< やっと紅葉 >

もう11月も終わりに成って、やっとお山が色づきました。

隣接する桜林はもうすっかり散っているのですが、

お山はもみじが多く、その色づきがここ数日で深まりました。

もっともっと、真っ赤になって一面がもみじの葉っぱで埋まるのも

もうすぐです。

真っ赤なもみじを見ると、この歌ですね。

作詞:薩摩 忠   作曲:小林 秀雄

< まっかな秋 >

♪  まっかだな まっかだな

   つたのはっぱが まっかだな

   もみじのはっぱも まっかだな

   しずむ夕日に 照らされて

   まっかなほっぺたの きみとぼく

   まっかな秋に かこまれている

♪  まっかだな まっかだな

   からすうりって まっかだな

   とんぼの背中も まっかだな

   夕焼け雲を 指さして

   まっかなほっぺたの きみとぼく

   まっかな秋に 呼びかけている

とまあこの曲は、多くの方がご存じだと思いますが、

「からすうり」 を知っていますか?

これです。

これがその実です。真っ赤ですね!

ウリ科の多年草で白いレースのような花が夕方から夜開いて、

朝にはしぼんでしまう、はかない花を付けますが、根は丈夫で、ツルを伸ばし

どこへでも生えて行く、つる性のしたたかな植物です。

ヒヨドリはこの実を食べます。

だからこの実も鳥にとっては貴重な冬場の食料です。

森や林の淵を、樹木に沿ってつる植物が伸びていたら、

このカラスウリかクズの葉が多いでしょう。

こういったつる性の植物を、樹木を覆って伸びて行くので

マント(衣服のマントです)群と呼びます。

同じ赤い実でもこちらは 「センリョウ」の実。

こちらは花屋さんでもよく出ていますし、家庭でも生け花の材料にしますから

良く見ますね。この実はキジバトが大好きです。

これから実を付ける多くの植物は、ほとんどが鳥たちの冬場の食料に成ります。

この実を食べてもらう事で、植物は繁栄してきました。

鳥たちがフンの中に種を残し、あちこちにすることで成りたっています。

循環ですよ。つ・な・が・り です。

では、さようなら。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — 管理者 10:54

< 5,042個 ありました! >

えー、夏休みにご協力いただいた「セミのぬけがら」集めですが、

やっと集計を終了しました。ふー大変だった。

なんと、6種類、5,042個 にもなりました。

ひどく傷んでいるのはカウントしませんでしたので、実際はもっとあった事になります。

多くの方々のご協力をいただき、ありがとうございました。

お名前も記入のある方だけ書き出しました。

作品展の際に展示しますので、ご覧ください。

さてこのぬけがらをどうするかは作品展当日のお楽しみですが、

脱殻が漢方薬に使われていると知り、細かく砕いて、煎じて

売り出そうかと模索しています。(ハハハ、冗談です!)

実際漢方薬を扱う薬局では 「消風散」 として売り出されています。

アレルギー性の皮膚炎に主に使われているそうです。

中国では スジアカクマゼミ という種の殻が使われるようですが、

日本では アブラゼミやクマゼミ がいいそうです。(ホントか!?)

まあ昆虫はアミノ酸が豊富な生き物で、特に東南アジアではいろいろな

虫たちが食卓に上っていますから、薬になってもおかしくはありません。

ふりかけにしようかな・・・・・。

食べた事のある虫は 「イナゴ」 だけです。

皆さんはいかがですか?実はセミ類が一番アミノ酸が豊富で、

栄養価の高い昆虫だそうです。

から揚げにすればいけるかな???????

来年は試してみよう! ご一緒に、いかがですか?

