< タマムシマン3人組 >

タマムシ、ご存知ですね?

梅雨の時期に羽化する甲虫の仲間で、日本古来の書物にも出て来るタマムシ。

正創院の玉虫の図師として、教科書で習った、あのピカピカの虫です。

エノキやサクラの木を生態の拠り所にしているので、幼稚園のお山では毎年必ず羽化して、成虫を見ることが出来ます。

この方がタマムシ様。

綺麗な色は、構造色と言って、光が分散して人の目には映るから、カラフルな多くの色があるように見えるもの。

昆虫や野鳥にはこの構造色という見せ方をして、敵から身を守ったり、繁殖に利用したりしています。

それにしても素晴らしい色合いは、神様がコーディネートしたのでしょうか!

今日はこの虫を見た男の子が、「どこにいたの?」と聞いて来ました。

話しているうちに、「こんな色の虫になってみようと!」ということになり、夢中で作ったタマムシの翅。

 

早速身につけてみると、気分はタマムシ。

3人揃って、今日は虫の気持ちに浸ってみました。

こんな服をいつかは来てみてください。

もっとタマムシに近ずけるかもね?

時には変身して、人以外の生きものになってみよう!!!

頭の上にはちゃんと触覚が2本。

虫メガネで見た甲斐がありました。

< ツバメ愛復活 >

ツバメ、好きですか?

心配して待っていた玄関での子育てが始まりました。

ようやく戻って来てくれた1組のツバメ。

卵を産んだようで、毎日抱卵するようになりました。

ツバメは毎日1つずつの卵を5から7個産みます。

ですからおのずと孵化も時間差が出来、最後に残される末っ子が出来ます。

これから1カ月半、巣立ちまでに可愛いお顔が並ぶでしょう。

遅くに始まった繁殖行動。今年は何羽が育つでしょうか・・・?

夜はオスが、巣作りの土台にしてもらおうと取り付けた足場で休みます。

一番の天敵はカラス。次に巣を壊す人間。でも人の近くで、人の生活に見守られて子育てをする特異な野鳥です。

どうぞ見守ってください。

【おまけ】

子どもが見つけて来た小さな虫。

その名は、アカガネサルハムシ。こんな小さなハムシを見つけられるのも、子どもの持つ感性の賜物。

実はこの虫はブドウ類の害虫ですが、まあ見事なメタリック色にみんな目を丸くして見ていました。

こんなきれいな色な昆虫を見つけたら、大人でも嬉しいでしょう!

< 青の洞窟が本当に蒼く! >

イタリアのカプリ島。そこで有名な「青の洞窟」

確かスパゲッティーの名前にもなっていましたが、太陽の光を反射して美しい青に染まる海面が世界中の旅行客を魅了しています。

しかし実は、その見学客の多さで海は濁り、本来の青さは拝めなかったとか・・・・!

しかしコロナ禍における観光業の停止で人の行き来が無くなり、船の操業が止まったことで、

海が澄、魚が戻り、本当に洞窟が青くなったそうです。

地元の人も大喜び!子どもの頃に見た色が戻ったと、カプリ島の住人は目を丸くしているそうです。

あの濁ったガンジス川も川沿いの多くの工場の操業が止まったことで汚水が止まり、きれいになったそうです。

ツバメは人の活動を繁殖に利用していますが、

地球上の多くの自然環境で、人の活動が影響を与えていることは今世界中で報告されています。

ネパールでは市街地からヒマラヤの峰々を大気汚染で望めなかったのが、

今は見えるそうです。

一旦止まった経済活動が再開を始めています。

ましてやこれまで以上の活発化を求められています。

人の生活様式は変える事は余儀なくされていますが、

果たしていつまで青の洞窟は青く、ガンジス川は澄み、ヒマラヤの山々を町の人たちは眺めることが出来るのか・・・・。

結局は私たちの心掛けと取組に掛かっています。

【富士山麓奥庭から見た月】

< ツバメが戻って来ました >

やっと、やっとツバメが園舎の周りを飛び始めました。

やはりツバメたちは人の暮らしに密接して子育てをしているのでしょう。

今まで幼稚園の周りの人出は例年の3分の1以下。ましてや4月から5月はほぼ「0」でした。

今日から全員の子どもたちが戻り、朝の玄関が賑やかになるのを待っていたのでしょうか!!!

グラウンド側にも様子を見にきていました。

人の暮らしの営みが、野生動物たちの繁殖の指標になることを、ツバメは教えているのかもしれません。

世界中で人の流れが止まった2020年の春。

ツバメたちにはこの異様な状況がどのように映っていたのでしょうか???

