< 処暑 >

今日は処暑。 「暑さが収まる頃」 という意味のようだが、あにはからんや。

たっぷりと暑い毎日だ。

真っ青な空を見ていると、「私の人生はこれでいいのだろうか」 と腑と感慨深くなってしまった。

私は30になったばかりの頃、夏休みを利用してアフリカのケニアへどうしても野生動物が

見たくて旅をした。2回の痛い痛い黄熱病とマラリアの予防接種にもせっせと通い、

パキスタン航空の今にも壊れそうな古い飛行機に乗って、アジアの主要国での

機外へ降りずじまいの給油を繰り返す事、約30時間。

ナイロビ国際空港へ着いた事を思い出す。その日も真っ青な空だった。

いきなりの青い空と暑さ。それでも日本の湿度はない分、広い大地には乾いた風が吹き、すがすがしかった。

その時に撮ってきた写真は今でも私の宝物の一つだが、あれから21年。

私は幸せだっただろうかと考えてしまった。

またテレビ番組の話で恐縮だが、NHKBS103で 「南米大陸陸路横断 165日 の旅」

という番組をやっていた。(基本的に私はほとんどNHKしか見ない)

トラックを改造したバスに、年齢も国籍も違う人たちがテントかロッジでの宿泊をしながら

南米の8ヶ国を周る旅だ。

その中に一人だけ最初から終点まで完全制覇を目指した一人の日本人女性が居た。

彼女も丁度30歳。OLを辞め、離婚を経験し、次の人生の指針を見つけに参加したそうだ。

参加者の人となりに焦点を当てながら、南米の素晴らしい文化と自然を紹介する。特に多くの動物たちに

会える事も旅の素晴らしさのようだ。

165日、トラックに揺られるのはちょっとキツイガ、すべてを一度リセットして、まったく一人の力で

知らない世界を見てみたい(この旅に参加してみたい) と思った。

このページに来て下さる方々は、多くが子育て真っ最中の女性、お母さんだと思いますが、

自分の人生の過去・現在・未来を思い浮かべてみて、幸せ ですか?

何を持って 幸せ と言うかは多論 あるところですが、 もう人生もとっくに折り返しを

迎えてしまった私は、これからどのように生きて行くか、最近富に考えてしまうのです。

幼稚園の子どもたちに勇気と夢を与えられているか?保護者から信頼されているか?自分は勇気と夢を持っているか?

今まで何をしてきたか? これからどうして行こうか! 旦那と二人、絆を持てているか、仲良しか?

ミンミンゼミの時雨の中、蚊の集団攻撃を受けながら、どこまでも暑そうな空を見ていて、

考えてしまいました。

今日は 処暑 なのに、こんな話ですみません。!?

明日は遠足の下見に埼玉と相模原へ行ってきます。

どうなる事やら・・・・・。 

 

Filed under: 未分類 — itsuko 16:07