< 焼き芋練習 >

先生方も落ち葉で焼き芋を焼いたことがなく、想像の世界のようですが、

なんとか手探りでやってみた試験焼き芋。

私は幼い頃父が自宅の庭で落ち葉焚きをする時、毎回おいもをどこからか持ってきてそのまま火の中へ放り込んだのを覚えています。

野外学習ではアルミホイルに巻いて火を出さないように気をつけながら、スモーク状態を保ちつつ何度か経験しました。

火を起こすのもマッチからです。今日はバーナーで炭に火をつけましたが^^;

(小学生の頃毎日練炭を熾していたので火熾しは得意です。先生方は出来ないだろうな・・・・)

K先生と火の番をしながら45分。

素晴らしいおいもが出来上がりました。

濡らした新聞紙を巻いて焼いたものは、スイートポテトのようにしっとりと、

巻かないものはホクホクと本来のおいもそのままの食感を楽しめます。

直径が10cm程あるものは、1時間30分はかかります。

こうして黙黙と落ち葉の白煙に包まれながら、焼きいも練習を終えました。

もちろん今日のおやつはこの焼き芋(女子は大好き!)

2月の本活動に合わせて火のつけ方や落ち葉の量、おいもの大きさや片付け方法など、ノウハウを積み上げておきましょう。

今日のところはまずまず成功です。本番が楽しみです。

肝心のサツマイモも、有機農法のこだわりおいもを使いたいと思っています。

それにしても体中いぶされた感じで、臭い!

 

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動,未分類 — itsuko 15:29

< やめてやめて、蜘蛛はいいよ・・・ >

虫好きの男の子達が虫がいなくなって寂しいのか、せっせと蜘蛛を取ってきます。

蜘蛛は虫じゃないし、やめてやめて、そんなにたくさん!

一籠に6匹も入れて、もう蜘蛛はとってこなくていいよ・・・・。

ジョロウグモが言えなくて、「ジョウクモいたよ。毒があるよね。」と言う年少さん。

「毒はないよ」と言うと、

「お尻赤いよ」

赤い色はやはり危険をイメージさせるのか、セアカゴケグモの影響で、赤は毒につながっているのか、

ジョロウグモも散々ですね。

こちらもカマキリ同様これから卵を産むのです。

どうぞ放っておいてやってください、園児の皆様!

蜘蛛も大事な仲間ですよ。ちょっと好きじゃないけど^^;

オニグモ

きれいに張るよねーーーー!芸術技です。網は夕方張り出すのです。

アシダカクモ

自宅に潜入した憎きやつ!でも殺生はしていませんよ。

ナガコガネクモ

この白いギザギザ網が目印。

こちらはコガネクモ。これは結構カッコいいね!今は貴重な存在です。

控えめな白いジグザクが目印。

そして噂のジョロウグモ。ただいまトンボをお料理中。

お尻の裏が赤いのです。

知っていますか?蜘蛛の糸は縦糸はベタつきません。自分の逃げるルートを確保するためです。

横糸が強力な粘着性を持ちます。これには自分も掛かるのです。

手で触ってみてください。はっきりわかります。

どうやって粘る糸とそうでない糸を分けて出せるのか?

恐るべしスパイダーたち!!!

 

< 見つけた、見つけた >

冷たい雨が降る中、年中さんは遠足に続き幼稚園・小学校の交流事業で小学校へ出かけました。

雨が降ると言っても、雨天時は送迎バスの出番です。

クラス毎順番にピストン送迎をするのですが、

小学校へ着くと落葉樹のハナミズキがきれいに色付き、子供たちを待つ間眺めていたら、

なんとオオミズアオの幼虫を見つけました。オーーーー素晴らしい!

幼稚園のシンジュサンに続き、今度はオオミズアオか・・・・・。

早速小学校の先生にその価値を伝え、「教材にしなさい」と言ってきました。

学校の先生は少々戸惑った様子でしたが、そこは先生!

しっかり写真に収めていました。よしよし(^_^)ノ

そうそう見られる幼虫ではありませんので、身近で見られた場合は何らかのアクションを起こさないとね!先生なんだから。

(虫好き教員としては^^;)

年中さんも2年生と楽しく過ごせたようですし、今日も1日感謝です。

その幼虫は我が家のハナミズキにも御出でくださり、現在2頭を飼育中(ホホホ)

それがこれ!

茶色いところが顔です。お尻も茶色か!

トゲを持ちますが毒なんてありませんよ。ちょっとチクチクするだけです。これは鳥よけの防御方法でしょう。

透明感のある綺麗な黄緑色!

