< どうなるユーロ圏 >
今ヨーロッパではサッカー選手権が行われていて、
今週は準決勝があります。
その勝ち残った4チームが世界中が頭を抱える
ユーロ貨幣の最大債務国3チーム(スペイン・イタリア・ポルトガル)と、
一人でそれらの国を支えるドイツチームとの一騎打ちです。
とりあえずギリシャはユーロに留まる選択をしても、
ドイツに4-1で完敗でした。
次の危ない国がこの3カ国、という訳です。
なんともバランスの悪い、またどちらの国民にも複雑な気持ちを抱えての、
大決戦です。
ご存知のように、ヨーロッパは南アメリカに並ぶサッカー大好き大陸。
特に成人男子の多くが熱狂的なファンのようです。
観客席を見ていると、まあ割腹の良い大男たちが顔をペインティングで飾り立て、
大声援を送っています。
仕事はどうなっているのでしょうか!
だから債務大国?って事なのかもしれません。
本来はバリバリ仕事をして、税金納めないとね。
ドイツ以外の3カ国はそれはそれはドイツを倒したいと思っているでしょうが、
このドイツの支援が無いと、国自体が回っていかない経済状態。
ドイツ国民は自分たちの税金で他国を支える自負があり、
これまた負けられません。
そしてドイツは強い。
何戦か夜も眠らず生中継を見ているのですが、
下馬評通り、ドイツは強い。
でもスペインも2010年ワールドカップ南アフリカ大会の優勝国。
自国の経済がパンク寸前を感じさせない迫力あり!
イタリアは鉄壁の守りを固めて、イケメン揃い。
ポルトガルはあのMVP選手(クリスチアナ・ロナウド)有する
古くからの強豪国。
4チームともおもしろいチームです。
しかしドイツが優勝するとヨーロッパはゲルマン民族に支配されちゃう雰囲気です。
経済も娯楽も!
メルケル首相も大のサッカー好き。
スポーツは政治とは別世界の話ですが、せめてサッカーでは超債務国の1国が巻き返しておかないと、
本当に国民がやる気をなくして、経済の立て直しどころではありません。
日本も先進国第1位の債務超過国。
国債を発行しても、いつ償還が止まるかもしれない綱渡り状態。
大丈夫でしょうか?????日本経済は。
国会も大変な事になっていますし・・・・・。
そんな表の重大事項を抱えながら、
ヨーロッパの国民はサッカー観戦に熱狂しています。