< 学校茶道、始まりました >

年長組になると学校茶道というお茶のお稽古をします。

「茶道」というように「道」の字が付いているので、そこそこの決まりごとがある分けです。

集中力や言葉の意味や心を育てる経験として、情報教育の一環として平成2年から導入した教科です。

「道」のつく日本の文化はいくつもあります。

柔道、剣道、華道に書道、まだまだありますが、どれもそれぞれの神髄を理解し習得するには決められた型があり、作法があります。

茶道もその一つ。楽しみながらお茶の稽古をするのには変わりはありませんが、

家庭でできることも数々あります。

子どもたちが期待して臨んだものと、ちょっと違った印象を持った時、家庭での口添えが、家庭での励ましがその子の気持ちを上げてくれます。

まずは右と左が身に付くように日常のあれこれで気を付けてみてください。

これは身に付けないといけない事なのです。理屈はありません。作法の一つです。

茶道は右手で作法をします。型ですから左でもいいという訳にはいきません。

そして畳に座ること。畳が無いご家庭もあるでしょう。

床でも絨毯の上でもいいのです。正座をしてみてください。足が痛くなります。この感覚もだんだんと身に付いて行きます。

順番を待って、その都度言葉でその意味を伝えます。

「お先に」「どうぞ」「お点前ちょうだいいたします」

中学校で茶道部に入る子もいるほどの、幼児期の体験です。

日常の生活習慣とは違う、最初は窮屈に感じるかもしれない「道」の神髄に少しでも触れられるように、

家庭でも一緒に箸の持ち方・使い方、気持ちを落ち着けて正座をする体験を重ねてください。

「道」神髄がほんのちょっと見えてくるはずです。

Filed under: 世界,宇宙,幼稚園活動 — itsuko 12:21

< 活動報告 >

先週の土曜日に生きもの抹茶館と幼稚園の山環境で開かれた、「こども環境管理士全国交流会」が、

タウンニュースに掲載されました。

保育士や幼稚園教諭、小学校教員や行政の子育て関係者に環境を司る民間会社など、様々な業種の方がこの資格を取得しています。

北は岩手県、南は佐賀県から参加されました。

皆さん、少し野外での活動の楽しさと大切さを実感していただいたでしょうか。

大人が野外体験を豊かに持ち、子どもが触れる自然に共感、共有出来ることが子どもたちの育ちには必須です。

生きものに触れ、また生きものの生態を少し理解し会を終えました。

< こんなことがありました >

史上初?の10連休を終え、本日子どもたちは比較的淡々と登園しました。

心配していた大泣きする子も見受けられず、「大丈夫、いいですよ」と声を掛けると自分で幼稚園スイッチを入れてくれました。

そんな中、幼稚園では桐の花が満開で、花柄も多数落ちていて、いい香りを漂わせています。

そして玄関のツバメは7つの卵を産みました。

現在抱卵中!全部が孵って、立派に巣立つことを見守りましょう。

そしてお池ではクロスジギンヤンマ(トンボ)が今年も7頭羽化しました。

運よく朝飛び立つ前の姿を撮れました。

早朝6時30分頃です。この後すぐに飛び立ちました。

 

まだこれから出てくると思いますが、なんせ朝早いので確認するのは大変です。

最後に、巣箱に入るアオダイショウの幼蛇です。

あーーーーー、やられた・・・・・・!と思ったら、子の巣箱にはヒナはおりませんでした。

野鳥からホットする声、蛇からは残念、無念の悲しい声が聞こえるようです。

まだ幼い蛇ですが自分で食べ物を探さないと生きていけません。

野鳥のヒナは蛇に巣箱を見つかったらヒナはまず全滅です。

これも生態系の一部。自然界では大事な営みですが、人々はこんな「食べる・食べられる」世界を意識することが大切です。

人も本来この自然界の一部であることを忘れないように、子どもたちには伝えたいです。

そこでこの蛇を捕獲しまして、現在幼稚園で飼育観察中!小さなフンをしましたが、中には小鳥の羽が一杯入っていました。

この巣箱に来る前に、どこかのヒナをきっと食べたのでしょう。

ということで、連休中はプールに塩素を入れながらあちこちの生きものを観察していました。

これからまた忙しくなります。みんな五月病なんてすっ飛ばして、頑張りましょう!!!

