< 雨の作品展 >

本日は朝からの雨の中、作品展にお越しいただきありがとうございました。

お陰さまで、無事に終了いたしました。

子どもたちの大作・力作・傑作の数々はいかがでしたでしょうか!

きっと「幼稚園では頑張っているんだな・・・・・・」と感慨深くご覧いただけたのではないでしょうか。

いろいろなご意見や感想もいただいたようです。

またこれを生かして、次年度に繋げましょう。

行事の度にそうですが、教職員も心地よい疲れに浸っていました。

子どもたちの成長の成果を見る事は、何よりうれしいですからね。

来週以降でもまた感想等をお聞かせ下さい。

私の展示にも多くの方が立ち寄って下さいました。

「日ごろ目にしていた生き物が何だったかが分かって、スッキリしました」

と言っていたお父さん。

「こんなにいろいろな生き物が身近にいるんですね!」

と驚かれていたお母さん。

まずは気が付いていただけて、うれしいです。

どうぞその生き物が暮らしている環境を大切にして下さい。

ともあれ皆さま、お疲れさまでした。

あっそうそう、

毎年何ですが、作品展は幼稚園の教育活動の1日です。

土用参観日や運動会と同じ大きな行事ですが、在園児は在園児たる装いで登園します。

ですから制服です。でも私服でいらっしゃった方々は、どうして私服で登園されたのかちょっと知りたいです。

この行事がなにか幼稚園の教育活動とは違うイメージがあるのでしょうか?????

来年はもう少し大きく「制服登園です」と書いてみます。

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動 — itsuko 17:59

< 見つけた、見つけた! >

雨上がりのお山は落ち葉が濡れ、地面が湿り、空気がしっとり頬に当たります。

雨の後は落ち葉や地面が滑るので、外遊びは1回お休みにしています。

そんなお山ですが、毎朝の見回りにこんな生き物と遭遇しました。

うひゃ~~~~~、いたいた。久しぶりに会いました。

ヤマナメクジでーーーす。

大きくなると15㎝ほどに成ります。

今日のこの方は9㎝くらいでしょうか。山専門のナメクジです。

軟体動物に分類され、殻はありませんが巻き貝の仲間です。

お山に住む立派な仲間。落ち葉を食べて、豊かな土を作ってくれます。

そしてこんな方も!

さて、何でしょう?どちらが頭?

お腹はこんな具合です。お山には初めて現れました。

まあ奇抜な衣装をまとっていますね。

これは蛾です。ビロードハマキ というハマキガの1種です。

本来は本州の中部地方以西の地域に見られる蛾ですが、こんな所でも温暖化の影響で生物の生息域が北上している事が分かります。

はい、頭は左側。触角が見えますね。この種の蛾は昼間に活動します。

小さなお山ですが多くの生き物が生息し、お山の生態系の作っています。

 

 

< 楽しい!研修 >

日が落ちるとさすがに晩秋の装いです。

昼間はまだお山に蚊がブンブンしていますが、数は少なくなりました。

そんなお山で園内研修。

頭を解放してみましょう。

自然の中で人工物を見つけます。

ネイチャーゲームの「カモフラージュ」

自然界で生きる生き物は、毎日が生死を掛けた戦いです。

身を守る為に、または敵を欺くために、はたまた獲物を取る為に、生き物はあらゆる手段を使って自然に溶け込もうとします。

カモフラージュです。

そんな気分になって、自然を眺めてみました。

いくつ人工物を探し出せるか!

しっかり溶け込んでいる人工物、明らかにミスマッチな人工物、ちょっと角度を変えないと分からない人工物などなど・・・・・・・。

日頃からの自然を見つめる感覚が試されます。

自分の見つけた数と正解の数に一喜一憂。

仕掛けた私の方が楽しかったです。

今作品展の個人製作がまっ盛り。

どんな言葉掛けで、子どもたちの想像力を引き出せるか。

何らかのヒントが掴めれば・・・・・、と実施しました。

結構集中して楽しんでくれました。

頭が少し、スッキリしたでしょうか?

1回目のコースで見事に全部探しだしたのは、M先生。

日頃から自然に対して興味を持ち、素直に不思議を感じる先生です。

スーパー賞品をゲットしました。

私特製のお菓子の詰め合わせセット!

