3学年の懇談会が終わり、いよいよ日々の幼稚園活動がスムーズに流れて行くと思います。
分からない事はどうぞ事前にお問い合わせいただき、確認してから毎日に臨んで下さい。
私はこの懇談会の合間をぬって、先日池袋へ呼ばれて、意見交換会に参加してきました。
子ども環境管理士の活動を、または実態をどのように広めたらいいのかの交換会でした。
国の持続可能な生活環境の創設や生物多様性の重要性、文科省の幼稚園教育要領や厚労省の保育指針、小学校の学習指導要領などにもはっきりと謳われている、「体験型学習の必要性」をいかに広げていくかを考える会でした。
はっきりと謳われている教育指針をスロ-ガンに終わらせてはいけない!という熱い先生方と、この資格を認証している公益財団法人の会長や理事さんたちとの話でした。
いかに子ども環境管理士を社会へ浸透させていけるかの会議です。
これからこの資格は現場の先生方、保育士さんにはとても大切な資格になると思います。
子どもたちと接する上での、考え方の基礎・基盤になる、生き方に繋がる理念だからです。
是非ながつた幼稚園の先生方にも持って欲しい資格ですが、なんせ今の年代の先生方にも実体験が乏しいので、感覚的にピンと来ない、一番遠い外枠の部分なのが、とてもネックになります。
そこをどうするか!が課題でしょう。
以下は私が2009年に載せた記事です。
お暇な方はどうぞ。
そして放課後のお楽しみ、「おやつ」を差し入れて下さる皆様、いつもありがとうございます。
大変嬉しく、有り難く、いただいております。
明日から個人面談です。
じっくりと担任と子どもたちの生活状況や、お母さんの今の心境をお話し下さい。
?今の時代にはこの資格を持った幼稚園教諭や保育士がとても重要な役割を果たすと思っている、笠原逸子です。いつもホームページをご覧いただいている在園児の皆様、ありがとうございます。そしてこの『こども環境管理士』資格を取ろうと思い、このページを開いていただいた幼稚園の先生や保育士さんはじめまして。
?皆様は日頃子ども達と、どんな思いを持って接していますか?教育環境が毎年変わっていく中、子ども達の育ちの様子にも変化が出ている事は事実ですが、本来子ども達が持っている感性(sense of wonder)は全く変わらないと、私は考えています。何が変わったかと言えば、それは子ども達がこのワンダーな思いに接する事が少なくなった事、そして一緒にそのワンダーを共感してあげられる大人が少なくなった事です。
もちろん地域の環境が変わり、自然と親しむ事は難しくなったかもしれません。でも幼児期に自然と親しむ事の大切さ、重要さを知っているまたは伝えられる大人がいれば、少ない機会でも子ども達のワンダーを呼び起こす事が出来るのです。
その為には自分が多くの身近な変化に気づき、体感し、感動し、五感をフルに使ってまず自分の思いを表現する事です。これがすなわち子どものsenseと共感する(できる)大人の存在=こども環境管理士に成るのです。きっとこども環境管理士はこれから多くの事を社会で発信していける存在になると思っています。
自然と接する事がなぜそれだけ重要か。それは自然にはマニュアルが無いからです。まったく同じ状況は無く、その時感じる、または体験する出来事は一つ一つが新しい発見に成り、感情に成るからです。楽しさ・うれしさ・やさしさ・驚き・戸惑い・悲しさ・ワクワク感・ドキドキ感・痛さ・怖さが全て子ども達の成長の糧なのです。
この事をよく理解し、そのような環境を整える、それが私達、こども環境管理士です。
と同時に私は、社団法人日本ネイチャーゲーム協会のリーダーとして、また財団法人日本野鳥の会の会員として、人々に人知れずひっそり生きる生き物の生態とその大切さ、それらが生息する環境の重要性と人との繋がりの尊さを伝えています。
少しでも私達の存在がこれからの子ども達の成長に役立てる様に、頑張りましょう。私も益々感性を研ぎ澄まし、子ども達に負けないワンダーを体験したいと思っています。