< Bird Week 3 >

幼稚園玄関のツバメはまだお家(巣)にしがみついていますが、

シジュウカラのヒナたちは台風一過の青空へ飛び出して行きました。

初めて見る世界へいきなり自分の力で飛び出す気持ち(鳥に気持ちがあるかどうかはわかりませんが^^;)は、きっと恐怖でいっぱいなのでしょう?

でも誰も助けてくれない世界では、とにかく自分で行くしかありません。

孤高の、それでも気高く晴がましい野鳥たちです。

この写真は今年のものではありませんが、かわいい巣立ちを応援してください。

両親の声を頼りに後を追います。

まだ虫は親からもらいます。これから3ヶ月ほどは親と過ごし、その後巣立ちヒナだけで集団を作って暮らすようになります。

その集団の危なっかしくも、可愛らしいことと言ったらありません。

秋から冬は他の種も混ざって大きな集団で天敵から逃れます。

一つひとつの命が本当に愛おしい野鳥たちです。

今朝は6時半頃上空を通過するカッコーがいました。

「カッコーカッコー」と鳴きながら、高い山を目指していたようです。

もうすぐホトトギスも鳴くでしょう。

これからが野鳥たちの子育て大シーズンです。

< Bird Week 2 >

台風一過で朝は空が大変綺麗でした。

こちらでは大きな被害がなく、良かったです。でも奄美大島や沖縄では被害がありましたね。台風の降水は日本の作物には恵みの雨ですが、やはり今の時期の、そして必要以上の大雨は被害になってしまいます。

この大風が夏の鳥を連れてきました。

幼稚園のお山には時々立ち寄る夏鳥。

キビタキです。インドシナ半島やフィリピンから繁殖のためにやってきました。

綺麗な鳥ですね!これは2年目以降のオスです。

学名がまた素敵。

Ficedula   narcissina     ヒタキ科です。

ナルシストなる学名はその名の通り自分が一番綺麗でしょう!!!と言っています。

声も素晴らしく、かろうじて録音してみました。

幼稚園のグラウンドの桜に迷い込み、その後お山に移って午前中いっぱい鳴いていました。

これからもう少し高地に移動して相手を見つけます。

毎年みなさんのおうちの近くの公園にも寄り道しているかもしれませんよ!

台風は危険ですが、こうやって渡り鳥をいきなり連れて来ることもよくあります。

無事に子育てをして、また北東気流に乗って帰ってください。

 

 

< Bird Week 1 >

今週は年に2回ある春の愛鳥週間です。

野鳥に親しみ、自然環境を知り、共に暮らせる地球を考える1週間ですが、

何もこんな貴重な日に大型の台風が接近するなんて・・・・。

神様も随分地球環境にお怒りですね。

日本では夏鳥と言われる多くの鳥や、ずっと日本で生息している留鳥たちの繁殖の季節です。

こんなシーズンに台風が来たらどうなるでしょう!

台風なんてこないから、一斉に昆虫が増え若葉が芽吹く時期だから、

太古の昔から野生動物のDNAに組み込まれている繁殖に適した今の時期なのに・・・・・。

なんで5月に大型の台風なんでしょう。

これも地球温暖化の影響ですね。この台風で巣が壊れたり、巣立ったばかりの若鳥が命を落としたりと、きっと個体数を減らしてしまうでしょう。

せめて台風が過ぎるまで巣立ちを待てればいいのですが。

人間も日々の生活で精一杯ですが、身近にひっそりと人知れず生きる野生動物代表、野鳥をせめて!大切にしてください。

カワセミ(Alcedo  atthis ) カワセミ科

 

Filed under: 世界,鳥・トリ・とり — itsuko 18:15

< HaHaネットCafe!始まる >

昨日からバードウィーク(鳥バンザイ!)なんですが、今日はまずこのお知らせです。

本日よりながつた幼稚園の新しい試み、「HaHaネットCafe」がOpenしました。

HaHaは母、ネットはネットワークのネット、カフェは喫茶です。

初日とあって26名の方々が遊びに来てくれました。

地域の子育て支援の一環です。

おうちで黙々と遊ぶ乳児と悶々としているお母さんのための、開放区!

