< 小満に低気圧通過 >

早朝から低気圧の前線による大雨と風に見舞われました。

皆様の地域ではあちこち大丈夫だったでしょうか。

大雨警報が横浜市内に出されていましたが、午後からは小雨になることもあり通常通りの活動といたしました。

小さなお子さんを連れての雨風の中の登園は大変で、危険を伴う時もあるかもしれません。

よくよく準備して時間をたっぷり取って登降園してください。

もちろん暴風警報やこれ以上の大雨の場合は休園措置を取ります。

自然災害の大規模化と共に長期化も考えられる昨今です。

総合判断をしっかりと見極めて決めないといけません。

明日は晴れて暑くなるのでしょうか?

池ではアズマヒキガエルが上陸を始めました。

今日は小満。命が次第に満ち満ちて、草木も花々も鳥も虫も獣も人も、

日を浴びて輝く季節!という意味です。

低気圧去って澄んだ空が清々しいといいのですが・・・。

< いろいろあります >

明日の一般開放は1回お休みにいたしました。

どこで、又はどこから感染が広がるかわからないので、念のため明日は出来るだけ園内の人の行き来を失くしました。

今日の放課後は園内のあちこちから塩素の匂いがしていました。

お部屋の中や便座や蛇口など、人の手が良く触れる箇所を消毒しました。

2日間のお休みですが、ウィルスが消滅してくれることを祈るばかりです。

そして明日はこども環境管理士の全国交流会を、ながつた幼稚園の「生きもの抹茶館」で開きます。

北は岩手県から、南は佐賀県、そして長野県や埼玉県から28名が集まります。

近くは東京都や神奈川県内の先生方が来ますが、

幼稚園の自然を生かした野外体験研修と交流会です。

日頃地元で行っている皆様の自然保育を聞きながら、悩みや戸惑いを語り合います。

一般開放はありませんが、お山をうろうろする大人が居ますので怪しまないでください。

ながつた幼稚園からは星野谷、文元先生の管理士と、中泉先生の管理士候補が参加予定です。

私は一応講師役です。さてさて、どんな自然を伝えましょうか。

嘔吐や下痢の症状が出ているお友達は十分に休養し、家庭内での感染に注意して元気になってくださいね。

< 虫メガネはいかが! >

月に1回行っている生きもの観察会。

ながつた幼稚園の教育理念の一つに「環境の心」という項目があります。

【私たちは、何でもいきいき興味を持ち、地域でのコミュニケーションの場として素晴らしい環境つくりを行います。】

というものが理念です。

まさにその通りの活動を行っている分けです。

地域の自然に親しみ、先生方と会話を持つことで信頼関係を深め、共に認め合う、成長し合う場です。

明日はオトシブミの繭の観察、フキの摘み取りと調理方法なんてやってみようかな・・・・?

フキの摘み取りも環境保全の一つ。保護者の方も一緒に小さな自然環境の保全に手を貸していただけると有難いのです。

スギナの抜き取りもお願いしようかな・・・・。

望遠鏡を用意しています。カラスの子育ても見ましょうか!

観察グッズも販売します。限定9個「まる見えW観察器」少し大きめの虫メガネです。(¥950)

電子マネーのみでの販売です。虫好きのお子さんにひとついかがでしょうか?

これを使って小さなものを見た時の衝撃で新しい何かを発見し、将来は偉大な研究者になるかもしれません^^;

どうぞお越しください。

これが実際の虫メガネ。こと時入っているのはダイミュウセセリ(セセリチョウ科)

遠くに見えているのが全体像(高さ15㎝程)

 

< 虫かごに虫あみ >

「虫取り網を携えて」という女性昆虫学者の本をご存知でしょうか?

ドイツ人と結婚した後ドイツで研究を重ねた日本人女性ですが、

いつも虫網を持って山野を歩き回り研究を続けた人です。

現代において虫取り網を持ち、山野を歩き回る子がどのくらいいるでしょうか?