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 18:14

< 秋の午後 >

新入園児さんの入園説明会を無事に終えました。

150名近くの多くの方にお集まりいただき、

あまたある幼稚園・保育園、また類似施設がある中、

大変ありがたい事です。

この毎年のプレゼンテーションの如何によって、

来年度の入園人数が決まると言っても過言ではないので

毎年真剣に行います。

さて、どのくらいの方々の賛同を得られたか、

今年もまた胃が痛む11月1日を迎えます。

なんせ40名近くの就労の安定を確保できるかどうかですので、

気がかりです。

でも今回も早口ながら資料に沿って、ながつた幼稚園を十分アピール出来たと

思います。もし本日出席できなかった方は、資料をお渡ししていますので、

窓口へお寄りください。

まだ見学会も行っていますので、何度でも足を運んでながつた幼稚園を知って下さい。

そんな秋の午後、静かな幼稚園です。

今は誰もいない職員室で私は一人残業に励んでいます。

ふと外を見ると秋のきれいな空。空気がさわやかで、明らかに

四季の移り変わりを感じます。(秋ですね~~~~)

午後からはサッカー部に来る元気な子どもたちの声がまた木霊する、

ほんのひと時の穏やかな午後です。

だから今日はこんな歌。

童謡です。  「 秋の子 」

 作詞:サトウハチロー  作曲:末広 恭雄

♪ ① すすきの中の子  一、二、の三人

    はぜつりしてる子  三、四の五人

    どこかで やき栗  焼いている

    つばきを飲む子は  何人だろな

♪ ② 柿の実見てる子  一、二、の三人

    さよならしてる子  三、四、の五人

    ご飯になるまで  おもりする

    おんぶをする子は  何人だろな

♪ ③ 日暮れに走る子  一、二、の三人

    ふろたきしてる子  三、四、の五人

    こおろぎおちこち  鳴き出した

    さみしく聞く子は  何人だろな

いかがでしょう。秋の里の情景が思い浮かびますか?

だいたい はぜ釣り、焼き栗、おもりにおんぶ。

おまけにふろたきなんて、想像できない方もいらっしゃるのでは

ないでしょうか!(私の子どもの頃は、兄弟順番で風呂焚きをしたものです。)

日本には本当に多様な環境があり、その中で里山に代表されるような、

歌ですね。ゆっくりと自然と共生してきた日本人の風景がよくよく感じられます。

今は無くなってしまったこんな風景ですが、少しでも

その穏やかな美しい情景を連想していただけると嬉しいです。

これはお山のすすきに柿の実、そしてエンマコオロギです。

では、また来週!

これがススキの花。

ほらきれい。そして全体。

美味しそう、お山の柿。鳥も大好き!

鳴き方は、「コロコロコロリー」です。

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 15:55

< IPS細胞!? > 

急に秋の香り=きんもくせいが芳しく匂うようになりました。

幼稚園の外周(すみれ・ちゅうりっぷ横)の植え込みが全て

「きんもくせい」ですから、通る人々にもホットする香りを振りまいていると思います。

お山の頂上にも3本のきんもくせいがあり、こちらも花芽をたくさん付けました。

これがお花。

小さいのに立派に存在を主張しています。

この香りは何とも 秋=Autumn?、Autunno、

Automne、Otono、Herbst

英語、イタリア?語、フランス語、スペイン語、ドイツ語 ですね。

それはともかく、今日はこの写真です。

何者でしょう。そしてこの尻尾。ちょっと不気味!

また生えてきたのです。真っ黒ですね。

全体像はこれ。ますます不気味でしょう。

正体は、尻尾を誰かにかじられたか、子どもにちぎられたかの、

まだ再生途中のニホンカナヘビ。要するに人間界では

画期的な発明(発見)となっている、IPS細胞だ。

僕がその、ニホンカナヘビ でーーーす。(う~~~ん、かわいい!)

もう太古の以前から、僕たちは自分の体を再生してきました。

ヤモリ も同じ技を持っています。

この再生細胞が、今年のノーベル賞にも値するだろうと言われている、IPS細胞。

人の皮膚細胞から、希望の臓器を作りだす、まるで「ドクターモローの島」=大昔の映画

のような世界が現実になりそうです。すごい!