それが今回の狙いです。

本格的なコーヒーや紅茶と赤ちゃんでも食べられるおやつを用意してお待ちしています。

今日はホールも空いていたので親子でゆっくり遊んでもらいました。

早速参加した保護者の方から、この取り組みに絶賛するお手紙をいただきました。

市や区でも利用できる施設はあるが、自宅に近く、お友達と気軽に立ち寄れて、尚且つ同年代の子だけで穏やかに過ごせる事に大変満足して頂いたようです。

ありがとうございました。

写真などのその時の様子は直接ここのページをご覧下さい。

ながつた幼稚園の環境や先生方を知っていただき、幼児教育の良さを感じて欲しいです。

次回は絵本の読み聞かせがあるかもしれませんよーーーー。

とにかくお母さんのお手元で子育てをすることを優先されている方が、

ちょっと外部で気分転換できる場所。

そして社会へ1歩を踏み出す子どもたち(幼稚園児になるための)の準備も兼ねての憩いの場になって欲しいと考えています。

是非お友達を誘ってお出かけください。

ほぼ毎日Openしてます。

明日からは鳥のおはなしです^^;

 

 

Filed under: 幼稚園活動,社会情勢 — itsuko 18:10

< 子どもとの会話を楽しんだ遠足 >

いろいろ検討を重ね新しい遠足地として選んだ今回の年長さん。

久しぶりに子どもとの会話を楽しみました。

年長さんは言葉が多く、知恵も働き大人の会話と変わりません。

お弁当を食べながらボケるボケる!!!

突っ込まないわけには行きません。

ミートボールを食べるのに、「団子食べようっと」と言い、

いちごはスイカに変えて食べる。

「団子じゃないでしょう^^;、スイカじゃないから・・・・・・」

と突っ込むわけです。

もう1園同じように遠足に来ていた年長さんの女の子とも仲良くなり、

お菓子の話から分けあったりして、実に多くの場面で年長さんの会話に触れました。

私は年長組の担任をずっとしていたので、「やっぱりこの子達は最高だ!」と改めて感じた次第です。

たくさん遊んで疲れたでしょう。

宇宙や星についても少し学びました。

今日はよくお休みください。

家でも子どものボケに反応してあげてくださいね。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 19:16

< 渡り鳥の日 >

さあ、連休も終えていよいよ幼稚園活動も本格的になります。

5月病!なんて言う言葉もありますから、体調には気をつけて、ストレスを溜めないように心掛けましょう。

今日は渡り鳥の日!なんて素敵な日でしょう。

玄関で子育てをしているツバメも渡り鳥。

今日は外集合で子どもたちにお話ししましたが、遥々海を越えて日本で子育てをしているツバメにエールを送ってください。

今年も5羽が顔を出すようになりました。

毎年見ているヒナたちですが、実にかわいい!

ずっと見ていても飽きません。幼稚園にお越しの際は、是非ご覧下さい。もうひとつの巣も違う番が修復に入りました。

親がどんな虫を捕まえてくるかも見所です。

明日は年長さんの遠足。今年度は雨の日対応の変更をしないで済む、室内施設に決めました。

少々趣を変えて宇宙を体感してきます。

ではおしまい。

< ゴロゴロ5656の日 >

毎年5月の連休は5日で終わりの気がしましたが、

今日はいったいなんで祝日なのかと改めてカレンダーを見ると、

そうか、そうか!3日が日曜日だったのでその振替休日なんだ^^;

と今更振替休日をちゃんと取ってくれる国の祝日に関する法律に感謝して、1日おまけの休日を有り難く過ごしています。

なんせわたくし、本日誕生日なもので、朝5時半から好きなことをやって1日過ごそうと決め、

キビタキの姿を追って林をウロウロしていました。

しかし撮れた写真はお見せできる状態ではないので、代わりにお池で羽化したクロスジギンヤンマとパトロール中の彼をお届けします。

そしてウールの洗濯物を片付けてから、またキビタキの声を採取に出かけた後は、

家で5656(ゴロゴロ)と5月6日のマイバースデーを送っているのでございます。

なんと御歳も日付と同じ56^^;(ε=(・д・`*)ハァ…)

こんな日もあるんだ・・・・・・・、と妙な気分でございます。

昨日は十六夜の月明りを頼りに、土星の撮影に挑んだものの、やっぱり明るさが足りずこちらもアウト!

土星は本当に輪に囲まれてポッカリと宇宙空間に浮いていることは分かりました。

立夏の今日は気持ちの良い日となりましたが、もう夏の始まりですから明日からまた覚悟して暑い日差しと子どもたちの眼差しを全身で受け止めましょう!

今週土曜日の生きもの観察会では、このクロスジギンヤンマの抜け殻探し大作戦を開催します!!!

ではおしまい。

飛んでいるトンボの撮影は結構難しいんですよーーー。

Dragon fly が相手ですからね!

