< AKB じゃなくて、TKB48 が必要です >

今日は防災の日。
先程も小さな地震がありました。

今回の台風といい、毎日の様に起こる地震といい、
皆さま備えをしていますか?
AKBじゃなくて、TKBというのは、
「トイレ、温かい食事、そしてベット」の準備を48時間以内に設置する ということです。
災害時の避難場所としての第1歩が、この[TKB48]です。
台湾では迅速な避難場所の確保と準備が、多くの地震災害を経て確立されてきた様です。
日本でも毎年の様に自然災害で大きな被害が出ていますから、
備えやあり方をもう一度見直して、
1つ踏み込んだ考え方で備えなければいけないでしょう。

なんせ地球環境は大幅に破壊されてきているのですから、
これからの社会生活は何事にもこの事をお頭に置いて取り組まないと、
想像していなかったでは済まされません。

夏休み中の拡大観察会では、日本近海で産卵する瀕死のウミガメについて学びました。
7年ぶりに屋久島の海岸に戻ってきた「ジェーン」というアオウミガメは、
日本が産卵地の北限となっている記録の唯一のウミガメです。
関係者の驚きと感激はもちろんのこと、日本におけるウミガメ保護の取り組みや、強いては今の地球環境の激変、そして私たち人間の行いが引き起こす様々な環境破壊行為を止める、そして一人一人が出来ることを考えました。

お土産にウミガメ保護の今治タオルを渡して、観察会は終わったのですが、
本当に日々の生活の中で生き残る方法をしっかりと考え、備えて行かないと、
明日はやってこないかもしれません。
それこそ「月刊誌 ムーーー」の世界になってしまうかもです。

戦争が最大の自然破壊行為ですが、それすらも止められない人間界が、
破滅へと進んでいかない様に行動を起こしましょう。

〈 夏も終わりかな? 〉

明日から預かり保育を再開します。
また賑やかになるかな!

近隣の緑地にトンボを探しに行ったら、虫取りの親子に会いました。
二人とも汗だくで何を採ったのかと聞くと、
見せてくれたのがシャクトリムシ、つまりシャクガの幼虫でした。
そう伝えると二人は絶句。
持ち帰るかを躊躇したのち、
持ち帰る事に。
しかしパパは、「ママに怒られるね」と一言。

虫も少ないし、まあいいじゃないですか。
帰りにトンボの捕まえ方を教えてあげて、別れました。
「またね」と言ったら、手を振ってくれました。

夏の一コマでした。
私も汗だくで、トンボもいないし、帰って来ました。
早く涼しくならないかな………。
帰りがけにトンボじゃなくて、こんな方に会いました。
久しぶりに見たね、ジムグリ。

< 立秋です。残暑お見舞い申し上げます >

「立秋」と聞くと少し涼しい気になります。

しかしまだまだとても暑い日が続いていますが、皆様はお変わりありませんでしょうか。

さて、夏はいろいろな研修がありますが、今年度就職した横浜市の新任研修の「自然」領域は、

当園の裏山と生きもの抹茶館が舞台となりました。

よくご覧ください。講師のこの方、どこかでお見掛けしていませんでしょうか?

そうです!「ダーウィンが来た」でお馴染みの、佐々木洋氏です。

いつもはタヌキの帽子を被っていますが、この日は違う帽子でした。

講師としてのお仕事と、メディアでの仕事と分けていらっしゃるとか。

生きものについての色々なお話と付き合い方。

そして現場での生きものとの出会いを幼稚園教諭としてどのように捉え、子どもたちと共有していくかの研修です。

佐々木氏は裏山と池を大変気に入って下さり、ご本人が観察に没頭されていました。

プロ・ナチュラリストと名乗っていらっしゃるだけあって、幅広い知識と話術で、楽しい1日研修になりました。

私にはサプライズもあり、とても有意義な日となりました。

卒園児の新米先生が挨拶してくれて、何よりも母園の研修会に参加したかったと言いながら、写真を撮ってくれました。

都筑区の方で先生になったそうで、ながつた幼稚園での出来事をよく覚えていて、とにかく「楽しかった」と言ってくれました。

研修中も大きな声で質問したり、答えたり、「自分の言葉をはっきり言う子」の教育目標が乗り移ったような先生になっていました。

大変うれしかったですね。卒園した子が、元気で張り切っている幼稚園の先生になってくれたこと。

これからどんどん活躍して欲しいです。

レイさん、研修会お疲れ様でした。

 

