< お月さまやーーーい >

今日は十五夜。中秋の名月ですが、日本列島には秋雨前線がどっかりと居座り、もうここ何日もお日様を見ていません。

そして今夜も曇りか・・・・・。

きれいに輝く月を愛でたかったところですが、10月に期待しましょうか!

お陰で運動会リハーサルも延期、外での全体練習も思うようにいかず、少々イライラはありますが、

来週はお天気を呼ぶことにしましょう。

陽気が悪くてか,急な発熱の子もいます。

体調管理には十分気をつけて、過ごしましょう。

お山の草刈りも終わり探検できるようになりました。

小さなショウリョウバッタやヤマトシジミ、ナミアゲハにクロアゲハの幼虫。

ハラビロカマキリやコノシメトンボなど、秋を彩る虫たちがそっと潜んでいます。

草を刈るとこれらの虫を探しに鳥たちもやってきます。

秋のお山はこれからが楽しみです。

 

< 何思う 白露の空に アブラゼミ >

また台風が近づいています。明日の天気予報をよくご覧ください。

進路によっては通常教育に変更が生じるかもしれません。

そんな中、今朝の一コマです。初秋の空にアブラゼミは何を思っているのでしょうか?

短い寿命を全うできたでしょうか???

数分後思い立ったように飛び立ちました。

この夏もありがとう。

< 蜂をむやみに駆除しないでください >

蜂は駆除されるためにせっせと働いているのではありません。

蜂は生態系を支える立派な一員です。

蜂は人をいきなり刺したりしません。

蜂は農作物生産者にとっては大切な助っ人です。

この時期、アシナガバチやスズメバチは冬支度を前に活動が活発になります。

特にアシバガバチは人の生活に近い庭・立ち木・軒・外壁など雨の当たり難い場所を選んで下向きでおわん型の巣を作ります。

通常は放っておけば傍を人が通っても何もしません。

何もしてこない人をいきなり襲うことなどないのです。

こちらが少し気をつければ済むことならば、どうぞ静かに見守ってください。

晩秋になれば女王バチ以外は死滅します。彼らの一生はそうなっているのです。

女王バチは洞や軒の隙間で越冬し、春まで活動しません。

どうか、いきなり殺虫剤で皆殺しにするような、人から目線だけのいらぬ殺生はしないでください。

人を刺すことがある事実は子どもたちに伝える必要があります。

刺され方によっては命にもかかわる危険な場合があることも知っておかねばなりません。

それが人が身に付けておく知識です。

しかしイコール、即座に駆除する生きものではありません。

蜂や蜘蛛や少々負の感覚のある生きものたちは人にとって有害である間違った認識こそ正したい環境教育です。

その生態をよく理解し棲み分け、見守ることが共存共栄です。

幼稚園玄関横のキアシナガバチの巣は夜間に撤去しました。

多くの人が通り、何かのアクシデントで蜂たちが興奮してもいけませんので、夜間彼らも寝静まっている時に処置しました。

グラウンド遊具のすぐ上の桜の葉に毎日集結していた同じ蜂は、

本日そのお気に入りの枝ごと移動させました。

子どもたちの遊び場からは少し遠ざかってもらいました。

これからしばらくお家の周辺でも蜂が目に付くようになるかもしれません。

とにかく人が蜂を興奮させない事。彼らは彼らの生態を着実に実行しているだけです。

慌てず騒がず、どちらも平穏に過ごせるように考えてください。

全ての生きものにも寛容でありたいと思っています。

 

< byby真夏日、adios猛暑日 >

今日は風が気持ちいいですね。

台風10号は東北や北海道に酷い 爪痕を残しましたが、南の湿った風は連れて行ってくれました。

大陸から乾いた風が下りてきて、今日はウスバキトンボも気持ちよさそうです。

そこいらをツーツーと飛んでいる赤とんぼ風のトンボは、赤とんぼの仲間ではなく、ウスバキトンボというトンボ科の仲間でもウスバキトンボ属。

真夏に最も多く見られ、よく赤とんぼの大群と間違われます。

それはさておき、いよいよ8月も終わります。

あっという間の夏休みを終えて、幼稚園では秋の一大行事、運動会ムードに入ります。

年々その日数が増している真夏日や猛暑日ともお別れできるでしょうか?

乾いた風が少しは秋気分にしてくれますが、来週の動物村も、運動会当日も、まだまだ暑い真夏日かもしれません・・・・^^;

この辺でお別れして、日本の四季の爽やかな秋を感じたいところです。

このトンボはネキトンボ。同じトンボ科でもこれはれっきとしたアカネ属だから通称赤トンボの仲間。

(幼稚園池にて)

 

 

 

 

 

< 暑中お見舞い、赤イトトンボ >

毎日暑いですね。玄関ツバメ3羽が無事に巣立ってほっとしているところ、

グラウンド側の卵の内4羽が孵化したようで頭が4つ確認できます。

こちらもどんどん大きくなって巣立ちを済ませないと、海を渡れないぞーーーーー^^;

そん中、池の掃除をしてみました。

草がどんどん繁茂するこの時期は、水深も気をつけなければいけません。

植物の生命力は底知れぬので、ちょっと油断していると池は干上がってしまいます。この暑さだし。

皆様は涼しくお過ごしでしょうか?毎日の暑さ、お見舞い申し上げます。どうぞご自愛下さい。

そして掃除中ツーツーツーツーと飛んで、産卵の準備に入っていたのがベニイトトンボ!

