2011年9月9日
< ツクツクボウシ >
初秋の夕暮れ、ツクツクボウシの声。夏の終わりを告げている。
茜色に染まる空の下に木霊する、サッカー部の声。
T先生の声がやたらに大きいと思うのは、私だけでは無いはずだ。
パタパタと飛び回るアブラコウモリ。水銀灯に集まる虫たちを追っている。
季節が少しずつ移って行く。
うーーーん、窓からちょっとひんやりした風が入って来た。
空気はまだ湿度を含んでいるが、風と心は秋に秋に向かっている。
お山には蚊が多くて、足をブツブツにして帰った子もいるようだ。
幼稚園が始まってから少しの間は止めていたが、子どもたちの希望に負け解禁したものの、
やはりもう少し空気が冷たくなるまでお山への入山(大げさね!)は止めておこう。
今度はりーりーりーりーりーとアオマツムシ。
チンチンチンチンとカネタタキの声も聞こえてきた。
これから秋本番に向けて虫の声は大いに私を楽しませてくれる。
明日はプレ幼稚園最終回。
申込をいただいた子どもたちに、幼稚園教諭としての真骨頂を見てもらおう。
保護者の方々はきっと満足して、我が子の楽しんでいる様子を見て下さるだろう。
そして入園願書受付日に臨んでくれるに違いない。!!!
と、夕暮れの中、素敵な虫の声を聞きながら、ニンマリと目論んでいるのである。
Filed under: 未分類 — itsuko 18:27