< 残念、月食 > 

やはり雲に覆われてしまった本日未明の皆既月食。

沖縄地方ではかろうじて赤黒い月の姿が見られたようです。

今度は12月にありますから、その時また撮影に挑戦しましょう。

さて、月食とはどういうものか?ご存知ですね!復習しましょうか。

月がだんだん欠けて行くように見えるのが、「月食」。

月餅!?ではありませんよ・・・・・・・・・。

月は地球を、地球は太陽のまわりを回っていますが、地球を挟んで月が太陽と反対側に来た時(太陽・月・地球の順に並んだ時)太陽によって出来た地球の影が月の表面を覆うと、月食が起こります。

(ハイ、想像してください!)

すなわち月食は満月の時に起きますが、満月の度にいつも起きる分けではありません。

月が地球のまわりを回る軌道が、太陽を回る地球の軌道と 5° ずれているために、時々この3つが同じ高さにまっすぐ並ぶ為、このような現象が起きるわけです。(「食べる月、回る月、消える月」より)

地球が太陽系の惑星間のこの位置に浮いているのも奇跡だし、3つの関係が 5° 傾いているのも奇跡。

私がここに生まれたのも奇跡だし、明日朝日が登るのも奇跡なのかもしれません。

森羅万象、人間万事塞翁が馬! ですかね。

 

Filed under: 未分類 — itsuko 18:56

< 子育て >

人の子育てで無くてごめんなさい。

鳥の子育てです。

今は多くの鳥の子育てシーズン!

おちこちで、微笑ましい姿を見る事が出来ます。

まずはご存知ツバメ。玄関前での子育ても3年目。今年も5羽が孵り、残念ながら1羽が落下して死亡。4羽が巣立ちを迎えます。

「おかあさーーーん、私にちょうだいな!」

「はい、はい、順番よ!」

お母さんも、お父さんも、大忙しです。

そんな時はちょっと一休み。電線で休憩。羽のお手入れと、欠伸もね!そして伸び。ストレッチをして、また給餌です。

こちらはキジバト。現在抱卵中!何とも粗末な巣で母はじっと、ひたすら卵を温めます。グラウンドのテント上の桜の木。巣立つまで、そーーーーっと見守りましょう。キジバトは鳥類では唯一、ミルクを出すんですよ!

こちらはヒヨドリの巣。キジバトの隣の桜の木に完成です。これから卵を産むでしょう。どちらも強い雨風で、ダメージを受けなければいいのですが・・・・・・・・・。

最後は巣立ちヒナを連れての親子愛。

本日ムクドリたちはそれぞれのヒナを連れてグラウンドの桜の実(サクランボ)を食べに、大挙してやってきました。その数50羽以上。

1組の親子が電線で一家団欒です。(お父さんはどこかな?お父さんはいない事が多い!?)

中央があ母さん。両端がヒナ。体も未だ一回り小さく、尾羽も伸びていません。巣立ちヒナのほとんどの種が尾羽は巣立ってから伸びてきます。

どうしてかというと、長い尾羽は巣の中でつかえてしまうからです。巣は必要最小限の大きさで作られますので、尾羽が伸びる前に巣立ちです。尾羽の短い鳥を見たら、ヒナの確率が高いです。

鳥たちも最大の愛情を持って子育てをしています。その様子は本当に豊かで、細やかな子育てです。

どちらにしても動物の子どもは親に最大最高の愛情を持って育てられることがDNAに組み込まれているのです。この遺伝子が時々機能しない親(幼児虐待、ネグレクトなど)がいる事は、実に悲しい事です。

おまけ

明日16日は満月なのですが、未明には皆既月食が見られます。(雲がなければね!)

何とか起き出して、撮影に挑もうかと思います。起きられればね!

「私も見たい!」 という方は、午前3時23分からどうぞお楽しみください。

Filed under: 鳥・トリ・とり — itsuko 18:01

< 天才かも!? >

昨日の話で済みませんが、6月13日は私の連れ合いの誕生日。

ふふふ、若い若いと思っても、もうしっかり40代突入。

果たして本人はどのように感じているのか!特に何の行事も無い我が家で、びっくりするようなケーキをもらって帰ってきました。

深夜に、「これ、もらっちゃった。食べてね!」 と言われても、深夜ですからケーキは食べません。

「あっ、そうだった。お誕生日おめでとう!」と言って寝ました。

しかしこの誕生日。すごい人物と一緒だったのです。だからひょっとしたら彼も天才?