お一人様だけの豪華賞品です。

生き物を作るには、生き物の事を知らないとね。

楽しみながらお勉強した、園内研修でした。

明日は文化の日。

文化的活動を?してみましょうか!

Filed under: こども環境管理士 — itsuko 18:18

< 貴婦人よ、永遠に! >

ブータンシボリアゲハ か・・・・・!

うーーーん、見てみたいです。

80年振りに確認されたと報じられた、幻の蝶。

見事な翅を見せてくれました。

国もブータンですから、益々神秘的に感じます。

国民幸福度世界1位の国、ブータン。

そこに生息する貴婦人のようなアゲハ蝶もきっと今まで密かにでも優雅に、そして蝶としての生態を謳歌してきたのでしょう。

見つかってしまった事が彼らの生息を脅かすことの無いように、日本の専門家チームは力を貸してあげて欲しいです。

永遠にその姿が貴婦人の輝きを放つようにね。

それにしても見てみたいな・・・・・。

探索に同行したNHKが近々放映するようですから、見ないとね!

世界では方や幻の生物が確認されれば、また一方では人間の最悪な行為によって地球上から姿を消す生き物がいます。

ベトナムに生息した「ジャワサイ」。

元々はインドネシアのジャワ島に居た哺乳類ですからこの名が付いたのでしょうが、

陸地が繋がっていた何万年も前から、広くベトナムにも暮らしていたジャワサイ。

WWF(世界自然保護基金)が絶滅を宣言しました。

密猟です。サイの角を取る為です。

なんと愚かな、人間のエゴが為せる技でしょう。

アフリカゾウの牙も同様です。

ケニアでは現在進行中の密猟数です。

ジャワサイは残る生息数がジャワ島西部の50頭ほどだけだそうです。

角や牙を求めているのは新興国の富裕層だとか・・・・・?

ふざけた話です。

動植物の絶滅数が右肩上がりと並んで、人の数(人口)も右肩上がり。

いいんだか、悪いんだか、伸ばしているのはこれまた新興国。

人という種だけ増える事は、生態系にアンバランスを招き、後は絶滅へ進むだけです。

全ての生物は進化や淘汰を繰り返し、適切な種数の上に生物構造が成りたっているのに!

週末はブータンシボリアゲハを図鑑で探し、ジャワサイに思いを馳せましょう。

あっそうそう、救急救命講習を受ける事になっていました。

どうぞ良い週末を!

< トイレの匂い >

1日のページにも載せましたが、キンモクセイがいい香りを放っています。

お山の頂上には3本のキンモクセイがありまして、一昨年ごろから花芽をたくさん付けるようになりました。

今日は朝の外遊びの際、

「皆さん、おはようございます。

今日はお山の一番上に行くと、とてもいい香りがしますよ。

どんな香り、匂いか、どこから匂っているか、見つけて見て下さい。」

と言いました。

すると、外遊びが終わる頃、一人の男の子が、

「先生、トイレの匂いがしたよ。」

とサラッと言いました。

「えーーーーーー、トイレの匂い!」

そうです。芳香剤です。今や1家に1つは必ずあるだろう、芳香剤。

そしてきっとキンモクセイの香りは人気があるのでしょう。

非常に残念ですが、この香りは芳香剤として子どもたちの記憶にはインプットされているのです。

本来のキンモクセイ科常緑小高木としての「キンモクセイ」という木に、天が高く成り、馬肥ゆるこの時期に小さくてオレンジ色の花を付ける、その香りである事を知らないでいるのです。

残念な事です。

身近な自然、四季の移ろいは、本人たちが五感で感じ、同時にその感覚がこれだよ!と伝えてくれる人(インタープリター)が居ないと、蓄積されません。記憶に残りません。

その伝達人はご両親であり、学校の先生であり、地域に居るであろう自然案内人です。

キンモクセイはあちこちの庭先や公園に多く植えられていますから、どうぞその香りを嗅ぐ事が出来たら、芳香剤のトイレの匂いは、この花の香りである事を伝えて下さい。

先日の説明会の後、お山を見学された方がたくさんいました。

どのように感じられたでしょうか?

