< 立秋 >
残暑お見舞い申し上げます。
立秋です。秋ですか?! いえいえ、全然まだ夏ド真ん中ですね。
日本が亜熱帯化している事は様々な事象の変化、生き物の生息状況から
わかります。立秋でも札幌もロシアも35度ですからね。生き物は人間も含め生死を脅かされます。
そんな毎日ですが、お山の池は水深が浅いので放っておくとお湯になり、そのうち干上がってしまうので
毎日井戸水を給水しています。そのお陰でいろいろな生物がやって来ます。
今回はこれらの最新情報を、入院して病気と戦っているI君の為にお届けします。
負けるな I 君、またみんなとお山で遊ぶぞ。
今日の生き物 ③
いきなりイモムシでごめんなさい。でももうすぐ蛹になる立派なキアゲハの幼虫だよ。
きれいな蝶々になります。イモムシを見つけるとすぐ殺虫剤を振りかける人がいますが、
ダメダメ! きれいな蝶々になる仲間もたくさんいるから、すぐに殺さないでね。まずはよく見て、調べよう。
次はこれ。オオシオカラトンボのオス。
そしてこちらが、メス。
色が全然違うでしょう。今度はこれ。普通のシオカラトンボ。オオシオカラトンボより色が薄いし、
体が細いね。
翅の付け根にも黒い部分がありません。
メスはムギワラトンボ って呼ばれているよ。これです。
どちらもオスは池の周りを飛んでいて、他のオスが来ると追い出すんです。
なわばり って訳ね。メスはのんびりお山の中で涼しそうにしていたよ。
お山の途中では赤とんぼにも会いました。
細い体が赤いのが分かりますか?これから秋が近づいてくると、もっと多くなるでしょう。
多分 ナツアカネ と思います。
お池にはこんな物もいたよ。
これ貝の仲間。ここにいていいのか悪いのか分かりませんが、初めて見ました。
何貝か調べないとね。貝殻に変な模様があるね!
そして最後はちょっとかわいい、私の好きな虫くんです。
木の周りにいて、くるくる回っているからこの名前が付いたのかもね。
カブトムシの仲間だよ。名前を、キマワリ って言います。ひまわりじゃ、ないよ!!!!!。
足が長いんだ。かわいいでしょう。
おまけ! これはお山にいたのではありませんが、金色の蜘蛛です。
場所は秘密だけど、珍しいんだよ。写真があまりよくないね。でも分かるでしょう。
ほら、お尻が金色に光ってる。周りにいる粒粒は赤ちゃん。
白いのは卵だよ。足が長くて、黒の模様がオシャレだね。名前を コガネヒメグモ と言います。
クモは昆虫ではありませんよ。翅も無いし、足も8本あるからね。虫以外の仲間でクモ類として
分類されます。
おしまい。