< 春の嵐 >

えーーーと、こんにちは。

お久しぶりでございます。

少々年度末の残務整理に追われて、こちらまでたどり着けませんでした。

やっと、といっても今日は既に年度末。

そして凄まじい風の吹き荒れた春の嵐。

今は少し弱まって来ましたが、

これから寒冷前線が通過して、風が北に変わるとまた少し寒くなるのでしょう。

春はゆっくりやって来るようです。

今日は家の周りの鳥さんたちも、風に飛ばされていました。

コントロール不能で前へは飛べず、地上に降りてピョンピョンしていましたね。

自然の中で生きるのは本当に大変そうです。

そんな中で水浴びを廻る争いを目撃してしまいました。

これから標高の高い地域へ帰っていくシロハラです。

それも3羽で睨みあい。

まあ、明日から新しい年度が始まるから仲良くね。

(なんて、鳥さんたちには関係ないか!!!)

先に水浴びをしていた1羽に左から攻撃。

次に右から来た別の1羽が威嚇。

風が強いのも大変だけど、水浴びするのも一苦労。

この嵐が去ると4月ですね。

また新しいスタートの頃。

日本では4月が始まりの時ですから、今日はきっと気持ちを新たに持って、前を見つめている方が多いのでしょう。

この嵐が吉と出ますように、お祈りしています。

私の新しいスタートは特にありません。

でも初心に戻って新しいお友達と先生を迎える心構えをしっかり作りましょう。

いつもの4月ですが、でもやっぱり初めての4月。

2012年の4月はもう二度とないのですから、もう一度始めます。

社会の中でも新しく始まる事や、今日で終わる事もありますね。

制度が変わると混乱もありますから、いろいろ調べないといけません。

やはり何かが変わる頃。

また一つ一つ力を合わせて積み重ねて行きましょう。

子どもたちは春休みを楽しく、怪我の無いように元気で過ごして下さい。

これから始まる幼稚園に、そして小学校に、きっと胸を膨らませている事でしょう。

だから今日は最後に、冬に見つけたこんな鳥。

23年度の終わりもやっぱり鳥ですかね!

オオアカゲラ。北海道の森で出会いました。

だから正式には亜種エゾオオアカゲラです。

小雪が降る中、必死で虫を見つけていました。

これも北海道に棲む亜種、ミヤマカケス。

そしてこちらも北海道産、ハシブトガラ。

シジュウカラのお友達。どちらも本州にはいませんよ!

こちらは日本国内で見られる野鳥で一番小さな鳥。

体調は10㎝程のキクイタダキ。

なんともすばしっこいので撮影は至難の業。

実は頭の上に黄色と黒で素敵な模様があります。

かわいいね。

最後はなぜかこの地に移住してきた移入種の鳥、カササギ

カラスの仲間ですが、なんともシャチ(クジラのね!)に似ている風貌です。

17世紀に朝鮮半島から持ち込まれ、佐賀平野や筑紫平野にいるのですが、

この地にいるって事は、かご抜け鳥でしょう。

朝鮮半島では男女の絆を誓う幸福鳥。

飛んだ・・・・・・・・!

尾が長ーーーく、きれいですよ。

さてこの地は何所かというと、

こんなオシャレな街路灯があり、

スケートしている男の子の銅像があり、

これが改札口にある電光案内板。

さてこの駅はどこでしょうか???

風がすっかり止みました。

明日は新年度の日の出が見られるといいですね。

では おしまい。

 

 

Filed under: 社会情勢,鳥・トリ・とり — itsuko 17:52

< 終了式 >

平成23年度の教育日数が終了しました。

年少さんでは3名、年中さんでは1名の皆勤者の表彰も終え、学年を締めくくりました。

お陰さまで無事に教育日数を終える事が出来ました。

数々のご協力、数々の温かいお気持ちに感謝したいと思います。

またご指摘をいただいた事もあり、大変勉強に成りました。刺激にもなりました。

教職員にも話していますが、ただ「すみません」では終えないように、

何が足りなかったのか、どこを優先した方が良かったのか、どんな配慮が必要だったのか良く考えて、次に生かしたいと思います。

子どもたちの更なる成長を祈って、今年度も終えましょう。

多くの事に感謝して次年度を迎えたいと思います。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 18:22

