< お母さんが、いい >

そう、その通り!お母さんがいい。

わかってるよ、お母さんがイイネ。

今日はどの先生にも、「どうしたの???珍しい、泣いてるなんて!」

と言われた男の子と付き合っていました。

玄関でお母さんから預かってから、廊下でワーワーとなく年中男児。

その子が泣くことが珍しいと知った私は、

背中をさすりながら、「いいよ、いいよ。泣きたい時もあるよ。泣いてもいいよ。お母さんがいいよね。」

と付き合ってあげました。ポケットからハンカチも取り出し、顔をきれいにしながら、手をさすってスキンシップです。

またこの男の子は手もほっぺも足も、プクプク!

少しの間彼は抵抗を見せていましたが、次第に私の足に絡みつき、ほかの先生が話しかけても離れようとしませんでした。

おかげでパンツ(今日の出勤着はパンツスタイル)に涙とよだれが点々とつきましたが、

なんだか久しぶりに担任になった気分。この子と心が通じたような気がしました。

彼は朝のお集まりまでずっと私の膝で過ごし、平和なひと時が過ぎて行きましたが、

なんと、N先生がバスの送迎から帰って来た途端、この幸せな時間は壊されたのです。

「ねえ、Y君泣くなよ。カブトムシの幼虫が土食べてるよ。」

Y君はそーーと私から離れ、今まで履くのを渋っていた上履きも難なく履き、飼育ケースに吸い寄せられて行きました。

良かった、良かった。反面、もうお母さんへの思慕は彼から消えていました。

と同時に、私のことはどこかへ飛び去りました。

お母さんは世界で一番いいんですが、カブトムシの幼虫も次くらいにいい、という事です。

この気持ちの整理がつくまでの間をどうやって付き合ってあげるかが、子供の気持ちに寄り添うことになるのでしょう。

いきなりカブトムシの幼虫の話を出しても上手くいかないのが子どもの心。

今日は私がお母さんに変わって、彼の気持ちを汲み取り、1日の活動に繋げました。

この後Y君はいつもと変わらずクラスに行きました。

お母さんは偉大な存在だけど、幼稚園の先生も偉大でしょう^0^

たまには誰か、泣いてくれていいよ^^;

 

Filed under: こども環境管理士,未分類 — itsuko 17:49

< 子どもって、イイネ! >

「あの、すみません。私はさくら組ですがこの子と二人でさくら組なんですが、

幼虫はどこにいますか?」

「何の幼虫ですか???」

「あの、私はさくら組なんですが、向こうからここが見えて、話そうと思ったんですが・・・・・、

二人で見つけようと思ったんですが、どこにいますか?」

「あの、なんの幼虫ですか?????」

「えーーーと、私とこの子はさくら組ですが、・・」

「ダンゴムシ!」

「あーーー、ダンゴムシですか^^;ダンゴムシは日の当たらない暗くて、ジメジメしたところを探してみましょう。

石の下とか、落ち葉の中とか・・・」

「困ったことがあったらまた来ますから、ここ、開けといてください。」

青い印字は子供の台詞です。

今日から5月。こどもの日を前に、まさに子ども力全開です。

子どもたちはどんなことを思い、何を考え、毎日幼稚園に来ているのでしょうか?

こんな声も聞けました。年長の男の子です。

「まだ友達いないけど、少しずつ幼稚園が楽しくなってきた。」

これから青葉の新芽のようにどんどん伸びていく子どもたち。

一人一人と個として向き合い、それぞれの思いに答えてあげたい皐月です。

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動 — itsuko 16:33

< N先生、目覚める? >

お山の竹の子広場での竹の子掘りが、子どもたちの間でブームになっているようですが、

なんとその場所からびっくり\(◎o◎)/!するような大きさのカブトムシの幼虫が2匹も出てきました。

竹の子を育んでいるその土壌は、甲虫たちにも絶好の環境だったのです。

それを見たN先生は、「なになに、今さら・・・・ですか!」と思う程この2匹を育てたくなったようで、

せっせと飼育法をネットから学び、真っ暗な現場に黒土を取りに行き、

愛おしそうに世話をしていました。

以前私が一人で15・6匹の幼虫を世話していた時は知らんふり(@ⅹ@)していたのにね。

とりあえずこの春も一人、虫に興味を持つ先生を増やすことができて、

まずまずの出だしです。

昨年の蝶先生も引き続き虫探しをしていますし、

もっともっと分子を増やして、子ども達と虫談義を繰り広げましょう。

カブトムシは飼育している方も多く、どちらかというと家庭内で観察する対象になりがちですが、

実は生態系の中の虫部門でも大変貴重なポジションを占める仲間です。

本来の自然の中で世代を繋げて見られるようにしていかなくてはなりません。

お店で買わず、里山で彼らの生態を観察できる当たり前の自然を作りましょう。

本当にムニムニで蛋白質たっぷりの感じ!

