< 美味しいね、嬉しいね >

文科省が定めるところの幼稚園教育要領を読み返す必要があり、「環境」の項目に目を通していたら、

自然環境とのかかわりは従来から強調されているが、とあった。

さあ、どれだけの幼稚園でこの項目をとらえて活動に結びつけているだろうか?

実は大変難しいところなのだ。自然を相手にする時、その考え方と知見を知った上で、幼稚園活動に組み込ませるノウハウが一番ネックである。

現在幼稚園協会の緑支部での研修で、ビオトープを主にした講師をやっているが、

参加している他園の先生方も、自身の自然体験が乏しく、彼女たちの園では取り入れられていない。

そのくらい随分前から幼い頃からの自然体験が少なくなっている。

今日の焼き芋大会ではそんな自然の恵みと産物を食するという具体的な活動に結びつけた体験だ。

それはそれは先生方は火の管理も含めとても大変なのだが、

こういった経験が教育要領が目指すところの自然環境とのかかわりだとすると、

こんな活動ができるのも、フリーのそして男性先生の存在の多さがながつた幼稚園の強みであり、彼らに助けられている。

幼稚園を選ぶ時、このような具体的な貴重な体験活動があるのか、無いのかにも着目してほしい。

美味しいね、嬉しいね!まさに焼けたお芋を二つに割った時の子どもたちの笑顔が、そしてこの時の記憶が、

この子たちの健やかな育ちに、そして自然環境との出会いにつながって欲しいと切に望む。

< こどもパワーに助けられ >

まあ、なんと素晴らしいお天気になったことでしょう!

絶好の焼き芋日和でしたが、連日の寒さや降雪でじっとりと湿ってしまった落ち葉たち。

これではなかなか火が付かず、点いたとしてもお芋が焼きあがるのに時間も掛かり、困った状態でした。

風もなく絶好のお芋日和でしたが、この快晴を逆手にとって濡れた落ち葉を乾かしました。

これが子どもたちにとっては非日常の楽しい活動となり、年少から年長まで落ち葉の中での大騒ぎとなりました。

年長さんは最後の作業、落ち葉集めをやってくれましたが、それはそれはパワー全開で、

何も支持することなく、方法を教えるでもなく、自主的に多くの落ち葉をどうやって集めるか!?

役割分担を決めそれはそれは手際よく、ビニール袋に詰めて行きました。

体操の時にマット上で説明してもなかなか動作に結びつかなかった「うさぎ跳び」も、

落ち葉を前にしてしゃがんでみると、なんなくやってのけるのです。

自然物の中で体を動かすとはこういうことなのです。

落ち葉を素手で集めるためにどうやったら一番効率が良いか!

自然とたどり着いたその動作は、体操時にやろうとしていた、全身を使った日常運動だったのです。

今日の活動はひんやりと冷たい空気の快晴の空の下、

飛び切りの幼児教育活動となりました。

環境の中から子どもたちが主体的に活動に取り組むことで、友達との係り、活動順位、する・しないの判断など、様々な思考と動作をやっているのです。

今日はまさにそんな副産物を得た順延焼き芋大会日となりました。

また日曜日は雨の予報です。今日乾かした落ち葉は大事に大事に室内へ取り込みました。

月曜日ば北風が強い懸念があります。

低気圧が通過した後の大陸高気圧の張り出しは、北風を伴います・・・・。

気象予報士になろうかな・・・・^^;

お腹の風邪が落ち着いてきました。欠席者も減り始めています。

少しホットしながらまた週末です。

< またまた観測史上初!? >

11月の都心部での積雪は観測史上初めて!というテロップが踊っている。

夏の暑さに初めて、冬の降雪に初めて、とまあ次々と初めてのデータが観測されてしまう。

日本は元々南北に細長い国。緯度の差による気温の違いには目を見張るものがあるが、

今日の様ないきなりの寒さと降雪はやはり生活に、仕事に支障を来たす。

子どもたちには積もったようなあるいは溶けたような雪をかき集め、小さな雪玉を作るなど、やはり楽しい冬のアイテムの一つとなった。

しかしこちらは降り方次第でバスの運行を止める必要が出てくるし、園舎周りの雪かきも必須で、

嬉しいことはあまりない。

ドカッと降ればそれなりに覚悟も出来、思い切り雪を楽しむシフトにも成れるところだが・・・・・^^;