 

 

 

< みんな子どもだったのよ >

こどもの国が開園50周年を迎え、今日はきっと賑わっていることでしょう。

みんな子どもだったことを思い出し、今子どもの皆様に子どもにしか出来ない遊びや空想や発想を十分に満たしてあげたいものです。

大人の解釈で進んでいく毎日ですが、子どもは子どもを生きているのですから、子どもだから出来る、子どもにしかわからない体験を大事にしてあげましょう。

でも子どもは大人を敬い尊敬し、手本にしなくてはいけません。

大人は大人をしっかりと生き、憧れの存在に成りましょう。

今日は鳥の子どもで終わりです。

これみんな子ども(ヒナ)鳥。かわいいლ(╹◡╹ლ)ですね。

Filed under: 未分類,社会情勢,鳥・トリ・とり — itsuko 16:51

< みどり みどり みどり >

今日は満月みどりの日。

風が強くなってきて、低気圧が近づいています。

よって満月は見られないかもしれませんが、おぼろ月夜もいいでしょう!

さて横浜市の税金に2009年から新たに導入されたみどり税。5年間限定で市内の緑地率を上げる計画、「横浜みどりアップ計画」の財源に充てられていますが、さあ、生かされているのでしょうか???

神奈川新聞によるとこのみどり税導入後、1ポイントダウンの28,8%に下がったという。

個人市民税年間900円が収められています。

緑は大事。緑は必要。緑は生命の源です。

税金まで取って保全しようとしているのですから、横浜市はきちんと成果に結び付けてくれなきゃ困ります。

幼稚園のお山の隣緑地も今は緑化指定地区。これがあと3年で終了するそうです。

このままこの計画で積み立てている財源で、この地を市が買取り、そのまま緑地として保全してくれることを強く望みます。

そうすれば緑地率も上がるでしょう^^;

計画の趣旨にあっているでしょう^^;

いいでしょう!

街中に点々とある緑地は本来広い面であったほうがより機能を果たしますが、ないよりはずっといいです。

小さな緑地も線でつなげばみどりの回廊となるのです。

みどり、みどり、みどり、今日はみどりの日。

緑を残しましょう。

< 100年計画 >

明治神宮へ行かれたことはあるでしょうか?

誰もが感じる神社としての壮麗さ。

そしてもう一つ、意識下できっと誰もが感じるだろう森の静寂と安寧感。

神社に行くのだからそれなりの心積りと目的を持っていますが、それとは違う感覚が全身を覆ってくれる明治神宮。

その秘密がNHKスペシャルで証されました。

偉人は何人もいますが、歴史や自然科学の教科書には載って来ない、陰の偉人が日本にはまだまだ存在するのです。

時は明治時代。東京のど真ん中!荒地だった神宮周辺を広葉樹(落葉・常緑)の森に育てようと3人の学者が時の総理大臣、大隈重信を説得しました。

当初150年掛かると計画した森作りは、彼らの予想を見事に裏切り、100年で森林と変遷したのです。

オオタカ(タカ目タカ科ハイタカ属)を頂点とする明治神宮の森は、日本列島のどこの自然林にも引けを取らない完全な原生林に近づいていたのです。

なんと素晴らしいことでしょう!!!これは正に日本人の偉業の一つです。

先を見つめて計画し、信念を持って実行した3人の思いが、初詣日本一の参拝客を有する明治神宮を支えているのです。

里山は人の手で手入れをしないと存続しません。

それをしない原生の森作りに挑んだ答えが、世界の大都市東京の真ん中にあったのです。

改めて自然の大切さとそれを残していくことの必要性を教えてくれました。

日本中で自然環境保護や再生に取り組んでいる人たちの大きな励みになったはずです。

こんなちっぽけなお山の存続に悪戦苦闘している私にでさえ、勇気をくれました。

自然の力、植物の持つ生命力の偉大さ。そして植物に依存して生かされている私たち動物の生態の仕組みを教えてくれる番組でした。

多様性からすると森林環境に特化した生きものたちが多く見られましたが、

人の手をまったく介することなくも元々の自然は成り立つことと、自然の輪廻はきちんとそれで機能していくことが証明されたのです。

100年前に立てた計画は大成功となったのです。

伝えてあげたい3人に!

明治神宮へ行かれたら、厳粛な気持ちと共に、そこを囲む原生の森が人の手で作られ、尚且つ人の手を入れずに意図して守られて来たことを是非意識して感じてください。

憲法記念日に心清らかに、人の住む以前の日本列島の情景を思い、本来の人の暮らしに何が必要かを気づかせてくれる気がしました。

教育も短時間では答えがでない営みです。

この3人の学者のように、100年後の子どもたちの幸せをどこに定めようかを考えようと思います。

 

 

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