< 卒園 おめでとう >

先週の17日は小学校の卒業式で6年生の立派になった卒園児たちを見送りました。

そして本日年長さんが、実に晴れやかなお顔をして、これまた立派に卒園式を挙げる事が出来ました。

人生の一区切りを付けたわけです。

大変うれしそうな子どもたちの顔を見て、改めて幼稚園での教育の日々はこの子たちの礎になってくれると感じました。

今年は例年になくお父様方の参列も多く、共に子どもたちの門出を見送っていただき感謝と共に、お礼申し上げます。

どうかこれからの教育課程を大切に、伸びやかに、導いてあげて下さい。

数々のご協力とご理解に感謝しつつ、役員の皆様の温かい心遣いに励まされ、今年度も無事に卒園児を送りだすことが出来ました。

お別れ会では号泣していた子どもたちも、今日はしっかりと前を見て壇上で証書をもらうことが出来、お別れの歌も元気に歌えました。

みんなとはオタマジャクシを見に来てね!と約束しているので、

きっと1年生になったちょっと生意気な顔で、また遊びに来てくれることでしょう。

おめでとう、年長さん。

退職した元T先生からも祝電をもらいました。

ありがとうございました。

今年度もあと2日。

気を抜かず、しっかりと23年度を締めくくりましょう。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 16:21

< 霧の朝 >

今日は朝から真っ白の世界。

濃い霧が発生していて、林の中が幻想的な風景に変わっています。

そんな中、ハシボソカラスが夫婦で巣材集め。

巣作りの準備です。

霧で視界が悪いので樹冠ギリギリに飛んでくると、

小鳥たちは猛禽類と間違えて警戒音を出し大慌て。

カラスはそんな声もどこ吹く風で、巣作りに適した枝をポキッ!と結構大きな音を立てて嘴で折っています。

それをしっかり挟み、送電線の鉄塔まで運びます。

一度子育てに成功した同じ場所。

今年は何羽のヒナが孵るでしょうか。

悪い視界の中でもせっせと巣作りは進みます。

そういえばカラスはメスもオスも真っ黒で、どちらがどちらだか人間には分かりませんが、

鳥たちには人と同じく3原色を認識することに加えてもう一つ、紫外線を見分ける目を持っているそうで、

それでオスとメスは相手を間違えずペアを作っているのだそうです。

この鳥の目を人間が付ければ、カラスのオスとメスの違いがはっきり分かる訳で、見てみたいな・・・・・・。どこがどのように違って見えるのか。

でも巣作りをじっと眺めていて分かる事は、しきりに集めた巣材の座り心地を確かめるのがメスで、

周りで見守るのがオスでしょう。

オスは卵を抱きませんからね。

飛び立つと、あーあ、もう分からない!

何だか天然のミストの中にいるようなしっとり感を味わいながら、

鳥たちの春の兆しを探した朝でした。

 

 

 

