって、カゲロウなんてあやふやな名前、誰が付けたのかしら!」

「僕は結構人気者だよ。このハートマークが決めてだからね。」

「俺様を知らないな!分かるか、俺様の姿。へへへへへーーー。」

「ほら撮って!この夏のベストショットになるわよ!夏だね。」

「去りゆく私たち。声をたくさん聞いてくれてありがとう。

今誕生したばかりですが、もうすぐお別れです。」

そして子孫を残す夏。「初めてお邪魔します。仲間に入れて下さいね。

今産卵中なの。冬は蛹で越冬し、来年の春、ポカポカ広場でお目にかかりましょう。」

小さな友達をご紹介しました。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 16:28