< 討ち入りです。 >

本日14日は日本人ならおなじみの

赤穂浪士47名による、吉良邸への討ち入りです。

何度も何度も映画になり、テレビドラマになり

そのたびに多くの日本人の精神構造に忠義だの、

正義感だの、自己犠牲だののスピリットを映し出してきました。

もともとは江戸時代の人形浄瑠璃や歌舞伎に取り入れられた

人情物の娯楽だったのでしょうが、現在の私たちには

娯楽として楽しむ事と、もう一つ日本人の精神性を呼び起こす

一年に一度の季節行事のような文化にもなっています。

浅野内匠頭は今で言うパワーハラスメントにぶち切れてしまったわけですが、

その切れた事情は理解できるとする日本人的考え方は、その後きちんと

吉良上野介にも一定の罪状を言い渡しました。

殿に忠義を貫いたこの浪士たちの人生はいわば自己を省みない

自己犠牲の精神上にのっとっているわけですが、

最近私は驚いたことがあるのです。

幼稚園の子どもにも、この自己犠牲なる感情?、または意識が

芽生えるんだ・・・・・・、と感じた出来事がありました。

ドッチボールの練習で、子どもたちはチーム分けをします。

何となく強そうな子と仲間を組もうと子どもなりにも群れるのですが、

何も言わず、すーと人数の足りないチームjに動いた子がいるんです。

人数が同じにならないとゲームを始められません。

その事も、その子はよく理解しています。

大抵はみんなでごちゃごちゃ言って、誰かが 「じゃんけんしよう!」

と声を上げるのがほとんどですが、全体を見渡して、人数の少ない方へ

自分から動き、次の段階へ事を進めた子がいた事に、

大変驚きました。まだ6歳の子供です。

どこかで先生から指示を受けての、このような場面を経験したのかもしれませんが、

この身に付けた精神はどこから来たのだろう?と唸ってしまいました。

自己主張する本来の子どもらしさもなければなりませんが、

自分の事は二の次にするこの精神は、5歳・6歳でも思い描けるのですね。

あらためて子どもの持つ神秘性と可能性を感じた出来事でした。

子どもは面白いし、実にかわいい。

何を考えているのか不思議だし、益々好きになってしまいます。

そう言えば仇打ちですが、今世間をにぎわしている海老さまは

仇打ちに会わないように気を付けた方がよろしいのではないでしょうか!!!!!!

立場が赤穂浪士とはちょっと違いますが、いきなり人から殴られる事は

まずないですよね!

ここでもケンカ両成敗がいいのではないでしょうか?

ではまた明日!

あっそうそう、今日は ふたご座流星群 がピークを迎えます。

午前1時ごろ、東の空を見ましょう。

去年も寝ないで頑張った記憶がありますが、

今年はいくつ見られるでしょうか??????

さーーーーと流れる星は地球の大気にぶつかって光る

塵?ですが、いいかそんな事、流れ星、流れ星。

Filed under: 未分類 — itsuko 22:20

< 特定外来生物 >

こんな言葉を聞いて、どのような生物を思い浮かべますか?

一つは「アライグマ」ですね。

このぺージでもご紹介したことがあります。

幼稚園の山にそれらしき フン を発見し(昨年の秋。ちょうど今頃です。)

これはもしかしたらと思い、横浜市から捕獲用の檻を借りて、

設置しました。2か月ほど置いたでしょうか。成果はありませんでした。

それから1年。今年も11月に一度フンを見つけましたが、

それ以降はありません。ホンドタヌキは目撃しているのですが・・・・・。

新たに今日はこんな生物が現れました。

特定外来生物の一つです。

以前よりちょくちょくお山を経由していましたが、

しっかりと写真に納めたのは、今回が初めてです。

これが今横浜市が(神奈川県も)勢力を上げて生息状況を

調査している 「ガビチョウ」 です。もちろん鳥!

大きさはムクドリを太らせた感じで、目の周りに白く、

勾玉模様があります。尾は長め。

体の色は茶色オレンジ。大きな声でよく鳴きます。ガビガビと!

初めはいい声だとされたので、

観賞用、鳴き声を聞く愛玩鳥として中国から輸入されました。

でもその声は日本の山野にはやはり似合わないと思います。

神奈川県ではなんとその輸入業者が、売れ残ってしまったガビチョウ

を山野に放した物が増えてしまいました。

まったくいい加減な話です。

ガビチョウには何の罪もありませんが、今この鳥の実態調査をして、

これ以上の繁殖と駆除?を目的に対策を考えています。

幼稚園のお山にもやって来てしまいました。

長津田の街中でも時々大きな声が響いています。

 