アボリジニーの人たちが甲虫の幼虫を食べるのもわかるね^^;

わからないか・・・・・!

今日は国連記念日でした。オバマさんも無事に離国してよかったね。

しかしあの有名な銀座の寿司店は大変でしたね。

皆様、今週もお疲れ様でした!

< 緑をどうぞ >

今日は朝から横浜まで行ってきました。

学校茶道連絡協議会の方とちょっとお話がありまして・・・・・・。

新型の横浜線車両に乗りましたが、車内が広くて明るく、窓も大きく開放感がありました。

揺れも少なく、明らかに今までの山手線のお下がり車両とは違いました。

いいね!( ・∀・) イイネ!

そして気持ちの良いお天気になり、ランチは外で食べましょうか!

そこで緑をどうぞ、召し上がれ!

幼稚園のお山は若葉が一斉に芽吹き、山全体が膨らんだように感じます。

みどりの日はまだ少し先ですが、一足早く植物の生命力を感じてください。

植物がこの地球を支えているのです。緑を大事にしましょう。

コナラとカエデ。光合成をフル回転させ、濃い酸素をたくさん出しています。

だからお山に行くと脳がスッキリ。

まさに緑を全身に吸収している感じ!うまいぞ、緑!

 

 

< 竹の子効果 >

竹の子堀をしたことはありますか?

なかなか難しい竹の子掘りです。専用の工具もあるほどで、また年季も必要です。

でも子どもたちにかかっては竹の子堀もどろんこ遊びも似たようなもの。

今週は山の「たけのこ園」で砂場のシャベルを持ち出し、竹の子を掘る子が多くいました。

掘っても掘っても取れないね・・・・・。

でも楽しい!

自然は多くの恵みを与えてくれますが、土に触れ、風を感じ、匂いに気づき、どろんこになり、そしてみんなと協力して一つのことに取り掛かる。

普段話したことの無いお友達とも会話ができたり、土の中から甲虫の幼虫を見つけ大騒ぎをしたり、

竹の子掘りは竹の子以上に大きな恵みを与えてくれます。

そしてその場面を生み出す環境が、子どもの成長に欠かせないことを語ってくれます。

このお山の自然がこのような何気ない活動や遊びの中に生きてくれる事が、この山を整えている何よりの目的です。

自然の恵みは人を成長させ生きる糧を提供してくれ、おまけに心を豊かにします。

竹の子はそんな恵の一つ!

幼稚園で若竹煮でも作って、みんなで食したい今日この頃です。

ツバメの卵が4つになりました。産卵は順調のようです。

今日は肌寒い1日になりましたが、明日は一般開放日です。晴れたらお散歩にお出かけください。

今日はこれでおしまい、ペコリ!

< 満月、生まれたよ! >

今年もやってきたツバメ。個体数を減らしているツバメですが、毎年同じ巣に帰って来て、

卵を産んでくれます。安心して子育てできるのでしょう。

もちろん餌がたくさん取れるのでしょう。

近くの田んぼに虫がたくさんいますから。だから田んぼは大事です。

これから毎日1個ずつ産んで、大体5個かな?

子どもたちが上を見上げて、可愛いツバメの顔を喜んで眺められるようになるといいですね。

今日は満月。中部日本より東で僅かに皆既月食が見られます。

みんな無事に巣立ってね!