成虫は薄水色の素晴らしい蛾。

実は幼稚園の冷蔵庫に成虫1頭を冷凍保存しています。

作品展でお目にかけましょう。

では、風邪を引かないように。

おしまい。

 

< 太っちょ と ギザっちょ >

冬眠する生き物たちには懸命に栄養を取る時期。

繁殖にもエネルギーを使いますが、極力省エネでひと冬を過ごすための、最低限の糧を得なければならない秋!

結構糧を得たと思われる、太っちょ!

朝の日差しで体温を上げて、またお出かけ獲物探し?

もうちょっと太っちょになって冬を迎えます。

ニホントカゲ

そして我が家で見つけた小さな幼虫。すくすく育って、昨日台風の中室内で羽化しました。

ルリタテハです。

この方は寒い冬でもこの成虫のまま過ごします。葉の裏や草陰、どこかの軒裏に潜んで寒い冬をやり過ごします。

まあ見てください、この言いようのない翅の色と模様と形。

どうしてこんな形になるのか、まか不思議な昆虫の世界。

ギザギザの翅だからギザっちょ^^;

翅を開くと6cm程のタテハ蝶です。

今、虫ランドにも幼虫が1頭います。

今度はその可憐な姿を幼稚園で見せてもらいましょう。

4枚の翅にあるラインが青紫色なので、ルリタテハです。

おしまい。

 

< OCTOBER  >

10月になりました。秋ですね・・・・・。

今年もめちゃくちゃ暑い夏でしたが、9月に入ってちゃんと涼しくなりましたね。

台風の数も少ないし、と言いながら18号が何だか不気味!

異常気象の昨今ですが、四季のある日本ではやはりそれぞれの季節を肌で、舌で、音で、そして目で感じたいものです。

御嶽山もきっと目に美しい紅葉だったのでしょう。

なんとも悲惨な自然災害となってしまいました。早く家族の元へ全員帰れるといいのですが・・・・・。

さあ今月も忙しいぞ!まずは運動会に、すぐ願書配布。そして懇談会に遠足に、あっという間に11月!!!

背中も痛いわけだ・・・・・。冷たくなる風で益々体が硬くならないように、ストレッチ、ストレッチ!

虫たちも段々と冬に備えます。蛹で越冬するもの、成虫で越冬するものといろいろです。

成虫で越冬する1種の、ルリビタキの蛹をご紹介しましょう。

なんとも日本らしい色彩の妙を醸し出すその蛹は、まもなく孵り、翅をぼえろぼろにしながら成虫で冬を乗り切ります。

これも種の存続をかけた作戦なんでしょうが、蛹や繭の方が良さそうなものですがね???

トンボでも3種の仲間は成虫で冬越しです。他はヤゴね。

実に不思議な生き物の世界です。

ではまた明日。

ルリタテハ幼虫(第5齡)と蛹。背中の2本の筋は何と銀色に見えます。

 

< 虫探し、虫調べ >

虫好きがたくさんいます。子どもの特権とも言える、なんでも見たい、触りたい。

虫もその中の一つ。ワイワイ探し、ワイワイ調べる。

うんうん、いいぞ!自分で見つけて、図鑑で調べて、こうして野外観察の楽しさを知ってください。

自分で調べたことは一生の宝物です。

図鑑はその一つのことだけでなく、その周辺のことも同時に教えてくれます。

そこがネットと違うところ。

何を見つけて何を調べているのかは、子どもの世界、子どもの領域です。

先生は呼ばれたら初めて出ていけばいい。

さて、何が話題になっているのか?

虫探し、虫調べ!ちなみにそれは、コカマキリ。両前足の裏側に黒い模様があるのが特徴です。

こうして頭にインプット完了。

 

