< 怖い、と感じないのか・・・ >
いよいよ夏休みも終わりますが、
またこの夏も子どもたちが被害に合ってしまいました。
あれだけ幼稚園の時は、毎回長いお休みに入る前に「い・か・の・お・す・し」作戦を言って聞かせますが、
たった6年間でその事を忘れてしまうのでしょうか!
知らない人に声をかけられてもついていかない、
大きな声で助けを呼ぶ。
毎回幼稚園では危機迫った劇仕立てで伝えてきましたが、
彼らは普通に誘いに乗って、車に乗ってしまったのでしょうか?
大体午前1時に人通りのない街でフラフラしていて、怖さを感じないのでしょうか?
ここが肝心です。
子どもたちが体で五感で、危険を察知する能力がなくなっているのです。
自分で体験することがほとんどなく、どうしよう!と考えることをしないのです。
つまり動物としての本能がまったく働かないのです。
なぜか!
幼い頃からの生活習慣が全て周りから与えられ、何の疑問もなく考えずにそれを受け入れ、夜も昼もなくバーチャルの中で過ごしているからです。
実際の環境下(自然環境での気づきや努力・緊張した経験)での意識の蓄積がないのです。
自分で気づけない子に我々大人はどのように接しますか!
大人はもっと子どもたちの行動に敏感であり、口を出さなければいけません。
深夜、13歳がコンビニの前で一人カップラーメンを啜っていたら、なぜここにいるのか?保護者は知っているのか?もう寝ている時間だ、などど声をかけ、家へ帰るように促さないといけません。危険であることを知らせるのです。
これは大人の、子どもを見守る年長者の義務です。
中学1年生って、ほんの4か月前は小学生で、ほんの6年前は幼稚園生です。
なぜこの二人は深夜フラフラ出歩き、なぜ幼い子どもは死ななければならないのか。
なぜ13歳は家を出て、なんの怖さも感じず街をフラフラできるのか、なぜ人は見ず知らずの人をすぐに殺せるのか。
なぜこんな事件が起きるのか。
日本は世界でも安全で大変生活しやすい国と言えるでしょう。
でもそんな国にも悲しいかな殺人鬼はいるのです。
そんな人から身を守るのは自分自身です。これを絶対に忘れてはいけません。
身の危険を感じる本能をなくしてはなりません。
大人の皆さん、もっと子どもたちの行動に口を出しましょう。