これも地球の気候変動に伴う異常気象の一つかもしれない。

大国の次期大統領は地球温暖化はデマカセだ!なんて言っているが、

自国でも大きな自然災害(ハリケーン・山火事・洪水などなど)も起きているし、少なからず原因の一端は地球環境の変動が考えられる。

これから先まだまだ史上初!という記録が出てくるかもしれない。

人々も日常の変化を異常と捉え、個々が出来る対策を考えよう。

世界中で地球を大切にすれば、地球は元の豊かさを回復するかもしれない。

自然環境はもらいが実は強いはずだ。

< 作品展にお越しください >

何だか雨模様の明日になるようですが、

ながつた幼稚園の芸術の爆発を見にいらしてください。

個人製作と共同製作、そして様々なコーナーがあります。

運動会とはまた違った子どもたちの豊かな表現をご覧いただきます。

明日は制服登園です。上履きをもって来て下さい。カバンはいりません。

雨のようでしたら長くつやレインコートを入れる袋をお持ちください。

ばら組は今年もお山で見つけた宝物を展示しています。

こども環境管理士がお山クイズも展開しています。

どうぞ立ち寄ってくださいね。

プラレールコーナーは今年もすごいぞ!!!

< またお天気が悪い・・・ >

今日はしし座流星群の最大出現日ですが、またお天気が悪いですか?

流れ星をゆっくり眺めたいところですが、咳がなかなか取れない中、野外でじっとしていたらまた風邪を引いてしまうので、

ここは我慢して静かにしていましょう。

作品展もどうやら雨模様^^;

連日準備で遅くなっている先生方も、体調管理をしてくださいね。

まさかどこかの大手広告代理店の様な残業はありませんが、

子どもたち同様手洗い・うがいが大切です。睡眠も重要!

そんな中、色付いてきたお山の紅葉を見ながら、

「ああ~~~きれいですね。空気も美味しいし、癒されます。

今日も1日頑張ります!」

ととても清々しく自分の気持ちを言ってくれた新任のN先生。

毎日大変でしょうけど、気持ちよく仕事に就いているようで安心しました。

お天気が悪くても、心が晴れていれば大丈夫ですね!

 

< 誰かに響けば・・・ >

私の机のグラウンド側に面している窓外には、今にもビリビリニなりそうな生態系ピラミッド図を張り出している。

時々じっとその図を眺め、何かを考えているような子がいる。

幼児期の子どもたちが生きもののつながり図を見て、何を感じ、何を想像しているのだろうか!

声を掛けたりかけなかったり、その子の発する雰囲気を読んで対応しているが、

どの子にどんな影響を与えるのか、未知の世界と向き合う子どもたちにとっては毎日全てが発見である。

どこかで何かの印象を、あるいは衝撃を残したい幼稚園時代である。

< コウノトリという鳥を知っていますか! >

神奈川県厚木市の相模川沿いに、千葉県野田市で放鳥されたコウノトリがいるようです。

近くにお出かけの際は気にしてみてください。

大きいのでもし現場に遭遇すればすぐわかると思います。

日本では野生のコウノトリは環境破壊により一度絶滅しました。

兵庫県と千葉県が野生復活を目指して放鳥しています。

日本全国に散らばっていてトキ同様自然界での繁殖が期待されています。

私は兵庫県のコウノトリの郷に見に行った時、上空を番らしき2羽が飛んでいくのを車で追いかけたことがあります。

それはそれは優雅で力強く飛び、自然界で遭遇できる動物の素晴らしさに感動しました。

情報を提供します。同じ環境下で生命を育む生きものがいることを知っていてください。

 【コウノトリの観察ルール】野田市のモームページより

コウノトリは神経質な鳥なので驚かさないでください

  • コウノトリを観察する時は、150メートル以上離れましょう。
  • コウノトリに餌を与えないでください。
  • 追いかけ回さないでください。
  • 大きな音をたてたり、大声を出したりしないでください。
  • 撮影する場合は、フラッシュを使用しないでください。

コウノトリは、田んぼにいることが多いので、次のようなことも注意が必要です

  • 農作業の邪魔をしないでください。
  • 農耕車両の通行を妨げる場所に駐停車をしないでください。

こんな時は、野田市までお知らせください

  • コウノトリが弱っている、ケガをしている、少し様子がおかしい時。
  • コウノトリに対して心ない行動をとっている人を見かけた時。
幼鳥5(ひかる)の様子

ひかる(オス:H28放鳥)(J0128)
平成28年3月28日生 [足環の色 右:黄黒 左:黒青]

