< 涙の後ろ跳び >
多くの感動を残したソチオリンピックが終わりましたが、
今日は幼稚園でも感動のシーンがありました。
大雪の影響でなかなか縄とびの練習が出来なかった子どもたち。
ここへ来て一斉に縄跳びに励む子だ出てきたそんな中、年長の男の子が汗だくになりながら、そして半べそをかきながら、後ろ跳びに挑戦していました。
年長のこの時期に後ろ跳びですから、きっとあまり縄跳びが好きでなかったのでしょう。
でも彼は一度投げ出しそうになりながら、S先生に励まされ、お集まりの時間を過ぎても続けました。
誰もいなくなったグラウンド、焦って顔が引き攣り余計に体がこわばります。
もうダメだ、時間が無い!とその時、
靴を取り替えるすのこの前で、「1・2・3・・・・・・・8・9・10-ーーーーーー}
出来た、出来た、ついに3年越しの後ろ跳びが合格です。
彼はS先生の胸で「ウェーン」と号泣しました。
オリンピックの再現でした。
嬉しさと出来た安堵感で涙が溢れたのでしょう。
あの時の真央ちゃんと一緒です。
こんな小さな幼児期でも、何かに取り組み懸命にやってみる忍耐と、そうすることで得られた達成感と充実感はオリンピック選手のそれと何ら変わらないということです。
この場面が幼稚園のグラウンドかオリンピック会場かの違いだけです。
見ていた私も感動し、拍手を送りました。
今日で縄跳びカードは締切です。
今日までの達成具合を確認し、それぞれにその認定証を送ります。
飛び抜けてたくさん飛べる子のデモンストレーションも行います。
「もっとたくさん飛べるようになりたい!」と思っている子達には、
きっとその子が眩しく写り、励みになるでしょう。
もしかしたら縄跳び世界選手権!なんて競技会が出来るかもしれません。
その日のためじゃなくても^^;、冬でも外で体を動かし、思い切り挑戦してみることです。
こういう経験が子どもたちには必要なのです。