お山には特別な物はありません。遊ぶ道具もありません。

しかしそこに生えている植物やそこにやって来る生き物たちがたくさんいます。

そしてそれらが貴重な教材です。

その教材をどのように生かすかは、私たち大人です。

スーーーと通り過ぎればそこまで。

ちょっと足を止めてじっくり見たり、聞こえる音を聞いたり、触ったり、匂いを感じたりすれば、まったく違った世界が広がり、いままで感じた事の無いような体験をするのです。

その入り口を作ってくれる人に会えると、会えないでは人生が大きく違うはずです。

説明会の後、在園児の保護者の方からこんな要望があったそうです。

「せっかく素敵な山があるんだから、もっとクラスの時間内で活用して欲しい。」と!

まさにその通りなのです。

私の理想は定期的に3学年それぞれが、その学年に会った自然との触れ合いカリキュラムを実践する事です。

が、一番重要な伝達人の用意がありません。

現在の先生方の中には、まだまだ自然伝達人(インタープリター又は子ども環境管理士)の理念と実践を積んだ方が居ないのです。

私一人では限界があります。

どうしても共にその理念を伝えられる人材が必要です。

この人材を育てる事が私の課題でしょう。

少しずつですが浸透させているのですが、

なかなかぎっしり詰まったカリキュラムを割って、お山での生き物教室を開く時間と知識と心の余裕が無いのです。

このご要望には本当にお答えしたいと思っています。

もう少し時間を下さい。

定期的に入れられなくても、何らかのアクションは起こしたいと思っています。

それが毎年参入している作品展時の私のブースでも有るのですが・・・・・・・。

キンモクセイの香りはお花の香り。

この家庭衛生商品やトイレ自体の香りで無い事を伝えて下さい。

Filed under: こども環境管理士 — itsuko 19:25

< 台風の脅威 >

毎年毎年必ずやって来る台風。

これは日本の国土の位置と気象現象による、本来は作物や生物、四季を持つ日本にとってはある意味大切な現象でもあります。

しかしここ数年の台風は、必要の無い大きな被害だけをもたらす厄介もの以外何物でも有りません。

また紀伊半島では大きな被害が出てしまいました。

おちこちで報告される自然災害を目にするたびに、ここ横浜市緑区・青葉区は自然災害の少ない、恵まれた環境だとつくづく思います。

映像を見ていると今回大きな被害を受けた地域も、日常は自然豊かな里山の恵みを享受して、人と自然が調和して暮らしている所と映ります。

そんな素晴らしい環境が一つの台風で壊されてしまうなんて。

自然災害に文句を言ってもしょうが有りませんが、とにかく災害現場にさわやかな日が戻り、人々の生活が穏やかに成る事を願ってやみません。

日本だけでは無く、世界中で自然災害は発生していますがもう十分です。

どうか地球様、お心を静めて下さい。

スーパーコンピューターからはじき出されるこの異常気象の原因は、ほぼ人間活動に因るところが大きいと新聞に載っていました。

少なからず多くの人がそう感じているでしょう。

特に今年は。

そうです。分かっています。だから皆で節電もするし、コンビニエンスな生活を見直しています。

私なんて昨日は家中のエアコンのフィルターとその内部を大掃除しました。

少しでも無駄な電力を掛けないように、効率よく家電製品を使おうと、頑張っているのです。

それでもあちこちでメチャメチャな災害が多過ぎます。

台風が行ってもちっとも一過にならず、さわやかな晴天も心地よい秋風も吹かないなんて、気が滅入るばかりです。

これからの秋、そして冬と四季の恵みを感じられる、そして日本の国土の素晴らしさが味わえる日々となって欲しいものです。

今日はこれから出張に出てきます。

横浜市が開催する「知ろう 学ぼう 放射線」という講演会に行ってきます。

こちらも気が滅入る問題ですが、放射能の事を知らないとこれからの手段や対処も出来ませんから、専門家の話を聞いて来ます。

この講演会は一般市民向けなので、参加される方もいらっしゃるでしょう。

共に学びましょう。

では行ってきます。

おまけ:夏休みの宿題。たくさん持ってきてくれました。

    素敵な絵あり、写真あり、疑問や質問もたくさん届きました。

    身近な生き物に関心を持ってくれて、本当にうれしいです。

    これらは作品展でご紹介しますから、楽しみにしていて下さい。

 

Filed under: こども環境管理士,未分類,社会情勢 — itsuko 11:36

< 節電してます!>

こども環境管理士として、自らの生活スタイルも見直さないといけないと思いつつ、出来る事をやりましょうと始めた節電の結果、

なんと!8月分の電気料金が17%も削減できました。(昨年度の同月に比べて)

すごいぞ、私!

