< 話さぬ子、叱れぬ親 >
年少組の運動会を10月に伸ばしたので、何となく幼稚園の運動会雰囲気が、
気の抜けたようなフワフワ感に包まれているように感じるのは私だけだろうか?
年中・年長さんは練習真っただ中だが、なんだかいつもの9月とはちょっと違います。
どちらにしてもやはり11日はまた暑さがぶり返し、猛暑に見舞われたので、
判断としては間違っていなかったという事にいたしましょう。
当初の予定通り代休はそのまま変更しないで送ったので、
私たちもお休みをいただきましたが、
「予備日がもう1日どこかで取れないのか」また、
「卒園児には連絡がいかなかったので、当日楽しみにしていた
子どもが怒っていた」 などのお手紙をいただきました。
4月当初からの予定を変更したのですから、いろいろご意見は
あるでしょう。しかし今回は第一に検討すべき優先順位は何ですか?
暑さですか、予備日ですか、卒園児への連絡ですか?
大きな行事の日程変更には様々な問題を考慮して決断しています。
今回は生命に関わる重大案件でした。
また広くあまた世間一般に手紙を配布しているわけではありませんので、
その年度年度で出来うる限りの方法を取っているつもりです。
そこは保護者の方がよく言い含めていただけないでしょうか!
急な変更で言葉に不足が合ったとすれば、今後あらゆる方面への
気配りをもっと徹底したいと思いますが、
正面玄関に張り紙もし、ホームページでもお知らせしています。
是非ご協力をお願いしたいと思います。
10月はそのまま代休は取らず、作品展に向かいます。
さて本題ですが、ペラペラと新聞をめくっていると、社会面に万引きを叱れない親の話が載っていました。
まず驚く事に、万引きは犯罪だ という事を親が知らないと言うのです。
ホントですか!!!!
子も子なら、この子にしてこの親!って言う事になりますね。
ではだとしたら、誰が物の善し悪しを教えるのでしょう?
親がはっきりと物事の善悪を教えられないで、子どもを社会に出せますか?
近頃はお互いの関係がぎくしゃくするのを嫌い、しっかりと子に意見しない親が
増えているそうです。そして子どものする事に無関心なため、警察に呼び出されても
迎えに行かないそうです。
これでは子は親に困った時、話なんかしませんよ。自分を見てくれていないんだから!
結果子は、親が自分に無関心だから,「何でもあり」で行動を起こす。
何も相談せずに、好き勝手やりだす。
ましてや「集団で」となると、気持ちも大きくなり、「責任を誰がとるか」などという事は
考えないでしょう。
若い世代で心配されている コミュニケーション能力の低下 もこういう家庭での
やり取りが減っている事が原因の一つかもしれません。
子の事を心配しない親はいないはずですから、自信を持って
子に意見し、正しい方向へ導いてあげて下さい。
話をしましょう。日頃から何気ない会話を持ちましょう。
朝、起きたら「おはよう!」 ニコッと笑って挨拶してますか?
親子でも、家族でもこんな一言から会話が始まります。
人としての在り方は、家庭が培く物ですよ。学校の教育だけではありません。
両親の在り方、考え方、家族の決まり、約束など日常の生活がその子の
生活観念、人生観になって行きます。社会へ出ての善悪もその中で学ぶのです。
「万引きは犯罪です。犯したら罰を受けなければなりません。罪を償わなければなりません。
あなたのその行いで、悲しみ苦しみ、迷惑をかけた人がいる」 事をしっかりと教えてあげて下さい。
家族の中の風通しが悪いと、
心が萎えますから・・・・・・。(私!?)
幼児期も一緒です。はっきりと子にけじめをつけさせてください。
ある時は子どものわがままをきっぱりと諌めないといけません。
お母さんは真剣なんだ! という態度を子どもに見せて下さい。
?最近新聞の文字が大きくなり、内容がバラエティーに富み、読みやすくなったように思います。
テレビやネットだけでなく、活字も頑張っているので目を通しましょう。
全て 「正しい」 とは限らないので自己判断、自己精査、選択が必要ですが・・・・・・・。
今日は午後から大きなもくもく雲が出来ましたから、また夜中に雨があるかもしれません。
そろそろ涼しい北風を感じたいですね。