難病を治療する画期的な技術に大きな期待が掛るが、

映画でもあったように、遺伝子を操作したり、人間と動物の種が混ざった生物が

出来上がってしまう可能性もあるので、倫理見解、認識をどこに置くかも

重要な問題のようだ。でも カナヘビもヤモリも人間なんか目じゃない生態機能を

持っている事は事実だから、人間が生物界の頂点だと思っている人々がいたら、

それは間違いだと、早々に認めたほうがいいと思います。

今後の医療技術に注目して行きましょう。

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 17:57

< ゲゲゲじゃなくて、ガガガ! >

NHKの連続テレビ小説、 「ゲゲゲの女房」 は高視聴率のうちに先週、

終了したようですが(私は土曜日や夏休みに何度か見ていました。

ストーリーが繋がらず、想像しながら楽しんでいましたが。今お気に入りのドラマは

「10年先も恋していますか?」です。

なんとも泣けてくる純愛ドラマと思っていますが、少し私の境遇にも重なるところがあって、

人を愛するって難しくて、ステキな事だな~~~、と思いながら見ています。

本当は私の連れ合いに見てほしいと思うのですが、彼にこんな純愛心理が

あったらな・・・・・・、とちょっと虚しくもなるドラマなのです。)

おっと、大きく話が逸れてしまいました。

今日は「ガガガ」です。

そういえば、レディ・ガガ って言う不思議な歌手が(アメリカ人?)いますね。

でもそれでもありません。要は 蛾 です。それも幼虫! イモムシ! いいでしょう?!

好きな方いますか? はいはい、いないですね。すみません。

でもたまにはこんな生き物も見て下さい。

彼らも身近な自然に生きていて、立派に役立っているんです。

何の役かというと、食物連鎖の中の重要な食料です。

鳥やコウモリは彼らがいないと、命を繋いで行けません。

どこかで紹介した ヤモリ 君に取ってもごちそうです。

ですからあまり毛嫌いせず、見てやってください。

これはコスズメガの幼虫。正門を入って左手の植え込みの中にいました。

これもスズメガでセスジスズメの幼虫。お池のまわりのヤブガラシにいました。

この幼虫は歩く時、お尻のアンテナを前後に振りながら歩きます。面白いですよ。

こちらは一度ご紹介しました、ヤママユガ の幼虫。

ぷにょぷにょです。

最後はこれ。 

葉に着いた小さな白いトゲトゲした幼虫。実はこれは日本で一番大きい

蛾 の第1齢幼虫。その名を 「ヨナグニサン」と言います。

ちょっと見にくいですが、見事な翅がわかりますか?

125㎜もあるんですよ。八重山諸島だけに生息しています。

最後は成虫さんたち。いろいろな形、顔を持ち、彼らも必死で生きています。

これも蛾です。オオスカシバといいます。花の蜜が大好きで、長いストロー(真ん中に丸まっている細長い管)で

花弁一つ一つ回ります。うん、このカットはなかなかいいね!

ホントの最後はやっぱりチョウチョ。

蝶も幼虫時代はそんなに蛾とかわりませんね。

これ全部アゲハチョウの幼虫です。

上から、ナミアゲハ、アオスジアゲハ、キアゲハ です。

全部ポカポカ広場で発見しました。すばらしい!バッタが少なく落ち込んでいましたが、

イモムシが元気付けてくれました。こういう虫たちを身近で見せる事も

こども環境管理士の役目だと思っています。

イモムシばかりで気分が悪くなった方がいらしたら、ごめんなさい。

彼らも地球の生態系を支える立派な生き物ですから、お伝えします。

でも蛾の仲間は毒があったり、かぶれたりするものがいますので、

そこはきちんと見分けをして、観察しましょう。

< 草刈りをしてみたが・・・・ >

夏休みを終えて幼稚園は順調にスタートしましたが、

真近に迫った年少組運動会=「ふれあい運動会」ではいろいろと暑さ対策を

検討していました。ここでその方針がまとまったので、本日お手紙を持たせました。

とにかく今年の異常気象に、無理をして行事を強行する事を辞めました。

悪天候の中、山登りを途中で諦める決断と似たような感じです。

年齢が小さい子どもたちに加え、その下に乳児をお持ちの方もいらっしゃり、

祖父母の方々も多く集まるこの会を、まだまだ暑い中、楽しく、気持ちよく出来る可能性は低い、と

判断しました。いろいろなご意見があると思いますが、自園を利用する利点があり、日程を調整すれば

遅らせても出来ないわけではない、と考え延期と致しました。

子どもたちの気持にも十分配慮し、今日は担任からよくよくお話ししました。

少し先になりますが、多くの皆様が快く運動会に参加できるように、今度は

10月の天候がさわやかな秋晴れになるのを望むばかりです。

そんなこんなのスタートの中、お山は草でボーボーになり、これから彼岸花の

開花もあるので、全体を駆りこみました。(彼岸花の芽吹きには下草刈りが欠かせません)