この夏はご存知の通りの電力不足なので、企業には15%の節電が科せられました。

どこへ出かけても不必要な電機は消されています。

いい事です。もともと無くてもいい所に、やたらと電力を使っていた箇所は多くあったように思います。

見直している証拠ですから、どんどんやって欲しいです。

これで宇宙から見る東京は少し暗くなっているのではないでしょうか。

なんてったって、東京・ニューヨーク・上海・ロンドンなどは煌々と照り輝いていますからね!

しかし、電車やバスが暑いのはどうなんでしょう?

いくら企業も節電に取り組むと言っても、公共的なサービス業で私たちはお客さん!きちんと費用を払っているわけですからそれなりの恩恵は受けたいと思いますが、地下鉄、暑いですよね!

もうちょっと涼しくてもいいんじゃないでしょうか。

まあそれはともかく、我が家の節電はとにかく待機電力を OFF した事です。

毎月の電気料金が下がっていたので、「何かな?」と考えるに、この待機電力なのです。

それからエアコンの使い方でしょうか。

設定温度と日差し調節。これ重要です。

元々日中は自宅におりませんし、大人2人の味気ない家族。

どちらもあまり電力を使う人間ではない、と思っていますので普段の使用量は多寡が知れてますが、電化製品はそこそこあり、1台ずつテレビやパソコンを持っているわけですから、待機電力は掛かっていると思い、

ほとんどのスイッチを OFF にしてまわりました。

結果、なんと17%、成功です。

面倒くさがってなかなか協力しないのが、もう一人住んでいる方。

この方は暑がりですし、少し体形もまるっこいので、涼しいと思う部屋の中でも汗が出るそうで、別に暑くないのに、

「暑いね?」 と言うので、「ううん、暑くないよ。」 

といつもの噛み合わない会話が生じます。

でもなんとか消しまくり、17%達成です。

(電気料金の明細書に書いてありました。)

毎月これを維持しないといけませんね。

皆様も使っていない電機は消す事は当たり前ですが、待機している電力も大元のスイッチをOFFにする事から始めてみましょう。

もうやってますね!

テレビ・ビデオ・パソコン・プリンター・シュレッダー・扇風機・手元のライト・充電器各種(携帯用など特に)などなど、思いつく物、全てのコンセントを抜くのです。(いくつもコンセントがあるコード、何て呼ぶのか忘れましたが、そのスイッチはOFFにする)

もちろん使う時は入れる手間が生じますが、慣れればなんて言う事の無い作業です。

これで17%ですよ!

さあ、やってみましょう。

Filed under: こども環境管理士 — itsuko 14:00

< ヒグラシ >

今週は湿度は高いものの、日差しが無くて助かりますね。

でも引き続き熱中症には気を付けて過ごしましょう。

気温や湿度に関係してその正体を現わしてくれる生き物に、鳴く虫がいます。

夏の代表選手と言えば、「セミ」。

しかし皆さんは、きちんとその声を認識していますか?

この地域で一番最初に聞かれるのが、「ニイニイゼミ」です。

「ニーーーーーー」と単音で連続して鳴きますが、しょうがない事に先生たちはこの声を知らない、知らない。

「ほら、鳴いているね。」

「えっ、何ですか?」

「ほら、聞こえるでしょう。セミ。」

「えっ、どれですか?????」

「もーーーう。ほら聞こえるでしょう、ニーーーーって」

「ああ、これセミですか!」

「ニイニイゼミ。」

「へーーーー、初めて知りました。」

と、こんな調子。子どもの頃から必ず耳にしている音なのに、それが何の音であるか、意識した事も、教えてもらった事も無い!