鳥はどれもかわいいのですが、本来の生息地を越えての生息は

どちらの生き物にもいい結果を残しません。

いま世界中で外来種問題が多発しています。

先日のCOP10(生物多様性国際会議)でも取り上げられました。

生き物のこれからを考えるには、その生き物の本来の姿を知らなければなりません。

地道な戦いですが、どちらにしても人間が大きくかかわっていることだけは

事実です。どうしたらいいでしょう。

まだまだこの他にも多くの動植物で指定されています。

「入れない!捨てない!広げない!」

が大原則。詳しくは環境省のホームページをどうぞ。

Filed under: こども環境管理士,鳥・トリ・とり — itsuko 18:56

< 残念、あかつき >

6年後ですか。

長いなー。 ひそかに期待していたのですが、

やはりなかなか難しいですね。

「はやぶさ」 が帰還した事は

本当に奇跡に近いですね。

金星は宵の明星、明けの明星 と言って、

古来から親しまれていますが、今回は残念でした。

実際二酸化炭素に覆われ、毎秒100mの風が常に吹き荒れ、

気温が500度、っていくら地球と双子星といっても、

この星を研究して分かる事があるのだろうかと、

少し不思議に思いますが、そこはロマンの世界です。

きっと当事者はどんなにか悔しかった事でしょう。

250億の税金は半端な金額ではありませんが、

多くの人の夢と希望を乗せて、子どもたちにも大きな

目標をかざして、ある意味では「子ども手当」より、

よっほどきちんとした目的税の使い方かもしれません。

なんせ26万人のメッセージを乗せていたのですから!

(誰が見るんだろう?・・・・・・・・)

6年後、もう一度金星を回る軌道へ突入させる事を

試みるそうですが、今度は何とか成功してほしいです。

金星の写真を是非見てみたいですね。

ガンバレ、あかつき!

Filed under: 未分類 — itsuko 17:56

< ドッチボール大会 >

投げる、取る、逃げる、当たる。

よける、渡す、また投げる、当たる。

と、ゲームソフトの [Wii] のCMではありませんが 、

今日はドッチボール大会です。

心配していたお天気も良くなり、ドピーカン(快晴の事)です。

寒さが気になりましたが そんなのなんのその!

の活躍ぶりでした。

なぜ幼稚園でドッチボールをするのですか?小学校でもカリキュラムから

外れたのに? と問われる事もありますが、この活動は

ながつた幼稚園が開園以来積み上げてきた年間カリキュラムの中の

ボール遊びの活動の中の、集大成なのです。

年少組からボールに親しみ、参観日も設けその成長発達段階を

保護者の方々にも見ていただきながら、年長さんへ繋げます。

年長の子どもたちもこの時期は、非常にクラス内のまとまりが出て来て、

共に活動することの楽しさを感じ取っています。

また仲間の事も考えるようになっています。

その意識を上手く現わせる活動の一つがドッチボールになったのです。

自然な流れの中のボールゲームですから、みんな素直に楽しみ、参加します。

 

保護者の方々ももう大騒ぎ。もちろん我が子の応援と、クラス対抗の白熱具合は、

中々見応えがあります。ビデオを取りながら、叫ぶ・叫ぶ・叫ぶ、

母の声。 いいじゃないですか。子どもも張り切る、母や父はそれを見て、認める。

家庭に戻ってビデオを見て、また会話が弾む。

親子の繋がりも深まるでしょう。

子どもたちは体を動かし楽しかった思い出と、勝ってうれしい、

負けて悔しい、もっとこうすれば良かった、と感情が生まれ、

思考を巡らすのです。その事が幼児期の発達段階に則した、

環境設定であり、指導者の援助なのです。

指導者と言えば先生も熱いですよ。

今こうして作成している背後(グラウンド)では、

I先生の普段はあまり聞かれない悲鳴に似た叫び声が、

響いています。いいんです、これで。

先生が冷めていたのではクラスのパワーなんて出ませんよ。

さてさて、どこのクラスが優勝かな?

全身で喜び、飛び回る。本来の子どもの姿を

保護者の方々は胸に刻んで、成長を見守って下さい。

 

 

お母さんたちも撮っちゃいました。

  

今日の夕飯はきっとおいしいですね!

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 11:45

< バードストライク >

「バードストライク」 という言葉を聞いたことがありますか?