今日は子どもたちに虫網と虫取り篭の使い方をお話しし、これを持ってお出かけするのは楽しいよ!と伝えました。

花壇には虫ボックスというスペースがあり、見つけた虫や生きものはこの中に入れることになっています。

誰でもが見られるように、また生きものの過ごしやすい場所で見ることがこの虫ボックスの役割です。

それぞれの生きる場所も一緒に知ってもらわなければいけません。

「生息環境」というと難しいですぅが、どんな生きものも快適に過ごせる場所があります。

棲み分けながら同じ自然環境を利用していることを感じてもらいたいです。

さあ、保護者の皆様はどれくらい虫取りを楽しめますか!!!

ドキドキワクワクを大人に成っても持ち続けることは、子どもたちには新鮮な印象に映り、憧れの的になります。

感じて楽しむことが子どもたちに多くを伝えるポテンシャルになるのです。

明日から私も虫を見つけに歩きましょうか。

まずはエゴツルクビオトシブミを見つけたいです^^;

このゆりかごを作る小さな昆虫です。

< こんなことがありました >

史上初?の10連休を終え、本日子どもたちは比較的淡々と登園しました。

心配していた大泣きする子も見受けられず、「大丈夫、いいですよ」と声を掛けると自分で幼稚園スイッチを入れてくれました。

そんな中、幼稚園では桐の花が満開で、花柄も多数落ちていて、いい香りを漂わせています。

そして玄関のツバメは7つの卵を産みました。

現在抱卵中!全部が孵って、立派に巣立つことを見守りましょう。

そしてお池ではクロスジギンヤンマ(トンボ)が今年も7頭羽化しました。

運よく朝飛び立つ前の姿を撮れました。

早朝6時30分頃です。この後すぐに飛び立ちました。

 

まだこれから出てくると思いますが、なんせ朝早いので確認するのは大変です。

最後に、巣箱に入るアオダイショウの幼蛇です。

あーーーーー、やられた・・・・・・!と思ったら、子の巣箱にはヒナはおりませんでした。

野鳥からホットする声、蛇からは残念、無念の悲しい声が聞こえるようです。

まだ幼い蛇ですが自分で食べ物を探さないと生きていけません。

野鳥のヒナは蛇に巣箱を見つかったらヒナはまず全滅です。

これも生態系の一部。自然界では大事な営みですが、人々はこんな「食べる・食べられる」世界を意識することが大切です。

人も本来この自然界の一部であることを忘れないように、子どもたちには伝えたいです。

そこでこの蛇を捕獲しまして、現在幼稚園で飼育観察中!小さなフンをしましたが、中には小鳥の羽が一杯入っていました。

この巣箱に来る前に、どこかのヒナをきっと食べたのでしょう。

ということで、連休中はプールに塩素を入れながらあちこちの生きものを観察していました。

これからまた忙しくなります。みんな五月病なんてすっ飛ばして、頑張りましょう!!!

< アオサギさん、こんにちは >

アオサギさん、お池のオタマジャクシ、食べないでね!

こんな大きな鳥もやって来るお山の池には、オタマジャクシを狙う生きものも出没します。

自然界の「食べる・食べられる」法則は厳しいねーーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時は土手におりて辺りを伺い飛び立ちましたが、また飛来することでしょう。

そのオタマジャクシですが、生きもの観察会で皆様に数えていただいた結果は、

ヒキガエルの一つの卵から約2000匹のカエルが孵ることが分かりました。

すごいねーーー!でもその9割が大人に成る5、6年の間に命を落とす現実が待っています。

でも楽しかったね。カエルの事が少し分かりました。

この日は樹液を舐めてもらったり、

タケノコを掘ってもらったり、お山で味わえる体験を積んでもらいました。

来月またお待ちしております。

 

 

 

 

明日から1日保育です。

お弁当が始まります。楽しみですが、大変です。

疲れも出てきます。午後はお昼寝しましょうか!