大気汚染が極端に減ってきれいな空域を取りもどしても、

ツバメの繁殖には賑やかに活動する人々の生活が必要であったとなると、これまた皮肉な持続可能な活動計画になりますね。

どちらにしても足場を取り付けた幼稚園の建物に、あの最高に可愛いツバメのヒナを迎え入れたいものです。

< 芒種 満月 楽しもう >

月にはウィルスは存在しない!と言いますか、宇宙ではウィルスの研究も始まっているようです。

今日は芒種。もう夏です。そして明日はストロベリームーン、6月の満月をこう呼ぶそうです。

明日は午後から雨模様なので、今夜の月を楽しみましょう。

地上はあれこれ大変な毎日ですが、遠い宇宙で輝く地球の衛星を眺めて、ほんのひと時心を癒してみませんか。

来週からは本来の幼稚園の姿が戻って来ます。

幾つも注意事項はありますが、子どもたちの健康と体験活動を保障したいと思います。

週末はゆっくり休んでください。

Filed under: こども環境管理士,世界,宇宙,社会情勢 — itsuko 16:41

< 分散登園 >

感染症の混乱で思いもよらぬ年度初めとなった令和2年。

おまけに神奈川県は最後の最後まで感染者数が減らない県となってしまった。

「大丈夫・・・」という声も聴かれる中、しかし子どもたちの幼稚園での保育活動を受ける保障を何とか保ちたいと思った。

分散登園2日目。思わぬ成果も見えて、子どもたちは例年よりスムーズに幼稚園活動に馴染んで行くのかもしれない。

何しろ先生方がたくさんいる。うじゃうじゃ居る。

これがこの感染症渦の中いいのか悪いのかわからないが、どこかで泣き声が聞こえれば、一人そして二人の先生が駆けつける。

どこかへ走り出すお友達がいれば、すぐ後を追って一緒に寄り添う。

午後からの時間は生活リズムがいつもと違うため、少々戸惑うだろう。でもあちらこちらで子どもたちを盛り上げる。

2回目の登園に入り、少しずつ幼稚園を思い出しているような年長・年中さん。

やはり幼稚園には子どもたちの弾む声が必要だ。

そしてその子たちを見つめる、先生方の姿がよく似合っている。

彼女、彼らは子どもたちを前にすると実にいい顔をする。

私の話を聞く時とは大違いだ^^;

この職を選んだ理由が輝いている。この時ばかりはコロナ感染の不安はきっと消えていると思うが、

ふと立ち止まるとマスクを付けた顔で表情は全部見えず、あまり近くで接することもままならない今は、

本来の子どもとの信頼関係を作るのはまだまだ先になる。

今日は年少さんもホールで思いきりボール遊びをし、きり・きく組はグラウンドを走り回り、お山に登った。

本の一時だが子どもの子どもたる本能が体中を巡ったと思う。

お帰りにはよく手を洗い、消毒をしてからお水も飲んで、また次に来る日の話をしよう。

早く平穏な日々が戻ることを願って止まない。

 

< ツバメがいない、トンボが生まれない、キアシドクガがいっぱい > 

皆さんツバメを見ていますか?

毎年必ず飛来し、巣作りをしていたツバメが、今年は全く寄り付きません。

時々上空をチュルチュル鳴きながら飛びますが、

幼稚園玄関に巣は一つもありません。いったいツバメに何が起きているのでしょう。

私はコロナの防止で、人の暮らしが一変しているのが一因になっていると思います。

特に都会では。

どうして、どうして・・・・・・?と空を眺める悲しい日々です。

そしてお池ではトンボが生まれません。

毎年5月の連休辺りで、クロスジギンヤンマが続々と誕生しますが・・・・・・?

