37:\(^o^)/身近な生き物コーナー=見つめよう自然!見守ろう育ち!

 さて今年度最後を飾る身近な生き物(私たちの仲間)は鳥の宝石、カワセミです。バードウォッチングにハマる人の人気投票第1位の鳥です。これはもう不動の地位を確立しています。それもそのはず、とにかくきれい。誰が見ても美しい。こんなきれいな色がどうして生まれるのか、不思議ですね。ちなみにこの写真は恩田川のいつもの場所で休憩している所です。これは♂。嘴が上も、下も黒いでしょう。♀は下のくちばし(下嘴)がオレンジ色なんです。私も大好きな鳥です。毎年恩田川では繁殖していますから、春休みに川沿いを歩くとカワセミの求愛行動(オスがメスに小魚を渡す)が見られるかもしれませんよ。うらやましいですね。仲良しで・・・。川面に飛び出した細い枝や植物の茎に止まって、首をヒクヒクと動かしています。是非探してみて下さい。感動を保証します。

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36:やりました!\(^o^)/身近な生き物コーナー=見つめよう自然!見守ろう育ち!

 今年も産んでくれました。アズマヒキガエルです。観察してきた4年間で一番早い産卵となりました。やはり温暖化の影響でしょうか?お山の整備をした3月1日に3匹の成体を土から掘り起こしてしまったことも影響しているでしょうか?昨年は3月23日でしたから春休みに入ってしまい、子どもたちに見せる事が出来ませんでした。今年はバッチリです。何が重要かと言えば、カエルが身近な里山にいて水の中に卵を産む事実を知っておくこと。そしてそれが毎年繰り返されること。その為には冬眠する里山と、産卵する水たまりや池が毎年同じところにある事が彼らの命を守っている事を意識して欲しいのです。お父さん・お母さんが是非この事を確認していただき、子どもたちに伝えてほしいです。これから生物が人と共存していく鍵は、このような意識・基盤を心に持っているか、いないかにかかっています。どうぞ見て下さい。


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33:\(^o^)/身近な生き物コーナー=見つめよう自然!見守ろう育ち!

 今回は春の兆しをお届けします。先日の新入園児説明会でもちょっと触れましたが、お山はこの時期多くの「ふきのとう」が顔をだしますポカポカ広場までの階段の両脇は、ちょっとした群落になっています。これは本当のこの山の自生種ですから貴重ですよ。ふきのとうだって、そのうち見られなくなる植物ではないでしょうか。里山が消え、田んぼの畦がなくなれば、おのずと生息地を追われるという事です。哀しいです。先生方にも写真を見せましょう。大体「ふきのとう」を見つけられないとこんな話も空論になりますから・・・。二つ目は「コナラ」=どんぐりが根を出した所。どんぐりは落ちた場所の環境で、実際の木に成れるかが決まります。そのほとんどが二葉を出してもなかなか育ちません。木の生育には気の遠く成る月日が掛かるという事です。屋久杉見たいにね。切る(倒す)のは一瞬ですが・・・。
そして3つ目は新しく子ども達と掛けた巣箱に入ってくれた「シジュウカラ」の写真です。お山のエサ台にひまわりのタネを食べにきました。厳冬期のエサの乏しいこの時期だけ、野生動物の生息に力を貸しています。ね、かわいいでしょう!

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30:\(^o^)/身近な生き物コーナー=見つめよう自然!見守ろう育ち!

 雪が降っても動物たちは生きています。どこで何をしているのかなーーー?写真はお池の周りをキジバトという山のハトが歩いた跡。何か雪の下から食べ物を探したのでしょう。野生に生きるとは厳しい事ですね。そういえばお山の梅が1月26日に開花しました。春も少しずつ近づいています。この丸い足跡はネコです。ハトをねらっています。

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28:\(^o^)/身近な生き物コーナー=見つめよう自然!見守ろう育ち!

 今回はいいお話と、よくないお話です。
 まずいい話は、昨年末に子どもたちとお山に巣箱を掛けた事。毎年シジュウカラの巣箱で繁殖している鳥たちを見てもらっていますが、今回は子どもたちに巣箱を掛ける作業も見てもらいました。手伝いたい子も多く、皆で箱を持って山に上げてくれました。去年までの2個と、今年は新たに1個を加え、3つの巣箱を掛けました。シジュウカラ用なのですが、他の鳥が入ってくれたら私が大喜びです。もちろん黒と白と黄緑の小さい鳥=シジュウカラを皆で待っています。(春が楽しみです!)