この垂直だちがオスの産卵の準備。メスの首元をがっちり掴んで離さぬようにしています。

このままオスは飛ぶんだからすごい腹筋。トンボのオスは腹部の末端(尾部)がメスを掴む接続器になっていて、この部分でメスを捕まえ交尾します。

実はずっと移入種のリュウキュウベニイトトンボと思っていましたが、よくよく調べてみると、絶滅危惧Ⅰ類であるベニイトトンボと識別します。オスの複眼が朱赤色で、メスの尾部背面に黒色斑がありません。

これはベニイトトンボでよろしいのではないでしょうか!!!

専門家に見てもらいましょう。

土手にはキツネノカミソリ(ヒガンバナ科)が咲き、道にはアブラゼミの肩羽が落ちていました。

昨日はツクツクボウシの声も聞きました。

立秋を前に、秋はひっそり近づいています。

 

< 見つけたよ、親子 >

玄関のツバメがもうすぐ巣立ちです。

そして山ではコジュケイという野鳥の親子が散歩をしています。

今年のヒナは1羽だけ。悲しいかな、他の多くが野猫や蛇にやられてしまったのでしょう。

卵は通常10個くらい生むので、残念です。でも毎年幼稚園の山で繁殖しています。

親子の暮らしが私たちの住む街のすぐ近くにありました。

左が雛、中央♀、右♂ 親子のコジュケイ

夜、5羽で眠るツバメの親子。両側に両親が顔を巣に埋めて眠ります。

ツバメの飛ぶ姿をじっくり見たことがありますか?

なんと優雅に華麗に、そしてシャープに飛ぶのでしょう!

数羽が白い雲の間を流れるように飛ぶ姿は、何度見ても、何十分見ていても飽きません。

こうやって毎年太平洋を越えてくるのか・・・・・・と思うと、人の力ではどうにも計り知れない野生動物たちの神秘と驚異を感じずにはいられません。

いつかツバメになってみたいと思う夏です。

 

< ああお泊り会② >

夕飯頃からシクシクと涙をふく子が現れた。

思わず抱きしめて、「うんうん、その気持ち、わかるよ。お家が恋しいよね・・・」

ホームシックも1つの心。こんな経験もこれからの糧になる。

お母さん、お父さんへの思いは深くなる。

このなんとも形容しがたい気持ちと闘いながら、彼女はフォークダンスを踊り、花火の歌を熱唱し、何とか気持ちを紛らわしているようだ。

時々私にすり寄って来る。

うんうん、わかるよその気持ち。でも頑張ってるね、偉いよ。

そして花火が始まった。小雨の中子どもたちは2階のテラスから花火師(ながつた5人組)さんたちの勇ましい姿を見ながら、赤や黄色や青い光を堪能した。

最後は上空30メートルまで上がる特大花火。

なんと花火屋さんがおまけで付けてくれた特別な1本!

ドーンと上がり上空を彩った。「ワーーーーー」

花火を見終えた彼女の顔が笑っていた。

聞けば気分がよくなったとか!

うんうん、わかるよその気持ち。花火を見て気持ちが切り替わったんだね。

「もう大丈夫」とひと言言ってシャワー室へ消えていった。

新企画の夜散歩は出来なかったが、ホールでのキャンプファイヤーや雨の中の花火もまた、楽しい思い出だ。

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動,未分類 — itsuko 21:10

< ああお泊り会 >

子どもに言われました。

「園長先生、今日雨降って夜のお散歩行けないね・・・・」

トホホ。今日も朝から大雨となり、お散歩どころかメイン活動のキャンプファイヤーも出来ません。

今年初めての企画も雨に倒されました。

私が一番楽しみにしていたのでしょうか^^;

残念です。今日はホールで大いに盛り上がりましょう!

< 海の日ウミウシ >

本日は海の日!ということで海(磯)へ行ってまいりました。

昨年も幼稚園の先生方を連れて訪れた、横須賀荒崎の新宿(シンジュク)の磯です。

4家族が参加し、たくさんの生きものを見つけました。

ウミウシ!ご存知でしょうか?海の宝石と言われるほど、種ごとに多様な色と模様、そして形には驚かされます。

わずか5ミリほどの大きさの物もいて、これも生きている(動物)と思うと不思議です。

岩につく海藻やカイメンという同じ動物を食べます。

磯には磯の生きものがいて、この場所も貴重なビオトープ環境。

年々見られるウミウシが減っていると言います。

ここも環境が変化しているのでしょうか?温暖化の影響で見られる種類が違って来ている、と10数年この磯を観察しているリーダーさんが言います。

そんな中、魚類も含めいろいろ発見、採取、観察、そしていた所へ戻すリリース(これ鉄則)と、楽しい海の日となりました。

来年も行くかもしれません。どうぞ皆様も2時間ほどの観察会へお越し下さい。

自分だけでは見つけられない素敵な生きものに出会えますよ!

< ツバメが戻らない >

グラウンド側に急ピッチで立派な巣を作り、

昨日の朝までに2つの卵を産んでいるのに親が戻らない。

もう昨日1日戻っていないので卵は絶望的だ。

一体何があったのか・・・・・。

野生動物の暮らしは何年見ていてもわからない事ばかりで、命の継続の難しさを痛感する。