< 小さな友達 >

何とか涼しく成って夏休みもあと1週間で終わりです。

アッという間のお休みですが、先生方も少しリラックスできたのではないでしょうか!?

でもこれから家庭訪問がありますから、引き続き体調管理には気を付けて下さい。

体調管理も仕事の内ですからね!

そんな、涼しく成ってそれこそ風邪を引きそうな週末に、こんな友達を見て癒されて下さい。

(癒されるかどうかは、ある一部の人々でしょうが・・・・・・)

夏休みですから写真を多くしないとね。では、どうぞ。

「こんにちは、皆さん!僕です。これから秋にたくさん会おう、よろしく。」

「あー忙しい、たくさん食べて繭に変身するの。」

「私だって大忙し。幼虫を育てるお家を作っているんだから。

全部一人でやるの、大変なのよ!」

「こうやって両方から切り込みを入れて、

二つに折って、山折りね!

くるくるくるっと巻き上げると出来上がり。上手でしょう!」

「完成です。中に卵を一つ産みつけて終了。」

「やあみんな、僕は散歩中。これからたくさん食べて、秋までに大きく成るよ。」

「私は羽が上手くしまえないの。背中の赤がおしゃれでしょう!」

「はははは、俺様は水の中の怪獣だーーーー。」

「私たち、存在が薄いけどきれいでしょう。」

「私も。日陰が好きでフワフワどぶからって、カゲロウなんてあやふやな名前、誰が付けたのかしら!」

「僕は結構人気者だよ。このハートマークが決めてだからね。」

「俺様を知らないな!分かるか、俺様の姿。へへへへへーーー。」

「ほら撮って!この夏のベストショットになるわよ!夏だね。」

「去りゆく私たち。声をたくさん聞いてくれてありがとう。

今誕生したばかりですが、もうすぐお別れです。」

そして子孫を残す夏。「初めてお邪魔します。仲間に入れて下さいね。

今産卵中なの。冬は蛹で越冬し、来年の春、ポカポカ広場でお目にかかりましょう。」

小さな友達をご紹介しました。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 16:28

< 暑いよね~~~~~ >

僕たちだって、暑いよ!

鳥も尻もち着くんですね!

みんな暑いよね~~~~~。

 

< Dragonflies >

夏は鳥たちが山の涼しい方へ行っているので、身近で見る機会が少なくなります。

そう言っても渡り鳥たちはもうそろそろ移動をしているのですが。

そんな時はドラゴンフライ!を観察しましょう。

そうです、トンボたちです。

夏は虫の季節ですが、その中でもこれがまた

カッコイイ!

今日はそんなトンボのいくつかをご紹介しましょう。

こんな森がまだ横浜市内にはあるのです。

港南区の瀬上市民の森。

ここを流れる清水に、あの飛び抜けた飛翔能力を持つすごい奴らが居るのです。

特に飛んでいる姿を見るのに迫力があるのが、ヤンマ類です。

幼稚園には5日連続でこのヤンマ類が7匹も飛びまわった事があります。

すごい! お池の上を大型のトンボが黄昏の中7匹も!

彼らは蚊もしくはそれに類似した小さな虫を飛びながら捕まえ、ムシャムシャと食べます。

たとえばこれ。

コシボソヤンマ。ウェストがキュッとしまったスアートさん。

そしてご存知、オニヤンマ。

トンボ界の王様です。

これはお池でおなじみの、クロスジギンヤンマ。

只今産卵中。

他にもこの森の清流には、ハグロトンボ。

モノサシトンボ

どこに居るかと言えば、ちょっとブルーの頭と点のような白いお尻。(分からないよ^=^;)

岸辺の葉の上に止まっていました。

とまあトンボもいろいろいるのです。

まったく世界中で大変な事象が巻き起こっているというのに、トンボを見て喜んでいるのだからお目でたいというか、呆れると言うか。

とにかく少々変わっている事は間違いなさそうですね。(私は。)

でも虫って、本当に面白いですよ。

かわいいのは断然鳥ですが!

 

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 21:46

< 8月です。第2段! >

昨日に続き本日もお山の様子をお伝えします。

やっと、道案内などの看板を付けました。

道案内と言うよりそれぞれの名称を付けて、親しんでもらおうかな・・・・、と思った次第です。

夏休みを終えたら子どもたちにも覚えてもらいましょう。

ここが入口。左側の表示。上にはフクロウの巣箱が、付きあたりにはシジュウカラの巣箱があります。

ちなみに文字はT先生に書いてもらいました。

その坂道のメインとなる木の名前を付けました。

はい、ここが頂上。秋には樫の木のどんぐりがいっぱいです。

あとはご存知の、

と、お池のある、

今度はイラストマップでも作りましょうか!

