チュニジアから始まってエジプトへ、今はバーレーンとリビア、他にもイエメン・ヨルダン・イランなど次々と反政府運動が活発化しています。皆様も新聞やテレビ報道でご存知の事でしょう。
だいたい国の位置関係だって定かではありませんよね?さあさあ高校時代の世界史や地理の時間を思い出しましょう。この地域の言語や宗教、国の主な産業や成りたちはどうだったでしょうか??????、です。石油が採れることぐらいは知ってますよね。
エジプトはエジプト・アラブ共和国、リビアに至っては大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国が正式名称です。知ってましたか!(私、世界地図を見て初めて知りました。でも高校の時は、世界の国の位置と首都名を完全に覚え、自慢だったのですが!)
何とも遠い、遠い未知の国で起きている、しかし世界中に影響を及ぼす出来事になっています。
革命は現代にも起きうるんですね。何だか平和!な日本では「革命」と聞くと中世ヨーロッパかイギリスの産業革命くらいしか頭に浮かばない気がしますが、刻々と政変が進行している国が、というより、国のあり方に不満を持っている人々がまだまだ多くの国にいるんだなーーー、と感じています。
ちなみに2月から始まったNHKBS103の「大聖堂」というドラマは面白いですよ。中世のイギリスが舞台です。
でもどう考えても一人の人が、または特定の一族が長い間国を治めている事は、不自然ですよ。国は誰かの持ち物ではないのですから。
宗教問題や人種、民族問題そして独裁政治には、私たち日本人の一番遠くにある出来事かもしれません。
しかしかつて日本でも、40年前は日米安全保障条約をめぐって、多くの学生や市民がデモ隊を編成し、大規模な衝突を機動隊と繰り広げました。子ども心にニュースの映像を覚えていますよ。あの浅間山山荘事件もテレビで見てましたから!
チュニジアの革命の発端は、野菜売りの青年の焼身自殺だったわけですが、日本では1972年、三島由紀夫の国家体制を批判して、割腹自殺したクーデターがありました。この時は彼に賛同する者は無く、数人の同士が後を追って自殺したわけですが、国がきちんとした憲法や制度、仕組みを作って行くにはそれなりの運動が必要なのでしょう。
これからこの北アフリカの国々やシナイ半島がどうなって行くのか、そしてこの事が世界全体にどのような影響を及ぼすのか、心配ですね。
今世界は一つの国の出来事では片付けられない繋がりを持っています。
今回の政変でも大いに利用された、フェイスブックやツイッター、要はインターネットによるグローバル化は良くも、悪くも止める事が出来ません。このブログだって、どなたがご覧になっているのか、時々怖くなる時があります。
(過激な事は書いていないので大丈夫でしょうか?イエイエ、過激かもしれません。N先生のこととか! 「楽しいです!」と言って下さる方はいますが・・・・・・)
これから日本でもまた政治が動き、いろいろな制度が大きく変わるかもしれません。他人事ではなく、私たちの事、これからの子どもたちの事ですから、大人が真剣に考え、きちんと意思表示をして政治に反映させましょう。選挙には必ず行って下さい。
そうしないと、フェイスブックに呼び掛けて、渋谷ならハチ公前、新宿なら都庁前、銀座なら日比谷公園、なんて指定され、若者が集合する事だって、無いとは限りません。(無いかなーーー、日本人は政治に無関心だからな・・・・・!)
とにかく内戦などにならないように、死傷者が多く出ないように祈るだけです。遠い国の出来事ですが、少し気を付けて見守ってみましょう。