時々ニュースに出てきますが、航空機のエンジンに鳥が巻き込まれる事です。

これによって、大きな航空機事故が起きる事がありますね。

お互いによくない出来事です。

そして飛行機だけではなく、日常的によく鳥たちは窓ガラスに

ストライクしているのです。図書館や博物館の大きな窓にぶつかる

ケースが多いようです。

丹沢湖のビジターセンターには猛禽類のシールが貼ってあり、

「ここに来ちゃだめだよ」 と鳥たちに教えています。

実は幼稚園のグラウンド側の一番高い窓にも、

キジバトがぶつかった事があります。

首が取れていたので、多分猛禽類(タカ)に追われて

ぶつかったのでしょう。

その後タカが首を取ったのち、カラスが横取りにやってきたようです。

体をつついていました。私が救護し、お山に埋葬しました。

キジバトは飛び立って加速するのに少し時間が

掛りますし、タカに追われるとパニックを起こしぶつかってしまいます。

またガラスに背景の緑が写り込みますと、鳥たちには先があるように見えるのです。

そこへ猛スピードで突っ込んでしまうわけで、ほとんど即死です。

とてもかわいそうな事故ですが、先日我が家の窓にも小さな鳥、

「ヤマガラ」がぶつかってしまいました。これです。

朝9時ごろ、キッチンの片付けをしていたらバン!と鈍い音がしたので、

「アッ」と思い(すぐに鳥が窓にぶつかったと分かりました)

ドドド、と外へ出て、その窓の下に行ってみると、

かわいいヤマガラさんが、グターと倒れていました。

急いで、でもそっと、手のひらに取り、外傷を調べたところ、

何も無さそうです。羽もそーと広げてみましたが異常なしです。

そのまま掌の中で保温し、ぶつけたであろう頭部をそーっと撫でていると、

ピクッと動きだしました。

「うん、よかった、大丈夫だ」と思い、そのまま温めてしばらくいると、

ムくッ と起き上がり、同時になんと私の右肩に乗ったのです。

飛べる事も分かりました。

「ワー!」と心で叫びずっと動かずにいると、首をあちこち動かしだしました。

素晴らしい経験です。野鳥が私の肩に乗っているのです。そして、

キョロキョロする彼or彼女と時々目が合うのです。夢のような体験です。

お互いに近すぎて「ぎょっ」と体を後ろに引くような動作を続けながら

5分ほどたったでしょうか。

ヤマガラは近くの枝に移って行きました。

助かって良かった。

でもこんな経験をさせてくれるバードストライクなら、

またあってもいいかな・・・・、なんてかわいそうな事を

考えてしまいました。

その後もヤマガラは我が家の周りによく現れ、

「ニーニー」と鳴いています。

私の顔を覚えてくれているとこれまたメチャメチャうれしいのですが、

そこはどうでしょう?

カラスはしっかり人の顔を覚えますが・・・・・。

野生動物も不慮の事故に巻き込まれることが多々あります。

私はそんな動物たちの保護をしている施設(神奈川県立自然環境保全センター)

のボランティアをしています。

野生動物たちとの出会いは、いろいろな事を教えてくれます。

とっても大変ですが!

Filed under: 鳥・トリ・とり — itsuko 19:11

< 開園記念日に思う >

今日は開園記念日なんです。(1968年12月4日)

