< 世界では・・・・ >

日本人にとっては衝撃的な映像が映し出された。

大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国を40年に渡って

独裁支配してきたカダフィ大佐。

銃弾に倒れ血だらけの、何とも痛ましい姿が全世界に報道された。

悲しかった。

もちろんカダフィ氏を応援していたわけではない。

人にはやはり残酷な面があり、一方的な思想で一国を支配する人の末路を目にし、悲しくなった。

先に拘束されたエジプト・アラブ共和国のムバラク元大統領も

みじめな姿で法廷に出て居た。

その国の多くの民から命を狙われるような人生になる前に、なぜ聞く耳を持ち、将来の自分のそして家族の幸せを考えられなかったのだろうか。

巨大な権力を持つと、人は未来を見定められなくなってしまうのか。

いつの世も独裁者の末路は哀れなものだ。

今後この国は豊富な地下資源を有効に使い、これから国を担う大勢の若者が大志を抱き、広く遍く女性や子どもまでもが幸せを感じられる、民主国に成って欲しい。

そしてアフリカ大陸ではまだまだ内戦が続いたり、政権を打倒しようとする人々が多く居る。

以前にも触れたが、ソマリア民主共和国では経験した事の無い飢餓に見舞われ、人々が毎日命を落としている。

ギリシャでは一国の経済が破たんしようとしている。

ギリシャ国民の政府を批判する気持ちも分かるが、その国の経済を自国の税金で支援しなければ成らない他国の人々の気持ちももっと分かる。

世界各地で貧富の差が際立ち、デモや紛争が起きている。

我が国だって先進諸国では1番の債務国だ。

いつどうなるか分からないが、私は昨日NHKのニュース番組でインタビューを受けた野田首相の考え方に賛同出来る部分があった。

「一億総中間層」を取り戻すと言う。

詩人の鈴木みす々`は「わたしと小鳥とすず」の中でこう言った。

「みんな違って、みんないい。」

でも、「みんな同じで、みんないい。」この国は、総論ではみんなが幸せという事になる。

このみんな同じの空気感はいざとなれば団結するし、分かりあえるし、隣人を思いやれる心の余裕を持っている。

個性の時代とか、個々の権利とかミクロの思想は違っても、マクロでは同じような価値観を持ち、普通の生活が出来ている我が国には底力があると私は思う。

次のギリシャに成らない様に、強いリーダーッシップを期待したい。

そして微笑みの国、タイランドが大変な事に成っている。

どうして雨も降ってないのに、水は引かないのだろう。

日本で見る河川の氾濫とまたちょっと違うメカニズムなのだろうか?

映像で見る限り、市街地にはずっと水が漂っているように見える。

日本の大きな企業が(100社以上あるそうだが!)軒並み操業停止となっている。

外貨の獲得に大きな助けと成っているだろうに、微笑みの国の若き、美人?首相は外国資本に手を指し伸べてくれるのだろうか!

他にもオーストラリアでのソーラーカーレースでは日本の東海大チームが連覇を果たし、

韓国はあれよあれよという間にアメリカと仲良くなっちゃうし、

ロシアはまたプーチンさんが大統領に成る予想だし(変ですよね、これって!)

欧州を除いた観光地ベスト10では日本と東京が1位だそうだし、

大震災に見舞われても頑張っている日本があって、世界は広くて、地球はとりあえず、回っている。

週末にちょっと世界各地へ目を転じてみました。

良い週末をお過ごしください。

 

 

Filed under: 世界 — itsuko 16:18