< 雨だ。でも心配ごとが・・・、 >

やっと横浜地域にも雨が降りましたね。

皆さん気づいていましたか?街路樹の草木が枯れ出していたのを!

お庭の植え込みは大丈夫ですか?

やはり雨は、水は命の源ですね。

私は毎晩のように水やりをしていました。(ここでも蚊と闘いながら)

今 蚊 をやっつける、バトミントンのラケット見たいなものがあるんですね!

電気が通っていてそれを振って蚊を落とすらしいです。

1つ買おうかな!

しかし蚊にも困りますが、もっと困った事に、台風の雨雲で、集中豪雨を伴う事です。

すでに各地で大雨の警報が出ていたり、実際被害が出たりしているので、

「雨だ、雨だ」 ともろ手を挙げて喜べません。

災害にはならない程度の雨でお願いします。

今年はとにかくの異常気象ですから、これから秋も冬も例年と違った環境が起こりうるのです。

今鳥たちは 「渡り」 の時期なんです。

「渡り」 とはその名の通り、ある地点からある地点まで渡ること。移動するわけです。

日本国内を南北へ移動する種と、はるばる4,000キロ~9,000キロの何カ国も挟んで移動する種まで、

そして大型のハクチョウから、スズメより小さい鳥まで、多くの種類が皆様の知らない所で、

この異常気象の中、昼夜を問わず移動=渡りをしているのです。

彼らも十分に気象条件を利用していますから、今年のような異常気象は鳥類にとっては

緊急事態! という事です。

関心のある方は、リンクに張り付けている 「谷津干潟」 

[東京港野鳥公園」 「葛西臨海公園」 「日本野鳥の会」 などの

ページを見てください。渡りをしている多くの鳥たちの写真や、今年の様子が

分かるはずです。

私はこの渡りの時期(春・秋)に彼らが途中休憩のため利用する 干潟 に

行って鳥たちを観る事が大好きです。

中には 足輪 を付けた個体を発見することがあり、その色や付けている場所で

どこから来て、どこで付けられたかが分かり、鳥たちの壮大な生態へ思いを寄せる事が出来、

実にロマンを感じるのです。愛おしく思うのです。

壮大な規模で地球を移動している鳥たち。それも毎年です。

無事に、無事に、目的地を目指してほしいと思わずにはいられません。

これは 「ハチクマ」 という 鷹です。

日本で子育てをし、越冬地(インドネシアのジャワ島 タシクマラヤ)まで帰るのです。

9,585km、52日間かけて移動します。

この鳥たちの永々と引き継がれてきた生態を、人間の活動(環境破壊や地球温暖化)によって

壊してはならない事は誰もが理解・納得出来るはずです。

だから、身近な生き物に気がついて! と言っているのです。

あれ、写真が無い。ちょっとお待ちください、探します。

ありました。識別が難しくて遅くなりました。

これが 「ハチクマ」の 幼鳥です。

伊良湖岬上空を紀伊半島へ渡っています。

ちなみにこちらは 「サシバ」 というタカで、同じように東南アジアを目指しています。

ほら、似てるでしょう。上空何百メートルを望遠鏡で追いながら、撮影しています。

Filed under: こども環境管理士,鳥・トリ・とり — itsuko 16:07

< 今日の生き物 ⑤ >

最近虫たちの写真が多いので、ここで私の愛してやまない 鳥 さんたちを

ご紹介します。

今日は少し過ごしやすい日でしたが、この暑さの中、

水辺が好きな涼しげな鳥たちや、夏に日本にやって来て子育てをする鳥たち(夏鳥)

