< タカ 渡る >

鳥を追ってかれこれ10年近くになりますが,

秋はどうしても空を見上げてタカを探してしまいます。

そんな本日朝は、お山の上をツミという日本で見られる一番小さなタカが鳴きながら輪を描いて飛んでいました。

このタカが鳴きながら飛ぶところを見たのは初めてです。

思わず屋上に上がって追ったのですが、円を書きながら上昇して、姿を消してしまいました。

多くの鳥がこの時期は移動します。

南へ渡ったり、冬を逃れて日本へ来たり。

上昇気流を掴んではばたかず、気流に乗って距離を稼ぐタカたちの飛翔は、ある時は数千羽になり、

それはそれはダイナミックで、ロマンを感じます。

遠くはインドネシアのスマトラ島まで行き、春にまた戻って来る彼らの渡りに無事を祈る10月です。

ツミ(タカ科)