上手に巣を作るでしょう。周りは草の茎や枯れ草を土の中に入れ込んでいます。

その中はふかふかな羽毛を敷いて、産座ができていますね。

真ん中の白い物が卵。

3学年の懇談会が終わりました。わからないことはいつでもお尋ねください。

< 命 ありがとう >

2年前、6月に台風が関東地方を襲った深夜、ながつた幼稚園の歴史を子どもたちと一緒に見届けてくれていたソメイヨシノが倒れてしまった。

その無残な姿に涙したが、3年目になるこの4月に命を繋いでくれた。

4月1日の新年度開始日に、その根元から伸びた新しい枝先に、3輪の花を咲かせていた。

なんと、木は全てが死んでしまったわけではなかったのだ。

命って素晴らしい。植物の力って逞しい。

昨日いただいたお神酒を掛けて感謝を表した。

大震災で変わり果てた東北地方も3年を過ぎ、繋がっている命に気づく時だ。

生命の神秘は人がどのように変わろうと永永と続き、進化して行く。

この自然の生命力に人は大いなる畏敬の念を抱き、敬わなければいけない。

土手に生える草木の一つ一つが尊い命で包まれ、春を謳歌している。

ヒトリシズカ

山は多くの鳥たちで大変賑わっている。

ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、アオゲラ、コゲラ、ムクドリ。

アカハラ、シロハラ、ツグミたち。

北へ帰るもの、南から来たもの、一緒になって春を謳歌している。

この命を作り出してくれる新たな細胞を発見したというトップニュースが今崖っぷちに追い込まれている。

若い科学者に大変感心し、憧れ、応援していただけに、こんな事になってしまって残念だ。

割烹着を来て研究に励むその姿はとても凛々しくも、女性らしい可愛らしさも見せた。

データの切り張りは論文誌上ありえない事のようだが、周りの研究者のサポートや指導がおろそかだった事がなんとも悔やまれる。

彼女の熱心な研究意欲を、理科学研究所はなんとかつなぎ止めて欲しい。

生命の神秘をつなぎ止めて欲しい。

 

< 生物季節 >

今日は「さくらの日」。昨日のソメイヨシノの開花宣言に合わせたような日ですが、

一転どんより冷たくそぼ降る雨。

しかし毎年桜の開花は日本国中で話題になり、宣言までされますが、

なぜ生き物の出現は大きく取り上げられないのでしょう?

桜同様、季節の到来を示す指標にはもってこいの生き物がたくさんいますのに!!!

そしてその出現が、様々な季節の変化や気候の順・不順を教えてくれるのに!!!

「ヒキガエルが卵を産みました!例年より3日遅れです。今年の冬の大雪のせいでしょうか?地中の温度が上がらなかったのかもしれません。4°C が越冬から醒める適温んです。」

とか、

「アゲハチョウが飛びました。これは早い記録ですよーーー。まずはモンキチョウが現れ、次にモンシロチョウですが、一揆に温かくなったからでしょうか?」

など、など。

ウグイスの初鳴きやツバメの飛来についても、もっともっと季節の情報や天気予報で取り上げてくれれば、

桜同様生活の一部に生物の生態が取り込まれ、その出現を意識すれば人々がもっと自然に親しみ、生き物に興味を持つと思うのですが・・・・。

生物を見ていると、本当にいろいろな自然現象やしくみが分かり、生活にアクセントが生まれ、宇宙感・人生観が変わるのにな!

花もいいけど、鳥や虫も見てね^0^

 

< 来たーーー、おかえり、ツバメさん! >

桜の開花宣言もなされた本日正午!再会できました、ツバメです。

上空をチュルチュルと囀りながら飛んでいました。

会えて良かった、ツバメさん!嬉しいですよ。

少しづつ仲間が増えて、営巣場所を決めるでしょう。

彼らの飛んでいる姿を見て、本当に春が来たと実感できます。

昨日はイワツバメの群れも見ました。

ひと風ごとにツバメの数も増えるでしょう。そろそろ田んぼには水が入り、代掻きが始まります。

サシバもやってくるでしょう。

嬉しいです、ツバメさん!

(写真は一昨年の6月のもの)

< 産卵を終えて >

1週間にわたるアズマヒキガエルの産卵が落ち着きました。

今年は観察を始めて初のメスの出現が7匹!です。

よって既存池の卵塊がすごい量になりました。

楽しみです。子どもたちがお山で遊べる頃には真っ黒くろすけの水辺編がうじゃうじゃと見られる予定です。

お楽しみに^=^

明日から預かり保育も再開します。春休み中の平日も通常通り行っています。

また窓口での購買品も購入可能です。どうぞご利用ください。