昨日のテレビ報道でも、今日の朝刊にも載っていました。
政府の教育再生実行会議が学制改革で提言をまとめ、首相に提出しました。
その中に義務教育期間を見直すことが記され、3~5歳児の幼児教育の無償化を段階的に進めるとし、
5歳児は、
「より柔軟な枠組みによる義務教育化を検討する」
となっています。
さあ、皆様、一体国はどこを目指しているのでしょうか?
今進んでいる子ども子育て3法案による、認定こども園化計画は、
横浜市では相当煮詰まっていて、先へ進んでいません。
理由は、果たして財源がしっかりと確保できるのか不安定になって来たからです。
財源は消費税。これが28年から10%になり、尚且つ0.7兆円の子育て支援への確保が絶対条件のところ、
それが揺らいできました。結果、散々現場を振り回し、公定価格とやらを内閣府や横浜市が出してはみたものの、
幼稚園には何のプラスもなく、園児数まで制限される有り様。
子育てをしているご家庭には確実に支援になりますが、
必死で幼児教育をしている教育機関やそこで子どもたちのために自分の時間を費やし、奮闘している教職員にはなんの支援もありません。
それでいて本日の新聞は5歳児の義務教育化です。
まったく、本当に現場はやりきれない。
ながつた幼稚園も幼稚園型認定こども園を目指すつもりでおりましたが、
白紙に戻します。余りにも新システムの様式が現状と合わず、これから先の見通しが立ちません。
NHKの報道番組で取材された幼稚園が神戸府立大学附属幼稚園、片や都内の普通の保育園。
保育園としては比較的整った施設と見えるところですが、余りにも両者の幼児環境に違いがあり、
国の考える教育のあり方に矛盾しか見えてこない。
インタビューに答えた大学の先生は、認定こども園化に初期の頃から携わっている先生。
その先生も10年は掛かる、と言うほど現状とかけ離れているということ。
私たちが一生懸命進めている幼児教育が重要視されることは大変嬉しく、先に向けて意欲が出ますが、
とにかく保育園と一緒にくくらないで欲しいのです。
5歳児から義務教育にするなら、厚生労働省が保育を必要とする子を家庭教育の補助的に預かる施設としては4歳までとし、これを保育園。5歳からは全ての子が幼稚園に入り、質の高い幼児教育を受けるシステムを作る方が先です。
縦の組織を解体して、横へ振れば一揆に待機児童問題も解消できるのです。
私は保育園と幼稚園の2段階での乳幼児教育を5年も前から訴えているのに!
こうなったら直接各大臣へ要望書を出そうかな^^;
みなさん、これから日本の教育システムがどのようになっていくか一緒に注視していきましょう。
集団的自衛権のこともね!
今日は父母の会さんの講演会に合わせ、消防自動車が来ているので、
子どもたちは朝からソワソワ。
中にも乗せてもらって、「おおおーーー、カッコイイ(≧∇≦)b」とテンション↑up です。