Filed under: 未分類,鳥・トリ・とり — itsuko 12:58

< そして おめでとう。 >

昨年は大震災の影響で出来なかったお別れ会。

やはりこの会は年度末の心のやり取りには欠かせない会と感じました。

前半は大いに笑って、みんなで大騒ぎ。

先生方の出し物にも熱が入ります。

いえ、入り過ぎます。

後半はしんみりと年長さんを送りだす会。

それぞれが向かいあってしっかりと顔を見て、年長さんへのお礼とペンダントを渡し、

年長さんは下の学年のお友達に歌を歌ってお返しします。

この時にもう涙する子が出てきますが、

最後は先生たちから心をこめて「そして おめでとう」を歌います。

この曲は幼稚園生活を歌った曲で、メロディーがまさに泣かせる曲なのです。

先生も、役員のお母さんも、そして年長の多くの女の子が涙してしまいます。

でもこの心の汗も大切な1ページ。

ひとつ大きくなる証です。

いよいよ来週は締めくくりの日々。

子どもたちの心に寄り添って送り出し、成長を讃えましょう。

そして おめでとう

作詞・作曲:瀬戸口 清文

♪ おめでとうのあさ おかあさんの

うしろにかくれて ないていた

あのこいまはつよいこ やさしいこ

こんなにおおきく なりました

おえかきおすなばおべんとう

たのしかったね わすれない

ちいさなけんかすぐ なかなおり

げんきゆうきえがお ありがとう

そして おめでとう

♪ いろんなことして あそんだね

おもいでいっぱい できたよね

かなしいときには おもいだしてね

みんなでうたった あのうたを

ブランコゆらゆら ひとりひとりの

やさしいこえが きこえるよ

みんなとであえて よかった

げんきゆうきえがおありがとう

そして おめでとう

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 18:11

< 最後まで気を抜かず! >

年長さんは今日で最後の卒園式の練習を終え、

後は本番を待つばかり。

年中さん、年少さんもみんなウキウキ、ソワソワ、何だか落ち着かない様子。

ひとつ大きくなる喜びと、お友達とのお別れがみんなの気持ちを高ぶらせています。

そのせいか遊びも羽目を外すし、注意も散漫になっています。

今日茨城県では通園バスが交通事故に巻き込まれ、怪我をした園児がいます。

他人事ではありませんから最後まで気を抜かず、気を付けましょう。

明日はお別れ会があり、子どもたちは相当興奮しています。

最後になって怪我をしないように、注意をしましょう。

明日は大いに楽しんでもらいたいですが、会の終わりには年長さんとのお別れもきちんとして

お兄さん、お姉さんを送りましょう。

夜空では金星が木星の北に並び、みんなの事を見守ってくれています。

外はまだ寒いですが、夜空でも眺めて気持ちを落ちつけて下さい。

年長のお母様方もどうぞ静かに、穏やかに卒園式を迎えて下さい。

 

 

Filed under: 未分類 — itsuko 19:02

< ホワイトデーですが・・・ >

こんなかわいらしい日に、こんな方のご紹介はいかがでしょうか!

今年もやって来ました「アズマヒキガエル」の皆様です。

私の確認した個体はオス4匹、メス2匹、計 6匹です。

夜な夜な観察していたら、今日は体調不良です。

9日あたりから集まり始め、11日深夜に初産卵です。

鳴き声から姿まで写真に捉えたのは初めてです。

私には、いえいえ子どもたちには何よりのホワイトデーの贈り物です。

上がオス、下がメス。

メスのお腹は卵でパンパン。

大きさもオスの2倍はあります。

これからお池に向かいます。

既に産みつけられた卵塊はこちら。

今年は工事が入ったので少々心配していましたが、先週から「クウォ クウォ」と鳴き声もとどろき、オスがメスを呼んでいました。

雨の中1匹で顔を上げるアズマヒキガエル。

夏に土の上で姿を発見すると、そのグロテスクな姿に「キャーーー」と悲鳴を上げる方も多いと思いますが、

実は他のカエル同様、かわいらしい顔をしています。

鳥も好きですが、カエルたちもいいでしょう!^^

子どもたちには既に報告済みです。

新しいお池の周りも開放して、しっかりと卵を見てもらいました。

ある男の子がこんな事を言ってくれました。

「先生、お池、きれいにしてくれてありがとう。」

気に入ってくれて良かったです。

これから草木が伸び、暖かくなるとこの場所の本領発揮です。

生き物たちの集う場所。

それがビオトープですから、多様な生き物を待っています。

ホワイトデーのキャンディーもいいですが、

こんな仲間も楽しいでしょう。

1年生になる年長さんも、小さくて、真っ黒なオタマジャクシを見に来て欲しいな!

 

 

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 18:00

< 春の宴 >

卒園茶会へようこそおいで下さいました。

まだまだ気温は低いですが、日差しが柔らかくなった春の日。

年長さんは自分で点てたお手前を、お家の方へ運びます。

こんな経験もなかなか出来ませんよ!