となると、大人になっても多くの音が無意識化に納まってしまって、すぐ近くに生き物のサインがたくさんあるのに、知らない!という結果になります。

ジリジリジリジリ と鳴くセミや ミーンミンミンミン と鳴けばだれでも知っているでしょう。

もうひとつ、とても涼しげな、いい声の持ち主も知って下さい。

この声も毎年必ず耳にしているはずですが、きちんと認識していないのではないでしょうか。

ヒグラシです。通称、カナカナゼミ!

♪  カナカナゼミが遠くで鳴いた

  ひよこの母さん、裏木戸開けて

  みんなを呼んでる、ごはんだよ~~~~

  やっぱり同じだ、同じだな

このページでも以前ご紹介した、

「夕方のお母さん」 ではしっかりその時刻の象徴として歌詞に出てきます。

その通りで、夏の夕餉が始まる時間帯に鳴き出すのです。代表的な夏の声。

蒸し暑く、強かった日差しを一揆に忘れさせてくれる、生き物の声。

ほら、外では聞こえてきました。そろそろ時間です。日没前、30分。

カナカナカナカナカナ・・・・・・・・・・。

最初に偵察部隊が何匹かいて、ここはどうかな? とフェイントを掛けて、まだ本来の鳴き時間ではない早い時間に鳴いてみます。

それから小一時間。いい場所を探しつつ、その時を待ちます。

日差しの照度や気温、湿度などと関連しているので、夕立が来そうな空模様になると、急に鳴き出す事もありますが、それ以外日中はほとんど鳴きません。暗い森や林では日中も鳴いています。

一鳴きしては次の木に移り、相手を探します。

一斉に同じ時間帯に鳴く事で、繁殖相手を見つけやすくしてるのです。

この時間は日の出前の30分も同じように聞かれます。

夕方がダメなら早起きして耳に刻みこんでいただき、是非記憶に残し、子どもたちへ伝えて下さい。

幼稚園のお山でも、毎年必ず聞かれます。

身近な生き物のサインは自分が意識するか、誰かから伝え聞かないと、なかなか気付きません。 

そうしないと益々大人になっても自然の音をまったく知らない、先生が多くなってしまいます。

ヒグラシ カメムシ科です。

この声は8月上旬まで。ご存知のようにセミの命は1週間ほどです。

お聴き逃しなく!

次に聞かれるのは「オーシツクツクツク」です。

何となく夏の終わりを告げながら、9月上旬まで聞かれます。

ツクツクボウシ。

虫たちの活動にも順番があって、これがきちんと季節を現わす歳時記。

この順番が狂ったら、もう地球も危ない!って事です。

< バクの日 >

異年齢の係わりを持たせる活動をする日。

それが 「バクの日」 です。

今日はフィールドビンゴに挑戦です。

自然の中でどうしたら目標の物を見つけられるか!

ただぼーと歩いていても見つけられません。

目と耳と鼻と、感触をたよりに、またどのように感じたかを意識させて自然と向き合います。

カードにはいろいろ書いてあります。

これらに会うためには、どうしたら見つけられるか?

さあ、冒険です。

あっ、見つけた! どれどれ、あーーー、あった!

これ、なんだ????????

自分が感じた事は忘れません。体験した事は必ず記憶に残ります。

自然の中での実体験が多ければ多いほど、様々な適応力が育ちます。

見つければうれしい!!!!

スタンプをもらえる事も、ワクワク感を強くします。

お相手さんが居ることもプラスの要素。自分の思いばかりでは進めません。相手の事も考えて動かなければなりません。

 

困った時は、交番へ!

どうして困っているかもしっかりお話しなければなりません。

いくつもの対応を自分で考え、自分で行動しなければならない、それがバクの日の活動。

自然の楽しさと、不思議さも加味した大切な活動です。

ある男の子が自分で発見しました。その時の驚きの顔と、スタンプをもらった時のうれしそうな顔はこの活動のねらいを十分に満たしています。

次回は秋にやりましょう。春とは違った発見と、半年過ぎた子どもたちの成長が、またちがった異年齢の交流を生み出すと思います。

スペシャルスタンプはこれ。U先生作の「ゴージャスバク!」金色のスタンプです。

お楽しみに。

 