現在神奈川県厚木市付近にいます。
後ろにいる大きな白いサギはダイサギという種類です。
日本で生息するサギ類の中で2番目に大きいですが、それよりも一回り大きいコウノトリはやはり大きいでしょう。
タンチョウよりは小さいです。

< 風邪に注意 >

急に寒くなって冷たい雨です。

どうぞお風邪を召しませぬようにしてください。

咳がひどくて早退したお友達もいます。健康管理が大事です。

昨日は素晴らしいお芋日和で、年長さんはお芋ほりが出来ました。

持ち帰ったお芋は食卓へ上がったのでしょうか?

少し置いた方が甘みが増すそうです。焼き芋用はじっくり寝かせて11月に焼き芋になります。

今日の天気では暖かいシチューなんていいですね。

ああ、食べたいなーーーー。誰か作ってくれないかな・・・・・。

先日の小春日和のような日にアオダイショウの幼蛇を見つけ保護しました。

一応幼稚園で越冬させようかと試みてみます。蛇も冬支度のはずです。

冬の足音が近づいてきました。

週末は暖かくしてお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

 

 

これはニンジンです。少しおすそ分けをもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

こちらが

< コウモリは大丈夫だろうか・・・・ >

昨夜雨天にもかかわらず近隣に生息するコウモリが幼稚園の玄関から室内に入ったようで、

今朝捕獲された。しかし、その対応が悪くて、

コウモリにもかかわらず、ヒヨドリがわんさといるお山に飛び立つことになってしまった。

私は朝からご立腹!である。

まずなぜれっきとした哺乳動物であるコウモリを箒と塵取りで救い上げるのか!

そして夜行性であることぐらい知っているだろうに、平気で開けた明るい場所へ連れてくるのか!

何の配慮もなく、ゴミ扱いされ、幼稚園の先生にあるまじき行為である。

玄関にいた状態でそっとタオルや布でくるみ、段ボール箱のような囲まれた狭い中へ入れ暗くする。

こうすることでまずは落ち着かせ、動物の安静を保つことが必要だ!

いきなりグラウンドへ連れて来られたコウモリは自分の身の危険性から脱出を試み、

眩しい朝にもかかわらず、お山へ飛び去った。

案の定すぐさまヒヨドリに追われることになり、

目の効かないコウモリは必至で超音波を出し、跳ね返る音で障害物を察知しながら樹林の中へ逃げ込んだ。

なんということだ・・・・・。

彼らはこの昼間の天敵から身を守るために夜という世界を生活の時間帯に選んだのだ。

同じ環境で生きるための棲み分けの仕組みである。

野生動物を何らかの理由で捕獲した時は、その動物の生態を考え保護・捕獲しよう。

今日はコウモリが鳥だとか、毒があるとか言い出す先生もいた。

だから自然科学に対する教科や観察体験の不足を危惧するのである。

小学生から学校教育のやり直しだ。

私は朝からお怒りである。

あのコウモリは無事だろうか・・・・・。

 

 

< 先生、とんぼはどこへ行っちゃったの・・・・? >

世界各地でも北極圏から流れ出る乾いた冷たい風が流れ込んでいるようです。

日本でも霜降の次期となりました。

そんな冷え込んだ今朝聞かれました。

「先生、トンボはどこへいちゃったの???」

そうですね、あまり見られなくなりました。

赤とんぼの仲間はいるんですが、お山でも今年は数が少ないようです。

先日このページでもご紹介したイトトンボは成虫で越冬する種がいますから、

よくよく探せばみんな居ないことはないんですが、

きっと夏に見た青い体のたくさんいたトンボ(オオシオカラトンボ)などを思い浮かべたのかもしれません。

成虫はどこかでひっそり土に還ったり、鳥のエサになったかもしれません。

幼虫や卵はきっと水の中で次の出番を待っていたり、命の出現に備えています。

「どうなったのか」と思う心が嬉しいです。

想像する気持ちや考える素材に、トンボがなったことが嬉しいです。

不思議を学んでください。そして自分で答えを探してください。

そんな大人になって欲しいです。