ポアンカレ予想(仮説)というのを知っていますか?

数学の超、超、超難問。100年もの間、何人もの数学者が挑戦して解けなかった、中には精神を病んでしまった数学者もいたほどの難問です。(興味のある方はご自身で調べて下さい。2009年の3月、NHKスペシャルで放映されました。)

どんな問題で何を説いているのか、またなぜそれほど難問なのかなんて、私のような凡人にはまったく分かりませんが、このポアンカレ予想を説いたのが天才中の天才!と言われるロシアの数学者、

グレゴリー・ヤコヴヴィッチ・ペルリマン!

この方の誕生日が1966年6月13日なのです。

ロシアのテレビ局が直撃インタビューを試みましたが、案の定何の質問にも答えず、持参したケーキも受け取らず、お母さんと一緒に自宅へ消えて行きました。

今までどこに住んでいるかもわからず、失踪したと言われていましたが、かろうじて映像には撮られています。

45歳の奇人です。趣味はきのこ狩り!また渋いですね。対人関係が目っ方苦手で、お母さんと2人の年金暮らし。

全ての賞や賞金も断って、ロシアのサンクトペテルブルグで隠遁生活を送っているようです。

さすが、天才!

奇人!という点では連れ合いも似た所があるので、誕生日が同じという事はやっぱり天才かも!

しかし世の中にはいろいろな人がいるものです。 

そして昨日はもう一つ、宇宙科学の世界では偉業を遂げた画期的な出来事があった日です。

そう、小惑星探査機「はやぶさ」がオーストラリアに帰還した日でした。

本日お誕生日の方、おめでとうございます。

Filed under: 未分類 — itsuko 17:43

< 生きる >

大震災から3カ月。時は待ってくれず足早に過ぎて行く。

過ぎて行くことがいい時と、なかなか進まない復興にいら立ち、時間を無駄にしている人々も多いことでしょう。

死者が1万5千人を超え、いまだに行方が分からない方も数千人いるとの事。

本当に多くの人々の人生を変えてしまったこの震災は私たちに何を残すのだろうか。

S先生も人生の悲しみを体験したが今日から復帰した。必死で仕事に専念しようとしている。傍で見ていると少し痛々しくも思える。

放課後には経験した事を話に来てくれた。まだまだ気持ちの整理はついてないようだが、同期や家族に支えられ、顔をしゃんと上げていた。

生まれた以上生き物は必ず死を迎える。誰でも必ず死を迎えるが、その時と状態はそれぞれだ。

分かってはいても、どのようにその時を迎えるのか、生きている過程の最大のテーマかもしれない。

大震災の中で命を繋いだ人々はきっと必死の思おいで今を生き、これからの人生を見つめているだろう。もしかしたらまだ見つめられる術もないかもしれない。その道筋は厳しく、苦難の連続だろうが、なんとか心を折らず生きなければならない。

身近な所でも人の死に接し、生きる意味をもう一度考えた。

子どもたちに 「死」 について話す時はそうそうないが、もし何かの死に接したら、きちんと見つめないといけないだろう。それが人であろうが、鳥であろうが、虫であろうが、命の重さを話さなければならない。

戦争で簡単に命を落としてしまう社会がまだ世界にはある。

そして今回の地震のように人の力ではどうしようもない出来事で、命を落としてしまう事象も世界中で起きている。

ついつい日常の出来事のように画面や新聞で通り過ぎてしまうが、実は一人一人の人生がそこで断ち切られる混乱は、凄まじい痛みと強烈なダメージと果てしない心労と疲労が付きまとう。

自分の死に様と同時に、私は今をどう生きるか。いろいろと考えてしまった。

もう一度被災地の復興が早く進む事と、人々の平安が明日にでも訪れる事を願ってやまない。

Filed under: 未分類 — itsuko 16:42

< すねこ >

スペシャルゲストさんの食事が大変なんです。

先週の金曜日から結局飼うとになった日本固有種のホンドヒバカリさん。

飼うって言いましてももちろん飼育担当は私以外いないのですが、エサの調達がままなりません。

だいたいいくら生き物好きでも今までにヘビは飼育経験が無く、ましてこのヒバカリは他のヘビたちと違い主食がカエルやミミズやドジョウやメダカ。

つまり日本の里山の田んぼ周辺に生息する生き物の、生態系でも上の方に位置する生物です。

あっ、そうそう、命名しました。

スネークだから「すねこ」です。

いい加減ですみません。♂か♀か分からないけど、「すねこ」です。

新しいお家へ移そうかと思いますので、この週末は我が家へお泊りです。

ミミズをお山で調達し、メダカはお池から、いえいえ、お池のメダカは生まれたてで1~2mmしかありませんから、ペットショップで購入するのでしょうか?