< 桐の花が咲き出しました >

新しい名前となりましたきり組。

毎年4月終わりから5月初めにかけて花を咲かせる桐ですが、多くの方がこの木の花を知りません。

是非見てみたいと何人かの保護者の方に言われましたが、今年も咲き出しました。

淡い紫色の筒状の花で、ほのかな甘い香りを発します。

毎年丁度5月の連休時が満開です。今年は長いお休みですので、せっかく咲いても子どもたち、特に桐組のお友達が咲いている姿を見られないかもしれません。

しかし花柄が地面にたくさん落ちるのでそれを拾ってもらいましょう。

明日は生きもの観察会です。私が望遠鏡を用意しますので、枝の先で咲く桐の花を見にいらしてください。

午前8時30分から11時30分まで。10時半ごろからは「オタマジャクシカウント大作戦!」も行います。

今話題の万葉集にも出てくる、日本の山に古くから自生する桐。原産国は中国ですが、落葉高木の花を眺めてみるのも乙なものです。

 

< ノートルダム、再び >

建物は石造りに見えて実は木材が大量に使われていたとか!

形あるものはいつかは壊れる運命ですが、まさか火災で焼失してしまうとは、世界中の誰もが考えもしなかった出来事でした。

日本でも世界最古の木造建築物、法隆寺があります。それこそ木造建築ですから火は大敵です。

気をつけないといけませんね。

貴重な記念物を維持管理するのは大変です。お金が掛かりますが、ここは国の予算をどこに注ぐかでその国の在り方が見えてきます。

寺院再建に既に億単位の寄付が集まっているそうです。

個人の方から53億の寄付も申し出があったとか!!!

800年前のフランスの革命、国の成り立ちを見守ってきた建物ですから、フランス人には日本人の富士山に対する思いと同じような愛着と敬愛の気持ちがあるでしょう。

新しいノートルダム寺院もきっと素晴らしいでしょうが、やはり歴史の重みは違うでしょう。

年月を重ねる意味や意義、そして保存方法をを改めて考えますね。

一度見てみたっかな・・・・、世界遺産。

ヨーロッパ大陸へ足を踏み入れることはこれから先も無さそうです・・・。(トホホ)

Filed under: 世界,未分類,社会情勢 — itsuko 17:15

< 愛するツバメがやって来た >

三寒四温とはよく言ったもので、昨日の寒さから少し暖かくなって、明日はもっと温かいのかな???

着るものも困っちゃうほどの毎日です。

入園式の、とてもいいお天気になった日、ツバメが帰ってきました。

今年もまた幼稚園の園舎で子育てをしてくれるでしょうか!!!

グラウンドに立ち一人彼らに手を振っていたのを誰かに見られていないでしょうか???

地球色(瑠璃色)の着物で入園式はお迎えしましたが、澄んだ青空に向かってチュルチュル鳴きながら滑らかに飛ぶ彼らに「お帰り」と小さな声で叫んでいたのです。

小さなものに心を寄せて、毎年君たちを待っている人がいることをツバメは気付いてくれているだろうか。

今年も子どもたちに愛らしい姿を見せて欲しいと思います。

< おめでとう >

今日はいいお天気で良かったです。

平成最後の入園式が無事に終わりました。

北風が少し強かったですが園庭で写真も撮って「明日また会おうね」と言って終わりました。

例年より少し少ない年少と年中のお友達を迎えましたが、

ながつた幼稚園を選んでくださり、この環境で3年、2年と過ごす保護者の皆様の期待に精一杯お応えすべく、

教職員全員で今この時期に必要な育ち、そして子どもたちの芽をしっかりと伸ばそうと思います。

初めての社会生活になる幼稚園という、子どもたちの活動の場に一歩踏み出しました。

焦りや不安があると思いますが、私たちは最大の援助をいたしますのでどうぞ安心してください。

大丈夫です。全ての子が幼稚園を楽しめるようになります。お任せください。

明日から元気に笑顔で登園してください。

入園おめでとうございます。

 

