< 冬の使者到来 >

私の机からは北側の空が見渡せるが、今日のような秋晴れの日は、航空機の軌跡が美しい。

羽田からの航路になっているようで、1日に何便も同じルートを西へ飛んで行く。

青い空に真っ白な機体。尾翼が赤いので会社が再建した日本航空だ。

きっと多くの人の夢や希望を乗せて、目的地を目指しているのでしょう。

飛行機は毎日世界中を行き来しますが、ある時期になると遠い国からやって来る動物たちがいます。

「冬の使者」と言われて、何を思い出しますか?

ハクチョウ? ですね、きっと。

もちろんハクチョウもその代表ですが、ハクチョウは到来する地域が限られているのでそこへ出かけないと会えません。

しかし毎年、皆さんのお家のすぐ近くにやって来る小さな仲間がいるんです。

それが、 ジョウビタキ という小鳥。

中国大陸から海を越えて、日本で冬を越すために毎年訪れます。

「タタタタタ、ヒッヒッヒッ」と独特の音を立て、やって来た事をアピールします。

大きさは14cm程。小さいながらも気性は強く、なわばり争いは激しいです。

幼稚園のお山にも毎年姿を現します。

今年も22日に確認しました。

バンディング(足に目印=足環を付ける個体調査の方法)が出来れば同じ個体が訪れているのか分かるのですが、これには許可が必要ですので、そうそう出来ません。

「僕だよ~~~」と言ってくれればいいのですが・・・・・・。

冬のお山は植物たちが葉を落とし、見た目は寂しくなりますが、小さな命をひっそりと、そして遠くからの仲間も包みこんで、静かに息づく時期なのです。

こんなお山で子どもたちは何を感じるでしょうか!

楽しみです。

明日は遠足。お天気の心配はなそうだし、きっと今晩は眠れないんだろうな・・・・・・。

ジョウビタキ♂(ツグミ類ヒタキ科)

Filed under: 幼稚園活動,鳥・トリ・とり — itsuko 15:37