もう少し捕まえた時期が前でしたら、イヤって言うほどお池にオタマジャクシとミニカエルが居たのですが!

生き物を飼育すると言う事は責任重大です。

それがたとえ15㎝ほどの小さなヘビでも生きていますからね。

そして毎日見に来る子がいますから、粗末には扱えません。でもやはり環境が整わない時は、お山に帰しましょう。

すねこの人生や如何に! です。

そして今日はこんなお友達も連れてきました。

もうすぐ大空へはばたきます。

今はせっせとセリの葉を食べて丸々と太っています。

緑のフンも絶好調!

キアゲハの幼虫です。

みんなキャーキャー言っていました。気持ち悪ーーーーーーーい!とも言っていました。

気持ち悪い(人によりますが)印象は敵(鳥や他の肉食虫)を嫌がらせるため。

でも羽化すると、とても素敵なアゲハ蝶です。

今はアゲハ蝶よりすねこ、すねこ!

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 17:46

< 宇宙へ >

今日はいかにも梅雨! という空でした。しとしとそーと降る雨に、山の緑は色をまして益々鮮やかに輝きますが、ひとえに喜んでもいられない今の日本の現状です。

そんな日本を離れ、また一人意気揚々と宇宙へ飛び出した日本人宇宙飛行士。

スペースシャトルが引退したので、ロシアの宇宙船で旅立ちました。

5か月ほど宇宙へ滞在するそうです。

最初に宇宙から地球を見たのはロシア人のガガーリン。

「地球は青かった!」 と有名な言葉を残しました。

どんな思いでソユーズに乗りこんだのでしょうか、2人とも。

出来ることなら私も行ってみたい。是非青い地球をこの目で見てみたいです。

宇宙開発は今や各国が力を入れて取り組んでいるプロジェクト。

日本では国内の状況が状況なだけに、ピヨーーーーンと宇宙にでも行きたい所ですが、放射能に限っては宇宙は全域(全域があるかどうかも分かりませんが・・・・・・)が放射線にさらされているのですから、あまり気持ちは楽になりませんね。

ここから星や月を眺めて、「あーーー、きれいだな・・・・!」 って言っている方がいいかもしれません!

まっ、竹が降ろうが槍が降ろうが、逃げ出すわけにはいきませんから、1日も早く安心して暮らせる状況と、心の環境が戻って来る事を、月にでも祈りましょう。

お山のお池ではオオシオカラトンボの♀が2匹、キトンボかアカトンボの♂が1匹、羽化しました。

雨だったので羽が乾かず飛び立てないでいる所を見つけました。

今年もクロスジギンヤンマを含め、次々と大空へ旅立って行きます。

ドラゴンフライはどこへ行く?彼らからしたらまさしく幼稚園のお山が、広大な宇宙なのでしょう。

彼らの目に映る宇宙が豊かな輝きを保った物であって欲しいものです。

オオシオカラトンボ♀

そしてこれ!

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 17:22

< 道案内 >

?昨日は私が所属する会の観察会に行ってきました。

参加者ではなく主催者ですから、参加した皆様に楽しんでいただけないとなりません。

子ども10名、大人12名の方々と、山の中、川の中で自然に触れてもらいました。

仕事も忙しく、職員の進退にも心配事がありますが、セカンドライフとしているのでこちらでも出来ることをしたいと思っています。

山道を歩き出すとすぐにやって来たのが、この道案内虫と言われる、ハンミュウです。

 見て下さい、この体!何色身にまとっていると思いますか?こんな色、どこで作っているのでしょう!甲虫の仲間です。人が歩く前を、前を飛びながら行くので、道案内虫 と言われています。

日があたっている場所が好きで、あまり近ずくと、すーーーーーと 音も無く前へ飛び去ります。

広げた羽も超きれい!

愛好家も多く、「ハンミョウの会」 なんて言う虫を愛する人たちの会もある程です。

川ではサワガニ、ツチガエル、カワエビ、ヘビトンボの幼虫、オニヤンマの幼虫、コヤマトンボの幼虫、ヨシノボリとまあ、いろいろ見つけることが出来ました。

自然に親しんで、生き物の環境を知ってもらい、その時の事を想い出になるように内容を工夫しました。それを見ると、「ああ、あの時こんなことしたね。こんな生き物がいたね!」 と。

そして自然に対する考え方を少しでも身近な物に感じ、大切にするようになって欲しいと思っています。

おまけ;

本日お山で得体の知れない物を踏んでしまいました。

靴底にくっついて取れない、取れない!