Filed under: 世界,幼稚園活動,社会情勢 — itsuko 14:36

< 嘘じゃないよね、新元号 >

今日はエイプリルフールでしたね。^^;

新しい元号が決まりましたが、まさかウソではないでしょうが、やはりまだまだピンときません。

どんな時代が作られていくか楽しみです。

幼稚園も近くの神社でお祓いを受け、51年目の新たな一歩を踏み出しました。

新しく採用した5人の新人に、元職員の職場復帰も嬉しい出来事です。

昭和生まれと平成生まれ、平成育ちが令和を作って行きましょう。

霞に包まれて正体がわからなくならないように、ウソではない本当のしっかりとした幼児教育を続けて行きましょう。

どこかの得体のしれない無認可の幼児園とははっきりと一線を画して欲しいと思います。

今週はいろいろな準備をしています。

もう少し待っていてください。

(今もも組となる「もも=花もも」が満開です。私の今の令和のイメージとこのハナモモの色をだぶらせて、ピンクにしてみました)

 

Filed under: 世界,宇宙,幼稚園活動,未分類,社会情勢 — itsuko 18:02

< 今日は旅日和 >

平成が終わろうとしている3月30日の午後3時30分、
私は初めての目撃をして、大変幸せな気分になりました。

まずは春の妖精であるビロードツリアブと挨拶を交わし、
そして今年もツバメの飛来に出会えたこと。
それにも増してスーパーな出会いは、春の時期のハチクマとい鷹の渡りに遭遇できたこと。
西風、高度は1、500から2、000メートル上空。
彼らは突然視界に現れた。
白い雲を背景に黒いシルエット。
両翼に厚みがあり、首が長い。水平にゆっくり羽ばたき、
後は風に乗りまっすぐ飛翔する。
間違いない、ハチクマだ。
東南アジアから今年も渡ってきた。1羽、2羽、3羽、それぞれ同じような感覚を保ち、東へ飛ぶ。少ししてまた5羽が連なって来た。
帰ってきた。ツバメ同様日本で繁殖をするために、彼らがまた戻って来た。
その姿はどこまでもカッコよく、彼らの生き様は壮大で神秘に満ちている。
この時期、ここをルートにして渡っているのか!
なんと素晴らしい遭遇でしょう!
ツバメ2羽にも手を振り歓迎して、ハチクマ9羽には涙が出そうに感激して、
見送った。
また明日、風がよければ同じルートを来るかもしれない。
日本に帰って来てくれてありがとう。
もうすぐ新しい時代を迎えるよ。

Filed under: 世界,鳥・トリ・とり — itsuko 16:29

< お騒がせ >

今幼稚園近隣をお騒がせしている、ワカケホンセイインコ(外来種)!

本来は飼い鳥ですが、かごを抜けてあっという間に自然界で繁殖しています。

緑区では四季の森公園で確認され、お隣の大和市では泉の森森林公園に多く見られます。

幼稚園はこの2か所を行き来する、途中立ちより処のようです。

大きな体に鋭いくちばし、おまけに鳴き声がけたたましく、籠の中で見る分にはきれいな鳥ですが、

日本の里山にはどうにも似つかない、厄介者です。

彼らも生きて行くには食べなければなりません。今はお山のエサ台にあるひまわりの種を狙っています。

世界中で問題になる外来種。既にどうにも対応できないケースも多く、その源は全て人の仕業。

悲しい限りです。

ハクモクレンが満開になり、明日は卒園式。

50年を迎えた幼稚園の区切りの式となります。

お別れ会も済んで、子どもたちの気持ちも幼稚園を終える区切りとなっていることでしょう・・・・?

昨日は涙する子もたくさんいましたが、うららかな春の穏やかな日に、人生の最初の節目を迎えてください。

このインコも本来の住処で生きて欲しいものです。

生きものはみんな棲み分けをしているのですから、それぞれの場所でまた輝きましょう。