一期一会の出会いを大切に。これからもご両親に感謝して、素敵な小学生になって下さい。

お母様方の艶やかな和服姿も素敵でした。幼稚園の周辺がいっぺんに春の色どりになりました。

一輪ざしはお山で今年初めて花芽を付けた「わびすけ」。

ツバキ科の常緑樹です。お茶会にはもって来いです。

こんな鳥もそろそろ鳴きだしそうです。

本日のお菓子は「鶯」です。

小さな目がかわいいでしょう。

食べちゃうのがもったいないほどのかわいらしさ。

和菓子の醍醐味ですね。

ご指導下さった講師の先生方、1年間ありがとうございました。

放課後にうぐいすの上生菓子を私もいただきたいと思います。

抹茶も自分で点てましょう。

 

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 13:38

< 午後2時46分 >

まもなく午後2時46分になる。

去年のこの時間、私はどうしただろうか。

また地震はやって来る。

必ずやって来るという。

今日のこの時間を自宅で静かに迎え、あの日の事をもう一度思い出して見よう。

そして失われた多くの命に鎮魂の祈りをささげよう。

忘れないように、そしてこれからのために。

 

Filed under: 社会情勢 — itsuko 14:34

< 考える力 >

本日雨の中、年中組の皆様は進級説明会にお越しいただき

ありがとうございました。

無事に新年度のお話が出来、新クラスをお伝えしました。

いよいよ新学年の準備ですね。

さて今日は午後からなわとび発表会を行いました。

目標を決めて練習してきた活動に、一つの評価を示す時です。

評価、というよりみんなの頑張りにエールを送った日です。

ささやかながら鉛筆の賞品と賞状を渡しました。

今日もお母様方にお話ししましたが、

幼稚園では最高学年の年長さんの輝かしい姿を追って、

下の学年のお友達は憧れ、目標ともします。

また来年もなわとびに、そして体力作りに励んで欲しいという意味も持っています。

実はこんなエピソードがありました。

私たちも大変励まされ、導いた道は間違いではない事を教えてくれました。

幼児教育に対しての大きな指針となりました。

ある年長組の男の子。

なわとびに目覚め毎日練習に励みます。

ある時どうしてもクリアできない壁(跳び方)にぶつかりました。

さてどうしたら跳べるようになるか?

彼は毎日考えるうちに、自分でするべき事を紙に書き出したのです。つまり形にしたのです。

①ふざけな

②手をくっつける

③右と左をこうごに

④上にふりあげる

⑤からだをまるめる

この5つを目標に掲げ、張り出したそうです。

自己実現への目覚めです。

これを基に彼は黙々と練習を続けました。

ある朝、お布団から起き上がると彼はいきなり目標用紙に次の言葉を付け加えました。

⑥あきらめない

この2日後、彼は合格印をもらったのです。

このエピソードはお母様から連絡帳をいただき分かりました。

考える力。

幼児期の子どもにもしっかりと根付く事の証です。

自分は何がしたいのか。

どうすればそこへ到達できるのか。

その為に何が必要なのか、そしてあきらめない。

決定的な事に気が付きました。

幼児教育には多くの方法や考え方があります。

しかし大人になるための、人として社会で生きていくための最重要課題は

「考える」事です。

{人間は考える葦である}かのパスカルが表す通り、

人には素晴らしい知能が持たされました。

それを生かすも殺すも考える事です。

川面に生える葦のように大きな波には倒されてしまいますが、

波が去るとまた立ち上がり、その分に相応しくその場所で再生するのです。

人は考える事でこの葦(知能)が働き、よりより方向を目指そうとします。

その最初の段階が幼児期の4歳~6歳です。見事に輝いた瞬間でした。

なんと素晴らしい事でしょう。

全ての活動の基礎になる自分の判断、考えを、現わすことが出来ました。

これがながつた幼稚園が目指す教育目標であり幼児教育です。

日々多くの活動をこなし、つまずき、悩み、でも困難に向かって諦めず、頭を使って、達成する!

こんな気持ちをみんなが持って欲しいのです。

東関東大震災から1年。

多くのメディアがあの日を取り上げ、検証しています。

進まぬ復興、動かない自治体、分らない義援金、止まぬ余震。

まだ多くの困難が渦巻いていて、悲しみなんて癒えるはずがありませんが、

一人一人がしっかりと考えれば、きっといい方法が見つかり、

それを目指して動けるはずです。

最後は「あきらめない」。

長い戦い(復興も放射能も、そして人生も)になりますが諦めず、前に進み、そして合格印(安定した日常とささやかな幸せ)を自らの手で勝ち取りましょう。

 

 

 

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 15:49
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