 悪い話は、アライグマ。神奈川県では特定外来生物として現在駆除しています。1998年には4頭の駆除が、2007年には何と1160頭にもなってしまいました。アライグマのせいではありません。日本に持ち込み、飼いきれなくなって野に放した動物輸入業者と一般家庭の方々です。動物園で引き取ってもらう数ではないので、悲しい事に処分されます。あんなかわいい顔で、人気者なのに、です。しかし捕まえて処分しないと、日本の里山環境は壊滅的なダメージを受けます。(カエルツボカビ症と同じです。)何でも食べるアライグマは作物はもちろん、日本固有の小動物を片っ端から食べてしまうのです。それでなくても多くの動物がその生息数を減らしているのに、放っておいたら大変な事になります。皆さんの近隣でも『アライグマを見たと言う人がいませんか?』もしそんな方をご存知でしたら教えて下さい。詳しい事を聞きたいです。どうぞ皆様何度も触れますが、生き物には生息するにふさわしい環境がある事をご理解下さい。そしてそれを尊重し、守ってあげられるのは人間だけである事も知って下さい。
 NHKのニュースでやっていましたが、東京の石神井公園の池に『コクチョウ(黒鳥)』が2羽飛来して、人気者になっている、と報道されました。もちろん日本には生息していないハクチョウの仲間です。生息していない動物が、日本の自然界に居てはいけないのです。早くこの2羽も保護して、しかるべき施設へ入れないと、また数年後に特定外来種に指定=処分となり兼ねません。事実、丹沢湖には『カナダガン』と言う大型のガンが繁殖しています。彼らは動物施設から逃げ出したものが、そのまま日本に住み着いて繁殖してしまっているのです。本来の渡り鳥であるカナダガンと混ざったら、生物学的に(遺伝的にも)大きな問題なんです。私たちは動物たちにあまりにも呑気です。ただ『可愛い、かわいい』では生物の多様性を維持していけないのですよ。

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21:\(^o^)/身近な生き物コーナー=見つめよう自然!見守ろう育ち!

 前回は蝶をご紹介しましたが、今回は木枯らし1号に乗って中国大陸から日本へ渡ってきた鳥をご紹介しましょう。蝶より少し大きい動物に成りますが、海を渡って数千キロも飛んでくるのですから驚きです。まして毎年。秋に成り、北風が吹き出すと、畑の周りやお家の庭、公園や川原で見られます。どこから、【ヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ、カッカッカッカッ】と声がしたら探してみて下さい。雄と雌で少し体の色が違います。どちらも両羽の中央部分に白い班が入っています。そして尾が長く、体がオレンジ色。とてもかわいいですよ。春の足音が聞えてくると、また海を渡って中国大陸に繁殖に帰ります。是非見つけて見て下さい。(この写真はメスです。)

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19:\(^o^)/身近な生き物コーナー=見つめよう自然!見守ろう育ち!

 今回はお山にやってきた『アサギマダラ』蝶です。渡りをする蝶としてご存知の方もいらっしゃると思いますが、あの台風18号の後の北西風に乗って幼稚園のお山に現れました。これから南の越冬地へ渡るのです。蝶が海を渡る生命の神秘さや逞しさを感じませんか?まだ翅がきれいで痛んでいませんので、今年どこかの繁殖地で孵った個体かもしれません。地球温暖化の影響からか、この昆虫も生息地の北限を北へ上げています。そして捉えた個体にマーキングをして、渡りの様子を調査しているグループもいます。(ホームページあり)ここでも生き物の営みを強く感じますね。環境を守るとは、この様に私達と共に生きる生き物や植物に気づくことです。

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9:\(^o^)/身近な生き物コーナー=見つめよう自然!見守ろう育ち!

 今回取り上げるのは『コウモリ』ご存知ですね!コウモリは鳥類ではありませんよ、れっきとした哺乳類です。主に都市部近郊の木造家屋を住みかにしていますが、山の樹洞を住みかにするモノもいます。毎日日没と共に幼稚園上空にも現れるのは、やはり一般的な『アブラコウモリ』のようです。
数~数十匹の個体が集団を作り、主に飛翔昆虫を餌としてご存知の通り夜行動する動物です。今回は写真も撮りましたので見て下さい。毎回決まった所で休憩をするようで、フンがたくさん落ちています。帰りが遅くなった午後9時ごろ、グラウンドの上空を乱舞して、園舎の角に止まったところです『チーチーチー』と周波数の高そうな声を出し(自分たちの言葉である超音波でしょう)、ムニュムニュと動いておりました。動画は暗くてピントが合わなかったので、失敗しました。この人達も貴重な仲間。蛾などの飛翔昆虫を食べてくれることで、大量発生を防いでくれます。もちろん野生動物ですからもしどこかで見つけても、やたらに手を出さず、そっと見守りましょう。

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5:\(^o^)/身近な生き物コーナー=見つめよう自然!見守ろう育ち!