さて、夏休みに見つけたあれこれの絵、待ってます。

質問疑問もどうぞお寄せください。

どんな絵が来るか、楽しみです。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 15:57

< 8月です。 >

暑中お見舞い申し上げます。

皆様健やかにお過ごしですか!

いよいよ8月。一応夏本番となりました。

新潟や福島の豪雨もやっと納まって、良かったです。

でもまた大きな爪後を残してしまいました。

本当に災害続きで気持ちが萎える所ですが、なんとか元気を出して、少しでも落ち着いた日常を早く取り戻せる事を、祈っています。

さて、8月になりましたので、今日はお山の様子をお伝えしましょう。

午後からは池の掃除をしたので、腰が痛くて、まずいです。

でもヤゴが大量に確認できました。クロスジギンヤンマ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボと全部で45匹。この数は一部なので、実際はもっとたくさんいるでしょう。

そしてお山ではアカネ系のトンボが5匹飛んでいました。

アカネ系のトンボは識別が難しいので、きちんとした名前は出しませんが、去年より多くやってきました。

個体の年齢によっても目や体の色が違うので難しいのです。専門家はもちろんすぐ分かりますけどね!

ぽかぽか広場にはこんな仲間もいました。

ショウリョウバッタ

ツマグロバッタ?

羽化したばっかりなのか、体がドロドロですね?

ヒメウラナミジャノメ

裏の模様がまたきれい。波のような模様だから、この名前。

これは地味だけど、れっきとした蝶々。紋がきれいでしょう!

とこんな具合です。

今日はここまで。第2段はまた明日。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 17:15

< ヒグラシ >

今週は湿度は高いものの、日差しが無くて助かりますね。

でも引き続き熱中症には気を付けて過ごしましょう。

気温や湿度に関係してその正体を現わしてくれる生き物に、鳴く虫がいます。

夏の代表選手と言えば、「セミ」。

しかし皆さんは、きちんとその声を認識していますか?

この地域で一番最初に聞かれるのが、「ニイニイゼミ」です。

「ニーーーーーー」と単音で連続して鳴きますが、しょうがない事に先生たちはこの声を知らない、知らない。

「ほら、鳴いているね。」

「えっ、何ですか?」

「ほら、聞こえるでしょう。セミ。」

「えっ、どれですか?????」

「もーーーう。ほら聞こえるでしょう、ニーーーーって」

「ああ、これセミですか!」

「ニイニイゼミ。」

「へーーーー、初めて知りました。」

と、こんな調子。子どもの頃から必ず耳にしている音なのに、それが何の音であるか、意識した事も、教えてもらった事も無い!

となると、大人になっても多くの音が無意識化に納まってしまって、すぐ近くに生き物のサインがたくさんあるのに、知らない!という結果になります。

ジリジリジリジリ と鳴くセミや ミーンミンミンミン と鳴けばだれでも知っているでしょう。

もうひとつ、とても涼しげな、いい声の持ち主も知って下さい。

この声も毎年必ず耳にしているはずですが、きちんと認識していないのではないでしょうか。

ヒグラシです。通称、カナカナゼミ!

♪  カナカナゼミが遠くで鳴いた

  ひよこの母さん、裏木戸開けて

  みんなを呼んでる、ごはんだよ~~~~

  やっぱり同じだ、同じだな

このページでも以前ご紹介した、

「夕方のお母さん」 ではしっかりその時刻の象徴として歌詞に出てきます。

その通りで、夏の夕餉が始まる時間帯に鳴き出すのです。代表的な夏の声。

蒸し暑く、強かった日差しを一揆に忘れさせてくれる、生き物の声。

ほら、外では聞こえてきました。そろそろ時間です。日没前、30分。

カナカナカナカナカナ・・・・・・・・・・。

最初に偵察部隊が何匹かいて、ここはどうかな? とフェイントを掛けて、まだ本来の鳴き時間ではない早い時間に鳴いてみます。

それから小一時間。いい場所を探しつつ、その時を待ちます。

日差しの照度や気温、湿度などと関連しているので、夕立が来そうな空模様になると、急に鳴き出す事もありますが、それ以外日中はほとんど鳴きません。暗い森や林では日中も鳴いています。

一鳴きしては次の木に移り、相手を探します。

一斉に同じ時間帯に鳴く事で、繁殖相手を見つけやすくしてるのです。

この時間は日の出前の30分も同じように聞かれます。

夕方がダメなら早起きして耳に刻みこんでいただき、是非記憶に残し、子どもたちへ伝えて下さい。

幼稚園のお山でも、毎年必ず聞かれます。

身近な生き物のサインは自分が意識するか、誰かから伝え聞かないと、なかなか気付きません。 

そうしないと益々大人になっても自然の音をまったく知らない、先生が多くなってしまいます。

ヒグラシ カメムシ科です。

この声は8月上旬まで。ご存知のようにセミの命は1週間ほどです。

お聴き逃しなく!