の姿をご覧ください。いわば故郷が日本の鳥たちです。

NHKで 「ちょっと変だぞ、日本の自然」 という番組を放送していました。

身近な自然に多くの異変が起きてい、原因が人の活動に依るところが多い事を伝えていましたね。

里地里山の大切さは分かりますが、あまりにも身近すぎて気が付いていない事が多いのです。

今、そのすぐそばの環境を忘れてしまったがために、異変によって気づかされているところが現状でしょう。

今子育てをしている若い世代の大人が、その事を認識し、少しでも係れば、子どもたちにもその大切さが伝わり、

自然との付き合い方、捉え方を人間中心から環境中心に考えて行くようになると、

私は信じています。生物の多様性が循環して成り立っている事が体内に浸透してくると思います。

で、この鳥たちも気を付けて観ていかなければいついなくなってもおかしくない生き物ですから、

いなくならない様に皆さんにご紹介します。

まずは サギ類。左の真っ白な方が 「ダイサギ」 右は 「アオサギ」

アオサギは日本で見られる一番大きなサギです。お魚をゲットしましたね。

近隣の川や遊水地にいます。大きな翼でゆったりとびます。

こちらは イソシギ。お尻を振り振り水辺の虫を食べます。チーリーリと細い声で鳴きます。

きれいな声ですよ。

同じ シギ類でもこちらは「オオソリハシシギ」 嘴が長くてちょっと上に反っていますね。

この鳥は旅鳥ですが、日本の干潟が無いと生きていけません。

これは羽を伸ばして、伸びーーーーー をしたところ。

鳴いてる、鳴いてる。 オオヨシキリです。水辺のヨシ原で子育てをします。

口の仲は鮮やかなオレンジ色。 鳴き方は ギョギョギョ、ケケケギューエギューエ 

なんて、あまりカッコよくありませんが毎年この鳥の鳴き声を聞かないと、水辺がおかしい(変)

ということです。

  

こちらは チドリ の仲間。目の周りに素晴らしい金色のリングを携えて、毎年早い夏に

日本のあちこちの川原、砂浜、干拓地などにやって来て子育てをします。「コチドリ」と言います。

こちらも 魚をゲット。上手い! ササゴイ です。最初にご紹介した サギ の仲間。

東南アジアからやって来て、繁殖します。夜行性で夜、飛びながら「キューイ」とか「ピュー」などと

鳴きます。私は2度この鳴き声を午後9時ごろ聞きました。

うれしかったですね。 「あー 今年も無事にやって来たんだなーーー」ってね。

最後はとても美人? 美鳥!? の セイタカシギのお母さん。

日本でも繁殖するようになりました。 葛西臨海公園の野鳥園では毎年見られます。

足が赤くて、とにかく長い、ほんとに長い、折れそうなくらい長い。でもそこが美しい。

こちらが赤ちゃん。

くぁわいいーーーー!!!!

まだまだたくさんの鳥たちが水辺で、そして日本で繁殖していますが、すべてが身近な環境に

くらし、生命をつないでいます。

今日はここまで。

Filed under: こども環境管理士,鳥・トリ・とり — itsuko 18:20

< ヒナを拾わないで。 >

毎日本当に暑いですね。つい口に出てしまいます。 「暑い!」とね。

今日はこんな話です。

この週末は自宅の掃除洗濯に汗だくになっておりましたが、

庭の掃除をしようと外に出たとたん、「ぴーぴー」と何やらヒナの声がしました。

どこだろうと探しましたら、外周のフェンスに2羽。まだ巣立ちには早い「メジロ」という種の

鳥のヒナが居るではありませんか。

「まあ、かわいそう。きっと巣から落ちちゃったのね。」 とすぐに拾ってはいけません。  

まだ羽毛が生えそろっていないので、全然かわいくありませんが、立派なメジロの赤ちゃんです。

すぐそばに両親がいて、2羽の事を見ていますので、拾わなくて大丈夫です。

この2羽は30cmほど移動が出来、足は結構しっかりしているので一ところに

じっとしていますから、親がせっせとエサを運んできます。

この日に運んだエサは私が目撃したもので、小さなカマキリ2匹。

アオバハゴロモというカメムシ目の仲間のいずれも虫(生餌)を持ってきました。

きっとまだ巣立ちとしては早かったと思いますが、何かの原因で巣を離れたのでしょう。

このようなヒナを見つけても、すぐには手を出さず、付近に親鳥がいないかよく

観察して下さい。親鳥がいればひとまず大丈夫ですので、手を出さずに見守りましょう。

決して早々に誘拐犯になってはいけません。(ボランティア仲間では誘拐すると言っています。)

ちょっと地面近くにいるので猫に襲われる事が心配でしたので、移動してあげようと

ヒナを捕まえに出たら、親鳥がすごい勢いで威嚇してきました。私をつつきに来たのです。

日本では1,2を争うほどの小さな鳥ですが、親の愛は人も鳥も変わらないようです。

もうこの時期はヒナも育ってほとんどが若鳥になっていると思いますが、

もし地上をピョコピョコしているヒナを見つけてもどうぞそのままにしてください。

もし周りに親も無く、弱っているようでしたら救出しましょう。

町の獣医さんで見てくれなかったら、この付近では横浜ズーラシア動物園が

野生生物救護センターになっています。預けられます。

2日目は頭の羽毛も生えて、見栄えが少し良くなりました。こうなるとかわいいでしょう!!!