泣きそうです。

私のモチベーションを上げてくれる季節の生きものたち。

早く会いたいです。ツベメのヒナの、あの可愛い顔を見たいです。

そして今年もそろそろやって来る、キアシドクガの乱舞。

毒はありませんが、なぜか名前がキアシドクガ。

ヤガの1種で、最近あちこちで見られる害虫です。

ミズキとい落葉樹の葉を食べ、木を弱らせる厄介な虫。

昆虫会も思い通りには行きません。

< ストレスがたまったら >

さて、外出自粛の行動変容を余儀なくされて、ストレスが溜まる子どもに大人。

こんな時は野外を散歩して、自然の力を味方にしましょう。

森林浴という言葉は日本の林野庁長官だった秋山氏が発案した言葉で、

『Shinrin-yoku』として国際語になっています。

自然に触れることは身心をリラックス、そしてリフレッシュする効果が科学的に証明されています。

五感を使って自然の中で過ごすことが、イライラを解消し、自律神経をなだめ、交感神経・副交感神経の働きを整えます。

幸いにも日本の行動自粛の中に散歩は含まれていないので、目で新緑を眺め、耳で鳥の声を探し、鼻で木々や花々が醸し出す香りを楽しみましょう。

触れられれば木肌にも触れて、物言わぬ樹木の存在を確認しましょう。

明日から本来なら大いに春を満喫できるゴールデンウィークの始まりです。

でも今年はいろいろ出来ないから、自然の中に生かされていることを実感する習慣としてください。

画面では空気間や1/fゆらぎ効果を感じられないので、是非外へ出て木々の、そして葉の作り出すパワーを感じ取ってください。

これは囀るアオジという野鳥。

お池の脇にあるモミジの新葉と、花の中で鳴いています。

季節は4月でーーーす。

< 宿主を求めて > 

皆様いかがお過ごしでしょうか。

自宅での生活習慣がこの1カ月で大きく変わって来たのではないでしょうか。

行動変容が叫ばれていますが、中々習慣というものは変えずらいところがあり、ご苦労されている事と思います。

でももう少しですね。大きく深呼吸して1日を張り切って過ごせる日まで、もう少しです。

でも、見えない敵?いえ存在と過ごして行かなければならないので、手探りはしょうがないです。

なぜなら、本来の宿主(やどぬし=しゅくしゅ)から飛び出してしまったウィルスですから、

どこかへ拠り所を求めないと彼らは彼らで生きていけないのです。

もしかしたらコウモリ研究所から外部へ流失したなどと、実しやかにささやかれていますが、

本来野生動物内にその拠り所を得て、ぬくぬくと平穏に生きていたウィルスが、

外の世界へ出てしまったら、直ちに宿主を見つけないと死滅するわけです。

カマキリのお腹から出て来るハリガネムシ(線虫の仲間)と一緒です。他の生命体を借りて生きていくわけです。

今回その標的になったのが人類であって、コウモリに棲んで居れば何も悪さをしないのに、

何とか新しい宿主に適応しようとして悪さをします。

免疫力が高いと、その悪さをも自分の免疫組織が撃退しますが、

弱っているとウィルスに負けるという具合です。

鳥インフルエンザを思い出してください。

元々多くの鳥にはこのインフルエンザウィルスが棲みついていて、普通に生きていますが、

ひとたびある鳥が死を招くと、次の宿主を求めて移動するので「鳥の死骸を見つけたら素手で触ったりしないように」と、

一時期大変厳しい目で野鳥たちが見られる時代がありました。

その時は直接感染はしないと多くの関係機関が発表しましたが、

今回のウィルスはあっという間に多くの人に感染を起こしています。なるほど、新型なんですね・・・。

彼らの新たな宿主とならないように、今はこのウィルスとの接触を避けるしかありません。

住処を探しているのですから、未知の生物に我が身をささげることは無いのです。

人の体内がきれいになり過ぎたことも原因かもしれません。

とにかくもう少し頑張って、このウィルスが人間は宿主にならないと認識する(ワクチンが出来る)までひっそりやり過ごしましょう。

幼稚園動画を見て、楽しんでください。

オタマジャクシカウント大作戦動画については、編集さんに大いにダメ出しをしておきました。

編集作業は思ったより時間が掛かるようで、大変ですが、今度のお山の動画はもう少しつじつまが合うようにまとめてもらいますね^^;

どうぞ悪しからず!

< 芽が出たよ! >

どんぐりの芽が出たよ。

去年の冬に植えたどんぐりです。

これは昨年度年中さんの鉢。ムクムクと葉っぱが出たね。

大きく開いているのはコナラの芽。

細くて少し茶色の色はシラカシかな。

でも残念なことに昨年の年少さんの鉢はどうやら上手く行っていません。

植えた時期が遅すぎたか、きちんと土に埋まってないか、はたまたどんぐりを拾った時期と、植えつけた時期に時間差があったか???

理由はいろいろあると思いますが、ほとんどの子が発芽にいたっていませんね・・・。

日当たりと乾燥の状態もあるかもしれません。

もう一度今年の秋にやってみましょう。何しろ自分の木になるんですから!

 

 

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