< 気候サミット >

心配された台風16号が去りました。

しかしその空はいわし雲ではなく、ひつじ雲です。

風も西風では涼しさは感じられません。

天高い秋は、少しヒヤッとする北東風を感じたいところです。

国連では気候サミットが開かれています。

真剣に二酸化炭素排出量を抑えるべく、初めて排出量第1位の中国と第2位のアメリカが何らかの方策方法を打ち出すことを約束しました。

今更ですが、やっと二酸化炭素削減の第1歩です。

フロンガスを全世界統一して削減していることからも、世界の大国2国が政策を打ち出すことは必須でした。

秋晴れのすがすがしい日が1日でも多くなるように。

そして局地的な自然災害を最小限に抑えられるように。

実行するのは私たち人類です。

日常生活の小さな二酸化炭素を、とにかく意識してなくしましょう。

未来に生きる、現子どもたちのためにも、大人が実行しないとなりません。

この問題は子ども環境管理士にも課された問題です。

そしてなんとこの資格を取るべく、勉強している有志先生が2人!出現しました。

喜ばしいことですが、資格に相当する体験を積んでいるのか、先輩としては大分不安なところです。

まっ、少しでも意識共有できる人が増えることはマイナスにはならないでしょう。

明日からは秋晴れが続く予報が出ています。

入道雲から鰯雲へ!季節が移っていきます。

Filed under: こども環境管理士,世界,社会情勢 — itsuko 14:39

< 世の中、何が起きるかわからない! >

世界史を学んでいた頃、イギリスから独立を望む人たちがいるなんて考えもしませんでした。

結果としてそれは実らなかったようですが、世の中何が起きるかわかりませんね。

あの大英帝国が分裂の危機にあったわけです。

ネット上ではまさかの沖縄まで話に出され、そんな心配大きなお世話のような、いい加減情報も流れています。

さてさて、運動会のリハーサルを終え、子どもたちは意気揚々。

本当の日はお父さん、お母さんが見に来てくれることを楽しみにしているようです。

当日まであと少し。

でも何が起きるかわかりませんから^^;

いつも通り落ち着いて、怪我などしないように過ごしましょう。

シンジュサンが1頭、繭を作りました。

透き通るような糸を吐き、中に篭もりました。いよいよ蛹です。

真っ白な繭がうす茶色になってきました。

蛹になっているのでしょうか?

これから何が起こるかわかりません。私には未知の生態を楽しみたいと思います。

お山にはなんともビックリなキノコあり。

キツネノチャブクロの別名がある、ノウタケ。

食べられますが、まずいです。(体験者は語る!)

何が起きるかわからない世の中なので、このキノコもいつかは美味しくなる日が来るかもしれません!

発生直後;

1週間後;

この後は、森の分解者(ダンゴムシやナメクジやクチキムシなどなど)に綺麗にされて、土に還ります。

何も起きない週末でありますように・・・・・。

おしまい!

< シンジュサンです。 >

連休をいかがお過ごしでしたか?

まあまあのお天気で、お出かけした方も多かった事でしょう。

今日はお休みも多かったですよ。

風邪が流行っていますが、お出かけの疲れが出ていませんか???

子どもたちの生活リズムにあったお休みのスケジュールを立ててくださいね。

本業は幼稚園での活動であり、学校への登校ですから!

さて、シンジュサンをご存知ですか?

大きなこのイモムシは、そうご想像の通り、蛾 の幼虫です。

ヤママユ科の大型蛾の終齡幼虫です。

しかし!「動く宝石」と称されるくらい人気者で、愛好家も居るほどです。

幼稚園のお山のカラスザンショウの木の高い枝先で初発見です。

今日はO先生に手伝ってもらい、採取してきました。

O先生は蚊に刺されながら、私に付き合ってくれました。

お山でふたり揃って一体何をしているんでしょう\^0^/(ホホホ)

しかし見事に採取成功し、これから蛹や繭作りを無事に世話しなければなりません。

幼虫を見て子どもたちは、あまりの大きさと何とも綺麗な不思議さでキョトンとしていました。

触るとゴツゴツしています。見ての通りでした。

大きさは成人女性の親指ほどです。

でも葉を懸命に食べている様子は、

とてもかわいいლ(╹◡╹ლ)です。

幼稚園にお越しの際は是非ご覧下さいね。

そうそう見られる幼虫ではありませんので!(採取が高木葉先につき困難。)

ちなみに宝石だからって名前が真珠なわけではありません。

シンジュ(ニガキ科)という木本の葉を食べるからです。蝶や蛾は食べる葉が大体決まっているのです。

逆に言えば、どの幼虫がどの葉を食べるかを知っていれば、木や草を見つければ幼虫が見つかるわけです。

自然とは実に上手く成り立っているのです。

 

< 宇宙の日 >

海外ニュースを見ていたら、「オゾン層が回復してきた」という話題を流していました。

良かったですね。世界的な地球環境保全対策の取り組みの成功例になるだろう、とのことです。

しっかりと効果が出るのは100年後だそうですが、とりあえず良かったです。

冷蔵庫や空調機に使われているフロンガスを世界一斉に廃止したからの成果です。

二酸化炭素はそうはいかない・・・。

温暖化の影響で、それこそ地球中異常気象で心配されます。

それもこれも二酸化炭素の排出増によるもの。

原発があちこちで止まっているので以前より増えているし、

益々経済発展を進めているし、人間活動は留まる事を知りません。

宇宙の日でもそう簡単に宇宙に行って、人々が暮らすなんて出来ないし、

想像や研究での知見を活かすしかありません。

地球がダメなら宇宙へ出るか?でも宇宙はゴミだらけらしいし???

宇宙人に助けて貰わないとダメかもね???

そんな週末を迎えて、欠席者が少なくなって、お天気も安定しそうです。

この連休は体調に気をつけて、秋をどっぷり感じてください。

明日は一般開放ですが、お山は開放中止とします。

念のため、蚊が収束する11月上旬まで締め切ります。

ではおしまい。

 

Filed under: こども環境管理士,宇宙,未分類 — itsuko 16:54