本当に草刈りの時期は難しく、この時期をいつにするかで集まる虫や、咲かせる花

(野草)が違ってきます。毎年悩みます。

夏休み前は池の周りに大型のバッタ類を予定していたのですが、

思ったように虫が集まらず、ショウリョウバッタがちらほら出した。

野草では「ツリガネニンジン」という水色のとても愛らしい花が数株出まして、

これは定期的に下草を刈っている成果だと思います。

しかし思ったように虫が集まらず、おまけに雨も全く降らずで、お山は地割れのがさがさ状態。

そこへ来て留めの一撃を受けました。

いつも、「お山にはたくさんの生き物がいるんだよ!」 と話している私に、

トコトコと一人で登ってきた年少さんの男の子。

「先生、虫 全然 いないね」

ガーーーーーーン! 言っちゃったの、私に!

そんなにあっさりと!

夏休みを終える頃には、多くのバッタとトンボと蝶をみんなに見せてあげたかったのですが・・・・・・・。

トンボと蝶はそこそこいますが、1歩踏み出すと、ピョンと飛び出すバッタ類は、

子どもたちの人気なので、今年は失敗と言っていいでしょう。

これからまた草が伸び出す秋本番にどのようになるか。

心配ですが、 [ほらほら、いるよ。そこそこ。ウマオイ、クサキリ、キリギリス」

なんて会話が出来るといいのですが。

ビオトープの管理は生態系が整うまで10年かかると言われます。

お山の手入れを初めて4年目ですので、まだまだですかね。難しい、自然は甘くないです。

とりあえず雨が降って欲しいです。で、今日はこの歌をお届けしましょう。

これも小さい頃私が好きだった童謡です。

  「ゆうだち せんたくや」   

  作詞:まど みちお  作曲:服部 公一

♪ ゆうだちどしゃぶり せんたくや

  おうちも どうろも きも くさも

  ざあざあ じゃぶじゃぶ あらいます

  ゆうだちせんたく  おわったら

  おうちも どうろも きも くさも

  きれいな おかおで にじ みてる  ♪ 

誰かいけにえに捧げようかな~~~~~、N先生?

雨乞い踊りでもしてもらおうかな~~~~、W先生?

  

< むぎわらぼうし と おほしさま > 

夏休みももう終わり。

今年はこんな経験をしましたか?

曲:佐藤 真  詞:さとう よしみ

♪ ① はだかんぼうの だれかさん

   せみがほっぺにとまった せみがほっぺにとまった

   こんないいひは はじめてだ

   ミーン ミーン ミンミン ミーン

   せみは のんきに なきだした

  ② あつくてないてんの だれかさん

 むぎわらぼうしを かぶった  むぎわらぼうしを かぶった

    こんなすずしい木は いやだ 

    ミーン ミーン ミンミンミーン 

    せみは どこかへ どんでった     ♪

なんとほのぼのとした歌なんでしょう。「むぎわらぼうし」の曲です。

セミが頬にとまるなんて、現代っ子には考えられないんではないでしょうか?おしっこひっかけられますよね。

そしてもう1曲。 今度は夏の空を見上げてみましょう。

曲:團 伊玖磨   詞:都築 益世

 ♪ ① おほしさま ぴかり  おはなし してる

     ちいさな こえで  かわいい  こえで

     おはなし し て る

   ② おほしさま ぴかり おでんわ かけた

      あのこに このこ よいこは どのこ

      おでんわ か け た

   ③ おほしさま ぴかり  すずしい かぜも

      おうたを  うたう  たのしい  うたを

      おほしさま ぴ か り    ♪

この曲は「おほしさま」 と言います。

夏の夜空はあまりすっきりと見えませんが、天の川がよく見える位置に地球が向いているので、

周りの明かりが無く、少し高い地域からは この歌のように星の会話が聞こえるかもしれませんよ。

今日の生き物 ⑥

お山で見つけた、宝石さん。翅の裏と表が全然違う シジミ蝶。

ちょっと名前がはっきりしません。 

今年はこの蝶がお山の笹にたくさん来ています。

先日「キリシマミドリシジミ」の話をしましたが、こちらも飛んでいる様子は東洋の

{ミニモルフォ} といってもいほどの煌めきを放っています。

翅の違いをちょっとだけお見せしましょう。

ほら! 表は輝く青紫、裏が薄茶のぽつぽつ模様。止まっているだけでは

この蝶の素晴らしさが分かりませんね。たまたま後ろばねを損傷していたので、

表の色が見えましたね。きれいでしょう!!!!

