< 残念無念、アディショナル >
勝てると思った、後半30分までは。
あっという間に追いつかれ、またアディショナルタイムだ。
毎回この時間に嫌な緊張が走る。
これはあのドーハの悲劇から体に染みついた、条件反射なのだ。
本田君のドライブシュートには少し距離があった。
あーーー、ダメか・・・と思っている暇もなく、あっという間にボールはハーフェーラインを超えていた。
また逆転負けだった。
追いつかれ、追い越され。
でも今回のロストフ(試合会場)ではなぜか安堵感も湧いて来た。
嫌なグループリーグの勝ち上がりに、少々日本らしからぬ後ろめたさも感じていた。
それからの今日未明の素晴らしい戦いぶりに、「良くやった、ありがとう」とみんなの頑張りに素直にほっとした。
清々しさすら感じた。もちろん最高に悔しく涙したが、寝不足で応援するのは今日限りでいいとも思った。
もし勝って、次はあのブラジルと戦うのも、心臓と精神が持ちません^^;
とにかく世界から賞賛の声を聴いて、最後は日本選手たちの晴れやかな姿を見ることが出来た。
なんだか日本サッカーの未来が明るく見えてきた。つい2カ月前はどん底だったのに。
ありがとう、ザムライブルー、だからサッカーは面白い!
小学6年の時、グラウンドで楽しむ男の子のサッカーチームに一人入り、その時代女子の一番人気だったゴム跳びには見向きもせず、
ひたすらボールを追いかけていた少女時代が懐かしい、サッカーワールドカップロシア大会でした。