 

< 酷暑お見舞い申し上げます >

雷雨を待っていますが、どうしたことか?この地域には雨雲がやって来ません。

ザ――――と降ってくれれば少しは涼しくなるのに・・・。

北関東では被害も出ていますが、植物たちにも、動物たちにも、この暑さを一時安らぐためには、雨が欲しいところです。

酷暑お見舞い申し上げます。

皆様お元気でお過ごしでしょうか。

さて、お山の施設「生きもの抹茶館」ですが、ようやく表札を取り付けました。

2018年10月に竣工してから、建物名を掲示していませんでした。

ここでようやく間伐材を使って公園や工事現場の看板を作っている業者さんを見つけ、

この環境に相応しい看板や表札を作ってもらいました。

7年目にしてようやくです。

8月には横浜市の新任教員研修会で幼稚園教育要領の「環境」の部門の研修会場にもなりますし、

ちょっとおもてなしも兼ねて準備しました。

それがこちら、

いかがでしょうか。

自然共生サイトに認証されたこともあり、ロゴマーク使用の許可ももらっています。

どうぞ観察会に来てくださいね。次回は9月になりますが!

お山の門を通って来ると見えてくる看板。

建物はこちらですと矢印で誘導して階段を上ってもらうと木造建築のエンジ色屋根と藍色の建物が見えてきます。

自然観察と茶室を兼ね備えた施設で、今年は幼稚園教諭の新任さんがこの場で生きものを見つけ、

子どもと自然を語り、学びます。

講師は「ダーウィンが来た」でおなじみのプロ・ナチュラリストの佐々木 洋氏だそうで、私もどんなお話をされるのか興味深く伺いながら、お手伝いします。

 

そして今日の池周辺はこんなトンボが賑やかです。

彼らも暑くて暑くて、お尻を真上に上げて日差しを避けたり、日陰で涼を取ったりと、

虫も工夫しながら夏を乗り切っているようです。

でも子孫を繋ぐことが大命題なので、そこは暑くても譲れません。

左からオオシオカラトンボ、クロイトトンボ、ベニイトトンボのペア(上が♂、下が♀)そして、

赤とんぼの仲間はマユタテアカネという種うです。

お顔が豚さんみたいで可愛いでしょう。複眼の下、口の上に黒い班があるのが特徴です。

この黑班を眉毛に見立てて「マユタテ」と名が付いているようです。

どう見ても目の下にあるのに眉毛とはいかに?????ですが・・・・

< 日本もまだまだ頑張っています >

5月だというのに台風が発生し、遠足を延期にするなんて!

前代未聞の出来事に見舞われています。

9月も一番台風が多い時期ですが、果たして天候は微笑んでくれるでしょうか???

その天候ですが、日本が誇るJAXAが開発した雲の動きを詳細に分析できる装置を4台も乗せた欧州宇宙機関のロケットが、

無事に地球を回る軌道に乗りました。

昨今の地球温暖化のメカニズム、そして災害が世界中で頻発する豪雨に対して、

精密なデータを供給すると言います。

ヨーロッパとの共同研究だそうですが、日本の精密機械や部品作りは、

やはり世界に誇れるものづくり国家としての実力を失っていないようです。

日本人にはこんな仕事が合っているのでしょうね。

衛生のニックネームも「はくりゅう」ですから。

まるで千と千尋の神隠しに出て来る「白」竜ですよね。

コツコツと地道に研究して、縁の下の力持ちの役回りを黙々とこなす。

世界からの各方面での地位がどんどん下がっている日本ですが、

まだまだ日本の技術力は衰えて無く、人知れず活躍しているのです。

 

でもこれからはそこを意識した教育制度や、子どもたちの育ち環境を再構築する必要があるでしょう。

小さい頃から好奇心旺盛な子どもたちを育てるには、安定した、そして安心して身を置ける環境を用意する必要があります。

生物・化学・音楽・スポーツ・芸術・自然、そして社会構造をとことん追求する子どもたちが育つように、

幼児期は多くの経験をして、不思議に気付き、それが分かる快感を身に付けて欲しいです。

今日はビワを頬張っていましたね。

自然の恵みを「美味しい。甘い」と言いながら嬉しそうな顔をしていました。

こんな小さな体験の積み重ねが必要なんです。

< 環境省 自然共生サイトの認定を受けました >

 