ガンバレ、ガンバレ、おちびちゃん!どうぞ無事に飛び立ってね。

君たちは毎日が死との戦いだけど、お母さん、しっかりね。 

関係ありませんが、ちなみに今日は満月です。たまには夜空を見上げましょう。

そして土用の丑の日だから、うなぎでも食べましょうか?いえ、私はうなぎは苦手です。くにゃとするので。

Filed under: 鳥・トリ・とり — itsuko 18:18

< 巣立ち >

今年もツバメのつがいが巣作りを始めて約2ケ月。

これは口に含んできた水を少しずつ出して、巣の淵を修復しているところ。

毎日徒歩通園で送り迎えをしている皆様には、1度なりともその姿を

見たことがあると思いますが、バス通園の方々はあまりご覧になっていないかもしれませんね。

今年は見事に5羽のヒナを育て上げ、今月2日に5羽すべてが巣立ちました。

卵から孵ってから2週間近くたったヒナ、5羽。口の中は黄色で嘴の淵が白く縁取れれているので、

すぐツバメのヒナ鳥とわかります。落ちてしまったヒナ鳥を識別するヒントになります。

まだちょっと頭に産毛が残っていますね。

これが巣立ち直前のヒナたち。大分大きくなって、親鳥と見分けがつきません。

まだ嘴の周りが白いですね。

最初の日(7月1日)は早朝から午前中にかけて4羽が巣立ちましたが、まだまだ家が恋しいらしく、

巣と幼稚園の周りの電線を行ったり来たりしていましたが、夕方6時には4羽ともしっかり

巣に戻り、ちゃっかり並んでしまいました。

せっかく末っ子の1羽は兄姉が巣立ち、のんびり、ゆっくり巣を独占していたのに、

丸1日、糠喜びをさせられてしまったようです。やっと広びろ使える巣で、ゆっくり羽繕いをしているところ。

これは巣立った1羽とおかあさんが近くの電線に止まっているところ。

まだ尾羽が生えそろっていません。短いでしょう。(左側)

そして7月2日に末っ子の1羽も無事に巣立ち、その日の夕方は誰も戻りませんでした。

今頃は家族みんなで時々電線でエサをもらいながら飛ぶ力を付けています。

夏の終わりごろは集団で葦原(又はヨシ原)にねぐらを取って過ごします。

秋の終わりごろ、集団で南の国へ越冬に帰ります。

十分に飛翔力がついいていないと、途中で嵐などに巻き込まれて命を落としてしまいます。

越冬地のインドシナ半島まで何千キロも旅をするのです。

みんな無事で、とにかく無事に帰って、また来年ここで子育てをしてほしいです。

今年のお父さんとお母さんがきっとまた、ながつた幼稚園の玄関に帰って来てくれるでしょう。

ご多分に洩れずツバメも数が減っています。

どこに巣を作り、何羽孵ったかを良く見ておかないと、気がつけば毎年繰り返された

日本の初夏の風物詩の一つがまた無くなってしまいます。

皆さんの近くでもツバメが子育てをしていませんでしたか?

