< トンボの受難 >
夕方、少々疲れてボーとしていたら卒園児が入ってきた。
毎週金曜日にスイミングに通っている女の子で、お姉さんが卒園して以来、姉妹で訪ねてくれる。
その子の情報では学校でヤゴを飼っているという。
先生がどこかで見つけてクラスで飼っていたようだ。
そのヤゴが今朝羽化したようだが、水に落ちていて羽が曲がってしまったとの事。
今は水から引き上げて、静かにしているとの事。
せっかく生きものの羽化を子ども達に見せようと思っても、
トンボの羽化がどのように行われ、どんな環境が必要か、そして羽が乾いたらどうするかを知らないと、命を繋げてあげることができない。実に残念だ。
トンボも蝶も鳥はもちろん、羽が命。
羽が折れたらそれは死を意味する。
小さな生きものにとって体の仕組みが1箇所でも損なわれたらもう生きるのは難しいことを、先生は知って欲しかった。
せめて、どうして羽が折れてしまったか子どもたちに考えさせ、生きものの生態を改めて学ぶ教材にして欲しい。
週末に少々残念な気持ちになったが、卒園後も私を訪ねてこんな情報をくれる彼女の存在には心が和む。
私が虫が好きで、幼稚園の時生きものの話を良くしていたことをしっかり覚えているのだろう。
これから大きくなっても生きもの存在に気が付く子でいて欲しい。
明日は土曜参観日。生き生きと、でも照れながら活動する我が子と、その子達を見つめる熱い先生方を見て欲しい。
お互いの本気がぶつかり合っている幼稚園の一端を体験してください。
保護者の皆様のお越しをお待ちしています。
連日の雨でお山の状態が悪いので明日はネイチャーゲームは中止にします。
こちらも残念ですが、足元が悪くそれが気なっていると楽しいゲーム感覚が半減するので今年は中止です。
楽しみにしていた方にはごめんなさい。
そんな方はどうぞ「生きもの観察会」にいらしてください。