遅ればせながら報告します。

令和5年度後期分の、環境省の自然共生サイトの取り組に、当園の裏山と活動を申請しました。

その結果、何と幼稚園では全国初の認定を受け、この度3月26日に認定証の授与式に行って来ました。

その時の様子です。写真の左端に居る小さな人が私です。

認定証は幼稚園玄関入って右側の壁と、生きもの抹茶館に掲示しています。

希少な生きものが持続可能な整備によって、地球のそして日本の自然環境の維持と保全に寄与できる場所として認定されたわけです。

こんなお山で毎日遊べる幼稚園児はながつた幼稚園の子どもしかいませんし、ここでの生きものとの出会いや自然の成り立ちを肌で感じてくれることで、

これからの地球環境の相応しい環境保護に意識をも持った一人となることに繋がってくれることを期待しています。

益々整備や保全を確かなものにしないといけませんが、新年度初めの報告とします。

是非環境省のHPをご覧ください。(下記サイト)

そして生きもの観察会にお越しください。

「関東地方環境事務所令和5年度後期自然共生サイト認定証授与式」を開催しました! | 関東地方環境事務所 | 環境省 (env.go.jp)

 

写真は授与式の様子。左は環境省関東地方環境事務所長さん、右が笠原です。

 

< 国際女性デー >

女性の皆さん、元気ですか❣

今日は「国際女性デー」各地で関連報道がされていますが、日々の生活の中で女性であることに引け目を感じた事はありますか・・・?

ご承知のように、いろいろな世界基準のデータから読み取ると、

日本は女性の地位や活躍がとにかく低い国。

確かにどこの社会を見ても女性が少なく、私もびっくりしたことは何度もあります。

幼稚園協会の常任役員に女性はいません。

幼稚園・保育園の現場で働いているのはほぼ女性ですが、

声を挙げて行政に要望を出す組織の幹部はすべて男性。

これで現場の声は届くのかと、意見したことがありますが、長年続いて来た男組織の繋がりを変えることが難しいのでしょうね。

また女性の側も意見しないから、組織の構図も考え方も変わらないのでしょうね。

日本社会は女性が声を挙げないことが、一つの大きな特徴だと思います。

なぜ声を挙げないのか。社会や生活の中での男女の位置づけが、そうさせるのでしょうか。

私の育った家庭は父が教員だったこともあると思いますが、

月に1回家族会議なるものがありまして、そこでその1カ月の自分の出来事を発表させられるのでした。

3歳から参加させられていた私と妹は、「アーーー」とか「ウーーー」とか言いながら、時にケラケラ笑いながら、

姉や兄の話を聞いていました。

父はそれを録音していたので、今でもその時の音声が残っているのです。

そんな家庭内の文化もあってか、私は学校でも、地域でも、クラブ活動でもよく代表にさせれました。

思ったことを言ったり、勝手にやっちゃったり(ある時はルール違反かも・・・)したせいで、

目立ってしまったのでしょうか。

女性の多くは目立つのは好きじゃないし、人前に出ることを極力嫌う傾向が日本女性には多いです。

しかしながら少しづつ女性も広い世界や社会に出て活躍して来るようになったので、仕事一筋でここまで来てしまった私としては、嬉しいですね。

もっともっと女性に頑張っていただきたい。

好きな事に挑戦して欲しい。そして勝ち取って自分の意見を広く言って欲しいと感じます。

ジェンダー平等の時代に、幼児期から男女差を考えず好きを見つけられる環境で自由に闊達に育って欲しいです。

その為の当園の5つの教育目標です。

もう少し長生きして、女性の卒園児が社会で活躍するところを見たいものです。男性はもちろんね!

