< 宙への憧れ >
行ってみたい所の一つに宇宙がある。
しかしか・な・りキツイ所のようだから、
まあ行く事は無いと思うが、いろいろと想像し思いを馳せる事は出来る。
そんな宇宙への憧れを持って、明日は多くの人が天体ショウーを眺めるのでしょう。
もちろん私もその一人だが、
なんてったって、173年振りの関東地方での観測で、次は300年後、
などど言われれば、空を眺めた事の無い人だって見たくもなるというもの!
「コスミックフロント」という番組をよく見るが、
しかし宇宙とは摩訶不思議な所で、そこに浮いている地球自体が奇跡で、
まさに生きている不思議・死んでいく不思議!なのである。
その宇宙に浮いている恒星(太陽)と惑星(地球)と衛星(月)が一直線上に並ぶわけだが、
その仕組みをご存じだろうか?
そもそも地球から見ると空にある月と太陽は、同じくらいの大きさに見えますが、
実際はご存知の通りまったく違います。
それでも同じくらいに見えるのは月が太陽の400分の1の大きさであり、地球からの距離も太陽の約400分の1であるという驚くべき偶然によるものです。
これだけを考えても摩訶不思議!
このため、太陽⇒月⇒地球の順で一直線に並ぶと、太陽は月に覆い隠されて、地球からは見えなくなる。月が近地点に近い時は完全に太陽を隠すからすなわち皆既日食。
すっぽり太陽を食べちゃう!という具合。
遠地点に近い時は、黒い月の周りに太陽の縁が見える。
これが今回の金環日食。
月が太陽のお腹の中にすっぽり入っちゃう!という感じ。
要は月は地球から一番遠い地点にある訳ですよ。
月が太陽と重なると、月の影が地球に落ちる。
本影の中にいる人には完全な日食が観察できるが、半影の中にいる人には一部が欠ける部分日食しか見えない。
今回はその本影が関東地方などの太平洋側のラインになっているわけです。
一方月食は、太陽⇒地球⇒月の順で一直線上に並び、月が地球の影に入った時に見られる!
どちらにしても摩訶不思議な現象なのです。
どうやら明日は雲が出て、果たして形をしっかり見られるか怪しいですが、
とりあえず目を傷めないように十分注意をして、
宇宙でこの3つの星がどんな事になっているのか想像しながら
見てみましょう!