次に聞かれるのは「オーシツクツクツク」です。

何となく夏の終わりを告げながら、9月上旬まで聞かれます。

ツクツクボウシ。

虫たちの活動にも順番があって、これがきちんと季節を現わす歳時記。

この順番が狂ったら、もう地球も危ない!って事です。

< 猛暑の予感?! >

まったくお暑うございます。

皆様お元気でしょうか。

朝からどっと暑いので、1日が息苦しいほどですね。

そんな中、今日は年中さんが水遊びをいたしました。

これはプールに入るのとまた違う、ドキドキ感がいっぱいです。

水を掛ける掛けられるいたずら感覚と、水の冷たさ、キャーキャー言う面白さ、とふだんの活動とはまた違った感覚がたっぷりです。

今年は放射能問題もあるので心配もしましたが、お天気は申し分なく、昨年は天候不純で出来なかった年中さんには、楽しいひとときとなりました。

1日だけですが体から汗が引いて、きっとみんな気持ちが良かったことでしょう。

来年は何の心配もいらないスカット晴れたきれいな空も下で、幼稚園のお友達全員でそして先生も!、ビックな水掛けっこ大会をしたいな・・・・・・・!

しかしこの職員室は西日が暑い。

「梅雨明け10日」 と言いますが、熱風も伴っていますので素直に夏を謳歌出来る雰囲気はありませんね。

そんな中、お山では発見がありました。

出勤したらすぐに、アブラゼミが飛び(例年横浜のアブラゼミ初認は7月27日ですが!)、林内には夏の蝶、モンキアゲハのきれいな個体が舞い、頂上(どんぐり広場)からはニイニイゼミの鳴き声が聞こえました。(ニイニイゼミの初認は例年通り。去年と1日しか違っていません。byお山データより)

いよいよ日本の夏、いえいえ亜熱帯の夏の到来です。

皆様もどうぞご自愛ください。

そうそう、この歌に人気があるようですのでもう一度。

 せみのうた   作詞:さとう・よしみ 作曲:中田喜直

♪  せみ せみ せみせみ せ みんみーーーん

   どこで鳴くのかせーみ

   なかなかいないよせーみ

   なかなか取れないせーみ

   せみせみせみ せみ せ みーんみーん

セミのシーズン到来です今年の夏は脱殻集めません! 

< 涼 >

まだ盛夏ではないのでこのタイトルは早いかもしれませんが、

このお花を見ていると、夏を思い起こすのです。そう、夏のお花。梅雨時期から初夏に咲き始めます。この純白のお花に、『涼』 を感じませんか?

クチナシ。アカネ科の常緑低木です。お山の片隅にあるこの木は「オオヤエクチナシ」で、アメリカで品種改良された種です。大きな花弁でしかも八重咲き。いかにもアメリカ人が好みそうなお花です。

ほらね、豪華でしょう。そして汗を納めてくれるようなさわやかさでしょう。

日本産は一重で一回り以上小さいです。日本花はいつも楚々として控えめで、ひっそりと目を楽しませてくれるのです。そしてオレンジ色の染料になる実を付けるのも日本産。昔はよくこの実で染物をしたり、お料理にも使われました。(サフランと似ていますね!)

でもどちらも共通しているのがその豊潤で甘い香り。(このぺージではお伝えできないのがもどかしい。)どこかに夏のさわやかさも残して、私は好きな香りの一つです。

きれいに華やかに咲いていたので、切ってきました。

職員室にいい香りを放っています。

この他にもお山の今はまさしく 「涼」

緑のもみじに囲まれて、ひとりポーズを取るのはK先生。

片手に雑巾持っちゃって!いつも朗らかでいいですね。

でもちょっと外してもらって、本当の涼は・・・・・・・、

さわやかな緑に満ちていて、涼しそうでしょう。先ほどのK先生も、「お山って、気持ちがいいですね。気温が全然違う!」

と感激していました。

他にも今のお山には、ねむの花のおしべが落ちていたり、桐の木の実がころころと転がっています。

右上、左下の黄緑色の実です。

少し歩いただけで、初夏の装いを感じさせるお山。蚊が嫌いでない方は、是非一般開放などへお越しください。

別件です。

本日は年長組さん、お泊まり会の説明会へお越しくださり、ありがとうございました。

夏の実体験行事です。どうぞご協力をお願いいたします。

荷物を入れるリュックの大きさで少し質問が出たようですが、特にこだわりがあるわけでは無く、あくまでも子どもたちが荷物の整理をするのにし易い入れ物(いくつも入れ物があるとどこへ、何を入れたか分からなくなったり、お友達と間違えるリスクが増えたり)、そして行き帰りの廊下や階段で持ちやす、足に絡まない入れ物、すると、「リュックがいいのかな!」という事です。