世のお母さん、バリバリと女性を生きてください。

< 春だね! >

朝晩はまだまだ寒く、日本海側は雪になっているようですが、

野鳥たちは明らかに春体制になっています。

行動が繁殖に向けての振る舞いになって来ました。

見ているととても可愛く、楽しいです。

雄雌同士の立ち回りや追いかけごっこ、囀りはもちろん巣材を集めたり、衣替えをしたり。

鳥たちは季節の変化を日照時間で計っているようです。

太陽の動きは寒暖差に左右されませんからね。

もちろん少しは気温も影響あると思いますが、渡り鳥は磁気と地形の記憶なども重要な手掛かりになります。

もうすぐ私の大好きなツバメが飛来するでしょう。

きっと暖かい南の風に乗って来ると思うので、次回温暖前線が通過する時は皆様の地域も気をつけて見てください。

チュルチュルと鳴きながら飛びまわるスーパー飛翔能力を持ったツバメが上空を飛び回るかもしれません。

地形を見て渡って来ますからね。

今年は幼稚園に巣を作って欲しいです。来てください、ツバメさ―――ん。

< 今年もありがとうございました >

曜日の巡りもあって、今日で幼稚園活動の2学期が終わりです。

学校と同じ日程になりましたが、多くの幼稚園さんは15日だったり、

20日だったりに終業を迎えたようです。

補助教員の先生方のお子さんが通う幼稚園では、「もう終わっちゃったんです。ながつた幼稚園は長く園があっていいですね!」

と言っていました。

そうです、当園はごくごく真面目に、子どもたちの活動の必要性もバランスも考えて教育日数を決めています。

学校評価では半日保育が増えたことに、

「親の負担でしか無い」と大変辛辣なご意見をいただきました。

親の負担。これは何を意味するでしょうか?

子育ては幼稚園だけがするものでなく、本来は家庭教育、又は保護者の皆様の愛情たっぷりの養育で成り立つものです。

昨今では働き方改革がどの業種でも叫ばれています。

幼稚園業界でも各園様々な取り組みをして就業環境を見直しています。

少子化の嵐をまず最初に受ける私立幼稚園。その上に、そこに従事する先生方の職場環境は優しいものではありません。

憧れと熱意だけに頼って今まで頑張ってきた部分が少なからずありました。

しかし今は、それなりの給与水準と就業環境。

モチベーションを保てる環境とスキルアップの獲得が出来る場が求められます。

そこへ来て家庭力の低下により身辺自立の出来ない子どもたちが多く、箸の持ち方まで幼稚園での指導を求められる状態。

オムツはもちろん、着替えもままならぬ子どもたちを前に、

理想の幼児教育を求めて職に就いても、現場のあり様の違いに心も体も疲れ切ってしまう状態。

年々幼稚園の先生を目指す学生が少なくなり、安定した一般企業へ就職する学生も多いのが現実です。

幼稚園の役割をもう一度思い起こし、社会全体で子どもたちを育てる意識と体制を築く必要があります。

こんな重要な問題が背景にある中、「親の負担でしかない」と切り捨てる心理はどこにあるのかを考えてしまいます。

保護者もまた病んでいるのでしょうか・・・。

親が子を育てることは普遍的な、全動物界の使命であって命の循環です。

どうしたものかと、42年現場にいる私でも「もういいや」と投げ出したくなります。

そんな問題を抱えての年末ですが、大きな事故や事件に巻き込まれることもなく、

子どもたちはひとまず元気で今日の終業式を迎えることが出来ました。

お話を聞く態度も大変上手になり、朝の会では「素晴らしい」と誉めました。

窓際のトットちゃんが再燃していますが、子どもたち一人一人を見つめて援助し、

その事を保護者の方々も理解していただき、同じ意識を共有してこれからも保育活動を進めたいと思います。

今年もありがとうございました。

来年がもっと良い年になるように、そして地球環境がこれ以上酷くならないように願いながら、

年末年始を送りたいと思います。

地球環境の悪化も、ひとえに私たち人間が無責任な行動、生活スタイルを取ってきた結果です。

願っていてもよくならないので、実際の行動に起こしていかねばなりません。

ひとりの百歩では無く、100人の一歩を実行しなければなりません。

来年は立つ(龍)年です。もう一度顔を挙げて、大きく立ち上がって、やるべきことをやっていきましょう。

 

< もうすぐお彼岸だから、ヒガンバナ! >

気候変動が叫ばれてもう何年も経っていますが、

それでもこの花はきちんと秋のお彼岸時期に咲くのです。

どんな仕組みが組み込まれているのか、植物繁栄戦略の実に不思議でしたたかなところですが、

今年も池の周りとお山のふちに、「私の季節ですよーーー」言わんばかりに開花が始まりました。

この花がこのお彼岸時期を外して咲き出したら、又は咲かずに終わったら、きっと地球も終わるのかもしれません。

ススキもそろそろ穂を出し始め、明日から少し気温が下がる予報です。

もういいですよね、この猛暑、子どもはもちろん、大人も耐えられる限界です。

どうぞお日様、少しパワーを弱めてください。紫外線も十分受けました。

夏をありがとう。また来年です。

赤い彼岸花に赤とんぼ。写真では秋になりました。

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