< ヒナを拾わないで。 >
毎日本当に暑いですね。つい口に出てしまいます。 「暑い!」とね。
今日はこんな話です。
この週末は自宅の掃除洗濯に汗だくになっておりましたが、
庭の掃除をしようと外に出たとたん、「ぴーぴー」と何やらヒナの声がしました。
どこだろうと探しましたら、外周のフェンスに2羽。まだ巣立ちには早い「メジロ」という種の
鳥のヒナが居るではありませんか。
「まあ、かわいそう。きっと巣から落ちちゃったのね。」 とすぐに拾ってはいけません。
まだ羽毛が生えそろっていないので、全然かわいくありませんが、立派なメジロの赤ちゃんです。
すぐそばに両親がいて、2羽の事を見ていますので、拾わなくて大丈夫です。
この2羽は30cmほど移動が出来、足は結構しっかりしているので一ところに
じっとしていますから、親がせっせとエサを運んできます。
この日に運んだエサは私が目撃したもので、小さなカマキリ2匹。
アオバハゴロモというカメムシ目の仲間のいずれも虫(生餌)を持ってきました。
きっとまだ巣立ちとしては早かったと思いますが、何かの原因で巣を離れたのでしょう。
このようなヒナを見つけても、すぐには手を出さず、付近に親鳥がいないかよく
観察して下さい。親鳥がいればひとまず大丈夫ですので、手を出さずに見守りましょう。
決して早々に誘拐犯になってはいけません。(ボランティア仲間では誘拐すると言っています。)
ちょっと地面近くにいるので猫に襲われる事が心配でしたので、移動してあげようと
ヒナを捕まえに出たら、親鳥がすごい勢いで威嚇してきました。私をつつきに来たのです。
日本では1,2を争うほどの小さな鳥ですが、親の愛は人も鳥も変わらないようです。
もうこの時期はヒナも育ってほとんどが若鳥になっていると思いますが、
もし地上をピョコピョコしているヒナを見つけてもどうぞそのままにしてください。
もし周りに親も無く、弱っているようでしたら救出しましょう。
町の獣医さんで見てくれなかったら、この付近では横浜ズーラシア動物園が
野生生物救護センターになっています。預けられます。
2日目は頭の羽毛も生えて、見栄えが少し良くなりました。こうなるとかわいいでしょう!!!
ガンバレ、ガンバレ、おちびちゃん!どうぞ無事に飛び立ってね。
君たちは毎日が死との戦いだけど、お母さん、しっかりね。
関係ありませんが、ちなみに今日は満月です。たまには夜空を見上げましょう。
そして土用の丑の日だから、うなぎでも食べましょうか?いえ、私はうなぎは苦手です。くにゃとするので。