土曜日にあたってしまいしたので、

あまり園でもお話ししませんでしたが、42年になります。

現理事長が中学校教諭の職を辞して、個人の所有していたこの敷地を

幼児教育に提供したのです。

中学生を指導する中で、もっと小さな子どもたちに

しっかりとした教育を伝えようと思ったそうです。

理事長(私の父ですが)はいわゆるいじめられっ子や、不良少年少女たち

(ちょっととクラスの中で浮いている子どもたち)の面倒をみるのが得意だったようで、

その時代にお世話になったとする教え子が今でも連絡をくれたり、自宅を訪問してくれるそうです。

そんな子供たちを見ていて、幼少期からの教育が大切だと感じたのでしょう、

幼稚園の建学を選んだのです。

よく覚えている事に、この名前=ながつた幼稚園 を取得する際、

近隣幼稚園や所轄の承認が得られず、毎日神奈川県庁に日参していた父の姿を

覚えています。いつも厳しい顔をしていました。

そんな父の思いが教育理念につまり、私立の建学の精神となっているわけです。

現在認可を受けている横浜市の幼稚園は全て私立ですので、

それぞれの園長先生方がその思いを込めて取り組まれてきたのです。

そこには長い歴史があり、建学の精神が脈々と流れています。

ところが今ながつた幼稚園は幼保小の取り組みで

この開園以来の教育方針がかき回されています。

幼保小の取り組み事態は、同じ幼少期を育つ子どもたちにとって、別々な環境での育ちを

上手く繋げて小学校で生かそうとする考え方であり、理解できますし、

現に数年の取り組みで双方にいい成果が現われています。

しかし、国家レベルのあまり現場を知らないその場しのぎ的な特命で、

それこそ幼稚園の歴史や独自の取り組みを何も知らない国公立の先生集団である

教育委員会の方々は、私立幼稚園へのアプローチもそこそこに

スタートカリキュラム(接続期課程)を取りまとめようとしています。

幼稚園側も「はい、そうですか!」とすぐに協力できない現状を抱えています。

マンパワーもそうですし、もともと小学校を見つめてカリキュラムを立てていない幼稚園もたくさんあるんです。

保育園さんはそれは公立ですので比較的右に倣えで、やらざる終えません。

しかし、私立幼稚園には開園以来長い間培ってきた教育理念や活動内容が

あり、多くの子どもたちの成長を見守り、そこへ入園させてきた近隣の保護者の方々との

信頼関係も築き、共に幼稚園教育の必要性を分かち合ってきた歴史があるのです。

そこはご理解いただきたい。

どこか接続期課程に使える内容があれば、うまく取り出して組んでみてください。

成長の流れを重視するのであれば、

満3才からが幼稚園教育年齢と定めているのですから小学校の低学年までを

一つの教育機関と位置付け、義務化する方法だってあります。(フランスのように)

もっと根幹から幼児教育のあり方を探ってみるのも教育委員会の仕事ではないでしょうか!

ながつた幼稚園にはしっかりと開園以来の教育方針があり、毎年実行している最中です。

それを優とした、多くの入園児を小学校へ送ってきました。

教育委員会の先生方は、その辺のところをもう少し勉強してほしいと思います。

私立幼稚園の教員経験者がそちらの委員会にも参加されていると

いいですね。まあせめて、幼児教育をしっかり学び、

クラス担任や運営を長年務め、多くの時間を子どもたちと関わった事のある、

そして大人の根回しの世界で偉そうに、

もっともらしく幼稚園教育を役人に語ったりしない人が

幼保小の取り組みに就いて欲しいですね、ねえ園長先生!

おっと、開園記念日でした。

とにかく今まで存続できたことに感謝し、支えてくれた子どもたちと

保護者の皆様、地域の方々、そして今も熱心に指導しいる

教職員の皆さんにお礼を言いたいです。

ありがとうございます。

これからもながつた幼稚園をよろしくお願いします。

こんな素晴らしい、心のこもったプレゼントをもらいました。

本当にありがとう。

先生たちはしっかりとみんなの心を受け止めます。

Filed under: 未分類 — itsuko 12:55

< お疲れですので、鳥。 >

今日は朝からいろいろ忙しく、疲れてしまいました。

(新年度の教員採用試験を行っていました)

背中が痛いので、もうパソコンもやめておきます。

そこで 鳥さんたちの登場です。

今日はえーーーーと、マ行でしょうか?

マ: マガモ

カモの中では大きい種類です。とてもきれいな鳥ですよ。

羽、欲しいなーーーー!

ミ: ミサゴ

う~~~ん、素敵。タカの仲間です。魚を食べます。

ム: ムクドリ

よく街路樹にねぐらをとり、大きい群れで集まる鳥です。

あちこちで迷惑がられていますが、鳥たちも寝ます。

家(ねぐら)の提供もしてあげて下さい。

メ:メジロ

つがいです。キスです。鳥はよくキスをします。絆が強いです。

私は・・・・・。あーーもう、疲れてるんですからそんなことどうでもいいです。

モ:モズ

 

幼稚園のグラウンド上の電線でお食事中。

食べているのは、これまたグラウンドを散歩していたカマキリです。

翅をむしり、足をもぎ取り、体を美味しそうに食べました。

片足で電線を掴み、片足でカマキリを掴み、その足の「ふしょ」と呼ばれる部分で

体を支えています。いいですね。この写真。

では、さようなら。背中が痛いです。

Filed under: 鳥・トリ・とり — itsuko 18:42

< 感染症注意報、発令中 >

昨日はれんげ組のS先生も1日お休みをいただいたが、

今お腹から来る風邪(嘔吐下痢症)の症状でお休みするお友達が増えてきました。

報道では今年は「ノロウィルス」が大流行すると言っています。

平成18年にもマスクや消毒液が足りず、大騒ぎになって、急きょいろいろ取り揃えましたが、

今年はそれらが役立ちそうです。

今日も登園してからもどしてしまった子が2名いました。

皆様どうぞご家庭でも子どもたちの様子をよく見て、

ちょっとでも普段と違うようでしたら早めに対処してください。

まずはお腹が痛くなります。熱はあまり出ません。

そして突然 ゲボッ と出てしまいます。?

嘔吐物は決して素手で処理せず、手袋をして下さい。

出来ればマスクも必要です。

アルコール消毒液を掛けながら、ビニールなどで包み、口をしっかり閉じて

捨てましょう。ウイルスは放置しておくと乾燥して、空気中に飛び出すそうですから、

すぐに処理をしなければいけません。

まだはっきりとノロウイルスが確認されての欠席は出ていませんが、

気を付けましょう。大人も子供もです。

幼稚園内にはあちこちに消毒液を置いています。

来園の際はご利用ください。

なお他の感染症は12月1日時点では発症しておりません。

Filed under: 未分類 — 管理者 11:25
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