< がんばれ、ツバメ! >
玄関のツバメの2回目の子育てが、大ピンチです。
お父さんもお母さんも大変優秀で、2番目の産卵が成功し、
5羽が孵化しましたが、どうも3羽の顔しか見えず心配していた所、
今度はこの3日間で1羽落下、2羽落下を繰り返しました。
その度に巣に戻したのですが、親を呼ぶ声(エサをねだる声)が小さくなり、親もヒナの生存が確認できなくなりました。
多くの動物は親子の出す互いの声が命綱です。
声を聞き分けて子を確認し、エサを与えます。
その仕組みが消滅しそうになりました。
大変残念ですが2羽は命を落としました。
今日は朝から懸命に、残る1羽の救出作戦を開始しました。
巣から何度も落ちているので、現在の巣に戻すことはせず、
牛乳パックで巣を作り、保温をします。
体が冷えてはアウトです。
元気が出ないと親を呼ぶ声が出せません。
何とか繋ぎに小さな蛾とシジミ蝶をお池の周りで捕まえて、強制給餌しました。
命が繋がってくれる事を祈って。
その後少し声を出すように成り、親も子の存在に改めて気付いたようで、
頻繁にエサを運ぶように成りました。
小さなトンボも丸ごと食べたようです。
ガンバレ、ツバメ!羽繕いをする元気が出てきました。
親も子も必死です。
親は時折近づくカラスを追い払います。
ツバメの子に取って、大天敵のカラス。
ここでカラスに連れ去られたのでは、泣くになけません。
夜になると猫の襲来が予想されますので、巣を高い位置にあげました。
ここに親が寄り添ってくれ、明日の早朝よりエサを運んでくれれば何とか巣立ちまで、繋げられるでしょう。
ツバメの寿命は実は大変低く、1,3カ月から0,9カ月。
日本で生まれ、東南アジアで冬を越し、また戻って来れれるのはほんのわずかです。
1年生きられません。ヒナが育つ確率も低いと言う事になります。
どうか先に育った5羽の兄弟たちと一緒に、南の国に旅立って欲しいです。