< わかるって、素晴らしい! >

9月も終わりですね。あっという間に今年度も半年が過ぎた事になります。

先週は来年度の説明会も終えて、時間はどんどん過ぎて行きます。

子どもたちはそんな事はお構いなしに、今日も元気で登園しました。

「あーーー、半年過ぎたな・・・・」なんて、感傷に浸っている子はおりません。

いたらびっくりですが、朝から質問されて、現実に戻りました。

「先生、アブラゼミって、どうしてアブラゼミって言うの?」

「そうだね、変な名前だね。」

「どうしてだと思う?」

「うーーーん、分からない?」

「ねえ、お母さんがからあげ作る時、何を使うかな?」

「えーーーと、あぶらだよ。」

おーーー、良かった。ここでサラダオイル!なーーーんて言われたら、こちらの意図は粉々に砕かれますが、

見事にあぶら!と応えてくれました。

「その時どんな音がするかな?」

「ジューーー」

と同時にその子の顔が見る見ると笑顔になって行きました。

「そう、ジュジュジュー、とかジリジリジリとか、油の音がするでしょう」

「分かった、油の音に似てるから、アブラゼミなのか!」

その男の子は今までの疑問がスッキリ解決したような、とてもさわやかな顔をして納得してくれました。

納得するって、大事な事ですね。そしてここで分かった事は一生忘れないでしょう。

社会でもよく言われる説明責任。

理解し、自分の中に落とし込めれば、何事にも自信とやる気が湧いてきます。

子どもも同じ。毎日の一つ一つの活動に丁寧なお話をして行きましょう。

子どもたちもちゃんと理解して、気持ちよく取り組めるように。

私たちの務めです。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 12:18