お山で飛んでいる姿を見てほしいです。こんな顔です。

ちゃんと尾状突起もありますね。

こちらは 幼稚園のお山に初めて来た、カラスアゲハの夏型。こちらも実に美しい。

翅が傷んでいないのでとても素晴らしい青緑が見えました。

お池のお水を飲みに来たのでしょうか?きれいな水場に多い蝶です。 

写真はではなかなか分からずごめんなさい。

 

そして ヒグラシ。 さあ、なんて鳴くでしょうか?

鳴いてみてください。 ・・・・・・・・・・・・・・・、そうですね。

以前、ヒグラシの歌も載せましたね。

こんなセミなんですね。そういえば、脱殻たくさん集まりました。

もういいです! (ペコリ)

では今日はこれでおしまい。

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 18:02

< 僕たちも、見てね! >

今回はこんな仲間、夏休みだからね。仲間になれない方(害虫)もいますが、鳥たちには

貴重な食べ物ですから、やっぱり仲間ですね。

と、その前に、セミの脱殻がたくさん集まって来ました。

今度は困った状態になるくらい、集まっています。ありがとうございます。

どちらにしてもきちんと考えないと、持ってきてくれた方々に叱られちゃいますね。

で、その当人はこんな顔!アブラゼミくん。笹の葉の下でちょっとお休み。

もしかしたらさっき、孵ったのかもしれません。

他にもこちらはハラビロカマキリさんの子ども。

前足に白黄色のイボがあって、お尻を上向きにしてるでしょう。

だから ハラビロカマキリ の子ども。 オオカマキリの子どもは

お尻を上に持ち上げません。

そしてこの方は?

ナガコガネグモ の子ども。周りの白いギザギザの帯は、「かくれ帯」と言うそうです。

自分を目立たなく隠しているのでしょう。カモフラージュだね。

そして、僕。クサギカメムシ。実は深刻な不快害虫(農業害虫)らしい。

ミカン・モモ・サクラやカキそしてリンゴなどに寄生して美味しい果汁を吸ってます。ごめんなさい。

  

最後は蝶ですよ、わたしは。

こちらも近年各地で増加傾向らしい、 テングチョウ です。ストロー(口吻)を出す口の部分(頭部)が

長く伸びているから テング 何ですかね?

とにかく 蛾 ではありません。触角を見てね!こん棒状でしょう。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 18:39