透明なゲル状で非常に弾力のある物。踏んだ跡には白い液体が残りました。靴からはがす際、一部を取って顕微鏡で見たのですが、

動くものは発見で来ませんでした。

何でしょうね?多分木から落ちて来たと思います。

踏む前に気が付けばよかった。踏んじゃって残念!

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 19:39

< プレ、1回目 >

本日はたくさんの方々にお集まりいただきまして、ありがとうございました。

8割は初めて幼稚園入園を考えていらっしゃる保護者の方々が、多かったようです。

ただ楽しむだけでなく、活動の趣旨や家庭でもできる、また時々親子で楽しんでいただくノウハウも伝えました。子育て支援も兼ねています。

今日は私もネコ!役で登場いたしました。

子どもたちには少々 きょとん? とした顔つきで見られてしまいましたが、別れ際に、「ニタッ」と笑ってくれた男の子が居て、「よし!」

と一人で悦に入っていました。

次回は7月です。内容もガラッと違う活動を考えています。バスにはまた乗れますよ。お天気も良くて良かったです。

また来てニャーーーン!

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 11:53

< スペシャルゲスト >

やーーーーーあ、やっと会えました。

毎年この時期から1度は顔を見ていました。

今年もそろそろ会えないかな!!!!と思っていましたら、S先生が見つけてくれました。

悲しい出来事があったので、今日のゲストは久しぶりに興奮しました。うれしいです!

ジャジャ----ン!

朝は職員室前が上野動物園のパンダ状態。「はい、1列1列。こっちからこっちへ流れて下さい。」

なんともかわいい生まれたての赤ちゃんヘビ。

ナミヘビ科のヒバカリという種です。

おとなしいヘビで主にミミズやカエル(オタマジャクシ含む)を食べ、水辺で多く見かけます。

口から首にかけて白っほいラインがあるのが特徴です。成長すると40㎝~60㎝ほどの大きさになります。

本日の赤ちゃんは15㎝ぐらいです。

今日1日は子どもたちに見てもらい、お山に帰すことにしましょう。

カエルもヘビも昆虫も、多くの生き物が棲める豊かなお山を目指します。

ヘビが苦手な方にはごめんなさい。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 14:05

< お悔やみ >

人生生きていると、いろいろな事がある。

悲しみもまた突然訪れる。

昨年の5月、私が大変お世話になり、これからその先生と鳥類目録を一緒に作成する仲間に加えていただいた矢先、

電子メールにて訃報を知らされた。

ただ無機質に流れ出る文字に大きなショックを受け、涙が溢れ、1日仕事にならなかった。

昨日も同じような気持に見舞われた。

S先生のお父様が亡くなったのだ。

S先生は当園の卒園児。

小さい頃からガンバリ屋で、涙一つ見せなかったおしゃまな女の子だった。

今は満身創痍でクラス担任に全霊を尽くしているが、さすがに泣き崩れた。

このような時は何と声を掛けてよいのか、本当に言葉を失った。

生きているから様々な経験をするし、親が先立つのは自然の摂理と解ってはいても、やはり悲しくて、辛い。

どうぞ悲しみを乗り越えて欲しい、そしてまた元気な笑顔を見せて欲しい。

今日はこんな歌を思い出しました。

  小さな木の実   作詞:海野 洋司  作曲:ビゼー

1、ちいさな手のひらにひとつ

  古ぼけた木の実 にぎりしめ

  ちいさなあしあとがひとつ

  草原の中を  駆けてゆく

  パパとふたりで拾った

  大切な木の実  にぎりしめ

  今年また秋の丘を

  少年はひとり  駆けてゆく

2、ちいさな心に  いつでも

  しあわせな秋は  あふれてる

  風と よく晴れた空と

  あたたかい パパの想い出と

  坊や 強く生きるんだ

  広いこの世界  お前のもの

  今年また秋が来ると

  木の実はささやく パパの言葉

心からお悔やみを申し上げます。どうぞ安らかにお眠りください。そしてS先生のこれからのガンバリ、活躍を応援し、近くで見守ってあげて下さい。

皆様にもN先生が静かに時を重ねられるように見守っていただけると有り難いです。

Filed under: 未分類 — itsuko 15:57
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