生活リズムを整えて、よく睡眠を取り、幼稚園活動に体を順応させましょう。

美味しいお弁当、お願いします。

< 桐の花が咲き出しました >

新しい名前となりましたきり組。

毎年4月終わりから5月初めにかけて花を咲かせる桐ですが、多くの方がこの木の花を知りません。

是非見てみたいと何人かの保護者の方に言われましたが、今年も咲き出しました。

淡い紫色の筒状の花で、ほのかな甘い香りを発します。

毎年丁度5月の連休時が満開です。今年は長いお休みですので、せっかく咲いても子どもたち、特に桐組のお友達が咲いている姿を見られないかもしれません。

しかし花柄が地面にたくさん落ちるのでそれを拾ってもらいましょう。

明日は生きもの観察会です。私が望遠鏡を用意しますので、枝の先で咲く桐の花を見にいらしてください。

午前8時30分から11時30分まで。10時半ごろからは「オタマジャクシカウント大作戦!」も行います。

今話題の万葉集にも出てくる、日本の山に古くから自生する桐。原産国は中国ですが、落葉高木の花を眺めてみるのも乙なものです。

 

< さあ、幼稚園 >

各学年の懇談会を終えて、いよいよ幼稚園デビューも本格的になります。

色々な連絡事項が洪水のように襲ってきますが、よくよく目を通して、子どもたちの幼稚園の活動がスムーズに送れるように頑張ってください。

先生方は日々戦闘態勢。と言っても子どもたちと戦わないで意思を通じさせる方法をあれやこれやと駆使しては、

クラスで一緒に過ごします。

これは幼稚園の先生出ないと出来ない技の一つでしょう。

泣いている子もその内泣き止み、いつの間にか先生マジックに吸い込まれていきます。

そんな幼稚園を毎日同じように送ることがまずは一番大事です。

これから各担任の先生方ともお話しする時間を取っています。

信頼関係を作って、共に子どもたちの成長を見守りましょう。

お父さんもお母さんも幼稚園を楽しんでください。

そして多くの体験を重ねて人としての基礎を作りましょう。

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動 — itsuko 16:45

< 愛するツバメがやって来た >

三寒四温とはよく言ったもので、昨日の寒さから少し暖かくなって、明日はもっと温かいのかな???

着るものも困っちゃうほどの毎日です。

入園式の、とてもいいお天気になった日、ツバメが帰ってきました。

今年もまた幼稚園の園舎で子育てをしてくれるでしょうか!!!

グラウンドに立ち一人彼らに手を振っていたのを誰かに見られていないでしょうか???

地球色(瑠璃色)の着物で入園式はお迎えしましたが、澄んだ青空に向かってチュルチュル鳴きながら滑らかに飛ぶ彼らに「お帰り」と小さな声で叫んでいたのです。

小さなものに心を寄せて、毎年君たちを待っている人がいることをツバメは気付いてくれているだろうか。

今年も子どもたちに愛らしい姿を見せて欲しいと思います。

< 春が行く >

春休みも忙しいですが、ふとお山に足を踏み入れればそこは春の芽吹きまっしぐら!

振り向いてくれる人も少ないですが、目に鼻に、春の息吹を届けています。

順番に、

①ヒトリシズカ

②ゼンマイ

③つくし

④タチツボスミレ=先月の9日に生きもの観察会で、「タチツボスミレを増やそう」という活動に参加してくださった皆様。

可憐な白や薄紫のお花が咲きだしました。落ち葉を払ってくださったので、お花が良く目につきます。

ありがとうございました。

⑤同じく。タチツボスミレ

⑥柿の葉の芽吹き

⑦ウグイスカグラの花

⑧アオキの芽吹き

⑨キランソウ

⑩ヒサカキ

の花(今あちこちの垣根になっているヒサカキが満開です。独特なにおいを放ち、存在をアピールしています。ヒヨドリやメジロはこの花の蜜を良く吸います。)