< 立秋 >

残暑お見舞い申し上げます。

立秋です。秋ですか?!  いえいえ、全然まだ夏ド真ん中ですね。

日本が亜熱帯化している事は様々な事象の変化、生き物の生息状況から

わかります。立秋でも札幌もロシアも35度ですからね。生き物は人間も含め生死を脅かされます。

そんな毎日ですが、お山の池は水深が浅いので放っておくとお湯になり、そのうち干上がってしまうので

毎日井戸水を給水しています。そのお陰でいろいろな生物がやって来ます。

今回はこれらの最新情報を、入院して病気と戦っているI君の為にお届けします。

負けるな I 君、またみんなとお山で遊ぶぞ。

今日の生き物 ③

いきなりイモムシでごめんなさい。でももうすぐ蛹になる立派なキアゲハの幼虫だよ。

きれいな蝶々になります。イモムシを見つけるとすぐ殺虫剤を振りかける人がいますが、

ダメダメ! きれいな蝶々になる仲間もたくさんいるから、すぐに殺さないでね。まずはよく見て、調べよう。

次はこれ。オオシオカラトンボのオス。

そしてこちらが、メス。

色が全然違うでしょう。今度はこれ。普通のシオカラトンボ。オオシオカラトンボより色が薄いし、

体が細いね。

翅の付け根にも黒い部分がありません。

メスはムギワラトンボ って呼ばれているよ。これです。

どちらもオスは池の周りを飛んでいて、他のオスが来ると追い出すんです。

なわばり って訳ね。メスはのんびりお山の中で涼しそうにしていたよ。

お山の途中では赤とんぼにも会いました。

細い体が赤いのが分かりますか?これから秋が近づいてくると、もっと多くなるでしょう。

多分 ナツアカネ と思います。

お池にはこんな物もいたよ。

これ貝の仲間。ここにいていいのか悪いのか分かりませんが、初めて見ました。

何貝か調べないとね。貝殻に変な模様があるね!

そして最後はちょっとかわいい、私の好きな虫くんです。

木の周りにいて、くるくる回っているからこの名前が付いたのかもね。

カブトムシの仲間だよ。名前を、キマワリ って言います。ひまわりじゃ、ないよ!!!!!。

足が長いんだ。かわいいでしょう。

おまけ! これはお山にいたのではありませんが、金色の蜘蛛です。

場所は秘密だけど、珍しいんだよ。写真があまりよくないね。でも分かるでしょう。

ほら、お尻が金色に光ってる。周りにいる粒粒は赤ちゃん。

白いのは卵だよ。足が長くて、黒の模様がオシャレだね。名前を コガネヒメグモ と言います。

クモは昆虫ではありませんよ。翅も無いし、足も8本あるからね。虫以外の仲間でクモ類として

分類されます。

おしまい。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 17:43

< 良かったです、うれしいです。 >

今日は夏ーーーーーう、というお天気でしたね。

空も、雲も、風も、すべてが8月の夏模様でした。

暑いのは暑いですが、こういう夏はいいですね。夏は暑く、冬は寒く、春は暖かく、秋はさわやかな

日本の四季がいつまでも続くように何か出来る事をいたしましょう。エコ、エコ。

そして今日はわざわざ幼稚園へいらしてくださり、報告をしてくださった方がありました。

卒園児のお母様で7月の初めでしょうか、ご自宅の庭で巣から落ちたヒヨドリのヒナを見つけられて、

どうしたらよいかとお電話をいただきました。

あれこれとお話しして見守っていただいたのですが、その後の報告にわざわざいらして下さったのです。

園に張ってあった 「ヒナを拾わないで」 のポスターも目にして下さっていたようです。

野生動物は人からエサをもらう事を極端に拒否する種類(個体)もあります。

そのくらい野生で生きている事にプライドがあり、DNAに自立するすべを刻み込まれています。

その暮らしには出来るだけ人が介入せず見守る事が必要になります。

もし怪我をしていたらその場合はまた別の救護方法がありますが、

とにかく身近にそのように必死で生きている動物たちがいて、その暮らしぶりを

尊重することが人と共存していく唯一の方法であると思うので、気づく事、子どもたちに伝える事、

暮らしぶりを知る事を私は少しずつ伝えているつもりですから、お一人でもご理解いただければ、

大変うれしく、励みになります。

その方は、「いままであまり生き物を気にしていなかったが、これからは子どもと一緒に見るようにしてみます。」

とお話ししていました。

他にも地域の田んぼにオタマジャクシを見に行ったり、採取したり、ザリガニがいない!

と気づいたり、いろいろと聞かせて下さる方が多くなりました。

自然はとても刺激的で面白く、多くの生き物が暮らしている事に気がつけば、

こんなに知的好奇心を満たしてくれる環境はありません。だから、  

辺野古の海のサンゴ礁もジュゴンも守れるようになるといいと思います。

遠い沖縄の話ですが、身近な自然の大切さは沖縄も長津田も同じでしょう。

ちょっと話が飛びました。

今日の生き物 ②

???

ヤブキリ! 直翅目キリギリス科のキリギリスの仲間。

やぶに棲むからやぶのキリギリスで ヤブキリ。 ジリリリリ ジッ、と切って鳴きます。

さなぎにはならない不完全変態。いろいろな植物の葉や小昆虫の死骸も食べるようです。

こんな虫の声を聞くのも身近な自然に気づく事です。

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