どうしても用意の出来ないご家庭は、またご相談ください。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 18:27

< すねこ >

スペシャルゲストさんの食事が大変なんです。

先週の金曜日から結局飼うとになった日本固有種のホンドヒバカリさん。

飼うって言いましてももちろん飼育担当は私以外いないのですが、エサの調達がままなりません。

だいたいいくら生き物好きでも今までにヘビは飼育経験が無く、ましてこのヒバカリは他のヘビたちと違い主食がカエルやミミズやドジョウやメダカ。

つまり日本の里山の田んぼ周辺に生息する生き物の、生態系でも上の方に位置する生物です。

あっ、そうそう、命名しました。

スネークだから「すねこ」です。

いい加減ですみません。♂か♀か分からないけど、「すねこ」です。

新しいお家へ移そうかと思いますので、この週末は我が家へお泊りです。

ミミズをお山で調達し、メダカはお池から、いえいえ、お池のメダカは生まれたてで1~2mmしかありませんから、ペットショップで購入するのでしょうか?

もう少し捕まえた時期が前でしたら、イヤって言うほどお池にオタマジャクシとミニカエルが居たのですが!

生き物を飼育すると言う事は責任重大です。

それがたとえ15㎝ほどの小さなヘビでも生きていますからね。

そして毎日見に来る子がいますから、粗末には扱えません。でもやはり環境が整わない時は、お山に帰しましょう。

すねこの人生や如何に! です。

そして今日はこんなお友達も連れてきました。

もうすぐ大空へはばたきます。

今はせっせとセリの葉を食べて丸々と太っています。

緑のフンも絶好調!

キアゲハの幼虫です。

みんなキャーキャー言っていました。気持ち悪ーーーーーーーい!とも言っていました。

気持ち悪い(人によりますが)印象は敵(鳥や他の肉食虫)を嫌がらせるため。

でも羽化すると、とても素敵なアゲハ蝶です。

今はアゲハ蝶よりすねこ、すねこ!

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 17:46

< 宇宙へ >

今日はいかにも梅雨! という空でした。しとしとそーと降る雨に、山の緑は色をまして益々鮮やかに輝きますが、ひとえに喜んでもいられない今の日本の現状です。

そんな日本を離れ、また一人意気揚々と宇宙へ飛び出した日本人宇宙飛行士。

スペースシャトルが引退したので、ロシアの宇宙船で旅立ちました。

5か月ほど宇宙へ滞在するそうです。

最初に宇宙から地球を見たのはロシア人のガガーリン。

「地球は青かった!」 と有名な言葉を残しました。

どんな思いでソユーズに乗りこんだのでしょうか、2人とも。

出来ることなら私も行ってみたい。是非青い地球をこの目で見てみたいです。

宇宙開発は今や各国が力を入れて取り組んでいるプロジェクト。

日本では国内の状況が状況なだけに、ピヨーーーーンと宇宙にでも行きたい所ですが、放射能に限っては宇宙は全域(全域があるかどうかも分かりませんが・・・・・・)が放射線にさらされているのですから、あまり気持ちは楽になりませんね。

ここから星や月を眺めて、「あーーー、きれいだな・・・・!」 って言っている方がいいかもしれません!

まっ、竹が降ろうが槍が降ろうが、逃げ出すわけにはいきませんから、1日も早く安心して暮らせる状況と、心の環境が戻って来る事を、月にでも祈りましょう。

お山のお池ではオオシオカラトンボの♀が2匹、キトンボかアカトンボの♂が1匹、羽化しました。

雨だったので羽が乾かず飛び立てないでいる所を見つけました。

今年もクロスジギンヤンマを含め、次々と大空へ旅立って行きます。

ドラゴンフライはどこへ行く?彼らからしたらまさしく幼稚園のお山が、広大な宇宙なのでしょう。

彼らの目に映る宇宙が豊かな輝きを保った物であって欲しいものです。

オオシオカラトンボ♀

そしてこれ!

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 17:22