2013年10月8日
< 寒露の人気者? >
今日は寒露。霧が冷たく感じられる頃の事。空気が澄み、夜空に冴え冴えと月が明るむ季節、という意味のようです。
そういえば昨日の夕方は西の空に細ーく輝く月と、その南西に美しい水星が見えました。
台風のせいで蒸し暑いですが、空は秋ですね。
そんな秋の人気者、それがハリガネムシ!
この時期はカマキリと共に子どもたちの話題に上る、唯一の回虫(せん虫)でしょう。
実は子どものお腹から出てきた記録もあるとか?
さくら組ではアゲハ蝶の飼育に続いて、このくねくね虫を飼う事になりました。(回虫ですよ!!!)
宿主であるカマキリ(ハラビロカマキリ)のお腹から這い出してきます。
これは水辺で産卵するため。水中に棲む水生昆虫を介して、カマキリに行きつき、この時期一斉に独立するのです。
もう5~6匹は子どもたちに見つかっています。
カマキリも受難ですよね!これからおお仕事を前にして、細長いクネクネに取りつかれ、まったくもう・・・・・。
カマキリは死んでしまう訳ではなく、無事に産卵を終える個体も多いようです。
冬に向けていろいろな生き物が命の引き継ぎをします。
こちらも水辺に戻って来たイトトンボ。メスを見つけて命を繋ぎます。
イイネ!
この鳥はオナガ(中央)。20羽程の群れが、池のナナカマドの実を食べに来ました。これからは少ない食べ物を仲間と分け合います。
しかしいい事ばかりではありません。
時々現れるハクビシンのフン。
まったくけしからんのです。いつも柿の実を食べて、その種をフンと一緒に排泄してます。それも水の中で!
寒露のいい季節に、お池の中に外来種の糞なんて、フンッだ。