 前回このページでお知らせしたカラスとコゲラの繁殖ですが、どうやらハシボソカラスの方は巣を早々と放棄し(もしかしたらこの巣は『オナガ』と言う鳥の巣だったかも知れませんが)、今は誰も訪れることの無い、枯れ枝の塊になっています。コゲラの方は子ども達の協力もあって無事に卵が孵り、ただ今必死で虫を運んでいます。ヒナが何羽いるかはちょっとわかりませんが(2羽は確実です)、もう巣穴からくちばしを出すほどの大きさになっています。巣立ちも近いと思われるので、もう少しお付き合い下さい。そして『アズマヒキガエル』の子ども達は、小さな体で山を登り、あちこちでピョンピョンはねている姿を見る事ができます。良かった、良かった。

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4:\(^o^)/身近な生き物コーナー=見つめよう自然!見守ろう育ち!

 今回はお山の自然特集。今週はとてもすがすがしいいいお天気が続いています。この連休にいろいろな所へお出かけの方も多いことでしょう。外へ出て楽しむと同時に、身近な動植物に『ちょっと』目を向けてみてください。私たちの知らない所、気がつかない所で生き物たちはひっそりと活動しています。でも厳しい環境になんとか適応して生きていますから、大切に、大事に見守り、子ども達に伝えたいですね。

①鳥たち!
A:まずご紹介するのは『コゲラ』と言います。このキツツキの仲間が砂場の横に立っている朽木に巣を設けました。つがい(主にお父さん)がせっせと本当に定規で測ったような丸い穴をあけました。(直径3.5cm)オスがメスに虫を渡す求愛行動も見られたので、きっとこのお休み中にも卵を産んでくれるでしょう。この様子を出来れば巣立ちまで見届けて、子ども達が何かを感じてくれればいいな~~と思っています。

B:さてこれも鳥の巣で。お山の中腹の左端のこちらも朽木に出来ました。実はこの写真にほんのちょーーーっと『くちばし』が見えるのですが・・・。この鳥は『ハシボソカラス』です。七つの子は誕生するでしょうか?楽しみです。

②爬虫類君!
『どれどれ』と、顔を出したのは『ニホントカゲ』の成体。春の早い時期に、そろそろ冒険に出ようかな!と言うところでしょうか。トカゲは子どものころは皆さんよくご存じの紫色で黄色い線のある体。大人になると『カナヘビ』と同じような土色になります。『ニホンカナヘビ』の方が尾が長く、体に光沢がありません。キラリと艶やかだったら『ニホントカゲ』です。

③両生類の変態前!
こんなに大きくなりました。順調に育っています。手や足が出るのはもう少し先ですね。

④昆虫です。
A:こちらは『ミズジチョウ』タテハ蝶の仲間です。お山にはもみじの木が多いのでよく飛んでいます。もみじの木が好きですからね。

B:おなじみ『キアゲハ』の春型。少々写真がぶれてしまいました。赤系の花が大好きです。

⑤植物も忘れないで!!!
A:ある地方では『貧乏花』と呼ばれてる『ハルジオン』。キク科の多年草で毎年たくさんのお花が咲きます。似た花に『ヒメジオン』という種がありますが、蕾の時に下を向いているのが『ハルジオン』。最初から上を向いているのが『ヒメジオン』です。どちらもどこにでも咲く見慣れた花ですが、元は北アメリカ原産の外来種。本来は日本にはありませんでした。多くの外来種が入ってきて、国産の多くの種が脅かされています。難しいですね。

B:こちらもおなじみの『シロツメクサ(クローバー)』こちらはマメ科の多年草。これも帰化植物。フー、でも頸飾りは素敵ですよね。

C:普段から地味な植物で誰も目にくれないシダ。実は美しく林床を飾っています。これもそのうちのひとつで『イノデ』と言い、照葉樹林の下にはえます。葉の裏は一度は見たことがありませんか?胞子のぶつぶつが集まっています。そう、シダ類は胞子で増えますね。思い出しましたか?

D:最後は『ヘビイチゴ』。これから花が咲きますが、自生しています。ベリーの好きな私は、一応赤く熟した実を食べてみましたが、『まずい』です。

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