どうぞ覚えておいて下さい。もしよろしければ教えてください。

私がきちんと記録に残します。来年もこのかわいいお顔に是非会いたいと思います。

おまけにもう一つの巣立ちをご紹介しましょう。

こちらはシジュウカラ。巣箱から飛び立つところです。

  

この子たちも一人前になるにはこの冬を乗り切ることです。今はまだお母さんの後をついて、

エサをもらいます。巣箱から出てまずすることは、「糞をする。」です。

いかにも小さい幼鳥の様子が分かりますね。

みなさん、どちらも温かく見守ってくださり、ありがとうございます。

野生の生き物=wird life? たちをよろしくお願いします。

Filed under: 鳥・トリ・とり — itsuko 16:10

< GOLDENWEEK SPESHAL その2! >

まずはお詫びです。これより以前の記事で、トンボの話をした時に、そのトンボの和名を

アオスジギンヤンマ とお伝えしましたが、正しくは、クロスジギンヤンマです。

間違えました。訂正して、お詫びを致します。

さて、お待たせしました。やってきました、その2!です。

ここではもちろん鳥の話。その1でお話ししたように、私の連休は近隣の生き物探し

だったわけですが、この連休が終わったその週の土曜日でした。

なんと、私も初めて姿を見る事が出来た、鳥類のレッドリストにも載るような南国の鳥、

「サンコウチョウ」の素晴らしい姿をご紹介しましょう。きっと、このページをご覧になっている方々は

見たことが無いと思います。どなたか鳥に詳しい方や、鳥が好きな方(よく野鳥を追いかけている方)をご存知でしたら、

聞いてみて下さい。羨ましがられるはずです。(貴重だから発見場所は内緒です。)

そんな理由(わけ)でこの種の貴重さはご理解いただけると思いますが、漢字で書くと「三光鳥」と書き、月・日・星の三つの光

を表すような鳴き方「ツキ、ヒ、ホシ、ホイホイホイ」と聞きなしたのでこの名が付いたようです。

尾羽の長さが30~40㎝あり、背中から尾羽の色が濃い紫褐色。おまけに、ここが

南国の鳥を象徴するような特徴で、目の周りとくちばしが素晴らしコバルトブルー色なのです。

すごーい!さあ、どんな鳥か想像してみてください。そしてこの鳥は手塚 治虫のマンガ、「火の鳥」に出てくる

火の鳥のように、尾羽を空中になびかせて優雅に飛ぶのです。飛びながら虫を捕まえて食べます。へへへへへ。

夏にインドシナ半島から日本に繁殖にやってきます。鳥の世界では「夏鳥」と言われます。

日本でも繁殖地がどんどん減って、数が激減しています。益々貴重な鳥ですよ。

ずいぶん引っ張りましたが、この鳥です。どうぞ!

飛びました。

尾羽、長いでしょう。

現在私のラップトップの壁紙です。実は昨年幼稚園の山にも着たのですが、

鳴き声を一瞬聞いただけでいなくなってしまいました。

ちなみにオスもメスも両方鳴きます。尾羽が長いのはオスだけです。

Filed under: 未分類,鳥・トリ・とり — itsuko 16:53

< とりあえず・・・ >

ちょっとうっかりしていましたが、今週は「愛鳥週間」です。

いわゆる Bird Week のこと。

アメリカで始まったこの習慣は、高校の先生が広く一般にアピールしたことから

始まったようですが、「飼育鳥ではなく、自然に生息する鳥にも目を向け、親しみましょう」 とした

画期的なアピールです。ちなみに『野鳥』と言う言葉ははじめからあったものではありません。

この言葉は中西 悟堂という日本野鳥の会の創設者が、同じような意味を込めて(もっともっと

自然にいる鳥たちに思いを込めて)作った造語です。

とりあえず、お知らせしておきます。

今週くらいはスズメでもカラスでも、ちょっと気にかけて見てやってください。

Filed under: 未分類,鳥・トリ・とり — itsuko 13:02

< アオゲラ と言います。 >

少し前にお山の桐の木に穴を開けている鳥の話をしました。

これがその鳥、「アオゲラ」と言います。

日本の固有種で、北海道以外の日本の各地にいます。

体長は30㎝にもなる大型のキツツキです。

毎年幼稚園のお山に来ていましたが、先日心配な事がありました。

オスなんですが、右足を骨折したのか、木の幹にうまくつかまれず、お腹の羽も

モコモコに乱れていました。

最近は姿を見せませんし、メスも現れなくなりました。

鳥たちは、毎日が「死」との戦いです。野生動物はすべてそうですが、

寿命もありますけど、怪我をしていたので心配です。

Filed under: 未分類,鳥・トリ・とり — itsuko 16:17
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