お部屋に戻る時にカードを見ながら、「楽しかったね!」 と一言、お相手さんに年長さんの女の子が声を掛けていました。

Filed under: こども環境管理士,幼稚園活動 — itsuko 11:53

< 自然エネルギー >

今さらながらに節電の方法や対応を話題にすることが多くなってきました。

もちろん福島原発の処理がなかなかうまく進まず、先が見えなくなってきている事もあり、私たちは真剣にこれからの電力供給と需要のシステムを考えなければなりません。

ロシアのプーチン首相は「日本は地震大国だから原発は無理だ。」 と言ったとか、言わないとかの情報もあります。

周りを海に囲まれたわが国では、地震そのものの対策では世界のトップクラスに入ると思いますが、おまけに津波対策も地震のそれ以上に行わないと国民の生命と財産は守れない! という大きな課題に直面しているのです。

まして原発はその運転状態からほとんどの施設が海に隣接する必要があります。

いつまた大地震が起こり、超巨大津波が来ないとも限りません。

しかし現状は原子力発電に頼らざる負えない状況も事実です。

さて今後どうするのか!

そこで自然エネルギーの活用です。水力・風力・太陽熱・地熱 などでしょうか!火力は化石燃料(石油や天然ガス・石炭)を使うので、持続可能なエネルギーにはなりません。(二酸化炭素を減らすことは世界中の命題です。)

こども環境管理士はこのエネルギー問題を子どもたちに正しく伝える任務も担っています。(資格試験に入っています。)

これからこの自然エネルギーについての話題が多くなり、日本でもどのように取り入れて行くか、盛んに議論されるでしょう。

子どもたちにはエネルギーについての正しい知識と使い方を教えなければなりません。

そして大人も子どもも意識してエネルギーの過剰利用を止め、節電に努めなければなりません。

そこで皆様に、少し知っていただきたい問題をご紹介します。

私は、私たち人間が生活するために、何かが、ましてや生き物たちが犠牲になる事は耐えられないのです。

このイラストをご覧ください。

これは2007年4月号の日本野鳥の会が発行する冊子「野鳥」の表紙です。

何を訴えたいか、お分かりでしょうか!

私はこのイラストに衝撃を受け、日本の風力発電について少し勉強しました。

風力発電はその関心が急上昇中の自然エネルギーです。

風車を設置するには莫大な費用がかかりますが、電力会社が発電した電力を購入してくれるシステムが整えば、設置者にもメリットが出る、持続可能なエネルギーです。

しかし日本の面積はそのほとんどが急峻な山地です。開けた平地で、風がよく通る場所はとても少なく、そんな場所は風邪を利用して世界中を移動している渡り鳥や、プロペラが立てられた地域に生息している鳥たちには、生命を脅かす構築物にもなるのです。

現にこの絵はそんな場所に風車が立った後、飛翔中にプロペラを認識できない(羽が回るスピードと自分の飛ぶ早さを=通り抜けるタイミングを計れない)鳥たちが、翼を切断されてしまった事故について描かれたイラストです。

この時の記事は、「ヨーロッパにおける風力発電が鳥類に及ぼす影響」 という題で、イギリスの博士が日本で行ったシンポジウムの内容を紹介した物です。イラストの鳥はオジロワシ。日本では北海道に生息しています。

詳しく知りたい方は日本野鳥の会のホームページへ飛んで下さい。(ブックマークあり)

バックナンバーも残っていれば譲ってくれるはずです。

建設には確実な環境アセスメント(自然環境評価法)を行い、狭い日本にこの巨大風車を何本立てても鳥たちが傷つかない場所を見極めて欲しいのです。

電力不足の傘のもと、やみくもに日本中にこの風車が増えることには賛成できません。

鳥たちには死を意味するからです。

日本に限らず世界中でこの問題は起きている事を知っていて下さい。

その上で、自然エネルギー(持続可能な動力)の利用方法を考えてみて下さい。

放射能が漏れだしている今、鳥がどうなろうと関係ない! と考える方もいるかもしれません。

でも同じ星に生きているのですから、何かを犠牲にする事は極力避けてみましょうよ。

野鳥も人も地球の仲間なのですから。

(適切な場所にきちんと管理された下での風力発電に反対するものではありません。)

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Filed under: こども環境管理士,未分類 — itsuko 18:58
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